【新卒は完璧より愛嬌】新卒が今から身に付けておきたい愛嬌について徹底解説
2024/4/28更新
はじめに
仕事は完璧でも不愛想な人と、ちょっとそそっかしいけど愛嬌のある人では、後者の方が人から好かれます。
愛嬌は、決して媚びへつらったりゴマをすることだけではありません。
自分の意志や意見を持って、相手と意見交換することで、より良い関係を築くことができるでしょう。
新卒では就活や、社会人になった時にも愛嬌力は必要となり、スムーズに仕事を進められたり、人間関係を良好に保ちやすくなります。
そこで今回は、愛嬌の有無による就活への影響から、愛嬌力を身に付ける方法、愛嬌力セルフチェック方法などについて解説していきます。
ぜひ愛嬌力を身に付けて、就活やその後の職場の人間関係を良好に築けるように努めましょう。
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愛嬌とは一体何?
愛嬌とは、コトバンクによると、次の意味が記されています。
- にこやかで、かわいらしいこと。
- ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。
- 相手を喜ばせるような言葉・振る舞い。
- (多く「御愛嬌」の形で)座に興を添えるもの。
ちょっとしたサービス。座興。
このことから、一般的に愛嬌がある人は、以下のような特徴を持つ人を指します。
- いつもニコニコしている
- 明るい
- 話し上手
- 聞き上手
- サービス精神旺盛
- 甘え上手
- 雰囲気が柔らかい
- 誰にでも同じように接する
- 楽しいことが好き
- 人間が好きで、人懐っこい
以上の特徴や辞典の意味から「愛嬌のある人」を一言で表すなら、「人懐っこく、可愛らしく柔らかい雰囲気で、人に溶け込める人」といえます。
愛嬌には、男女の違いはもちろん、容姿も関係ありません。
たとえば、面接に来た新卒の人が美人やイケメンであっても、不愛想でムスっとした表情をしている人は、取っ付きにくく接しずらいと判断されてしまいます。
逆に愛嬌があれば、たとえ美人やイケメンではなくても、「雰囲気が素敵だなぁ」「笑顔が可愛らしいなぁ」などと、人から好印象を持たれやすくなります。
愛嬌は容姿に関係なく、その気があれば誰でも身に付けることができるのです。
愛嬌力が備わっていることで、新卒の人は面接や
後ほど紹介する「愛嬌を身に付ける方法」を参考にぜひ愛嬌力を身に付けてくださいね。
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就活の場面における愛嬌とは
就活の場面における愛嬌がある人とは、「取っ付きやすく、人間関係を築くのが上手い人」のことを指します。
言い方は先ほどと異なりますが内容は一緒です。
先ほども、相手を喜ばせることができる人は愛嬌がある人だと記載したように、就活においても面接官に好印象を抱かせるような人こそが、愛嬌があると判断されることになります。
つまり、就活においては「話しかけやすい雰囲気があり、会社に馴染んでくれそう」と思われる人が好まれ、『愛嬌がある人』として認識されるのです。
「愛嬌がある人はモテる」とよく聞きますが、愛嬌がある人は色んな人や会社から好かれます。
いくら容姿や頭が良くても、愛嬌がなければ内定はもらえないといっても良いほど、愛嬌は重要なのです。
愛嬌の有無による就活への影響
では実際、愛嬌のありなしによって、就活に及ぼす影響はどれほどなのかを見ていきましょう。
先ほどお話ししたように、愛嬌のある人とはざっくりいうと「人懐っこく、可愛らしく柔らかい雰囲気で、人に溶け込める人」のことです。
そのため、就活においても愛嬌のある人は面接官から好かれやすく、内定をもらいやすいということになります。
人当たりの良さから、社内でも人と上手く関わることができると判断されるからです。
就活と一口に言っても、結局は「人」と「人」との関わり合いになります。
