HISが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/5/10更新
はじめに
本記事ではHISのインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論からいうと、HISはインターンシップの選考が本選考に大きな影響を与えます。
当然ですが本選考よりインターンシップのほうが、合格者数の枠も多く設定されます。
しかし、人気が高い企業であり、就活生もレベルが高いのが特徴です。
インターンシップに参加したいと考えているなら、HISに合わせた対策が必須です。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- HISの選考に参加したいけど、なにから始めていいか分からない
- HISの選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
またHISの企業研究は以下の記事から飛べるので、ぜひ併せて読んでみてください。
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株式会社HISの基本情報
社名 | 株式会社エイチ・アイ・エス |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門 |
主な事業内容 | 旅行事業を基軸にホテル・テーマパーク・飲食を展開 |
関連会社 | (株)ナンバーワントラベル渋谷/オリオンツアー/クルーズプラネット/欧州エキスプレス/クオリタ/ジャパンホリデートラベル/H.I.S沖縄/ミキホールディングス/メリットトラベル/ジョンビューカナダ/H.I.S.-RedLabelVacationsInc./FlyHubTravelPTELtd./変なホテル/グアムリーフホテル/グリーンワールド/ウォーターマークホテル/リゾート久米アイランド/VISONホテルズ/満天ノ辻のや/ホテルインスピラ‐S/ラグーナテンボス/九州産業交通ホールディングス/エイチ・エス損害保険/変な商社(株)/H.I.S.Mobile(株)/CanadianCollege&CCEL/(株)エス・ワイ・エス |
HISは、海外及び日本国内の旅行の企画や販売、旅券の手配を行っている総合旅行会社です。
1980年の設立当時、海外旅行は非常に高額な商品でした。
誰もが手軽に海外旅行へ行けるように、格安航空券を販売したのがHISです。
旅行業界のベンチャー企業であり、これまでの枠組みをことごとく打ち崩してきた会社となりました。
株式会社インターナショナルツアーズという社名でしたが、1990年に現在の株式会社エイチ・アイ・エスと社名変更しています。
このあたりから、自社企画の海外旅行パッケージツアー商品を販売するようになりました。
HISの挑戦的な姿勢は、格安航空券にとどまらず、オーストリアでのホテル事業や1996年に発表されたスカイマークエアラインズの設立などもよく知られています。
のちにスカイマークエアラインズはグループ外になりますが、数多くのチャレンジを繰り返してきました。
航空券を中心に扱ってきたHISは、2009年あたりから大きな転機を迎えます。
国外を主体とした格安パッケージツアー商品などの販売を開始するからです。
フリープラン商品なども販売するようになりますが、国外を中心としていた体制に変わりはなく国内の旅行に対しては、あまり強みを持っていませんでした。
2015年あたりになると、北海道から沖縄まで300を超える営業所を設立し、国内でも巨大なネットワークを構築していきます。
現在では日本国外58カ国、113都市162拠点を構築し、巨大なネットワークを作り上げているのです。
特に新興リゾート地のシェア率は、日本の旅行会社のなかで群を抜いています。
多角化を進めた経営は、新型コロナウイルスの影響拡大による困難な状況も乗り越えることができました。
旅行業界が軒並み大ダメージを受けるなか、しっかりと生き残ることができたのです。
特に非旅行事業が、大きな影響を与えたといっていいでしょう。
現在ではテーマパークや飲食業にも挑戦しており、ベンチャーの精神を忘れず活動しています。
HISに必要とされる人材像
HISでは、「大きな夢・目標を持ち、失敗を恐れず、挑戦しつづける人」を掲げています。
