入社後に急成長する新卒の5つの習慣とは?伸びる人材になるために必要なことを紹介

入社後に急成長する新卒の5つの習慣とは?伸びる人材になるために必要なことを紹介

2024/4/28更新

はじめに

企業に入社してすぐに成長する人もいれば、なかなか成長できず伸び悩む人もいます。

入社後に成長する人と成長できない人の違いは、経験や知識・スキルなどの違いではなく、主体的に考えて行動できるか・相手の話をしっかり聞けるかといった「社会人として考える力」の違いであると考えられます。

では、企業に入社してすぐに急成長できるような人材になるためには、どのようなことをすれば良いのでしょうか。

この記事では、入社後に急成長する新卒が行っている、5つの習慣について詳しく解説しています。

入社後に成長する人材になるためにできることを知りたい就活生の方や、企業への内定が決まっている内定者の方に向けて、伸び悩んでいる人材の4つの共通点や、急成長する新卒になるために必要なことも紹介しています。

社会人としても、就活においても役立つ情報になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

  • 入社後に急成長する新卒が行っている習慣について知りたい
  • 就活に役立つ習慣やスキルを把握して身につけたい
  • 成長する人材と伸び悩む人材の特徴を理解したい

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、入社後に急成長する新卒は、共通して5つの習慣を行っています。

メモを取る・相手の話を聞く・挨拶とお礼を欠かさず伝えるなど、一般常識と捉えられる内容はもちろん、報連相ができる・主体的に行動できるなど、社会人として大切なマナーも習慣として常に意識しています。

こうすることで上司や取引先からの信頼を得られ、成長できる・期待できる人材としてどんどん新たな仕事を任せてもらえるのです。

反対に、伸び悩んでしまう人材の特徴として、挨拶や報連相ができない・メモを取らない・受け身・他責の姿勢で積極性がないなどの点が挙げられます。

新卒社員は、業務内容について分からない点を素直に質問できないケースがあります。

しかし、分からない点を放置することは、自身の信頼性を損ない、成長の機会を逃すことにつながってしまうでしょう。

今まで積み上げてきた学歴や研究の内容は直接仕事の役に立つわけではありません。

そのため、プライドを捨てて素直に堅実に仕事に向き合うことが大切です。

また、急成長する新卒になるためにおすすめの習慣があるので、社会人としてはもちろん、就活生においても覚えておくと就活に有利でしょう。

次の章からは、各内容をそれぞれ詳しく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

入社後に急成長する新卒には5つの習慣がある!就活にも応用できる

桜の花と空

社会に出て大切なことは、上司や同僚・取引先など関わる人々の信頼を得て、さまざまな仕事を任せてもらえる・結果を出せる人材になることです。

入社後に急成長する新卒として、そのような人材になるためには5つの共通点があります。

以下で紹介する5つの習慣を実践することで、社会人としての成長はもちろんのこと、就活にも有効活用できるでしょう。

①5W1Hでメモをまとめる

上司や先輩から仕事の指示を受ける際や、社内ルールなどの説明を受ける際は必ずメモを取るように心がけましょう。

入社後に急成長する新卒は、必ずメモを取り、かつ「5W1H」で内容をまとめています。

例えば、上司から「今日中に印刷をしてね」と指示を受けたとします。

この指示内容では、「今日の何時までに」「何のために」「何部」印刷すべきなのかが分からないでしょう。

上司は新人教育を何度も経験しているため、あえて「5W1H」が抜けたあいまいな状態で指示をすることがあります。

ここでは、新人の「考える力」と「分からないことを素直に質問する力」などを評価しています。

そのため、分からない内容があれば必ず「いつ」「どこで」「何のために」といった5W1Hを明確にするために、上司に質問し、メモに取って業務に取り組むように意識しましょう。

「分からないことを素直に質問する」ことも、社会人としてとても大切な力です。

分からないことを分からないまま放置し、「分かっているフリ」をすることは、社会人としての信頼を欠く大きな失態です。

企業で働くということは、関わる人々の信頼を得ていくことにつながるため、分からないことは必ず質問し、解消していきましょう。

近年ではスマホでメモを取る新卒もいますが、スマホはメモ以外のLINEやSNS・ゲームといったアプリも入っているため、本当にメモを取っているかわかりません。

そのため信頼性が低く、上司や先輩からの印象が悪くなる可能性があるため、必ず紙にメモしましょう。

  • 5W1Hの内容でメモをまとめる
  • 分からないことは素直に質問する
  • 分かっているフリは、社会人としての信頼を欠く失態につながる
  • スマホのメモは使わず、紙のメモを使用する

