【例文あり】就活の自己紹介を成功させるポイントを解説
2024/10/20更新
はじめに
企業の面接でよく聞かれる「自己紹介」ですが、これまでの大学生活において自己紹介をする機会がなかった方も多いのではないでしょうか?
自己紹介は一見カンタンな印象がありますが、じつはなにを言えばいいのか分からなくなってしまう人も多いです。
結論からいうと、就活での自己紹介では、面接官の意図をくみ取って答えることが大事です。
本記事では、就活での自己紹介のベストな答え方について解説します。
以下のような悩みを抱える就活生は、記事を読んで第一印象をアップさせて、面接官へアピールしましょう!
- 就活の自己紹介ってどう答えるのがいいの?
- 企業が就活生に自己紹介を求める意図は?
- カンタンな自己紹介の作り方を知りたい
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就活で企業が自己紹介を求める3つの意図
そもそも、なぜ就活で自己紹介をすることが求められるのでしょうか。
面接という限られた時間を使って、企業が就活生に自己紹介をさせることには、大きく下記の3つの意図があります。
- コミュニケーション能力を測るため
- 人柄や価値観を確かめるため
- 自信や自己理解度を見るため
コミュニケーション能力を測るため
就職活動において企業が自己紹介を求める理由は多岐にわたります。
まず第一に、就活生のコミュニケーション能力を評価するためです。
自己紹介は、限られた時間の中で自身の情報を効果的に伝えるスキルを試される場です。
企業は、就活生がどのように自分を表現し、聞き手に興味を持たせることができるかを観察します。
話の構成や言葉の選び方、声のトーンや表情など、総合的なコミュニケーション能力が評価されます。
特に営業職や接客業など、人と接する機会が多い職種では、この能力が重視されるでしょう。
人柄や価値観を確かめるため
次に、自己紹介は就活生の人柄や価値観を理解する手段としても重要です。
履歴書や職務経歴書には書かれていない、就活生の個性や考え方を知るための貴重な機会です。
自己紹介の内容から、就活生がどのような経験を重視し、何を大切にしているのかが垣間見えます。
企業は、就活生の価値観が自社の理念や文化に合っているかを確認し、チームにどのようにフィットするかを判断します。
特に企業文化を重視する企業では、就活生の人柄や価値観が合致しているかどうかが採用の決め手となることもあるのです。
自信や自己理解度を見るため
さらに、自己紹介は就活生の自信や自己理解度を測る指標にもなるのです。
自分自身をどれだけ理解し、適切にアピールできるかは、自己認識の深さを示します。
企業は、就活生が自身の強みや弱みを把握し、それをどのように職務に活かそうとしているかを見極めます。
自己理解が深い就活生は、自らの成長やキャリアパスを明確に描くことができるため、長期的に企業に貢献できる可能性が高いと判断されます。
就活の自己紹介で気をつけるポイント10選
最初の方にもお伝えしましたが、自己紹介は第一印象を決める大切な要素です。
うまく伝えることができれば、初めの段階から面接官に「悪くないかも」と思ってもらうことができます。
自己紹介でいい印象を持たれるには、もちろん先ほど紹介した内容の他にもテクニックがありますので、そのテクニックを確認していきましょう。
- 表情
- 正しい言葉遣い
- はっきりと話す
- 自信を持って話す
- 話すスピードは早すぎず遅すぎず
- 目を見て話す
- 強調したい点に身振りをつける
- 姿勢をただす
- 棒読みしない
- 自己PRをしてはいけない
これらの10個のポイントを押さえておくだけでも、印象はかなり変わってきます。
表情
口角をあげ、はにかんだ表情を心がけましょう。
ただ笑顔が過剰だったり、ぎこちないと不自然で印象はよくないので面接の前に鏡で自己紹介を読み上げる練習をし、自然な笑顔が出るようにしておきましょう。
正しい言葉遣い
面接では正しく言葉を使うことがマナーとなります。
尊敬語・丁寧語・謙譲語を理解しましょう。
下記で簡単に表にまとめているのでそちらも参考にしてください。
はっきりと話す
面接では、大きな声ではっきりと話しましょう。
