高層ビルで働きたい就活生必見!実際の働きやすさやメリット・デメリットを解説
2024/5/24更新
はじめに
「高層ビルで働きたい」と憧れを持っている就活生は多いでしょう。
高層ビルは都内の主要地域に位置しており、そのような建物にオフィスを構える企業への就職は、利便性や眺望の魅力を感じるものです。
自分が希望する企業がたまたま高層ビルにオフィスを構えている場合、自分の求める働き方と高層ビルでの勤務という二つの希望が一致し、その企業に就職した後も満足のいく環境で働けるでしょう。
ただし、単に「高層ビルにオフィスを構えている企業に就職したい」という場合、自分の理想と異なる環境で働く可能性があるため、慎重な選択が必要です。
この記事では、高層ビルで働きたいと考えている以下の就活生を対象に、高層ビルで働くメリットや、実際の働きやすさについて解説しています。
本当の働きやすさは「場所」なのか、「環境」なのかについても詳しく解説していますので、高層ビルで働きたいと考えている就活生は、ぜひ最後までご覧ください。
- 高層ビルで働くメリットについて知りたい
- 高層ビルの実際の働きやすさについて把握したい
- 本当の「働きやすさ」について考えたい
- 企業が高層ビルにオフィスを構えるメリットがあるのか知りたい
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、高層ビルで働くメリットは「利便性がいい」ことと、「眺めがいい」ことの2つです。
高層ビルの多くは都内や各都道府県の主要駅近くに立地しており、駅直結の地下通路でつながっています。
雨や台風など天候が悪い日も影響されず、最寄り駅から徒歩数分で職場に到着できることは、高層ビルで働く大きなメリットと言えるでしょう。
また、高層ビルの上階にオフィスを構えている企業なら、眺望も期待できます。
仕事中は眺めの良さに感動する余裕がないでしょうが、ふとした瞬間に窓の外を眺め、風景の美しさに仕事の疲れを癒すこともできるのです。
複数の企業がオフィスを構えている複合ビルなら、社員専用の食堂やコンビニ、カフェなどが複数店舗営業している場合もあります。
そのため、高層ビルの外に出なくても、昼食や休憩を高層ビル内で済ませることができるのもメリットです。
高層ビルは複数の企業が入居しているケースが多く、利用者が多い分、防犯体制も充実しています。
社員証を提示しないとビルの内部に入れない場合もあったり、警備員が常駐していたりするため、安心して働けるでしょう。
このように高層ビルでの勤務は多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
高層ビルで働くことだけを重視せず、自分が満足できる環境を整えている企業に就職し、自身のキャリアを着実に築いていくことが肝要です。
次の章からは、各内容をそれぞれ詳しく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
高層ビルにオフィスを構えることが企業にもたらすメリット
高層ビルと言えば、誰もが知っている有名企業・大手企業が名を連ねている印象があるでしょう。
高層ビルの家賃は高額だからです。
利益を上げるためにコストの削減をしていかなければならない企業が、なぜ高額の家賃を払って高層ビルにオフィスを構えるのでしょうか。
ここでは、高層ビルにオフィスを構えることが、企業にどのようなメリットをもたらすのか紹介します。
企業イメージの向上
高層ビルにオフィスを構えることは、取引先に「高層ビルにオフィスを構えられるだけの財源がある」と認識してもらうことにつながります。
高層ビルにオフィスを構え続けているという事実は信用にもつながるため、企業のイメージアップになるのです。
企業の社会的地位を象徴できることも、高層ビルにオフィスを構えるメリットと言えるでしょう。
