上京引越しにかかる費用と節約法を知って、しっかり準備しよう!

上京引越しにかかる費用と節約法を知って、しっかり準備しよう!

はじめに

春から上京して、東京で働くという人も多いことかと思います。上京し、部屋を決めて引越してくるのには、多くの費用がかかります。そのため、しっかりと準備をしなければ、新しい生活に良いスタートが切れないかもしれません。今回は、上京引越しにかかる費用を詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います!

1.上京引越しにかかる費用

さて、上京引越しにかかる費用は平均で、約50〜60万円と言われています。さらに、その費用のほかにも2ヶ月分程度の生活費も用意しておかねばなりません。つまり、合計でおよそ70万円もかかってしまいます。もちろん、自分次第でその費用はかなり上下するでしょう。この費用の内訳が以下の通りです。各項目の費用は、あくまでも一般的なものです。なお、現在の部屋の退去にかかる費用は、合計金額に含んでいません。

 

現在の部屋の退去にかかる費用(退去の必要がある人):人それぞれ

 

引越し費用:約5万〜10万円

部屋の契約費等:(仮に家賃を7万とすると)32万円弱(家賃の4,5ヶ月分)

家具家電や生活必需品の準備にかかる費用:約10万〜15万円

 

2ヶ月分の生活費:20万円(1ヶ月10万円×2)

 

合計およそ70万円

 

これはあくまでも一例ですが、このくらいの費用がかかってもおかしくはありません。ですので、計画的に準備をすることが大切です。以下に、それぞれの項目ごとに詳しく説明をしていきます。費用を節約する方法も合わせて、紹介します。

2.上京引越し費用の内訳

以下、項目ごとに流れに沿って、それぞれ説明をしていきます。

 

2-1.現在住んでいる部屋の退去について

 

現在賃貸物件に住んでいて、引越しに伴い退去が必要な人に当てはまります。上京引越しに、直接は関係ないかもしれませんが、参考までに説明をしておきます。退去にかかる費用は、主に2つあります。

 

1つ目は、賃貸物件から退去する際に発生する費用です。入居者が払わなければならないのは、主に「入居者の故意の過失による補修費用」と「ハウスクリーニング費用」の2つです。部屋を普通に使用し、最終的に綺麗に掃除して明け渡せば、基本的に多額の費用がかかることはありません。入居時に支払った「敷金」から、先程の費用が引かれ、余れば返金されるという仕組みとなっています。

 

2つ目は、不用品処分にかかる費用です。上京先へ、全てのものは持っていけませんから、不用品を処分しなければなりません。ただ、不用品を回収してもらうには、かなり費用がかかることもあります。リサイクルショップに売ったり、必要な人にあげたりと、工夫をすることで費用を少しでも安く抑えることができるでしょう。

 

引越し前は、どうしてもバタバタしてしまうと思いますが、少し前から準備を始めることが大事です。部屋を退去する際にも、こうした費用がかかる可能性があることを忘れずにおきましょう。

 

2-2.引越し費用

 

引越し費用として、業者に依頼すれば、平均で約5万〜10万円かかります。引越し費用は、時期や距離、荷物の量によって決まります。時期に関して言えば、繁忙期(特に3月や4月)か閑散期(5月〜12月)かで費用が2倍近く違うということもあるようです。さらに、曜日や時間帯によっても多少上下し、平日や昼〜夕方のほうが費用が安くなることもあります。要するに引越し業者が忙しくない、時期や時間帯に引越しするほうが、費用を抑えられる可能性が高いのです。また、荷物の量や引越しにかかった時間も費用に影響するため、少しでも荷物を減らし、業者の方が来る前に梱包材にまとめておくなどしておくのが良いでしょう。

引越しをする時期を繁忙期とずらして調整したり、持っていくものと引越し先で買うものを整理し、荷物を減らすことで費用を抑えることができますね。とは言っても、業者ごとに費用は異なってきます。引越し費用について、複数の業者の見積もりを一括で表示できるサイトもありますので、少しでも費用を抑えたい人はそちらを利用してはいかがでしょうか。

 

2-3.部屋の契約費

 

上京引越しをする際に最も費用がかかるのが、部屋の契約費です。部屋の契約に必要な初期費用の目安は、家賃の約4・5ヶ分となっています。東京都の1R〜1DKの平均家賃はおよそ7万円ですので、初期費用として35万前後はかかる計算になります。初期費用の内訳と相場は、以下の通りです。

 