もう一つ重要なポイントになるのがHISの企業理念です。
『「心躍る」を解き放つ』
ここから何を分析するかが、求める人材像の分析に重要になります。
現在のHISのインターンシップは、2つのコースがあり、5日間かけて理解を深める「5Days」と魅力を1日で探求する「1Days」が用意されるようになりました。
求める人材像をこの3つの条件とHISという企業の特徴から分析してみましょう。
- お客様を大切にできる人
- 仲間と一緒に困難を乗り越えられる人
- 夢や目標を持つ人
- 失敗よりもチャレンジ精神
- クリエイティブな発想力
- 問題解決できる人
- 意欲的に新しいことに取り組める人
- 優れた人間力と精神力を持った人
- 決断力がある人
- 熱意を持っていること
- 多様な価値観を受け入れて理解する人
- 柔軟な考えで行動できる人
HISが掲げる「求める人材像」は、さまざまなところで目にすることができるでしょう。
掲げている言葉だけでなく、HISの事業内容なども含めて考えなければいけません。
こういったメッセージ的内容は、インターンシップの面接でも問われます。
インターンシップでは、実際に仕事に触れる大事な機会です。
しっかりと企業を理解し、わずかな時間でも戦力になれる人でなければ、インターンシップでの採用もないと思うことが大切です。
実際に参加すると仕事のイメージがつきやすくなるメリットはありますが、採用する企業も、業務に必要な特性を持っていない人はインターンシップに選びません。
そのため、求める人材像として捉えなければいけないのは、実際の業務につながるポイントにあります。
上記にあげたポイントは、単に求める人材像というだけでなく、HISで働くために必要な条件なのです。
HISのインターンに参加するメリット
業界研究の材料となる
HISのインターンシップに参加するメリットとして業界研究が挙げられます。
旅行業界の業務がどのような流れか、実際の姿を目の前で見れる機会です。
言葉だけの情報ではなく、自分の目の前で行われる業務や体験したことで理解できる情報は大きな宝となるでしょう。
旅行業界の知識は調べればいろいろと出てきます。
ですが、いくら考えたところで、見ると聞くとは大違いなのが当然です。
業界を研究する材料としては、インターンシップでの経験がとても役立つでしょう。
職場の雰囲気を理解する
HISはとても有名ですが、職場の雰囲気がわかるでしょうか。
会社説明会やOB・OGとの交流で、職場の雰囲気を聞くことはできます。
ですが、実際に自分と雰囲気が合っているかは分かりません。
社風の部分でも、言葉と実際の感じ方は異なるはずです。
雰囲気を理解することは、客観ではなく主観にあります。
いくら情報を得ても、しょせんは客観的情報にすぎません。
主観として感じる雰囲気とは、全く別物なのです。
インターンシップに参加することで、ほかの学生と接触する機会もあります。
そのときのHISの対応や雰囲気も感じられるでしょう。
もしかしたら、将来同僚になるかもしれない人たちの雰囲気も分かるかもしれません。
ここで違和感を感じたなら、お互いミスマッチになる可能性が出てきます。
インターンシップでの確認は、とても大きな意味を持つのです。
ビジネススキルを身につける
学生時代にどのような経験をしていても、論より証拠という言葉がある通り、実際の社会人で必要なスキルは別物です。
HISで必要とされるスキルも、判断は容易ではありません。
なぜならば、自分のスキルを発揮していない状況で判断する材料がないからです。
実際の仕事に触れることにより、本当に必要なことは何かが見えてきます。
インターンシップの経験により、新たなビジネススキルを身につけることもできるでしょう。
必要なスキルを理解できれば、本選考までに磨き上げることも可能です。
これによって強みも変わります。
言葉での理解ではなく、実体験から転嫁できれば、ほかの人と大きな差がつくのは明白です。
この経験がHISに対するアピールポイントにもつながります。
人脈構築につながる
あなたはHISに人脈があるでしょうか。
内部にいる人と面識があるかといえば、早々多くはないでしょう。
インターンシップに参加することにより、いろいろな人と面識を持てます。
HIS内部の人たちとも面識を持てれば、新たな人脈ができあがるのです。
人脈ができれば、さまざまな情報を得られるようになり、就活として有利になるようなことも増えてきます。
