学生団体経験が意味ないは嘘!就活に活かすためのポイントを解説!
2024/4/28更新
はじめに
大学生活を送る中で、学業やサークル、部活動、アルバイトなどに力を入れた経験は、就活で自分の希望する企業に自己PRをする際、有効活用できます。
いわゆる「ガクチカ」とされる経験は、学生団体での経験も、伝え方を工夫すればもちろん就活に役立たせることができるでしょう。
ですが、学生団体で活動することには、メリットとデメリットの両方が存在します。
自分の意思を明確に持ち、メリハリを持って団体での活動に参加をすることで、学生団体での経験が自分の成長につながり、結果として就活に役立つでしょう。
この記事では、学生団体の概要やサークルとの違い、メリット・デメリットと自己PRの際の伝え方を詳しく解説しています。
学生団体経験は意味ないのではと考えている就活生を対象に、学生団体経験を就活に活かすポイントを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- そもそも学生団体とは何か知りたい
- 学生団体はサークルと何が違うのか把握したい
- 学生団体経験が意味ないという噂の真相を知りたい
- 学生団体での経験は就活に役立つのか気になる
- 学生団体を経験するメリットとデメリットを知りたい
- 学生団体経験を就活で伝える際のポイントを把握したい
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、学生団体での経験は、伝える際のポイントを押さえれば就活に活かせます。
注意点を理解した上で、自己PRに適した順序で学生団体での経験を伝えることで、企業に優秀な人材として認識してもらえるでしょう。
学生団体での経験を就活に活用する際は、「学生団体」というネームバリューを強調するのではなく、「学生団体に所属した自分」が「学生団体の活動を通じてどのようなことを経験し、何を学んだのか」を論理的かつ明確に説明できるといいです。
ただ「学生団体に所属していた」と説明するだけでは、就活では有利になりません。
「どのような目的で学生団体に所属し、どのような活動をし、その経験から何を学んだのか」という過程を企業は知りたがっています。
さらに、社会人としてのマナーや主体的な行動を学ぶ機会があり、学生団体に所属する経験自体が自己成長につながります。
これにより、就活によりステップアップした状態で臨むことができるでしょう。
学生団体での経験を就活に活かす際の注意点と伝え方をしっかりと理解した上で、どのような経験を自己PRに盛り込むのか、よく検討してください。
次の章からは、各内容をそれぞれ詳しく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
そもそも「学生団体」とは?サークルとの違いも解説
そもそも、「学生団体」とはどのような活動をする団体なのでしょうか。
ここでは、学生団体の概念と、サークルとの違いについて解説します。
学生団体とは掲げた理念のもと社会貢献を目的とする団体
学生団体とは、掲げた理念のもと、ボランティアをはじめとする社会貢献を目的として活動を行っている団体のことです。
イベントの企画運営や、フリーペーパーの作成など、さまざまな活動を行う学生団体があり、団体ごとに理念や活動内容は異なります。
学生団体の活動は、社会貢献を目的としているため、外部との関わりが多いのも特徴です。
大学生のうちから、企業で働く社会人との関わりを持つことで、社会人のマナーを習得できたり、キャリアプランについて考えたりできるなどのメリットがあります。
学生団体とサークルの違いは「活動範囲」仲間内か社会貢献か
「学生団体」と「サークル」の違いをご存知ない方もいるでしょう。
学生団体とサークルどちらも、同じ目的を持って、気の知れた仲間同士で活動をするという点で共通しています。
しかし、学生団体での活動はほとんどが「社会貢献」につながるものであり、本格的な起業を目指したり、社会人との関わりが多かったり、サークルでは得られないような経験を積むことができます。
