ファーストリテイリングが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/5/16更新
はじめに
ファーストリテイリングのインターンシッププログラムは、実践的な経験を積む貴重な体験です。
本記事では、以下のような悩みをもつ学生に向けてアドバイスしています。
- インターンシップの対策がわからない
- ファーストリテイリングのインターンシップ内容を知りたい
ファーストリテイリングのインターンシップ経験について詳しく解説しています。
選考対策やインターンシップのメリットについてさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
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ファーストリテイリングの基本情報
ファーストリテイリングは、「ユニクロ」「ジーユー」「Theory(セオリー)」など、複数のブランドを全世界で展開しているグローバル企業です。
素材調達から企画・生産・販売までを一貫して手掛けることにより、高品質な衣服を手頃な価格で提供しており、世界中で広く認知されています。
とくにユニクロは、22カ国と地域に約2,200の店舗を展開し、売上は約1兆9,000億円に達しました(2019年8月期末)。
また、ジーユーも成長を続け、日本市場を中心に約2,400億円の売上を記録しています。
ファーストリテイリングの事業モデルは、「情報製造小売業」と称され、新たな産業形態への転換を図っています。
具体的には、全社一丸となって進める有明プロジェクトにより、技術を駆使して生産工場、倉庫、店舗がシームレスに連動するサプライチェーンを構築し、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指したものです。
このプロジェクトでは、環境負荷を最小限に抑えつつ、人権に配慮した生産環境の整備にも注力しています。
ユニクロは「LifeWear」というコンセプトを核に、究極の普段着として快適で高品質な製品を提供し続けており、単に服を売るだけでなく、積極的にデジタル化を推進し、顧客との直接的なつながりを重視するビジネスモデルによるものです。
顧客のニーズを迅速に反映させることができる体制を整え、市場の要望に柔軟に応えています。
ファーストリテイリングは、服を通じて世界中の人々の生活を豊かにし、持続可能な社会の発展に寄与するという使命のもとに事業を展開。
そのために、持続可能な素材の使用や倫理的な生産プロセスの採用に努めることで、社会全体の持続可能性への貢献も念頭に置いています。
ファーストリテイリングに必要とされる人材像
ファーストリテイリングは、世界中で最も愛されるブランドを目指し、その成長の原動力となる人材を求めています。
同社は、「真・善・美」や「お客様志向」といった共通の価値観を持ち、高い理想に向かって自ら考え実行できる人材を重宝します。
具体的には、挑戦的な精神を持ち、実行力があり、目標を達成できる能力を有する人材です。
ファーストリテイリングでは、人材育成と確保にとくに力を入れており、以下の3つの領域での人材をとくに重視しています。
- 店舗販売員
地域の実情や顧客の真のニーズに応じて、心地よいサービスを提供できる人材。
これには、自ら考え行動する能力が求められます。 - グローバル経営人材
国や地域、事業領域を超えてリーダーシップを発揮し、具体的な成果を上げることができる人材。
店長をはじめ、グローバルな視野を持ち寄り、社会への貢献が可能な経営人材です。 - 高度専門人材
デジタル、IT、クリエイティブ、グローバルサプライチェーンマネジメント等、専門性を生かし、未来を創造する能力を持つ人材。
新卒採用では、グループ一括採用を通じて多様な才能を確保し、デジタル化やクリエイティブ分野での専門人材も積極的に採用しています。
また、店舗で活躍する人材には、グローバルな舞台で成長する機会を提供し、インターンシップやワークショップを通じてファーストリテイリングのビジネスモデルや企業文化への理解を深めているといえるでしょう。
これらの人材像は、ファーストリテイリングが持続可能な成長を遂げるための基盤となり、グローバルでの競争力を高めることに貢献しています。
ファーストリテイリングのインターンに参加するメリット
ファーストリテイリングのインターンシッププログラムは、参加者に対して実際のビジネス環境での実務経験と先進技術の学習機会を提供し、そのキャリア発展に大きな価値をもたらします。
ただの職場体験にとどまらず、企業の核心部分でのプロジェクトに積極的に参画できる貴重な体験となるでしょう。
インターンとして得られる具体的な経験
ファーストリテイリングのインターンとして、参加者は以下のような具体的な業務を手がけることになります。
- 海外店舗の通信経路分析
世界各国に展開する店舗間のデータ通信経路を分析し、効率化やコスト削減の提案を行います。これにより、国際的な通信インフラの理解と技術的な見識が深まります。 - AWSデータ管理
AWSのクラウドサービスを利用したデータ管理と最適化を行い、大規模なデータセットの管理技術やクラウドコンピューティングの知識を実践的に学べます。
これらのタスクを通じて、インターン参加者は理論的な知識だけでなく、実際の業務遂行能力を身につけることができ、ビジネス環境で即戦力として活躍するためのスキルを磨けます。