②相手の話をしっかり聞き、質問をする

社会に出ると、上司や先輩・同僚、取引先など、さまざまな役職や立場の人と適切にコミュニケーションを取る必要があります。

自分の話ばかりで相手の話をしっかりと聞けない人材は、協調性がないと判断されてしまうでしょう。

そのせいで、自分が携わるはずだったプロジェクトから外される恐れがあるので気を付けてください。

相手の話をしっかり聞き、受け入れることは、自分の視野を広げるチャンスにつながってきます。

自分の経験や知識からは想像もできないような発想を共有することで、新たな気づきを得ることができ、結果として自己成長につながるでしょう。

当たり前のように感じる「相手の話を聞く」という行為ですが、社会で成長するためには非常に重要な習慣です。

また、相手の話を聞き受け入れた上でいくつか質問し、相手の話を深掘りすることも非常に重要と言えます。

相手の話をただ聞くだけでは自分の中に落とし込めませんが、相手の話を聞いて理解した上で質問ができれば、得られる内容は大きく違ってくるはずです。

相手の話を聞く時はインタビュアーになったつもりで相手の話を深掘りできると、より理解が深まり、成長するきっかけになるでしょう。

  • 相手の話を聞き、受け入れ理解する
  • 相手の話を受け入れた上で、いくつか質問して深掘りする

③挨拶とお礼は欠かさず伝える

新卒が入社後に急成長するためには、挨拶とお礼の重要性を理解し、相手に丁寧に伝えることが必要です。

「おはようございます」「お疲れ様です」といった挨拶は、社内で自分とすれ違うすべての人に欠かさず伝えましょう。

「自分と関わりがない部署の人だから」「話したことがない役職の人だから」という理由から、すれ違っても挨拶をしない人材は相手に悪い印象を与えてしまいます。

普段関わりのない部署の人に対しても、話したことがなくても分け隔てなく挨拶をすることは、自分の信頼性を高め、相手との関係を構築するための重要な一歩です。

 

また、「お礼」を伝えることも社会人としてとても大切です。

特に入社してすぐの頃は、さまざまなことを教わる新人の立場です。

教育してくれる上司や先輩との関係性を良好に保つ必要があり、「お礼」を伝えることは非常に重要です。

「先日は〇〇についてご指導いただきありがとうございました」と一言伝えるだけでも、相手に良い印象を与えられるでしょう。

指導を受ける関係は、単に教えられるだけでは維持できません。

指導を受けたことを実践し、その際に挨拶や感謝の気持ちを欠かさず伝える姿勢が重要です。

これによって、上司や先輩との関係を良好に保ち、さまざまな業務に取り組む機会を得られるでしょう。

  • 誰にでも分け隔てなく挨拶できる
  • お礼をしっかり伝えられる
  • 上司や先輩に指導してもらえる関係を維持するために、挨拶とお礼は欠かさない

④報連相がしっかりできる

「報連相」をしっかりできる人材も、入社後どんどん成長できる人材となります。

「報告」「連絡」「相談」は一見当たり前に思えますが、社会に出て働く上で大切な事柄です。

上司から業務の指示を受けた際は「結果」のみを報告するのではなく、「過程」も逐一報告するように心がけましょう。

例えば資料作成の指示を受けた場合、資料が完成するまで何も報告しないということはしないでください。

「今日は〇〇まで資料作成が完了しました。」「あと〇日で完成予定です。」といったように、途中であっても状況を明確に報告することが大切です。

上司と自分が取り組んでいる業務状況を可視化し、共有することは、チームで業務を進める上で欠かせない社会人としての習慣と言えるでしょう。

何か分からないことがあれば素直に相談をする、こまめに丁寧に連絡をするといった当たり前の習慣を丁寧に行っている新卒ほど、入社後に急成長する傾向があります。

  • 報告、連絡、相談をしっかり行う
  • 「結果」のみ報告するのではなく、「過程」も逐一報告する
  • 分からないことがあれば素直に相談できる
  • こまめに丁寧に連絡できる