これまでとは違った情報を得られる機会があるかもしれません。
人脈とは非常に大きな財産です。
言葉だけでは決してつくれない大事な財産だと思えば、インターンシップで積極的に行動する価値が高まります。
ガクチカの題材になる
エントリーシートなどでも重要視されるガクチカは、誰もがあるとは限りません。
これは企業側も理解しています。
では、そのような人たちが何で対策するかといえば、インターンシップでの仕事の向き合い方が挙げられるでしょう。
インターンシップに参加することにより、自分のなかに新たな方向性を作りだせます。
そこから得られたことを学生時代に力を入れたとすれば、立派なガクチカエピソードになります。
問題は、HISのインターンシップに参加した経験からガクチカにつなげる場合、他企業では逆質問される可能性が高まるでしょう。
なぜHISに就職しなかったのか、自社に来た理由を問われるからです。
これを逆手に取る方法もありますが、ガクチカにしたいときには理解しておかなければいけません。
内定に直結しやすくなる
どの企業でもインターンシップに参加した学生は、その後の接触を取りやすいと考えます。
つまり、インターンシップが、本選考と直結する可能性があるのです。
インターンシップの参加者のなかで優秀だと思えば、HIS側も逃したくありません。
当然、コンタクトを取ってくる可能性があります。
インターンシップの参加自体が、内定にプラス材料になることもよくある話です。
インターンシップの参加を条件としている企業もあります。
もちろんインターンシップの選考は、本選考とは違います。
それでも、面接などの雰囲気は必ず理解できるでしょう。
この経験は本選考でも必ず役立つことからも、内定に向かって一歩前進したといえるのです。
HISが行っているインターン内容
【世界をつなぐ仕事】旅好きな社員が出演「HIS1Dayオープン・カンパニー」
開催時期 | 2024年6月下旬~2025年2月 |
開催時間 | 1日 |
場所 | ZOOM |
人数 | 100人以上 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
応募は2025年2月9日が締切です。
HISがインターンシップで掲げている概要をご紹介します。
- 各トークテーマの情報をご紹介(事業内容・部署紹介など)
- 社員挑戦エピソードをご紹介
- やりがい、身につくスキルや知識
- 1日の過ごし方、スケジュール、職場の様子をご紹介(写真など)
- 質疑応答
- ご参加いただいた皆さんへのWelcomeメッセージ
- アンケートにご回答(次回開催へのリクエスト、こういう話が聞きたいというご希望も募集)
1Daysのプログラムになりますが、ここからさまざまな内容が読み取れます。
プログラム的に業界研究の材料を提示してくれている内容です。
そのなかでも、業務に関する質疑応答が重要になります。
1から4までの内容に対し、どのような疑問を持ったのか、ここで質問しましょう。
特にHISの場合、インターンシップに「交流」という言葉を掲げています。
一方的な情報提示ではなく、インターンシップという場を通じて交流することが目的なのがわかるでしょう。
アンケートの回答のなかに、次回開催へのリクエストという言葉も書かれています。
HISのインターンシップでは、複数回の参加を前提にしていることからも、関心の高い人を採用したい姿勢が読み取れるはずです。
事業内容や部署の紹介などに対しわずかな時間ではありますが、情報を分析して噛み砕かなければいけません。
HISはその回答を待っているのです。
過去に行われたインターンシップ
21卒冬インターンシップ
開催時期 | 2019年12月開催 |
開催時間 | 1日 |
場所 | エイチ・アイ・エス本社、新宿のビル、新宿本社 |
人数 | 学生30〜40人 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
- 旅行コンサルタント職を体験する
- お客様のプロフィール情報から想定される旅行先の最適解をチームで考えプレゼン
- 女友達3人での旅行プランを企画する
というテーマがありました。
HISのインターン選考対策
概要
HISのインターンシップの内容は、時期によってかなり異なります。
その年によっても違いはありますが、1Daysの場合はかなりオープンな形をとっています。
