王子ホールディングスが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/4/27更新
はじめに
王子ホールディングスのインターンシッププログラムは、さまざまな学びを得る絶好の機会です。
実践的な業界経験を得たいと考える学生、または持続可能なビジネスモデルの構築に貢献できる知識とスキルを身につけたいと思っている理系学生にとって、同社の幅広い事業領域を深く理解し、理論と実践の橋渡しを体験できるでしょう。
本記事では26卒の就活生に向けて、インターンの内容や参加メリットなどを詳しく解説し、インターンシップが成功する秘訣を解説します。
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王子ホールディングスの基本情報
出典元:meclib
王子ホールディングス株式会社(英語表記:Oji Holdings Corporation)は、日本の大手総合紙パルプ企業です。
磯野裕之が代表取締役社長(グループCEO)を務めており、本社は東京都中央区銀座に位置しています。
同社は1873年2月12日に創業し、財閥解体後の1949年8月1日に設立されました。2023年3月末現在の資本金は103,880百万円で、連結従業員数は37,845名です。
王子ホールディングスは、生活産業資材から機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディアに至るまで、幅広い事業を展開しています。
具体的には、段ボール原紙事業、段ボール加工事業、白板紙・紙器事業、包装用紙・製袋事業、家庭紙事業、紙おむつ事業、特殊紙事業、感熱紙事業、粘着事業、フィルム事業、パルプ事業、エネルギー事業、植林・木材加工事業、新聞用紙事業、印刷・出版・情報用紙事業など。
さらに、商事、物流、エンジニアリング、不動産事業などの領域でも事業を展開しています。
王子ホールディングスは、その長い歴史と多様な事業内容を背景に、国内外で紙と紙関連製品の需要に応え、資源環境に配慮した持続可能なビジネスを推進しています。
参照ページ:王子ホールディングス 会社概要
王子ホールディングスに必要とされる人材像
王子ホールディングス株式会社は、グローバル企業として「領域を超えて未来へ」進むとともに、「成長から進化」を目指し、持続可能な企業価値の向上に努めています。
王子ホールディングスが求める人材像は、ビジョンを共有し、具体化するためのキープレイヤーです。
以下のような人材を求めています。
高い倫理観をもつ人材
王子グループの人財理念に基づき、従業員一人ひとりが高い倫理観を持ち、正直かつ公正な行動を心がけることが求められます。
経営理念・存在意義を理解し実践する人材
経営戦略や長期ビジョンを深く理解し、これらを日々の業務に反映させることができる人材です。
変革意識と挑戦精神をもつ人材
継続的な自己研鑽を行い、組織の成長・進化に貢献できるよう、新たな挑戦を恐れず、変革を推進する意識をもつことが重要です。
グローバル視点をもつ人材
世界を意識した行動ができる人材を求めています。グローバルな視点から物事を捉え、多様な文化や価値観を尊重できる人材です。
王子ホールディングスのインターンに参加するメリット
王子ホールディングスのインターンシッププログラムは、参加者にとって、自身のキャリアパスを模索し、将来に向けた貴重なスキルを獲得するための理想的な機会を提供します。
このプログラムは、以下のような多岐にわたるメリットをもたらします。
1. 実践的な業務経験の提供
王子ホールディングスはインターン生に、実際のプロジェクトや日々の業務に参加する機会を提供します。
この経験を通じて、理論だけでは学べない実践的な知識とスキルを身につけることができます。
また、業界のプロフェッショナルとして必要な実務経験を積み、将来の職場で即戦力となるための基盤を築くことが可能です。
2. コンプライアンスと安全文化の理解
インターンシップでは、コンプライアンス、安全、そして環境保護の重要性について深く学ぶことができます。