仲間内で楽しむサークルよりも、社会人としてのマナーを習得できたり、自分のキャリアプランについて考えるきっかけを持てたり、就活により有利に働く学生団体での経験は、自身の成長にもつながるでしょう。
学生団体経験は就活に活かせる!メリットとデメリット紹介
学生団体での経験は、就活に活かせるだけでなく、自身の成長につながるメリットがたくさんあります。
しかし、目的や意思をしっかりと持たないと、時間の無駄になってしまうのも事実です。
ここでは、学生団体に所属するメリットとデメリットを紹介します。
学生団体経験は就活に役立つ!活かすためのポイント紹介
学生団体での経験は就活で有利に働きますが、そのために注意しなければならない点があります。
学生団体経験を就活に活かすための4つのポイント
- 学生団体の活動には積極的に参加する
- 自分の目的と一致する学生団体に所属する
- 自己PRで伝える際は、明確かつ簡潔に要点を絞って伝える
- 「団体」をアピールするのではなく、「団体に所属した自分」をアピールする
学生団体の活動には積極的に参加する
学生団体に所属したら、積極的に活動に参加しましょう。
団体の活動に参加せず、団体の一員でいることだけに満足している人も一定数存在しますが、そのような状態では就活に活かすのは難しいでしょう。
名ばかりの一員にならないよう、学生団体の活動には積極的に参加し、目的や課題に向かって努力し結果に結びつけてください。
課題解決に向かって努力した過程は自身を成長させるだけでなく、就活にしっかりと活かすことができます。
自分の目的と一致する学生団体に所属する
学生団体に所属する際は、自分の目的や意思と一致する団体を選びましょう。
団体ごとに掲げる理念や目的は異なり、自分の目的や意思と一致している団体であれば、活動にも参加し易くなります。
ただ就活に役立たせたいからといっててきとうに団体を選んでしまうと、実際の活動にも参加できない原因となってしまいます。
自分の目的や意思を明確にし、理念が一致する学生団体に所属しましょう。
自己PRで伝える際は、明確かつ簡潔に要点を絞って伝える
学生団体での経験を自己PRで伝える際は、話を明確かつ簡潔に、要点を絞って伝えることが大切です。
話が長く冗長なイメージを与えてしまう人は、自分の経験を時系列でダラダラと話してしまうなどの特徴があります。
面接では、要点を絞って相手に分かりやすく伝えることで、優秀な人材だと判断されやすくなるでしょう。
面接対策として、1分間・3分間など時間を測り、自身の経験について説明できるように練習することをおすすめします。
自然と要点を絞って話を進められるでしょう。
「団体」をアピールするのではなく、「団体に所属した自分」をアピールする
有名な学生団体に所属していたり、あるいは学生団体に所属していることに満足している場合、面接ではしばしばその「団体」の名前や概要をアピールしようとする傾向があります。
ですが、企業は「団体」よりも、「団体に所属していた就活生が、団体での活動でどのような経験を得て、何を学んだのか」という点を重要視しています。
どのような課題に直面し、その課題を解決するためにどのようなことに取り組んだのか、そこからどのようなことを学んだのかということを、あらかじめ経験談として整理しておくと良いでしょう。
大切なことは、団体に所属したことでどのような成長を遂げたのか、企業にしっかりと伝えることです。
学生団体に所属する目的を明確に持ち、就活で学生団体での経験を伝える際は簡潔に分かりやすく伝えることが重要です。
企業は、「就活生が、学生団体での経験を通して何を学び、どのような成長を得たのか」という過程を知りたがっています。
以上4つのポイントを押さえて、学生団体での経験を就活に有効的に活かしましょう。
学生団体を経験するメリットは5つ!普段得られない経験で就活に活かそう
学生団体での経験が就活に役立つことをお伝えしましたが、学生団体に所属するメリットは他にもあります。
ここでは、学生団体に所属するメリットを5つお伝えします。
社会人の常識やマナーを学び、キャリアプランを考える機会が得られる
