新卒で学歴不問の人気企業は?抑えておきたいおすすめ就活企業紹介
2024/5/10更新
はじめに
大手企業のなかには新卒採用の応募条件に「○○大学・○○大学院卒業見込みの方」というように、学歴を限定している企業がいくつかあります。
しかし、高卒者をはじめとした新卒採用は最初から行っていない企業は少なからずあるものの、有名企業・大手企業でも学歴不問で新卒採用をしている企業はたくさんありますので心配はいりません。
この記事では、新卒で学歴不問の人気企業をご紹介するとともに、学歴不問で新卒募集をかけている企業から内定をもらうためのポイントをご紹介します。
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学歴不問の定義
まずは学歴不問の定義から見ていきましょう。
学歴不問とは大卒以上、高卒以上といった学校を卒業しているかどうかを問わないという意味で、極端な話ですが中学校を中退しているなど、義務教育を何らかの事情できちんと受けられなかった方でも企業に応募すること自体は可能ということです。
ただし、学歴不問という言葉は法的拘束力があるわけではありませんので、学歴不問と書かれていても学歴を理由に選考から外れる場合もあるということは頭に入れておきましょう。
学歴不問と企業が書く理由
学歴不問と書く企業側は、できるだけ多くの人材と会う機会を設けたいと考えており、学歴ではなくその人の人柄や、どんなことができるのかをまずは知りたいと考えているケースがほとんどです。
大手企業でも学歴不問と記載している企業は多数あり、学歴ではなくその人自身が何ができるのか、どんなことができるのかを見たいと考えています。
学歴があっても何もできない、人柄も横柄な学生はどうしても一定数いるからこそ、企業側にとって雇い入れると有益かどうかを判断するのに学歴はあまり関係ないと考える企業が、学歴不問と書く傾向にあるでしょう。
学歴不問の新卒募集を探している就活生におすすめの業種
学歴不問と書かれている新卒募集を掲げる業種には、いくつか傾向があります。
なかでも安定した収入を得やすい学歴不問の新卒採用業種や仕事はこちらです。
コールセンター・カスタマーセンター
コールセンターやカスタマーセンターはお客様の相談に親身になってのることで、お客様のお悩みを解決する仕事です。
学歴不問の求人募集をかけている企業が多く、研修制度も充実しているため新卒応募の際には特別なスキルを求めていない企業がほとんどでしょう。
学歴がない、未経験者でも安定した収入を稼ぎやすく、学歴フィルターのある企業の初任給とそこまで差がありません。
パソコンと向き合うデスクワークということもあり、力仕事が苦手な方でも取り組みやすい仕事です。
製造業
自動車メーカーの製造業務など、製造業はどの企業も初任給が高めに設定されており、学歴不問で入社できる企業が多いにも関わらず安定した収入を得やすいのが特徴です。
専門知識に関する勉強は必要ですが、企業で必ず研修が行われるので、専門知識や経験がなくてもはじめやすいでしょう。
将来的には管理職など重要ポストに就く可能性も夢ではありません。
営業
学歴不問の職種として営業職も多い傾向にあります。
営業職も未経験者歓迎、努力次第でインセンティブが入る仕組みを設けている企業は多く、別会社に勤める同期よりも高収入を得ている新卒者も少なくありません。
営業として一定のコミュニケーション能力や営業スキルが必須となりますが、新卒採用後少しずつ勉強していけば良いので心配はいりません。
学歴不問の大手企業・人気企業一覧
学歴不問の大手企業、人気企業を業界別にご紹介します。
こちらで紹介した企業以外にも学歴不問の企業は多数ありますので、検討中企業の公式サイトのリクルートページにある応募概要を参考にチェックしてみてください。
IT業界・技術職関係は学歴不問の企業が多い
IT業界や技術職関係の企業は学歴不問の企業が多い傾向にあります。
学歴よりもスキルや実績を優先しており、実際にどんなことができるのかを優先して募集をかけている傾向にあるでしょう。
IT業界でも学歴不問の大手企業はこちらです。
- NTTデータ
- NTTテクノクロス
- Sansan
- フジテック
- 富士ソフト
- 大塚商会
- レジレバース