面接官である「人」が選考を行い、入社後に一緒に働くのも「人」です。
同じ「人」である以上、なるべく人間関係を円滑にし、気持ちよく働きたいと思うのが人の心理です。
そのときに、不愛想で論理的な回答を完璧にする新卒よりも、ちょっぴりそそっかしくても可愛げのある新卒の方が人間味があって好かれやすいということになります。
まずは、自分の愛嬌力がどのくらいなのか、次の見出しからセルフチェックしてみましょう。
参照ページ
愛嬌力診断~あなたはどのくらい持ってる?~
愛嬌を身に付ける方法をご紹介する前に、まずは自分の今の愛嬌力がどれくらいなのかチェックしておきましょう。
①表情や感情表現が豊か
人が好印象を抱く要素として最も重要なのは「笑顔」と言ってもいいでしょう。
相手が自分のことをことを思い出したときに、自分の表情が笑顔かどうかが重要です。
もし無表情であったり、ムスっとした表情が思い出されるのであれば、あなたの印象は良くないでしょう。
また、笑顔だけでなく、感情表現や表情が豊かかどうかも大切なポイントです。
普段人と接するときに、感情豊かなリアクションが取れてる人の方が、人間味を感じますよね。
人と距離を詰めるためにはリアクションも大事な要素の一つです。
②共感力が高い
共感力とはすなわち、人の身に何か起きたときに、自分ごとのように捉えられるかということです。
そのとき同時に、自分にできることは何か、自分に足りなかった部分はなかったか考えられるかどうかがポイントになってきます。
ただし、自分を責めたりすると心が疲れてしまうので、追い込みすぎないように注意しましょう。
逆に、自分の身に何か起きたときに人のせいにしたり、人を否定する人は、周りの人から距離を置かれてしまうことになりかねません。
③自分と違う意見の人も受け入れられる
自分と異なる価値観の人と遭遇した場合にも、相手を否定するのではなく、尊重して受け入れようとする気持ちが大切です。
自分の価値観を押し付けたり、「それは間違ってる」などと否定してしまうと、相手と衝突してしまう可能性もあります。
自分から、そういった高圧的な態度で接してしまう人は論外です。
まずは「なるほどね」などと相手の意見を聞く耳を持っていると、共感してくれているなと好印象に繋がります。
④トラブルが起きてもポジティブに考えられる
何かトラブルが起きたときに、解決するのは難しいと受け身な姿勢で対応するよりも、どんな解決策があるかを前向きに考えられる人は、一目置かれます。
また、そういった前向きな姿勢の人がいるだけで、現場の士気が高まり、チームとしても団結しやすくなります。
⑤素直さ・謙虚さがある
立場や年齢にとらわれず、誰に対しても素直で謙虚な人は好感が持てます。
ある程度年齢を重ねていくと、経験値も高まるので、目下の人や年下の人には上から目線になりがち。
しかしそんなことでは人は離れていく一方です。
分からないことがあれば、部下や年下にも素直に教えを請い、謙虚な姿勢の人は好かれます。
⑥自分の意志や意見をしっかりと持っている
誰にでも愛嬌の良い人というと、一見誰に対しても素直で従順な人と思われるかもしれません。
しかし、真に愛嬌を持った人とは、相手に媚びへつらう訳ではなく、相手の意見を受け止めた上で、自分の意見をきちんと言える人のことです。
人の言うことを自分の意思とは裏腹に、何でもかんでも聞き入れていたら、それは媚びをうっているということになってしまいます。
心地よい関係を築くには、どちらか一方が無理をして相手に合わせることではなく、お互いに歩み寄って納得のいくまで話し合える関係性になることが大切です。
⑦自分の自慢話をしない
ついつい自分がやり遂げた成果や、経験をアピールしたくなる気持ちは分かりますが、自分からアピールするのは控えましょう。
自分が自身をもって何かをアピールできるのは素晴らしいことですが、自己満足のための自慢話は評価が下がってしまいます。