⑤主体的・自主的に行動できる

自分で考えて行動し、主体的・自主的に行動できる人は、入社後に急成長するでしょう。

求める人材として、「仕事を自分ごととして捉えられる」ことを挙げている企業は多いです。

上司や先輩からの指示を待って言われたことだけやる受け身の姿勢では、成長できないどころか、やる気がない・考える力がないと思われてしまいます。

その結果、仕事を与えてもらえなくなる可能性もあるでしょう。

自分が受け持った仕事に意味を見出し、自ら考えて主体的・自主的に行動できるように意識してください。

質問することの重要性を述べましたが、質問する前には自ら考え、調査し、努力することも大切です。

指示を受けた内容で分からない点があれば、まず自分で考えて調べ、その上で分からないことを上司や先輩に質問するように心がけてください。

まずは自分で考えてみるということが「主体的に行動する力」を養うことにつながり、成果や信頼に直結してくるでしょう。

  • 主体的・自主的に行動する。
  • 仕事を自分ごととして捉え、積極的に取り組む。
  • 言われたことだけをやる「受け身」の姿勢では、成長につながらず、企業からの評価も下がる。
  • 分からないことがあれば、まず自分で考えて努力をし、その上で質問する。

 

ここまで、入社後に急成長する新卒が行っている5つの習慣について解説してきました。

これらの習慣は社会人としてはもちろん、就活を進める上でも有効活用できることなので、今から実践して取り入れてみましょう。

伸び悩む人材に共通する4つのこととは?

伸び悩む人材 イメージ

入社後に急成長する人材とは反対に、なかなか成長できずに伸び悩んでしまう人材もいます。

そのような人材に共通する事項として、4つの共通点が挙げられます。

ここでは、伸び悩む人材の4つの共通点について紹介します。

①挨拶・報連相ができない、時間が守れない

挨拶や報連相ができない、時間が守れないといった基本的なことができないと、周囲からの信頼が得られず、伸び悩む原因となります。

「おはようございます」「お疲れ様です」「ありがとうございます」といった挨拶や報告・連絡・相談は、自分と相手の信頼関係を構築する上で欠かせません。

出社時間よりも早めに出社し、取引先との約束の時間を逆算して余裕を持って行動することは、様々なリスクに備える力を養うことにつながります。

これにより、信頼を築くことができるのです。

どれも基本的なことですが、疎かにせず丁寧に行うことは、ステップアップへの近道となるでしょう。

②周囲と適切なコミュニケーションが取れない

周囲と適切なコミュニケーションを取れない人は、入社後に伸び悩んでしまう可能性があります。

企業に就職したら、すでに構築されている人間関係の中に飛び込み、そこで関係を構築していかなければなりません。

学生時代は同世代の人としか関わりがありませんでしたが、社会人になると、自分とは異なる年代や立場の人と適切なコミュニケーションを取る必要が出てきます。

上司など自分の親世代と同じ年代の人も含まれるため、自分の居場所を確立するために努力することが求められるのです。

新しい環境に身を投じ、溶け込むための努力として、適切なコミュニケーションを取れるようにしましょう。

上司や先輩、同僚、他部署の人など、さまざまな人と積極的に適切なコミュニケーションを取ることで、信頼関係を構築できます。

また、新たな仕事を振ってもらえるチャンスにもつながるでしょう。

③受け身・他責の姿勢で自主性がない

受け身・他責の姿勢で業務に取り組み、自主性がない人は、どの企業に就職しても上手くいかず、成長できないでしょう。

受け身であり、指示に従うだけで自ら考えない姿勢や、他人のせいにする傾向があると信頼を失い、結果的に新たな仕事を任されなくなるでしょう。

成長できる人は自ら考え、積極的に業務に取り組み、主体的に行動して自分の社会的価値を高めています。

自分で考えて主体的に行動することで仕事の成果につながり、企業からの評価も高まるでしょう。

④メモを取らず同じミスを繰り返す

上司や先輩に指示されたり指導してもらった内容をメモに取らず、同じミスを何度も繰り返す新卒者も中にはいます。

このような人はステップアップができず、社内の評価も下がって信頼されにくくなるでしょう。

指示や指導を受ける際には、必ずメモを取りましょう。

そして、もしミスを犯した場合は、同じ過ちを繰り返さないように注意深く覚えておくことが重要です。

メモを5W1H形式でまとめることで、後で内容を repass する際に理解しやすくなり、自分のものにしやすくなります。

丁寧なメモ取りの習慣は社会人として基本中の基本ですが、この習慣を徹底することで新卒社員は着実に成長していけるでしょう。

 