企業が社会的責任をどのように果たしているかを理解し、ビジネス運営の基盤となるこれらの原則を自分のものとすることが重要です。
どの分野で働くにしても、これらの価値観は極めて重要なものです。
3. グローバルな視野の獲得
王子ホールディングスはグローバル市場における競争力を高めるため、インターン生に国際的なビジネス環境への理解を深める機会を提供します。
異文化間のコミュニケーション能力や国際ビジネスの動向に対する理解を深めることで、グローバルな視野をもったビジネスパーソンへと成長できます。
4. 人財育成とキャリア支援
参加者は、王子グループ独自の研修プログラムを受講することができます。
これにより、自己啓発はもちろん、プロフェッショナルとしての成長を促進し、将来のキャリア形成に対する具体的な支援を受けることが可能です。
5. 多様性と包括性の推進
王子ホールディングスでは、多様なバックグラウンドをもつ人材がともに働き、新しいアイデアを生み出す環境を大切にしています。
インクルージョンとダイバーシティを体験することで、多様性を尊重し、それを強みとして活用する方法を学べるでしょう。
王子ホールディングスのインターンシップに参加することで、これらのメリットを実感し、自身の将来像をより鮮明に描けます。
自己成長を望むあなたにとって、このプログラムは、グローバルな舞台で活躍するための貴重なステップとなるでしょう。
王子ホールディングスが行っているインターン内容
王子ホールディングスでは、研究職を対象とした具体的かつ実践的なインターンシッププログラムを提供しています。以下が概要です。
プログラム概要
期間 | 2Daysプログラム(8月上旬~9月下旬に週1回実施) |
実施場所 | 王子ホールディングス東雲研究所(東京)および滋賀研究所 |
内容 | 王子ホールディングスの研究所に訪問し、実験や課題発表を通じて研究内容を深く理解。経験豊かな先輩社員からのフィードバックや若手社員との座談会も実施。 |
対象 | 4年制大学・大学院の学生 |
報酬・条件 | 交通費、宿泊費支給。保険加入は必要なし。 |
実施内容
王子HD概要
- 実験
各研究テーマに基づいた実験を行います。
- 発表
実験結果に基づいた発表を行い、先輩社員からフィードバックを受け取ります。
- 懇親会
参加者と社員が交流できる懇親会も予定しています。
実験テーマ(昨年度例)
- 脱プラスチック世界に向けた次世代紙素材の開発
- ディスプレイ用透明粘着シートの作製と評価
- 森林資源の有効利活用(パルプ化など)
- 開発に関わる紙製品の構成成分分析
- ナノドットアレイ技術の応用による細胞培養基材の開発事例
- 水処理システムの検討手法と事例
- 紙パルプ技術に関する知財戦略の検討
- 環境対応自動車用のコンデンサフィルム開発
- 紙素材の特性発現技術
- 木材由来の医薬品開発・事業立案
参照ページ:マイナビ2026 王子ホールディングス
王子ホールディングスのインターン選考対策
エントリーシートの攻略法
王子ホールディングスのインターンシップ選考を突破するためには、まずエントリーシートの提出が求められます。
ここでは、「変革意識を持ち挑戦する人物」としてのあなたをアピールするチャンスです。
- 自己PR
自己の経験や挑戦した事例を通じて、問題解決能力やチームワークの経験を具体的に記述し、前面に出しましょう。
- 志望動機
王子ホールディングスの経営理念や研究テーマへの共感を明確にし、自分なりの視点を加えることで、オリジナリティを示してください。
- 研究テーマ選択
応募する研究テーマへの関心と背景、および自身の専攻や研究経験がどのように活かせるかを具体的に説明します。
効果的な選考対策
企業理解の深化
王子ホールディングスの事業内容、経営理念、研究開発テーマを深く理解しましょう。
選考では企業への理解度や関心が重要視されます。
座談会や説明会の活用
若手社員との座談会や説明会を通じて、研究内容や社内の雰囲気を知る機会を得ることができます。
積極的に質問し、興味関心を示しましょう。
必要スキルの把握と自己分析
研究職に必要なスキルや資質を理解し、自己分析を行いましょう。