こちらの企業は技術職に関して特に積極採用する傾向にあり、学歴よりも具体的にどんなことができるのかを面接で尋ねられることがほとんどでしょう。
新卒採用に応募する際には、自身のスキルをアピールできるように工夫することが大切です。
メーカー・小売業も狙い目
大手のメーカーや小売販売会社に関しても学歴不問で募集をしている企業が多く、経験がなくともチャレンジしやすい環境が整っています。
どちらかというと人柄、情熱重視の選考が行われる傾向にありますので、面接の際などには熱意が伝わるようにアピールしましょう。
メーカーや小売業で学歴不問の大手企業はこちらです。
- パナソニック
- アイリスオーヤマ
- ニトリ
- TOTO
- カインズ
メーカーや小売業で学歴不問の企業では特に営業職や販売職で経験不問としている企業が多いため、積極性や熱意をアピールするのが効果的です。
ここで紹介している企業以外にも、企業規模を問わなければ学歴不問の企業は多数あるため、企業規模を絞らずに自分の働きやすい場所を探すとよいでしょう。
金融業界も学歴不問の企業があり
金融業界は大卒以上の学歴がないと入れないと考えている就活生もいると思います。
確かに多くの銀行などでは大卒以上などの学歴フィルターを設けている企業もありますが、なかにはこのような大手企業で学歴不問の募集をしている場合もあるので、チェックしてみてください。
- ゆうちょ銀行
- あおぞら銀行
- アイフル
- SMBCコンシューマーファイナンス
- 岡三証券
- 東海東京フィナンシャルHG
証券会社や金融会社など、一部の大手企業でも学歴不問で応募している企業はあります。
学歴不問の企業の場合はそのぶんスキルが求められる傾向にありますが、学歴不問の金融業界も同様に実績重視、人柄重視による採用傾向にあるのが特徴です。
飲料メーカーや飲食業界も学歴不問の傾向にあり
大手飲料メーカーや飲食メーカーでも学歴不問の企業は多数あります。
例えば、有名な大手企業ですとこちらの企業があるでしょう。
- 伊藤園
- エバラ食品
- カゴメ
- アサヒビール
飲料メーカーや飲食業界の場合も、所属する部署によって異なりますが基本的には新卒採用の場合は人柄重視で判断されることが多いため、参考にしてみてください。
その他の大手企業でも学歴不問企業はたくさん!
その他の大手企業においても、学歴不問で新卒募集をかけている企業はたくさんあります。
上記の業種以外の有名企業だとこちらが挙げられるでしょう。
- JCB
- 楽天
- コクヨ
- ロート製薬
- 朝日新聞
- ヤマト運輸
- バンダイ
有名企業であればあるほど、できるだけ間口を拡げるために学歴不問としている企業が多いです。
特に老舗企業ではない大手企業の場合は学歴のみで人材を判断することはほとんどなく、学歴がなくてもチャンスを掴みやすいでしょう。
学歴不問の企業の見つけ方や見つけるポイント
このように学歴不問を掲げている企業は実は多いのですが、いざ学歴不問の企業を見つけようとすると、探し方がわからず困ってしまうという学生も少なくありません。
自分の興味がある企業が学歴不問かどうかを確かめるためには、企業の公式ホームページ(リクルートページ)を見るのが一番ですが、特に特定の企業が思い浮かばないという場合はこんな方法で企業を探すといいでしょう。
見つけるときのポイントについてもあわせて解説します。
エージェントに相談する
学歴不問の企業を探してもらうために、就職エージェントに相談するのが一番早い手です。
就職エージェントでは利用者の希望や条件に合わせた企業を提案し、最適な職種をピックアップしてもらえます。
ただしエージェントによって得意不得意がありますので、特定の職種で学歴不問の仕事を探す場合は、自分が希望する職種を得意分野としているエージェントを探しましょう。
ITならIT特化型エージェントを、営業なら営業の求人に強いエージェントを使うことで、より条件がよい、より自分の理想の企業を見つけやすくなります。
中小企業も視野に入れる
大手企業や人気企業はどうしても倍率が高くなりやすいため、学歴不問の企業を見つける際には中小企業など規模が小さめの企業も視野に入れることが大切です。
中小企業のなかには大手企業と引けを取らない待遇が用意されているにもかかわらず、上場していない企業、規模を小さくしている企業も多数あります。