学生団体に所属すると、外部との関わりの中で、さまざまな社会人と接する機会が増えます。
学生のうちに、社会人の一般常識やマナーを学ぶことは、就活や企業に就職した後も有利に働くでしょう。
また、さまざまな社会人と接することで、自分のキャリアプランについて考えるきっかけとなります。
学生団体の活動を通して、「こんな社会人になりたい!」と思える人と接することができる可能性があります。
学生団体に所属していないと出会えない多様な企業の人々と出会い、色々な話を聞くことで成長できるでしょう。
主体的に行動する経験ができる
学生団体での活動は、イベントの企画やフリーペーパーの作成など、一から作り上げることが多いです。
イベントの企画であれば、イベントの内容や参加費・運営費・集客方法など、正解がない課題について仲間で考え、外部に交渉を試みたり、団体リーダーに決裁を促したり、イベントの成功に向けて動きます。
学生時代は、正解がある問題について考えたり覚えたりすることがメインでしたが、社会人になると正解が1つとは限らない課題について考えることも増えてきます。
学生団体での活動を通して、「自ら考え、仲間の意見も聞き、課題解決に向けて努力する」経験を得ることで、社会人になってからも主体的に仕事に取り組めるようになるでしょう。
就活に活かせる
前述しましたが、学生団体での経験は、伝え方のポイントを押さえることで就活に有効活用できます。
イベントの企画運営やフリーペーパーの作成、ボランティアへの参加は、学生団体ならではの貴重な経験です。
これらの経験から得られた学びと、それを企業で活かせる強みを両方伝えることで、企業に良い印象を与えることができるでしょう。
イベント企画運営であればマネジメント力、フリーペーパーの作成であればwebデザインや企画構成力といったように、全ての経験がさまざまな自己の強みとしてアピールできます。
伝え方を工夫して、学生団体経験を就活に有効的に活かしましょう。
マネジメント経験ができる
学生団体に長い期間所属していると後輩ができるため、自然とマネジメント力を養えます。
大学での学年が進むにつれて、団体の運営や後輩のサポート、組織内でのリーダーシップを任される機会も増えてきます。
これにより、団体のメンバーがより円滑に活動できる環境を整えることが可能となるのです。
仲間が活動しやすい環境を作り出す経験ができると、社会人になってからもそのマネジメント力を発揮し、リーダーシップがある人間として企業から高く評価してもらえるでしょう。
企業に就職してからも仲間と一緒に取り組むことがほとんどなので、学生団体での経験は協調性も養えて有利になるはずです。
多様な年代・価値観の人と関わりを持てる
大学生活では、自分と同じような年代の人と過ごすことがほとんどです。
しかし、同世代の人は価値観や考え方も似ていて、視野が狭くなりがちです。
学生団体の活動を経験すると外部との関わりが多いため、多様な年代や価値観の人々と関わりを持つことができ、広い視野で物事を捉えられるようになるでしょう。
相手の話を聞いて受け入れるという受容性も養えるため、社会人になった時にも役立ちます。
学生団体に所属すると、学生のうちに社会人になる前の練習のような経験がたくさんできるというメリットが得られます。
学生団体での活動を通して、社会に出る前にマネジメント力や受容性、共感力、広い視野で物事を捉える力を養えるため、就活だけでなく企業に就職してからも有利に働くでしょう。
学生団体経験のデメリットは3つ・目的とメリハリを持って活動しよう
さまざまなメリットがある学生団体での活動ですが、デメリットもあります。
ここでお伝えする3つのデメリットを踏まえた上で、学生団体に所属するか否かを自身で決めましょう。
目的がなく時間が無駄になる
自分の目的を明確に持った上で、理念に同意できる学生団体に所属しましょう。
目的もなくただ「就活に役立つから」と学生団体に所属しても、成長できません。
時間の無駄になるだけの可能性があります。
就活の際も、企業は学生団体への所属目的や経験、そしてそこで得た成長を知りたがっています。