実際には選考はなく、申し込み順での参加となります。
過去に実施されたインターンシップでは、SEコースや法人営業職コースなどがあり、海外で行われた例もあるほどです。
コースによって対策はかなり異なります。
選考フローごとの選考対策
自己分析
5Daysのインターンシップの場合、過去に法人営業職コースがありました。
BtoBを基本とする営業で、旅行業務の基礎やビジネスマナーを学ぶ座学もあり、幅広い経験が積めます。
そこで重要なポイントになるのが、自己分析です。
インターンシップを通してその職務に向いているか判断することはとても重要ですが、HIS側としては将来につながる人材に参加してほしいと考えています。
どんなインターンシップでも変わりませんが、自己分析を進めていかないとこのポイントに行き着きません。
自分が持っている長所や短所、得意不得意を生かしてHISで活躍できるか、そこまででなくても旅行業界にマッチするか判断しなければいけないでしょう。
HISに対しても自己アピールするためにも、自己分析を進めなければいけません。
導き出した結果から、なぜHISのインターンシップに参加したいのか、自分の特徴を理解し求める人材像に対してアピールできるか判断するといいでしょう。
業界研究・企業分析
HISのことをどこまで理解しているでしょうか。
インターンシップに参加するなら、HISがどのような企業でどのような事業展開をしているか、知らなければ参加できないと思わなければいけません。
業界を理解するために参加するのはとても重要です。
しかし、参加者側の都合で参加できるわけではありません。
HIS側としても、まったく理解していない人を参加させるほど時間に余裕があるわけではないからです。
インターンシップを開催する理由を考えればわかります。
過去の5Daysのインターンシップを例にとっても、法人営業という大きな枠組みが作られていました。
ここからHISが法人に対して、積極的に営業していることがわかります。
そうなると、どのような企業を対象に営業してきたか理解する必要があるでしょう。
HISの得意とする範囲はどこか、逆に弱点は何かまで理解して望まなければいけません。
ES作成
HISのインターンシップでも、コースによってエントリーシートの提出を求められます。
インターンシップでもエントリーシート対策は、本選考とほとんど変わりません。
企業が知りたい熱意や、何を学び取りたいか、求める人材像への理解など基本的な部分は同じです。
伝えたいことをはっきりと伝え、理由を明確にすることが、インターンシップでも先行対策になるでしょう。
面接・GD対策
インターンシップの面接は、本選考ほど長く時間を取りません。
本選考では1次面接から最終面接まで複数回行われるのが一般的ですが、インターンシップではもっと短く簡潔です。
そのため、エントリーシートなどの基本的な情報から得られる情報に集中します。
グループディスカッションの場合には、常に協力的意識が大切です。
何のために行われているかを理解し、スタンドプレーに走るのではなく、全体を生かす行動が問われます。
ほかのメンバーの意見に対して傾聴の姿勢をとれるかも、HIS側から判断されていることを忘れないようにしましょう。
以下の記事も参考にしてみてください!
HISのインターン選考の流れ
HISのインターン選考の流れは以下の通りです。
コースによって、内容が異なる可能性があります。
参加したいコースの選考フローは、事前に確認しておきましょう。
1Daysの場合
- マイナビからエントリー
- 選考はなし 先着順
5Daysの過去の事例
- プレエントリー(マイページ登録)
- 書類選考
- 個人面接
- グループディスカッション
- インターンシップ合否通知
どちらの場合も、マイナビからエントリーができます。
5Daysの場合には選考方法が変わってくる可能性があるため、必ず確認が必要です。
さいごに
近年、インターンシップの重要性は高まりつつあります。
企業側としてもミスマッチを防ぐことができる大事な機会です。
ここで顔を覚え、マッチしやすい学生には、早期選考の案内をするケースも出てきます。
インターンシップは、お互いの情報を理解する場になります。
自分たちが企業を知るというだけではなく、企業側は就活生を知ることができるからです。
インターンシップだと軽く考えるのではなく、本選考へつながる大事な機会だと考え参加する必要があるでしょう。