大切なのは、自分がやりたいことをできる企業かどうかという点につきますので、大手企業ばかりを狙うのではなく、あえて中小企業を狙って就活をするのも1つの手といえるでしょう。
ただし、条件がよい中小企業はいずれにせよ人気が集まりやすいため、大手企業に比べれば倍率は下がるものの、気を引き締めて選考に臨まないといけないことに変わりはありません。
中小企業のなかでも人気企業の場合は、自身のスキルを磨き、必要に応じて資格取得などをした上で臨みましょう。
学歴不問の企業に応募するデメリット
学歴不問の企業は間口が広く自身をアピールするチャンスが得やすい反面、デメリットもいくつかあります。
学歴不問の企業の新卒採用に応募する際には、下記のようなことに気を付けましょう。
応募者が集まりやすく倍率が高くなる
学歴不問の企業は企業側にとってはできるだけ多くの人材と会うために場を設けているため、どうしても応募者が集まりやすく倍率が高くなる傾向にあります。
大手企業や人気企業であればあるほど、内定倍率が高くなりやすいため、自己アピールをしっかりと行うことが大切です。
学歴以外の部分がシビアに見られる
学歴で門前払いをされることはありませんが、そのぶん別の部分で審査が厳しくなる企業も少なくありません。
基礎学力を測るための試験が選考に盛り込まれている企業もあれば、別途資格取得が必須な企業もあります。
応募概要をよく確認した上で、学歴不問の新卒採用に応募しないと苦労する可能性がありますので気を付けましょう。
中途採用と違い経験則がアピールしにくい
学歴不問の新卒採用は中途採用と違って前職などがないぶん、経験則をアピールしにくいのが難点です。
学歴を自己アピールとして利用できないからこそ、別途自分の強みをアピールする必要があるため、企業の求める人材に即した人物像を強くアピールするほか、企業への熱意を強くアピールできるように努めましょう。
学歴不問の求人に新卒採用で応募するときの注意点
「学歴不問の求人であればどんな人でも応募できる」「きっと誰でも雇っているに違いない」と考える就活生もいますが、残念ながらそんなことはありません。
学歴不問の求人に新卒採用で応募するときには、こちらに注意してください。
学歴以外の応募条件も確認する
学歴不問の企業=どんな人でも応募できると思われがちですが、決してそんなことはありません。
募集要項欄をよくみて見ると、「○○資格取得者限定」「○○の経験がある方募集」など学歴以外にも応募条件が設定されていますので、学歴以外の応募条件もよく確認した上で応募しましょう。
せっかく応募しても募集要項をきちんと確認していないと、面接当日に印象が悪くなる可能性もあります。
倍率が高い企業も多い
学歴不問としている企業のほとんどが、できるだけ間口を拡げて多くの人材を出会うことを目的としているため、応募人数は増えやすい傾向にあります。
応募人数が増えても採用人数が増えることはまずないため、結果として学歴不問の求人のほうが倍率が高くなってしまいます。
学歴不問なら誰でも雇ってもらえるというわけではなく、学力試験や複数回の面接選考を経てはじめて内定をもらえることがほとんどなので注意が必要です。
場合によっては、履歴書やエントリーシートの書類選考が厳しく行われる企業もあるため、事前に対策をしておきましょう。
中退の理由を聞かれることも
最終学歴が高校中退、大学中退など中退となっている場合は、中退の理由を聞かれる可能性があります。
中退した理由は人によって異なるかと思いますが、あまり嘘をつくと印象が悪いため正直に答えましょう。
人間関係のトラブルによって行かなくなった、別のことが忙しくなり行くのが億劫になったなど、本当の理由を答えて構いません。
中退をした理由はほぼ確実に聞かれるといっても過言ではないため、事前にどのように伝えるか考えておくことが大切です。
学歴不問は応募できるだけという場合も多い
学歴不問と書かれている求人のなかには、とりあえず応募は受け付けている程度の企業もあります。
学歴不問と書いてできるだけ間口を拡げたものの、完全未経験でスキルや資格もなく、アピールポイントもそこまで引っかかるものがないと、どうしても選考でスルーされがちです。
また、誤字脱字などが多すぎる履歴書やエントリーシートは選考の前段階で弾かれる可能性があるため注意しましょう。
学歴不問の求人に合格するコツは?