高額な家賃を支払っているということで、企業のイメージを向上させられるため、大手企業など財源が潤沢な企業にとって、高層ビルにオフィスを構えるメリットは大きいです。
また、取引先やお客様を迎える際にも、高層ビルであることが有意に働くでしょう。
高層ビルのエントランスや、お手洗いなどの共有部は設備が整っていて、綺麗であることが多いです。
最寄駅からのアクセスも良好なため、高層ビルにオフィスを構えているだけでクライアントからの評価がアップします。
有名な高層ビルにオフィスを構えている場合は、それだけで商談が有利になると言われるほど企業にとってステータスシンボルとなるのです。
同じビルに有名な企業が入っている場合は、さらに企業イメージを向上させることができるでしょう。
自社の認知度が低くても、「あの有名な〇〇社と同じビルなのか」と顧客に認識されることで、自社の評価がアップすることもあります。
業務効率の改善・向上
高層ビルにオフィスを構えると、広い面積のオフィスフロアを獲得できるでしょう。
複数の営業所に分散していた部署を高層ビルの1箇所に集約することにより、業務の効率化も期待できます。
コロナウイルスの流行により、在宅勤務や本社から離れた場所にサテライトオフィスを設置するといった逆の傾向も出てきました。
しかし、高層ビルにオフィスを構えることは企業のイメージ向上だけでなく、自社の業務効率の改善や向上にもつながるのです。
業務効率が改善して向上すれば、企業の利益増加も見込めます。
家賃が高い高層ビルにオフィスを構えることで、結果として売り上げアップを期待できるでしょう。
騒音が少なく防犯体制が充実している
高層ビルの上階になるほど地上から遠のくため、行き交う車の走行音や工事現場の騒音、飲食店の匂いや雑踏の喧騒を防ぐことができます。
静かな場所で働けるということは、従業員の仕事への集中力を高めることにつながるでしょう。
結果として、従業員一人ひとりのパフォーマンス向上につながり、企業として利益向上が期待できるのです。
また、複数の企業が入っている高層ビルであれば防犯体制も充実しているはずです。
警備員や管理人が常駐している高層ビルは数多く、防犯カメラやオートロック、セキュリティゲートといった防犯システムも充実しているでしょう。
従業員が安心して働ける環境を作れる上に、会社の財産を守ることにもつながります。
このように、高層ビルに自社のオフィスを構えることで取引先や世間からのイメージを向上させることができるのです。
業務の効率化を図り、コストパフォーマンスも上げられるため、売上高アップにもつながるでしょう。
家賃が高額な高層ビルにオフィスを構えることは、企業にとって良いメリットをもたらすのです。
高層ビルで働くメリットは2つ!利便性と景色の良さが魅力
高層ビルで働くことで従業員が得られるメリットは何でしょうか。
あなたの希望する企業が高層ビルにオフィスを構えている場合、「利便性がいい」ことと「眺めがいい」ことの2つのメリットが挙げられます。
ここでは、高層ビルで働く2つのメリットについて詳しく紹介していきます。
①利便性がいい
高層ビルのほとんどは都内や各都道府県の主要駅近くに立地しており、駅直結の地下通路でつながっています。
そのため、雨や台風など悪天候の日も影響を受けることなく通勤できるでしょう。
これは高層ビルで働くメリットの1つと言えます。
地下通路を使用することで、最寄り駅から数分で職場に到着できるのも、高層ビルで働くことの魅力です。
駅までの距離が短いため、営業先や出張先へのアクセスは便利になります。
また、複数の企業が入居している複合ビルであれば、社員食堂やコンビニ、カフェなどが充実しており、出社から退社まで高層ビル内で間に合う可能性もあるでしょう。
わざわざ高層ビルの外に出る必要がなく、1日をビルの中で過ごせるのも高層ビルで働くメリットです。
②眺めがいい
高層ビルで働くことのメリットとして、「眺めの良さ」も挙げられます。
高層ビルの上階にオフィスを構えている企業であれば、尚更眺めが魅力的でしょう。