単に所属したというだけでは十分ではありません。
自分の意思や目的を明確にして、団体の理念や活動内容を理解した上で学生団体に所属し、活動に参加しましょう。
学業や就活が疎かになる
学生団体での活動を本格化しすぎて、一番大切な学業や就活を疎かにしてしまう人がいます。
就活のために所属した学生団体での活動に力を入れすぎて、就活が疎かになってしまっては本末転倒です。
学生団体での活動はメインではなく、あくまでもサークルや部活動と同じサブになります。
そのため、自分でバランスを調整しながら上手に活動に参加しましょう。
異なる価値観の人と出会いにくい
学生団体での活動は外部との関わりが多いため、さまざまな価値観の人と出会えます。
ですが、学生団体内では、理念に共感して同じ志を持った仲間がほとんどになるため、普段の活動では新たな気づきには出会えないでしょう。
同じ志を持っている仲間たちとの活動は心地良いですが、同じ価値観で活動しているため周りが見えなくなることもあります。
外部との関わりに積極的に参加するなどして、多様な価値観の人々と接し、新たな気づきを得るようにしましょう。
学生団体に所属する際は、自分の意思や目的を明確にした上で、理念に共感できる団体に所属するといいです。
名ばかりの一員とならないよう、団体の活動と学業や就活のバランスを調整し、成長につながる経験を得るように心がけましょう。
学生団体経験をアピールするための自己PRでの伝え方
学生団体での経験を就活で有効的にアピールするためには、自己PRに適した順序で伝えることが大切です。
時系列で冗長なイメージを与えてしまわないように、以下で紹介する順序に従って経験談を整理し、明確かつ分かりやすく説明しましょう。
1分間・3分間・5分間といったように時間を測るとより簡潔に話せるようになるため、おすすめです。
①直面した課題や状況の詳細(状況)
学生団体での活動を通して、直面した課題や状況を具体的かつ簡潔に説明しましょう。
直面した課題や状況を解決するためにどのようなことに取り組み、得た結果について順序良く説明することで、企業に課題解決力や状況分析力、周りを巻き込む力など、さまざまな強みをアピールできます。
②課題を解決するために掲げた目標と取り組んだ課題(目標)
直面した課題や状況を解決するために、どんな目標を掲げ、どのようなことに取り組んだのかを具体的に分かりやすく説明しましょう。
③目標を達成するためにどう行動したか(行動)
目標を達成するために、実際取り組んだ課題について、実際どのような行動を起こしたのかをより具体的に説明しましょう。
④行動した結果・得たこと(結果)
行動した結果どうなったのかを具体的に伝えましょう。
伝える際に、具体的な数値を盛り込んで客観性のあるエピソードにすると尚良いです。
数値を盛り込んだ自己PRは、説得力が増し、企業側もイメージしやすくなります。
⑤学生団体経験で得たことをどのように会社へ貢献できるか
自己PRの最後には必ず、経験して学んだこと・得たことをどのように企業へ貢献できるのか、入社後に強味をどのように活かせるのかも伝えましょう。
自分が実際に経験して得たことが企業の役に立つとアピールすることは、とても大切です。
自己PRの構成力も評価ポイントとなるため、学生団体での経験を適切な順序で整理しておくと良いでしょう。
まとめ
学生団体での経験は、伝える際のポイントを押さえることで、就活に有効的に活用できます。
このことから、中には「就活に役立つから」という理由で学生団体に所属するだけで、実際の活動に参加しない就活生もいます。
しかし企業は就活生の本質を見抜くため、むしろマイナスなイメージを与えてしまう原因となるので気を付けましょう。
自分の意思と目的を明確に持った上で理念に共感できる学生団体に所属し、活動に積極的に参加してください。
学生団体での活動では社会人としてのマナーが身につくだけでなく、主体的に行動する経験を積むことができ、結果として成長につながります。
伝える際のポイントを押さえた上で学生団体で得た経験を就活に活かし、希望する企業への内定獲得を目指しましょう。