敷金:退去時の部屋の汚れや破損の回復費に当てられ、残ったお金は返ってくる

→家賃1か月分

 

礼金:借りる部屋の大家さんへのお礼(最近では必要ないこともある)

→家賃1か月分

 

仲介手数料:部屋を紹介してくれた仲介業者への報酬

→家賃1ヶ月分+消費税

 

前家賃:契約の翌月分の家賃

→家賃1ヶ月分

 

日割り家賃:月の途中に入居した場合、入居日から月末までの家賃を払う

→1か月分の家賃を入居日数で割った金額のため、これは入居日による

 

火災保険料:火災、水漏れなどの緊急事態が起きたときのための費用

→1,5万〜2万円

 

保証料:連帯保証人の代わりに保証会社に支払う費用、家賃が払えなくなったときのための備え(物件によって異なるため、確認が必要)

→1か月分の家賃前後

 

鍵交換料:前の入居者が使用していた鍵を、自分用に交換するための費用(ない場合もある)

→1万5千円

 

物件によって細かい費用や条件は異なっているので、じっくりと探すと良いでしょうし、場合によっては、費用の交渉ができることもあるようです。また、家賃に関しては都心部につれて高くなる傾向にあるので、抑えるのであれば千葉や埼玉に住むという選択肢もあります。自分の希望する条件や、交通の便、治安などをかんがみて、納得のいく部屋を決めてください。

 

2-4.家具家電について

 

部屋を決めた後は、家具家電や生活必需品をそろえなくてはなりません。仮にひと通り揃えるとなると、10万〜15万円くらいの費用はかかります。以下に、生活するのに必要な家具家電、生活必需品を挙げていきます。

 

洗濯機/冷蔵庫/炊飯器/電子レンジ/テーブル/ベッド/布団/掃除機/カーテン/お風呂用品(掃除用具/シャンプー類など)/トイレ用品(掃除用具・洗剤・トイレットペーパーなど)/キッチン用品(調理器具・皿・箸・調味料など)

 

最小限、これくらいあれば生活はできるのではないでしょうか。地元から持ってきたものがあれば、費用はかなり抑えられます。また、最初から家具家電付きの部屋を選ぶという手もあるでしょう。

 

2-5.生活費

 

上京してからすぐに、お金が手に入るわけではない場合が多いとおもいます。たとえ、就職先が決まっていて4月から働くとしても、給与がもらえるのが5月や6月になる可能性もあるのです。ですから、部屋の契約費や引越し費用のほかにも、2ヶ月分くらいの生活費をもっておくと良いでしょう。1か月の生活費は、これも人によりますが、少なくとも10万円程度は必要になるかとおもいます。以下に、1か月の生活費の内訳の目安の費用を示します。

 

食費:約3万円/水道光熱費:約1万円/通信費(スマホ・インターネット料金):約1万円/趣味娯楽費:約2万円/日用品購入費など:約2万円

(参考:統計局ホームページ)

 

上記にプラスして、上京してきたばかりということもあって、急だったり予想外だったりする出費も発生してくることを、頭にいれておきましょう。外食やコンビニの食事が多いと出費もかさむので、自炊をするのも良いでしょう。

3.節約の方法

先ほども説明したように、上京したてに限らないことですが、急な出費があることを想定して、計画的に節約しておきましょう。ここまで、各項目で挙げてきた節約のポイントを以下にまとめておきたいとおもいます。

 

◎退去のための費用をなるべく抑えるためには、部屋を綺麗に使い、できるだけ入居前の状態と同等になるよう掃除してから、明け渡すこと。

 

◎引越し前から荷物の整理をおこない、不必要なところに費用がかからないようにすること。

 

◎引越しシーズン、特に3月や4月から、引越しする時期をずらすことで、大幅に費用を減らせること。

 

◎部屋の契約には、基本的に家賃のおよそ4,5ヶ月分の初期費用がかかるが、物件により様々な条件があったり、交渉ができることもあるので、じっくり検討すること。

 

◎家具家電の処分方法、新規購入については計画をしっかりと立てておこなうこと。

 

◎生活費は、自炊をすることで、食費が抑えられること。

まとめ

地方から上京してくる人は特に、環境がガラッと変わる上に、費用も多くかかるので、不安なことがたくさんあるとおもいます。だからこそ、早め早めから計画を立てて、行動しましょう。ときには、頼れる人に相談したり協力をしたりしてもらって、新生活の良いスタートを切ってください!

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就活ハンドブック編集部

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