仕事中に眺めの良さに感動する余裕はないでしょうが、ふとした瞬間に窓の外を見ることでリフレッシュできる可能性があります。
高層ビルならではの眺めの良さを堪能できることは、高層ビルで働くメリットです。
また、高層ビルの窓から見えるビル群を眺めて、「自分はこんな高層ビルで働いているんだ」という社会人としての自信や優越感に浸ることもできるでしょう。
高層ビルで働いていることを自慢するのはよくありませんが、その事実は社会的な自信を高める一助となるでしょう。
利便性が高く、眺めが良い高層ビルで働くことは、一見メリットばかりのように感じるものです。
しかし、以前お伝えしたように、高層ビルで働くことにはメリットだけでなくデメリットも存在します。
そこで次の章では、高層ビルで働く際のデメリットについて紹介します。
高層ビルの実際の働きやすさとは?4つのデメリット紹介
「高層ビルで働くメリットはわかったものの、実際の働きやすさはどうなんだろう」と疑問に感じている方もいるでしょう。
ここからは、高層ビルの実際の働きやすさについて3つのデメリットを紹介していきます。
①エレベーターを待つ時間が長い
高層ビルは、エレベーターが混雑しないように複数のエレベーターが設置されていることがほとんどです。
超高層ビルであれば低層階用と高層階用でエレベーターが分かれており、1つのエレベーターに乗る人数が分散されます。
それでもエレベーターを待つ時間や、エレベーターに乗っている時間は長くなるでしょう。
出社時間やお昼休み、退社時間などは特に混雑します。
たとえエレベーターに乗れたとしても、全員が1階や食堂階を目指すため各階でエレベーターが停まり、目的の階になかなか到着しないことが予想されるでしょう。
定時直前に出社してしまった場合、社員証をタッチした時間は間に合っても、職場に到着する頃には遅刻してしまう可能性も考えられます。
そのため、高層ビルにオフィスを構えている企業に勤める際は、時間に余裕を持って行動することがおすすめです。
②ビル周辺の飲食店など物価が高い
高層ビルは都心や各都道府県の主要駅近くに立地していることが多いため、ビル周辺の飲食店の物価が高いことがほとんどです。
高層ビルに入っている食堂を使わずに外で昼食を取る場合は、1,000円以上かかることを想定しておきましょう。
カフェを利用する場合でも、コーヒー1杯の値段が近所の数倍かかることが予想できます。
高層ビルにオフィスを構えている企業に入社する場合は、昼食にお弁当を持参するか、高層ビル内の社員食堂を利用するなどの工夫をするといいです。
ただし、毎日お弁当を作る労力も無視できません。
そのため、1ヶ月に数回は外でランチをするなど気分転換する日を決めておくと、お弁当作りも継続しやすくなるでしょう。
また、カフェを利用する際は事前に価格をインターネット上で調べるなどして、予想外の出費を減らして将来の貯蓄に回すことをおすすめします。
③さまざまな人と同じビルで働くことになる
高層ビルで働くということは、さまざまな企業の人々と同じビル内で働くことになります。
自分の企業が働きやすい環境であっても、同じビル内にオフィスを構えている他の企業の労働環境が劣悪で、ビル内で過労による自殺が発生する可能性も考えられるでしょう。
実際に、自身が働く高層ビル内で自殺を図った人がいる事例が大々的に報道されたこともあります。
また、自社の看板を自身の実力と勘違いしているような、社会人としての意識が欠けている人がいる可能性もあります。
自社のみの建物で働く場合とは異なり、さまざまな企業の多様な人々と同じ屋根の下で働くことも考慮し、心構えを持つことが重要です。
④災害時の脱出が困難になる恐れがある
日本は地震や津波などの災害が多い国です。
災害時には多くのエレベーターが使用できなくなり、高層ビルの上階で働いている場合は何十階と階段を降りる必要があります。
高層ビルにオフィスを構える企業に入社する際は、災害時の備蓄が十分に準備されているかを確認することも重要です。
