エーザイが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/5/24更新
はじめに
エーザイのインターンシップに参加する前に、先輩たちが実際に体験したインターンシップの内容や選考対策などを知っておけば本選考も有利に進められる可能性が高いです。
またエーザイのインターンシップの詳細な内容や参加する上での注意点、アドバイスをチェックしておけば、より充実したインターンシップ体験ができるでしょう。
本記事ではエーザイのインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
インターンの選考内容は、就活本番に向けた準備にも役立てることができます。
本記事の内容を確認し、ぜひエーザイのインターンの対策に役立ててください。
結論から言うと、エーザイはインターンシップの選考であっても本選考で内定がでるレベルまで対策を進める必要があります。
もちろんインターンシップのほうが合格者数の枠も多いですが、非常に人気が高く、エントリーする就活生もレベルが高いです。
確実にインターンに参加したいと考えているのであれば、対策は必須です。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- エーザイの選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- エーザイの選考対策を知りたい
エーザイのインターンに参加したい就活生は、ぜひ参考にしてください。
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エーザイ株式会社の基本情報
出典元
社名 | エーザイ株式会社 |
本社所在地 | 〒112-8088 東京都文京区小石川4-6-10 |
主な事業内容 | 医薬品の研究開発、製造、販売および輸出入 |
エーザイは東京都文京区の本社を本拠地としています。
茨城、岐阜、兵庫に研究所があるほかに、アメリカやイギリス、ドイツなど世界各国に海外拠点を有しています。
エーザイの強みは、今現在も十分な治療法が確立していない疾病が多くある「神経領域」と「がん領域」を重点領域としていることです。
この2つの重点領域をメイン事業として、人々の健康憂慮の解消および医療較差の是正という社会善を効率的に実現していきます。
そしてその中でも最も特筆すべきなのが、徹底した患者・お客様ファーストの考え方と言えるでしょう。
エーザイでは以下のような経営理念を掲げています。
患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え
そのベネフィット向上に貢献し
世界のヘルスケアの多様なニーズを充足する
エーザイ|企業理念
エーザイではこの企業理念を達成すべく、ベネフィット向上を第一義として世界のヘルスケアの多様なニーズを充足するために事業活動を行っています。
例えば治療薬の無償提供や全社員が病院で患者と過ごす期間を設けるなど、企業理念を実践するための取り組みにも積極的なのも魅力のひとつ。
このような徹底した患者やお客様の健康を第一にした事業展開を手がけていることから、人々の健康に貢献したいと考える就活生にとっても魅力的な企業でしょう。
エーザイに必要とされる人材像
続いて、エーザイが掲げる「求める人物像」について解説します。
新卒採用ページに掲載されているエーザイの未来は以下のように記載されています。
医療領域だけでなく日常領域へ
そして、薬が必要なくなる世界へ
エーザイは、これまで世界に影響を与える
創薬分野での事業を中心に取り組んできました。
これからは創薬分野だけでなく、
病気になる前の原因発見から予防医療などを含む
日常領域へ挑戦をします。
自動車、IT、保険業界などあらゆる他産業と手を組み
新たな挑戦をしていきます。
新卒採用ページ|hhc & OUR FUTURE
また、同ページにある執行役 チーフHRオフィサーのメッセージも見ていきましょう。
めざす未来を実現するためには、従来の得意分野だけではなくさまざまな領域のスキルや知見、経験が必要です。
また今までにない新しい発想や着眼点、アナロジー(相似性)を備えた人財も益々必要となっています。
私たちエーザイとともによりよい未来をつくることに共感し、自らの夢の実現に向けて主体的に参画いただける方を心からお待ちしています。
CHROメッセージ | エーザイの挑戦 | エーザイ株式会社 採用サイト
これらの内容を見ると、上記を達成するために「成長」「変化」「チャレンジ」「主体性」など、上昇志向の強い人材を求めていることがわかります。
さらに企業理解を深めるために、未来のエーザイが求めている人物像を予測してみるのもひとつの手段です。
エーザイの事業の方向性を掴むためには、IRや企業が掲げている目標などを確認するのが手っ取り早いでしょう。
エーザイが今後力を入れていくであろう分野や、配属比重などから考えるとキーワードとなりそうな言葉は以下のようになります。
- 世界に影響を与えてきた2つの疾患領域で更なるイノベーション創出に挑戦
- 自動車、IT、保険業界などとの事業提携
- インドを梃としたアフリカへの進出
- グローバルでのヒューマンヘルスケア(hhc)活動
- 熱帯病制圧への取り組み
- 世界における医薬品アクセスの改善
エーザイのインターンでもし「今後の事業計画」に関して問われるようなことがあれば、上記のキーワードをもとにアイデアを出してみるのもおすすめです。
最終面接では役員や社長が面接官になる場合が増えますが、彼らは一緒に働くわけではありません。
社長や役員はあくまでエーザイの未来のために企業の方針を決めていく人たちです。
そのため、そういった上層部に自身をアピールする際には「自分が入社すればどのように変化を与えられるか」をイメージさせることが大事です。
最終面接では「この学生と一緒に働きたいか」ではなく「この学生は未来の企業にとって必要か」で判断されることを意識して対策をしましょう。
エーザイのインターンに参加するメリット
それでは、続いてエーザイのインターンに参加するメリットについて紹介します。
本選考の予行演習になる
エーザイのインターンシップはエントリーシートやWebテスト、面接などの選考を経て参加できるようになっています。