具体的な例を挙げて説明することが選考対策になります。
フィードバックの活用
選考過程で得たフィードバックを次のステップに活かし、成長意欲と改善意欲をアピールしましょう。
コミュニケーションとチームワークの重要性
選考では、専門知識や技術スキルだけでなく、コミュニケーション能力も重要視されます。
座談会やグループディスカッションで積極的に発言し、問題解決に取り組む姿勢を見せましょう。
また、チームワークを重視し、他者との協力を通じて革新的なアイデアを生み出す能力をアピールします。
情報収集と準備の徹底
王子ホールディングスの最新動向や業界トレンドを把握し、それをもとに自己がどのように貢献できるか、企業の将来にどのように関わりたいかを考え、選考時にアピールしましょう。
自己紹介や志望動機、過去の経験については、あらかじめ答えを準備し、練習することで、緊張した状況でも自信をもって表現できます。
ポジティブな姿勢の維持
インターンシップ選考は自己成長の機会です。
結果に関わらず、得られた学びや経験を価値あるものと捉え、常に前向きな姿勢を保ちましょう。
これらの対策を心がけることで、王子ホールディングスでのインターンシップを最大限に活かし、自己成長とキャリア形成の貴重なステップとなるでしょう。
王子ホールディングスのインターン選考の流れ
王子ホールディングスのインターン選考の流れは、参加希望者に対して、事前の準備と選考プロセスを通じて、同社の事業や文化に合った人材を発掘することに焦点を当てています。
以下は、過去の選考フローを参考にした一般的な流れです。
- エントリー
まず、王子ホールディングスのキャリアポータルや就職情報サイトからエントリーします。
エントリーする際には、基本的な個人情報や学歴、職歴などを提出します。
- エントリーシートの提出
エントリー後、エントリーシート(自己紹介書)をオンラインで提出します。
エントリーシートでは、自己PR、志望動機、過去の経験や成果などを具体的に記述し、自分の強みや王子ホールディングスで実現したいことをアピールします。
- 書類選考
提出されたエントリーシートを基に、人事部門や関連部署で書類選考が行われます。
この選考では、応募者の経験やスキル、王子ホールディングスでの適合性が評価されます。
- 選考試験・面接
書類選考を通過した応募者は、選考試験や面接に進みます。
面接では、応募者の人物像やコミュニケーション能力、チームで働く能力などが評価対象です。
また、研究職やエンジニア職など、職種によっては専門性を問う試験や実技試験が設けられる場合もあります。
- インターンシップのオファー
全ての選考プロセスを経て、最終的にインターンシップへの参加がオファーされます。オファーを受け取った後、参加意思の確認とともに、インターンシップ参加に向けた準備が始まります。
- インターンシップへ参加
実際に王子ホールディングスのインターンシップに参加し、同社の事業や文化を体験します。
インターンシップを通じて、実際の業務やプロジェクトに携わり、社員からのフィードバックを受けることで、自己成長を促します。
- フィードバックと評価
インターンシップ終了後、参加者はフィードバックを受け取ることも。
さらに、インターンシップ中のパフォーマンスや態度、積極性が評価され、これらが将来の採用に対して好影響を与える可能性があります。
選考の流れは、王子ホールディングスが応募者の能力や適合性を十分に把握し、互いに理解を深める機会を設けるために設計されています。
参加者はこのプロセスを通じて、同社で働くイメージを具体的にもてるでしょう。
王子ホールディングスのインターン選考で実際にあった質問
【質問1】
趣味を教えてください。(60字以内)
【回答例】 読書とハイキングが趣味です。 新しい知識を得られる本を読みながら、自然の中を歩くことで心身ともにリフレッシュできます。 |
ポイント:
趣味を通じて自己の性格や価値観が伝わるように工夫されています。
読書での知識獲得への意欲と、ハイキングを通した自然への親和性が示され、バランスの取れた生活を送っていることが伝わるでしょう。