グローバルな視野を広げる機会
ファーストリテイリングはグローバル企業として多様な文化背景を持つ社員が働いています。
インターンシップは、異なるバックグラウンドを持つチームメンバーと協働することで、グローバルな視野と異文化理解の能力を養う絶好の機会を提供します。
この経験は、世界どこでも通用する柔軟な思考と適応力を身につけるのに役立つでしょう。
インターンシップがもたらす長期的な利益
ファーストリテイリングのインターンシップによって得られる経験は、参加者が将来的にキャリアを築く上で大きな自信となるでしょう。
プロジェクト管理、クリティカルシンキング、チームワークなどの能力は、就職活動や職場で直面するさまざまな課題に対して強固な基盤を築くのに役立ちます。
また、これらの経験は新しい職務に迅速に適応し、効果的に貢献するための実践的な知識とスキルを提供します。
ファーストリテイリングのインターンシッププログラムは、技術革新に興味があり、将来グローバルな舞台で活躍を目指す人にとって、非常に価値のある経験です。
参加者に業界をリードする企業での実践的な学びと、個人の成長と進化を加速させる機会となるでしょう。
ファーストリテイリングが行っているインターン内容
ファーストリテイリングのインターンシップでは、各ITチームごとに異なる専門的経験と具体的なタスクが提供されます。
以下に、各チームの経験とタスクを詳細に説明します。
1. 開発エンジニアチーム(Development Engineering Team)
- グローバル共通ECプラットフォームの開発への関与
- マイクロサービスアーキテクチャの開発参加
- 多言語・多文化環境でのプロジェクト進行経験
- データベース参照ツールの改善
- QA自動化ツールの開発
- 商品検索エンジンの管理画面改善
- ユニクロオンラインストアのアプリケーション向け生産性向上ツール開発
- グローバルITチームとのプロジェクト支援
2. インフラチーム(Infrastructure Team)
- グローバル企業でのネットワーク設計、使用技術、コスト管理
- クラウド技術を活用したアーキテクチャ設計
- ネットワーク構成の評価と新技術の導入検討
- クラウドインフラの設計
- 各国ITとのコミュニケーションとプロジェクト進行
3. データエンジニアリングチーム(IT Data Engineering Team)
- パブリッククラウドを使用したビッグデータ処理技術の適用
- 機械学習基盤の構築と運用
- ビッグデータプラットフォームのダッシュボード作成
- データ品質の監視と異常検知アルゴリズムの開発
- 画像データの処理と管理
4. データ分析チーム(IT Data Analytics Team)
- リアルビジネスデータを用いた分析
- 経営層との議論を通じた経営視点の習得
- SNSデータを活用したファッショントレンドの分析
- 新規倉庫の最適拠点配置と安全在庫水準の試算
- 海外事業の欠品率分析と改善
5. セキュリティチーム(IT Security Team)
- サイバーセキュリティ対策の実務
- グローバルセキュリティ組織での業務進行とリスク管理
- セキュリティログの監視と分析
- セキュリティ診断業務の実施(Webアプリケーション、ネットワーク)
- フィッシングメール訓練のコンテンツ作成
6. 統合運用チーム(Integrated Operations Team)
- 汎用的なシステム運用管理のスキル
- 事業継続計画(BCP)の理解と適用
- モニタリングチームの参画と管理
- ニアショア、オフショア拠点との協業
7. ITサービスチーム(IT Service Team)
- ITサービスの実施と管理
- ヘルプデスク運営とITサービスマネジメント
- グローバルサービスデスクの監督と運営
- ITILプロセスの管理とワークフローの構築
ファーストリテイリングのインターン経験とタスクは、インターン参加者が専門的技術と国際的なビジネス感覚を深めるための基盤を提供しています。
ファーストリテイリングのインターン選考対策
ファーストリテイリングのインターンシップ選考に成功するためには、事前準備が重要です。
とくに同社が求める能力と価値観を理解し、それを選考過程でいかに示すかが鍵となります。
企業理解の深化
ファーストリテイリングのビジネスモデル、経営理念、最新のビジネスニュースを詳しく研究します。
とくに同社のグローバル戦略や持続可能性に関する取り組みに注目し、面接時にその知識を活かせるよう準備していきましょう。
履歴書とエントリーシートの丁寧な作成
履歴書及びエントリーシートには、自身の経験やスキルがファーストリテイリングの求める資質とどのように連携するかを明確に記述します。
実体験に基づいた具体的な成果や学びを強調し、読み手に自分の強みを理解してもらうよう努めましょう。
対策面接の実施
ビジネスシナリオやケーススタディに基づく質問が予想されますので、事前に模擬面接を行い、理論的及び実践的な回答を準備します。
また、非言語的コミュニケーションにも注意し、プロフェッショナルな態度と自信を持って答えることが重要です。
英語力の証明
グローバルに展開する企業であるため、英語でのコミュニケーション能力が求められることがあります。
適切な英語の試験スコアを提出するか、面接での英語使用を想定して準備します。
継続的なフィードバックの利用