この過程は就活の本選考に向けた予行演習にもなるので、緊張せずに自分をアピールしやすくなるでしょう。
就活本番になってから準備を始めると、自己分析やES・面接対策が不十分になってしまう可能性もあります。
インターンに参加することでライバルより早く準備できるので、よりESや面接の回答内容をより深掘りできるかもしれません。
内定に直結しやすくなる
エーザイでは本選考の一部としてインターンシップが行われています。
インターンシップ参加者の中で特に優秀だと判断された場合、最終面談に進んで内定が出るという流れとなります。
インターンシップでのグループワークの内容が次の選考に直結するため、単なるインターンと思わず集中して参加する必要があるでしょう。
グループワークを行うときは、必要な役割分担を決めて円滑に作業を進めることが大切です。
また就活生一人ひとりの論理性や積極性、能動性やリーダーシップ、コミュニケーションスキルなども見られています。
適材適所の役割をこなして個々のスキルをしっかりアピールすることで、インターンから内定に直結しやすくなるでしょう。
エーザイが行っているインターン内容
エーザイで過去に実施されていたインターンの流れや概要について紹介します。
実施日程 | 11月下旬(1,2日目)、12月下旬(3日目) |
実施場所 | オンライン(1,2日目)、研究所(3日目) |
インターンの形式 | 課題解決型グループワーク |
インターン期間 | 3日間 |
参加社員数 | 全体20人 |
参加学生数 | 25人程度 |
参加学生の属性 | 旧帝以上の修士学生と地方国立以上の博士学生が多い |
インターンで取り組む課題・業務の具体的な内容は、製剤化の過程で生じる課題(架空の設定)に対してグループごとに戦略を立案するという内容です。
1グループ5人で全5グループに分かれ、各グループにメンターとして社員が4人つきます。
1日目の午後と2日目の午前を使って議論と発表資料作成を行い、2日目の午後に発表を行うというスケジュールで進んでいきます。
ワークの具体的な手順としては、最初に講義形式でエーザイについての概要とCMC研究の各部門の詳細について学びます。
参加者によると実際の業務に近づけるために多くの情報が与えられていて、その中で最適解を探して理由を明確にするのが非常に難しい作業だったそうです。
その過程で講義で学んだことを振り返って知識を整理するため「ただ講義を受けただけでは得られないレベルの理解度になった」と感じた参加者も多かったようです。
インターン参加者同士はインターン期間中常に解放されているオンラインオフィスで自由に交流することができます。
グループワークに関することはもちろん、就活の情報交換などもできるようです。
社員と話ができる機会が多く設けられており、3日目は対面の座談会があります。
エーザイのインターン選考対策
エーザイでは選考の中にインターンが含まれているため、インターンが始まる11月下旬までにはある程度準備を進めておく必要があります。
通常のインターンシップと異なり本選考にかかわるものになるので、エーザイのインターンではバッチリ対策してくる学生も多いです。
ライバルに勝つためには業界・企業理解を入念に行い自分をアピールできるようにしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕をみて大学2年の冬には就活対策を始めるのがおすすめです。
エーザイの選考では特にヒューマン・ヘルスケア(hhc)の企業理念に基づいた質問がされるケースが多いと言われています。
そのため、企業理念とhhcを実践するための取り組みについてはしっかり暗記した上で自分の人間性やスキルをアピールする必要があるでしょう。
選考フローごとの対策
選考フローごとの対策を知っておくことで、限られた時間を有効に使ってインターンシップ選考対策ができるようになります。
ここからは自己分析、業界・企業分析、ES作成、面接の4つの項目に分けてそれぞれの対策を紹介します。
自己分析
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できます。
それらの自身の特徴を理解した上で、エーザイの求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識しましょう。
エーザイの場合、ヒューマン・ヘルスケアの企業理念に即した人物像かどうかを確認しながら自己分析をするのがおすすめです。
定番の志望動機やガクチカだけでなく「他の企業ではなくて、なぜエーザイに入社したいのか」を深掘りしてみてください。
業界研究・企業分析
業界研究とは業界全体の景気動向や成長性・将来性を分析することです。
それに対して企業研究は、企業がどのような業種や職種があってどんな事業をメインとして行っているのかについて調査します。
業界・企業分析をすることで、業界内でのエーザイの立ち位置、競合他社との違いが見えてきます。
同業他社と比べるときには、エーザイの特徴や魅力を理解することが大切です。
日本の医薬品業界競合で武田薬品工業、大塚ホールディングス、アステラス製薬、第一三共などが挙げられます。
競合との違いやエーザイならではの魅力、今後の事業計画などを把握することで、企業への理解がより深められるでしょう。
ES作成
自己分析や企業分析をある程度進めたら、次はワンキャリアやユニスタイルなどを活用して過去に出題されたESをチェックしてみましょう。
「どのような書き方をすればESが通過しやすいのか」という点に注意しながら、採用担当者の目に留まりやすいESを作成していきます。
また、実際に書いたESをOB・OGや身近な社会人に見てもらうのもひとつの手段です。
第三者に見てもらうことで、自分だけでは気づきにくいミスや分かりにくい表現を指摘してもらえるでしょう。
面接対策
ESを突破したら、次は役員による面接が行なわれます。
ここではESで記載したことと一貫性をもたせつつ、具体的なエピソードを交えて志望動機や自己PRを伝えるのがおすすめです。
エーザイで実際に問われた質問を見てみましょう。
- 志望動機
- 志望動機(原体験について)の深堀
- 研究発表と質疑応答
- CMC研究に対してどのようなイメージを持っているか?
