人生設計とは?就活にも必要なの?どうやって立てたらいいの?

人生設計とは?就活にも必要なの?どうやって立てたらいいの?

2020年8月21日更新

はじめに

「自己分析」

「業界分析」

「OB訪問」

「人生設計」

 

就活とこれらのキーワードは、

切っても切り離せない関係にありますよね。

 

特に「自己分析」や「人生設計」は、

人生の大半を過ごすことになる仕事を選ぶ行為でもある就活においては

非常に大切で、やっておかなければならないことになります。

 

ですが、自己分析系の情報は探せばたくさんあるものの、

人生設計に関する情報はそれほど多くはありません。

 

これからどうやって生きていこうと考える中で、

自分の人生に未来軸を持たせる為にも人生設計は重要になってきます。

 

今就活真っ最中という方も、

これから本腰を入れようと思っている方も、

やりたいことがなくて悩んでいる方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.人生設計ってどういうもの?

「人生設計」と聞いてなんとなくイメージはつく人は多いと思いますが、

実際にはどんなもので何を設計するものなのかが

いまいちピンときていない人も多いのではないでしょうか?

 

結論からいうと

「なりたい像ややりたいことを達成する為に、

自分の人生を時間軸に沿ってプランニングすること」

です。

 

全ての人の人生には限りがあります。

「ライフシフト」という本がミリオンセラーになったように、

現在私たちの世代は「人生100年時代」を生き抜かなければなりません。

 

現在をハタチと置いてみても、あと80年ありますし、

その頃までには労働年齢も大幅に上がると見込まれており、

80歳頃まで働かなくてはならないとされています。

つまり、普通に考えても、あと60年働かなければならないのです。

 

長いと捉えるか短いと捉えるかは本人の自由ですが、

わかることはいつかは死んでしまうということです。

 

限られた時間の中で、

自分いつ、どんな状態であれば幸せと思えるかを考え、

それを行動に落とし込むのが人生設計です。

 

人生には、

就職、結婚、出産、転職、移住など

たくさんのライフイベントがありますね。

 

また「こんなことをやりたい!」とか

「こうなりたい」という夢なども、

人それぞれ大小あれど、何かしらの願望があるのではないでしょうか?

 

ですが、これらの願望も、

ただ呆然と毎日の生活をしてしまっているだけでは、

それが達成できない可能性も十分に考えられます。

 

そこで事前にしっかりと

「〜までにできればこうなっていたい」

「〜歳の時にはここでこうしよう」

と具体的な時期と目標を立てておくことで、

ただの願望で終わらず、実現可能性がグッと高まります。

 

また、このように人生設計をはっきりと持っておくことで、

就活の際にも

「将来〜な姿になりたいと思っているので、

今この仕事をする意味があります」

と非常に説得力のある、筋の通った志望動機となるため、

面接官にとっても高評価が期待できるでしょう。

 

2.人生設計を考えておくメリット

では、人生設計を就活を行う際や、

その前に踏まえておくべきメリットはなんなのでしょうか?

 

基本的にはやって損ということはないので、

まずはメリットをしっかりと理解し、実践してみるといいでしょう。

 

2-1.今すべきこと、やることが明確になる

 

将来のやりたいことや、なりたい像が明確になっているということは、

自分がその像になる為に今何をすべきなのかを、明確にできるということです。

 

例えば、

あと5年で年収1000万円になりたいと思ったとします。

 

現状500万円しかないようであれば、

1年で100万円、月に単純計算で8万円所得を増やす努力をしなければなりません。

 

するとどのようにしたら月に8万円ずつ年収をあげることができるのか、

もしくは転職するのか、

もしくは独立した方が早いのかを考えられるようになります。

 

逆にそれを考えられていないと成長が止まってしまい、

いつまでたっても現状維持で終わってしまうこともあります。

 

そういった意味で人生設計を明確にすることで今すべきこと、

やるべきことがわかるというメリットがあります。

 

 

2-2.理想とずれてしまった時に課題の発見と対処ができる

 

もし上記のように現状500万円で、

あと5年後に年収1000万円を目指していたとします。

 

2年後に年収が変わっていたなかったとすると、

残り3年で500万円をあげる必要があります。

 

その場合は

「じゃあその2年間で自分に何ができて、何ができなかったから年収が上がらなかったのか?」

を考え、

そこで出てきた問題をどうやったら解決ができて、

年収をあげることができるのかを建設的に考えることができます。

 

その意味でもともと自分が目指していた、

達成しなければ行けなかった像と現状を対比することで、

そのギャップはどうして生まれてしまったのかを考えると、

それをやっていない場合と比べるとより成長の機会を獲得することができます。

 

 

2-3.人に伝えることができる

 

自分の人生設計をしっかりと言語化しておくと

他人に伝えることができます。

 

他人に伝えると何がいいのかというと

「アドバイスがもらえる」

「それ関連の情報をもらうことができる」

「同じように志している仲間を見つけることができる」

など様々あります。

 

例えば同じような仲間を見つけることができると、

お互いに励まし合いながら切磋琢磨することができ、

なりたい像に近づける可能性が高くなります。

 

また人に伝えられる状態というのは、

自分でも納得感を持っていないと正確に熱意を持って伝える事ができないので、

その意味で人に伝えられるレベルまで、人生設計を考える事は大切な事です。

 

 

2-4.やっている就活に根拠が持てる

 

就活の際に

「将来こんな風になりたい」

という人生設計をしっかりと持っておくことで、

「今やっている就活の意味」

「今ここの企業を受けている意味」

が明確になります。

 

つまり

「将来〜になりたいのでこの会社に入社する必要があります」

「私の〜という目指しているところが御社の〜という目指しているところが同じなので建設的な関係を入社後に築けるかと思います」

と、自分の将来に即した就活ができるようになります。

 

つまり就活が自分の将来から考えられていて、

就活の軸の根拠が強くなります。

3.人生設計で考えておくべきこと

人生設計をしておくメリットは前述の通りですが、

では具体的には、どのようなことについて考えておくべきなのでしょうか?