選考過程の各段階で受けたフィードバックを活かし、次の面接や課題に向けて自身のアプローチを改善します。
自己反省を織り交ぜながら、成長を選考官にアピールできます。
以上の対策を通じて、ファーストリテイリングのインターン選考で成功するための準備を行います。
それぞれのステップで具体的な成果を示し、企業の理念に共感し、貢献する姿勢を見せることが大切です。
ファーストリテイリングのインターン選考の流れ
ファーストリテイリングのインターンシッププログラム選考は、高い競争を勝ち抜くためのいくつかの段階を含みます。
以下のステップごとに、応募者は自己表現のスキルと企業への適合性を示す機会となるでしょう。
エントリーシート提出
応募者はエントリーシートを通じて基本的な個人情報、学歴、職歴、志望動機などを提出します。
この段階で、応募者はファーストリテイリングへの関心と基本的な適性を示す必要があります。
WEBアンケートと適性検査
応募資格を満たした候補者は、WEBアンケートに回答し、さらに適性検査を受けます。
この検査は、候補者の思考力、問題解決能力、そして文化的適合性を評価するために設計されています。
複数回の面接
WEBアンケートと適性検査を通過した候補者は、複数回の面接に進みます。
面接では、応募者の専門知識、コミュニケーションスキル、そしてチームで働く能力が評価されます。
また、応募者がファーストリテイリングの企業文化にどれだけ合致しているかが重要な判断基準です。
最終選考
最終選考では、候補者は企業の高い層の管理者やチームリーダーとの面接を経て、実際の業務環境での適性とポテンシャルを最終評価されます。
この段階で重視されるのは、応募者がチームの一員としてどのように貢献できるかという点です。
内定通知
選考の全プロセスを通過した候補者には内定通知が送られます。
内定を受けたのちは、インターンシップ開始前のオリエンテーションに参加し、プログラムの詳細や期待される成果についての情報を受け取ります。
ファーストリテイリングのインターン選考は、候補者の能力とポテンシャルを多角的に評価するために設計されており、選ばれたインターンの就活生が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、サポート体制も整っています。
ファーストリテイリングのインターン選考で実際にあった質問
ファーストリテイリングのインターン選考で、実際にあった質問を以下にまとめました。
【質問1】
あなたがゼミ・研究室等で取り組んでいる、あるいは取り組みを予定している研究テーマについて、決まっている範囲で簡単に教えてください。
【回答例】
私の研究テーマは「環境持続可能な都市開発に関する比較分析」です。具体的には、日本とヨーロッパの都市部における持続可能な開発策を比較し、より効果的な環境政策の提案を目指します。このテーマを選んだのは、急速な都市化が進む中で持続可能な都市開発が急務となっているためです。
【ポイント】
研究テーマは自分の興味や関心だけでなく、社会的な意義や実用性を示す内容を選ぶと良いです。
また、具体的な研究内容と目的を明確にすることが重要です。
【質問2】
直近5年間で、あなたを最も象徴する「周囲に影響を与えた」経験について教えてください。
【回答例】
直近5年間で最も影響力があったのは、大学で開催した環境意識向上イベントの企画・運営です。このイベントで、リサイクルの重要性や環境保護のための具体的な行動を呼びかけ、参加した200名の学生に対して、日常生活でできる環境保護活動を提案しました。
【ポイント】
自分が主導し、他者にポジティブな影響を与えた具体的な事例を挙げることが求められます。
また、その経験がどのように自己成長につながったかも強調すると効果的です。
【質問3】
「世間では何となく受け入れられているが、本来あるべき姿ではない」と自分が考える事柄一つについて、自分の主張(600字以内)
【回答例】
現在、多くの人々が「過労は勤勉の証」と受け入れていますが、これは本来あるべき姿ではありません。長時間労働は健康を害するだけでなく、生産性の低下を招くことが多いです。実際、効率的な時間管理と作業の自動化を進めることで、より健康的で、生産的な職場環境を実現できるはずです。
【ポイント】
一般的に受け入れられている観念に対する自らの異なる見解を述べる際は、論理的で説得力のある根拠を提示することが大切です。
また、短くても読者に考えさせる内容を心がけましょう。
【質問4】
就職先を決めるうえで最も大切にしたい価値観とその理由を教えてください。
【回答例】
私が就職先を選ぶ上で最も重視する価値観は「イノベーションへの取り組み」です。技術の進化は日々加速しており、革新的なアイデアや技術が企業の持続可能な成長を支えると信じています。そのため、常に新しいことに挑戦し、進化し続ける企業を希望します。
【ポイント】
就職先選びで重要視している価値観は、自己のキャリア観や働く上での目標と連動させることが重要です。
また、その価値観を選ぶ理由が具体的であるほど説得力が増します。
さいごに
ファーストリテイリングのインターンシッププログラムは、実世界のビジネス経験と先端技術の学習機会を提供し、参加者のキャリアにおいて価値あるステップとなります。
インターンシップに参加することで、グローバルなビジネス環境で即戦力となるための知識とスキルを習得できるため、新しい技術に興味がある方やグローバルな舞台で活躍を目指す方にはとくにおすすめです。