- その中で自分が活躍できそうなところはどこか?
- 熟考するタイプか、即決するタイプのどちらか?
- (熟考するという回答に対して)CMC研究はスピード感が求められる場面もあるが、大丈夫か?
- それに対してストレスを感じないか?
いずれも1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習しましょう。
エーザイのインターン選考の流れ
エーザイのインターン選考の流れは以下の通りです。
- エントリーシート(2023年10月中旬)
- WEBテスト(2023年11月上旬)
- 【創薬研究職】インターンシップ参加者選考会
エントリーシートはマイページ上で提出する形となります。
直近のインターン選考で出題された質問は以下の通りです。
- 【初回アンケート】弊社インターンシップで学びたい事、知りたい事は何ですか?(400文字以内)
- エーザイのインターンシップを志望する理由をお答えください。(300文字)
- これまでの学生生活を振り返って、あなたが最も力を入れて取り組んだことを挙げ、その取り組みの中であなた自身が「特に工夫した点」あるいは「苦労した点」を記載してください。(400文字)
- その工夫/苦労の中で最も目標達成/課題解決に効果的だったと考えるあなた自身の「具体的な行動事実」を挙げ、その行動をとることが最適だとあなたが判断した「理由」を記載してください。(300文字)
- 研究において大切にしている姿勢、考え方(100文字)
Webテストは自宅受験タイプで、形式は通常のSPIです。
内容は言語、非言語、性格が出題されて、所要時間は1時間程度です。
実際にインターン選考を受けた内定者によると、面接が鬼門であると感じた学生が多いようです。
部長1人とそれに準ずる肩書きの社員が2人、人事担当者が1人で、所要時間45分程度の個人面接が行われます。
選考における質問内容はこちらです。
- 志望動機
- 志望動機(原体験について)の深堀り
- 研究発表と質疑応答
- CMC研究に対してどのようなイメージを持っているか?
- その中で自分が活躍できそうなところはどこか?
- 熟考するタイプか、即決するタイプのどちらか?
- (熟考するという回答に対して)CMC研究はスピード感が求められる場面もあるが、大丈夫か?
- それに対してストレスを感じないか?
研究に対する深堀りはかなりされるため、それに対して自分なりの考えや研究動向を踏まえて回答するように意識しましょう。
細かい理屈や論理はもちろん、研究の将来を見据えた建設的な議論になるように意識して回答するとなお良いです。
内容としても企業理念に適合する人材かを見極めるような質問がされるものもあり、事前に企業について理解していなければ回答が難しいものとなっています。
各項目の力をアピールするうえで最適であると考えられるエピソードを準備しておくと良いでしょう。
さいごに
今回はエーザイのインターンの基本情報やインターンの選考対策、選考フローごとの対策について紹介しました。
近年、早期から就活情報を取りに行く学生が増えており、その中でインターンの重要性は高まってきています。
また、インターンを学生の適性把握や優秀層の早期取り込みの手段として活用する会社が増えており、本来のインターンの目的とは少し趣が変わってきています。
今後は従来にも増して、企業側は採用選考のためのツールとして利用することが当たり前の世界になってくるでしょう。
「所詮は、インターンだ」という軽い気持ちで臨むのではなく、本番さながらの臨戦態勢でしっかりと準備して参加することが重要です。
今回ご紹介した内容を参考にして、インターンでの成果を内定に直結できるように対策しておきましょう。