ここまで、伸び悩む人材に共通する4つのことを紹介してきました。

伸び悩む人材の共通点から、成長するためにできることは以下の通りです。

  • 挨拶・報連相、時間を守るなど、基本的なことを丁寧に行う。
  • さまざまな年代や立場の人と、適切なコミュニケーションを取り、自分の居場所を確立させる。
  • 自ら考え、主体的・自主的に行動する。
  • 教えてもらう際はメモをとり、同じミスを繰り返さないように意識する。

 

どれも基本的なことですが、これらを意識して丁寧に行うことで信頼関係を構築できます。

就活においても受け身の姿勢で取り組むのではなく、自ら考えて主体的に取り組むことで、得られる結果は違ってくるでしょう。

次の章では、入社後に急成長する新卒になるために必要なことを解説しています。

自分の習慣として取り入れ、優秀な新卒として企業に認識してもらえるようになりましょう。

急成長する新卒になるために必要なことを解説

急成長する新卒 イメージ

入社後に急成長する新卒に共通する5つの習慣はお伝えしましたが、他にも意識して取り組めることがあります。

ここでは、急成長する新卒になるために必要な4つのことを紹介します。

①5つの習慣を実践する

前述した、入社後に急成長する新卒が行っている5つの習慣を実践しましょう。

  • 5W1Hでメモをまとめる
  • 相手の話をしっかり聞き、質問する
  • 挨拶とお礼は欠かさず伝える
  • 報連相がしっかりできる
  • 主体的・自主的に行動できる

 

特に、主体的で自主的な行動は、学生時代にはあまり経験する機会がないため、就活生の中には実践が難しいと感じる人も多いでしょう。

しかし、「自分で考えて課題を解決する」という力は、日常生活で「なぜこうなるのか」と考えることから養うことができます。

常に状況を観察し、考えることで、主体的な行動力を養うことができるはずです。

日常生活で積極的に「考える」習慣を身につけましょう。

挨拶や感謝の言葉、報連相、相手の意見を受け入れることは、学生時代から当たり前のことですが、社会人になっても非常に重要です。

信頼関係を築き、自身の社会的価値を高めるためにも、これらの基本的な行動を丁寧に行いましょう。

②自分より優秀な上司や同僚を受け入れ、良いところを取り入れる

相手の意見や良さを受け入れ、自分に取り入れることは、自身の成長につながる大きなチャンスとなります。

企業に就職すると、自分より優秀な上司や同僚と一緒に働く機会があるはずです。

自分にはない良さを持つ人と一緒に仕事をすると、嫉妬が生まれる可能性もありますが、そのような状況を自身の成長のチャンスと捉えましょう。

相手の意見や良さを受け入れ、自分に取り入れることは、自己成長の大きな機会となります。

「自分よりも優れているから」という妬みではなく、むしろ相手の良さを取り入れることで、自身も成長できる可能性があると意識してみましょう。

③状況をよく観察して考える

就活で自己PRをする際にも使えますが、状況観察力は社会に出てからも重要なスキルとなります。

常に状況をよく観察し、「なぜこうなのか」「どうしたらもっと改善できるのか」を考えることで、自分の成果につなげることができるでしょう。

会社では、答えは一つではない課題を解決することが求められる場合がほとんどです。

そのため、ぜひ今からでも「なぜこうなんだろう」と、さまざまなことに興味と疑問を持ってよく考える癖をつけてください。

④レスポンスは迅速にする

社会人、特に新卒者は迅速なレスポンスをすることも、信用を高める要素となります。

上司や先輩からのレスポンスには迅速に対応し、内容も簡潔に分かりやすく伝えるように努力しましょう。

取引先との連絡でも迅速にレスポンス対応できる力は必ず役に立ちます。

「後で返信すればいいや」と報連相を後回しにはせず、迅速に対応する意識を持つように心がけましょう。

まとめ

入社後に急成長する新入社員が共通して行っている5つの習慣を解説してきました。

新卒の時は、挨拶や感謝の言葉をしっかりと伝え、時間を守り、報連相をきちんと行うといった基本的な行動から始めましょう。

自ら積極的に行動することを意識してください。

これらのことを実践することで自身の社会的信用を高め、働きやすい環境を作り出すことができます。

ただ上司や先輩の指示に従うだけではなく、自ら考えて行動することが成長につながるのです。

さまざまな年代や立場の人と適切なコミュニケーションを取り、仕事に積極的に取り組むことも重要です。

これらの習慣を身につけることで、新入社員としての成長を促進することができます。

今からこれらの習慣を取り入れ、実践してみてくださいね。

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