学歴不問の新卒採用求人はこのように、誰でも合格できるということではありません。
内定をもらうためにはいくつかポイントがありますので、就活の際の参考にしてみてください。
資格取得・スキルをアピールする
学歴不問の新卒採用をしている企業のほとんどが、その人の能力や人柄優先で判断をしています。
特に能力に関しては高ければ高いほどよいので、できるだけスキルをアピールできるようにしましょう。
企業に関係した資格を取得する、経験をアピールできるようにポートフォリオを作成するなど、自身の経験やスキルを適切にアピールできる準備をして臨むと、学歴不問の新卒採用でも注目されやすくなります。
最終学歴や中退理由は素直に答える
最終学歴や中退理由に関して聞かれた場合は、素直に答えることも大切です。
もちろん伝え方はありますので、上手に工夫して伝えましょう。
例えば「いじめを受けて行けなくなった」という場合は「人間関係でなじめず」「暴力を受けたため」など、少しでも印象を和らげられるように伝えることで面接官からの印象も穏やかになります。
また「家でゆっくり○○をしたかったので辞めた」など趣味やほかのやりたいことを優先したという場合は、「学校に行く時間を使って○○のスキルを高めたかったため、自然と学校から足が離れてしまった」など、使用する単語を少し変えるだけでも印象が柔らかくなるでしょう。
企業研究を行い熱意や情熱を伝える
企業への内定獲得率をアップするため、丁寧に企業研究を行うことはもちろん、企業への熱意や情熱を伝えることを忘れてはいけません。
書類選考の段階で落とされることがないように、まずは書類選考通過に向けてしっかりと自己アピールと企業への熱意を伝えましょう。
基礎学力を身に付ける勉強をしておく
企業によっては面接試験だけではなく、基礎学力を測るための学力試験や別途テストが行われる企業もあります。
学歴不問といえども最低限の基礎学力がある人材を求める企業は多いため、きちんと学力を身に付ける勉強をして臨みましょう。
SPIテストをはじめとした各種テスト対策をしておくと、試験に臨む際にも困らずに済みます。
まとめ
学歴不問で新卒採用をしている大手企業は年々増加傾向にありますが、学歴不問だからこそ間口が広くなり、結果として倍率が高くなる傾向にあります。
狙っている企業で就職内定をもらうためには、自身のアピールを適切に行い、学歴ではない別の部分で熱意やスキルを伝えられるようにしましょう。
特に大手企業の場合は学歴不問でも学歴が優秀な学生が多数応募する傾向にあります。
学歴不問とはいえども、比較する際にそこまでの差がないようであれば最終的な判断として学歴も検討材料にする企業もあるでしょう。
学歴以外の部分でほかの新卒募集には負けない強みを持っておくと、倍率が高い求人でも自信を持って臨めます。
学歴不問の新卒募集に応募する際には、企業研究を丁寧に行うことはもちろん、企業の求める人材に即した就活生となれるように努力することが大切です。