また、60字以内に収めることで、簡潔に自己表現をする能力も示しています。
【質問2】
あなたが、王子ホールディングスの冬季インターンシップへのご参加を希望する理由を入力してください。(400文字以下)
【回答例】 王子ホールディングスでのインターンシップ参加を希望する理由は、同社の持続可能な資源利用に対する取り組みに深い興味をもっているからです。 大学で環境学を専攻しており、とくにリサイクル技術や環境保全に関する研究に取り組んでいます。 王子ホールディングスが展開する機能材料や資源環境ビジネスの先進性に触れ、持続可能な社会づくりに貢献できる実務経験を積みたいと考えています。 また、同社のグローバルな視野を学び、将来的には環境問題の解決に向けた国際的なキャリアを目指したいと思っています。 |
ポイント:
王子ホールディングスの冬季インターンシップへの参加希望理由を説明する際には、自身の環境学の専攻やリサイクル技術、環境保全に関する研究に取り組んでいることを具体的に述べ、同社の持続可能な資源利用に対する取り組みへの深い興味を示すことが重要です。
また、実務経験を通じて持続可能な社会づくりに貢献したいという動機や、同社のグローバルな視野を学びたいというキャリアビジョンの表明もポイントとなります。
【質問3】
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容についてお答えください。
【回答例】 大学での研究室では、廃棄物から新たな資源を生み出すバイオマス技術に取り組んでいます。 具体的には、食品廃棄物を利用したバイオ燃料の製造過程の最適化に関する研究です。 これにより、廃棄物処理と再生可能エネルギーの同時推進を目指し、環境負荷の低減と資源循環型社会の実現に寄与することが目標です。 この経験を通じて、科学技術のもつポテンシャルと環境問題への深い理解を得ました。 |
ポイント:
学業や研究室での取り組みを説明する際には、具体的な研究内容や、その研究が社会や環境にどのように貢献しているかを明確にすることがポイントです。
廃棄物から新たな資源を生み出すバイオマス技術に関する研究を例に挙げ、廃棄物処理と再生可能エネルギーの同時推進を目指していること、さらに環境負荷の低減と資源循環型社会の実現に寄与する目標をもつことが、学術的知識と実社会への応用能力の両方をアピールする上で効果的です。
【質問4】
学生時代に最も打ち込んだことをお答えください。
【回答例】 学生時代に最も打ち込んだのは、大学での環境ボランティア活動です。 私たちは地域の清掃活動、環境教育プログラムの企画・運営、リサイクルキャンペーンの実施などを通じて、地域社会の環境意識の向上に貢献しました。 この活動を通じて、単に環境を守るということ以上に、人々の生活や意識を変えることの重要性を学びました。 また、チームでのプロジェクト管理やイベント運営の経験は、私の組織運営能力やコミュニケーションスキルを大きく向上させました。 |
ポイント:
学生時代に最も打ち込んだことを説明する際には、具体的な活動内容と、そのなかで果たした役割を詳細に記述することがポイントです。
環境ボランティア活動を例に、地域の清掃活動、環境教育プログラムの企画・運営、リサイクルキャンペーンの実施を通じて学んだことをアピールしましょう。
それらを通じて学んだ人々の生活や意識を変える重要性や、チームでのプロジェクト管理やイベント運営の経験から得た組織運営能力やコミュニケーションスキルの向上をさらにアピールすることで、リーダーシップやチームワークのスキルを具体的に示します。
さいごに
王子ホールディングスのインターンシッププログラムは、参加することで得られる実務経験の豊富さ、コンプライアンスや安全文化への深い理解、グローバルビジネスへの洞察力、そして人材育成への強いコミットメントが特徴です。
持続可能な社会を築くための新しいアイデアやソリューションを生み出すための、実践的な学びの場となるでしょう。
将来的に王子ホールディングスでのキャリアを考えている学生にとって、インターンシップは自身の能力を試し、企業文化を体験する絶好のチャンスとなりえます。