謙虚さが大切なので、自慢話は人に聞かれたときくらいにしておいて、自分から話すのは控えましょう。
⑧この人なら大丈夫という信頼感がある
これは礼儀正しく丁寧に人に接することができて、安心感があるということです。
挨拶やお礼、悪いことをしたら素直に謝ったり、意思の疎通がしっかりできる人だと、この人なら大丈夫だなという信頼に繋がります。
たとえ、仲の良い友人であっても「親しき中にも礼儀あり」ということから、礼儀はとても大事です。
⑨人を楽しませるために自虐ネタや弱みを言える
人間味あふれるジョークやユーモアは、愛嬌力にとって重要なポイントになります。
人間は誰しも完璧ではなく、どこかに必ず弱みがあるものです。
そういった完璧じゃない部分を人と共有できることで、心のハードルが一気に下がり、人と打ち解けやすくなります。
自分から弱みを見せることで、相手にすると話しかけやすいな、良い意味でギャップがあって魅力的だなと思わせることができるでしょう。
弱みを見せられる人と見せられない人の決定的な違いは、「自分の弱みを肯定できているか」ということです。
「人間なんだもん、一つくらいダメなところがあったって良いじゃない。」というスタンスで、自分のダメなところもチャームポイントとして受け入れてあげましょう。
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愛嬌力を身に付ける方法
①真似をする
一番手っ取り早いのは、身近にいる愛嬌のある人を真似てみる、ということです。
身近にそんな人いたっけな?と想像してみてください。
いつもニコニコしてて、誰にでも分け隔てなく接していて、人の輪の中心にいる人はいませんか?
そんな人は愛嬌力マスターとしてあなたにぴったりの師匠となるはずです。
その人をよく観察して、普段どんな風に人と接しているか分析してみましょう。
その人と仲良くなって、マインドや人となりを知ってみるのも良いでしょう。
「どうしたらあなたみたいに皆と仲良くなれるの?」と褒めてインタビューをしてみるのもいいかもしれません。
②人に対して差を付けない
先ほども説明したように、愛嬌のある人は、人によって態度を変えません。
それはすなわち、人に対して差を付けないということです。
たとえば、大好きな人からものを頼まれた時と、そうでない人から頼まれたときだったら、やっぱり大好きな人を優先したくなる気持ちがあると考えられます。
その「差」をつけてしまうと、愛嬌力はなくなってしまうのです。
どういうことかというと、「あなたはあの人が大好きだから頑張ったんだ」と思われかねないからです。
そうなると、気軽に話しかけてもらうことは難しくなり、愛嬌のある人とはいえません。
人に対して差をつけないコツは、誰に挨拶しても頼まれても、常に同じテンションをキープして笑顔でい続けられ、相手に心を開けるかです。
③常に笑顔でいる
これは先ほど、人が好印象を抱く要素として最も重要なのは「笑顔」とお伝えした通り、愛嬌力を磨くには笑顔がポイントになります。
笑顔は意識すれば誰でも簡単にできますので、継続して癖づけることが大切です。
ただし、ニヤニヤしているのは怪しいので、笑顔は口角を上げる程度にしましょう。
笑顔には、相手に好印象を与えるだけでなく、ストレスや不安を軽減する効果や、気持ちが明るくなったり、やる気アップの効果もあります。
周りの人だけでなく、あなた自身にも良い影響があるので、ぜひ実践したいところですね。
笑顔は伝染するので、あなたの笑顔で周りの人もハッピーにしちゃいましょう。
④はきはきと元気よく話す
笑顔と同時に、はきはきと元気よく話すことも意識しましょう。
面接でもはきはきと元気に対応できると、ポジティブではつらつとした印象を与えることができるはずです。
また、元気にはきはきと自信たっぷりに話せる人は、コミュニケーション能力も高いと評価されるので、対面でのコミュニケーションが必要となる営業職では特に重宝されるでしょう。