孤立状態に陥り、階段すら使用できなくなる可能性もありますから、事前の対策が求められます。
上記のように、高層ビルで働くことにはデメリットも存在します。
自分の希望する企業が高層ビルにオフィスを構えている場合は、時間に余裕を持って行動すること、昼食はお弁当を持参するなど工夫することが大切です。
さまざまな人と同じビルで働くことも意識して入社に備えましょう。
また、災害時には孤立状態に陥る可能性もあるため、企業の災害用備蓄の確認だけでなく、自分でも最小限で持ち運べるような災害用備蓄を準備しておくといいです。
本当の働きやすさは「場所」ではなく「環境」で選ぼう
高層ビルで働きたい一心で、高層ビルにオフィスを構えている企業から就職したい企業を選ぶのはおすすめできません。
なぜなら、高層ビルにオフィスを構えている企業が必ずしも自分の「働きやすい環境」とは限らないからです。
自分がどのような環境で働きたいのか、どのような企業なら働き続けたいと思えるのか、自己分析と企業分析をしっかり行いましょう。
本当の「働きやすさ」を見つけた上で就活に臨んでください。
自分の働きやすい「環境」を整えている企業に就職しよう
自分がどのような企業で働きたいのか明確に理解できず、ただ「高層ビルで働きたい」と考えている就活生もいるでしょう。
ただ眺めがいいから、高層ビルで働く人たちがかっこいいからといった安易な理由で企業を選んでしまうと、後悔することになります。
就活で内定をもらって入社する企業は、あなたがこれから定年まで何十年と在籍して働き続けたいと思える企業であるべきです。
「高層ビルで働きたい」という軽い考えで企業を絞るのではなく、企業の特色や売上高・将来性や福利厚生・研修制度など多方面から研究し、複数の企業を比較した上で自分に合う企業を検討しましょう。
「自分が働き続けたい」と思える企業の特徴を明確にすることで、自分が企業に求める「働きやすい環境」の条件を客観的に理解できます。
自己分析と企業分析を行って本当の「働きやすさ」を手に入れよう
就活を行う時は、企業分析のほかに自己分析も徹底的に行いましょう。
自分がどのような人間であり、得意なことや長所としてこれまでの学業や部活動で取り組んできたことを整理することで、社会に出て何を成し遂げたいのか、どのような企業で自分の長所を発揮できるのかを客観的に把握できます。
このように、就活において自己分析と企業分析は必要不可欠です。
どちらもじっくりと時間をかけて丁寧に行うことで、自分が「本当に働きたい企業」が見えてくるでしょう。
本当の働きやすさは、高層ビルという「場所」が用意してくれるわけではありません。
自分の求める条件を満たしている企業を探し当てて内定をもらうことが、今後のキャリアプランをより充実したものにすることを忘れないでください。
就活で大切なことは「場所」ではなく「環境」です。
本当の働きやすさを手に入れるために、自己分析と企業分析は欠かせません。
後悔のない就活にするために、安易な考えで企業を選ばないようにしましょう。
まとめ
高層ビルで働くと、利便性がよく眺めもいい場所で働けるというメリットが期待できます。
しかしその反面、エレベーターを待つ時間が長い、乗っている時間が長くなりがち、高層ビル周辺の飲食店の物価が高い、さまざまな人と同じビルで働くことになるなどデメリットも存在します。
「高層ビルで働きたい」という願望を持つこと自体は素敵ですが、「高層ビル」だけに囚われて就活を進めていくことは、企業選びに失敗する1つの原因になるでしょう。
企業を絞っていく上で大切なことは、企業の特色や将来性・給与体制や福利厚生を理解し、自分の求める「働きやすさ」と一致するかよく検討することです。
企業の「場所」はあくまでも付加価値にすぎません。
ですから、自己分析と企業分析の両方を丁寧に行った上で、自分の希望する企業に就職できるよう、必要な対策を行うことが大切です。
この記事が、あなたの就活に役立つことを願っています。