 

しっかりとポイントを抑えながら設計をすることで、

本当に意味があるものにすることができます。

 

3-1.何をやりたいのか?どうなりたいのか?

 

具体的に何をやりたいのか?どうなりたいのか?を

しっかりと明確にしておく必要があります。

 

具体的であればあるほどよく、

例えば「優しくなりたい」だと抽象的な目標すぎて、

どんなアクションをすればどう優しくなれるのかがわかりません。

 

これが、例えば

「電車で前にお年寄りがいたときに席を譲ってあげられるくらい優しくなりたい」

と具体的にすれば、

「じゃあ次に何すればいいのか?」

という具体的なアクションが出てきます。

 

なんでもやりたいこと、なりたい像を挙げていき、

それを具体的に言語化しておくことが大切です。

 

 

3-2.どんな人と居たいのか?

 

人生設計において大切なことは、

その時に誰と、どんな人といたいのか?ということです。

 

人や環境は、自分の価値観や行動に大きな影響を与えてくれます。

ですので、厳しい言い方になってしまいますが、

人生のなりたい像ややりたいことに沿って

一緒にいる人、話す人を意識的に変えていく必要があります。

 

同じようにより具体的に言語化をしておくことで、

その人がいそうな場所に足を運び、交流をすることも可能になりますね。

 

 

3-3.いくら稼いでいたいのか?

 

「お金は大切ではない」という意見もわかりますが、

実際は自分のやりたいことをやったり、なりたい像になるには

多少なりともお金がかかります。

 

自分がやりたいことを本当に実現する上では

必要なことは、まず自分が地に足を着けてしっかりと生きることであり、

そのための生計を立てるには、お金がなくてはなりません。

これが現実なのです。

 

ですので、

人生設計を立てたら、

その暮らしには普通に計算していくらぐらい必要になるのかを試算しておきましょう。

 

また、上記とは別に、

個人的にはいくら稼いでいたいのか?

そうなるにはどうしたらいいのか?

を考えて、計画を立てておくことで、それを達成しやすくなります。

 

もちろん無理に稼ぎに走る必要もないのですが、

自分のやりたいこと、行きたい環境に身を置くためには

いったいどれくらいのお金が必要なのかをしっかりと考えておくことで、

最低限稼いでおかなければならない額がわかります。

 

 

3-4.時間軸、期限を決めておく

 

「いつまでに」「何歳までに」という問いは、

それぞれのやりたいこと、なりたい像別に設定しておくべきです。

 

そうじゃないと

「いつまでにどんなことをすればいいのか」

ということがわからず、

結局設計をしてもやらずに意味がなくなってしまいます。

 

なので時間軸と期限は必ずセットにして考えておくべきでしょう。

 

 

3-5.達成できないとすればどんな理由が考えられるか?

 

達成できないとすればどんな理由が考えられるのか?

ということは、シンプルなようで実は非常に重要です。

 

「先にできない理由を見つけるのはどうなの?」

と思う方もいるかも知れませんが、

事前にできなそうな理由を見つけておくことで、

「じゃあそれを解決するにはどうしたらいいか?」

「事前に回避することはできないのか?」

というような思考になり、

モチベーションが続きやすくなると同時に、達成の可能性が格段に上がります。

 

 

3-6.目標となる人物はいるか?

 

意外と大切になるのは、

自分がなりたい像、やりたいことをすでにやっている目標となる人物がいるかどうかを把握しておくことです。

 

これの何がいいのかというと、

その人がやったことやその人の考え方を真似することで、

そうなれる確率を高めることができるからです。

 

もちろん身近で話を聞きやすい人がいるに越したことはありませんが、

そうでない場合でもインターネットで調べたり、

本を読んだりすることで糸口をつかむ事ができます。

まとめ

人生設計とはいつでもあったほうがいい人生の地図

 

いかがだったでしょうか?

漠然と「人生設計とは?」と疑問に感じていたや就活生、大学生は

考えがクリアになったのではないでしょうか。

 

就活だから必要とかではなく、

人生設計をすることは、どんな人でも、人生のどのフェーズでもやっておくべきで、やっておいて損はありません。

 

もちろん設計通りに人生がうまくいけばいいですが、

そうでないことのほうが多いです。

 

人生設計を考えた当時の気持ちを考えると

自然とモチベーションも上がってくるでしょうし、

自分の人生の道しるべにする事ができ、

たとえ道から逸れてしまったとしても、また戻ってくる事ができます。

 

特に変化の多いこの時代に生まれてきた私たちにとって、

人生設計という人生の指針を持っておくことは、

ある種必要なスキルといっても過言ではないかもしれません。

 

今回紹介したメリットや考えておくべきことを参考に、

自分だけの人生設計をしてみてはいかがでしょうか。

 

ではみなさんが充実した人生を送れることを願っております。

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就活ハンドブック編集部

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