もちろん、営業職以外でも、人と関わる仕事は多いので、コミュニケーション能力は色んな職種で必要とされています。
はきはきと話すために意識するべきポイントは、「大きく口を開けて話す」ということです。
また、普段から意識して話すことで、自然と身につきます。
面接は緊張するのでいつもより声が小さくなってしまいがちですが、普段から練習して慣れさせておくことが大切です。
新卒はぜひ意識して面接でも実践してください。
⑤素直になる
愛嬌力を身に付けるには、素直になることも意識してください。
素直な人は、人の意見を素直に聞き入れることができるので、上司や取引先、お客様との接し方も上手く、仕事を円滑に進めることができると見込まれて高く評価されます。
しかし、素直さは、笑顔でいることやはきはきと元気よく話すこととは違って、性格面になるため、少しの意識程度では中々変えられないんじゃないかと思うかもしれません。
でもご安心ください。
素直さは少しの意識があれば、誰でも簡単に身に付けることができるはずです。
下記に、素直になるために意識すべきポイントを記載します。
- 人の意見を聞き入れる
とにかく否定しない。
相手の意見に耳を傾けて、肯定し賛同することを意識してください。
- 固定観念や先入観を捨てる
周りの意見を聞き入れやすくするために、一旦固定観念や先入観を捨ててください。
- マイナス思考にならない
「どうせ自分なんか」とネガティブにならないでください。
好奇心の赴くままに行動すれば、自然と素直さは手に入れられます。
- 自分に嘘をつかない
態度や考え方が、まっすぐで取り繕っていないことを示すためにも、自分の気持ちに正直になって、自分とまっすぐに向き合いましょう。
周りの人に自分に愛嬌があるかチェックしてもらう
自分を客観視できている人であれば、必要ないかもしれませんが、自己評価と他人から見た自分の評価は違っていることがほとんどですので、他人にチェックしてもらうことをおすすめします。
また、愛嬌には定義がなく、自分で愛嬌の有無を判断するのも中々難しいからです。
何より、自分では愛嬌があると思っていたとしても、相手から見たら愛嬌がないと思われていては意味がありません。
面接では、面接官があなたを評価するので、他人目線で愛嬌があるのかどうかが重要です。
できれば、友人や家族などの親しい間柄の人ではなく、なるべく自分のことを良く知らない他人にチェックしてもらいましょう。
愛嬌力が皆無だと入社後も苦労する
新卒は就活対策として愛嬌力を身に付けようと思っている方も多いかもしれません。
実際は、面接に受かって内定をもらい、社会人になってからが愛嬌力を発揮するべきときです。
しかし、入社後に愛嬌力がなければ、仕事を任せられないな、不愛想で取っ付きにくいな、成果が見込めないなと判断されてしまうでしょう。
どのような仕事でも人付き合いがある場合がほとんどですし、上手に人付き合いができることで、仕事も円滑に運びます。
もちろん、面接で愛嬌を発揮して受かることも大切ですが、入社後も継続する意識が大切です。
まとめ
愛嬌力は、人と関わる上で身につけておくと良い、いわば世渡りの術です。
面接の受け答えや、筆記試験が完璧な人よりも、世の中が求めているのは愛嬌のある人なので、新卒のうちから意識して身に付けておきたいところですよね。
ポイントは、いつも笑顔で、元気よくはきはきと話し、自分に素直になることを意識するということです。
もちろん愛嬌力はすぐに身に付けられるものではないので、毎日の積み重ねが大切になります。
愛嬌力は明確な定義がなく、自分で身についているか判断するのが難しいので、あまり親しくない他人にチェックしてもらいましょう。
愛嬌力があれば就活のときだけではなく、相手と良好な関係を築けることで、入社後の仕事はスムーズに運ぶことができ、自分も気持ちよく日々を過ごすことができるはずです。
他人だけでなく自分のためにも身につけておくと、私生活も充実しますね。