声が小さかったり、トーンが暗かったりすると、それだけでマイナスイメージです。
緊張すると声が小さくなる人は、面接の前に発声練習をしておくと良いでしょう。
自信を持って話す
目上の人の前での面接はだれでも緊張してしまい、不安が先立ち、あなたの強みや能力を正しく伝えることができません。
事前にしっかり面接準備をしておくことが大切です。
なぜ不安を感じるのか、根本を見つめることで自信を持って面接に挑みましょう。
話すスピードは早すぎず遅すぎず
話すスピードは「早すぎても、遅すぎてもダメ」です。
相手がどういうタイプか(早口なのか、比較的遅い口調なのか)によってペースを変えられると好印象です。
また、自分の伝えたいことを落ち着いて話していくと雰囲気が出て、印象がよくなります。
ボイスレコーダーを使い自分で聞き、聞き取りやすいかどうか、友人に聞いてもらい、聞き取れるかどうかを確認しておくといいですね。
目を見て話す
中には、人の目を見て話せないという人がいると思います。
ですが、それだと誠実さが出ません。
面接官の目を見て話すことで真剣度が伝わりますし、コミュニケーションの基本ですので、面接での評価も高くなります。
もし目を見て話せないという人は、目と目の間を見たり、鼻を見てあげると良いです。
目に近い場所ですので、相手からすると目を見られていると感じますので、そういう方法でも、話せることができるように心がけておきましょう。
強調したい点に身振りを加える
面接で相手に強く思いを伝えたいときは身振り・手振りを付けてみましょう。
あなたの思いや感情が相手に伝わりやすくなります。
注意点としては何度も身振り・手振りをつけると大げさに見えてしまい、帰って印象が悪くなるので、付けすぎは禁物です。
姿勢をただす
猫背だったり、手がぷらぷらしていたりするとスマートな印象を与えることができません。
しっかりと背筋を伸ばして胸をはり、手は所定の位置においておくことで信頼できる人として見られることができます。
姿鏡などを使って、自分がどのように見られているかをチェックしておくべきです。
棒読みしない
あらかじめ台本を用意していれば、思考がまとまり、論理的に伝えられるでしょう。
しかし、あたかも暗記して読んでしまっている感が出てしまうと、非常に残念です。
これもボイスレコーダーで録音したり、友人や家族にチェックしてもらったりして、なるべく自然に話せるように練習をしておくといいでしょう。
自己PRをしてはいけない
もし「お名前と大学名を教えてください」と言われた時に、あなたならどのように答えますか?
就活生の中には、この質問に対して「私は〜大学の〜で、〜を専攻してきました。大学時代に特に力を入れたことは〜で・・・」と答えてしまう方がいます。
これの何がいけないかというと「聞かれていることと、答えていることが一致していない」ということです。
面接官は「名前と大学名」だけを知りたいのであって、この時点で自己PRを求めてはいません。
自己紹介は、あくまでもあなたの人柄や素性を企業側に知ってもらうための手段です。
求められている以上の内容まで伝えないように注意しましょう。
就活に最適な自己紹介文の作り方
自己紹介文を作成するにあたり、下記の3つのステップを意識すると戦略的に自己紹介を進めることができます。
- キャラ作り
- エピソードの選定
- 3段構成に当てはめる
テンプレートに当てはめる
就活の自己紹介は、テンプレートに当てはめることで誰でもカンタンに作成することが可能です。
具体的には、5つの項目で構成された以下のテンプレートに当てはめてみてください。
- 大学・学部
- 名前
- 学生時代の活動(ゼミ・サークル・アルバイトなど)
- 企業に対して魅力に感じるポイント
- 締めの挨拶
1(大学・学部)と2(名前)はそのまま問題なく答えられるでしょう。
もし「大学名と名前を教えてください」と言う風に聞かれた場合は、1と2だけ伝えてください。
3(学生時代の活動)は、大学の期間中もし何かを頑張ったようであれば「何を学習して、それが今どのように自分の力になっているのか」を伝えるといいでしょう。
面接でよく聞かれる「学生時代に力を入れたこと」について語れる内容を持っており、「面接官にぜひともアピールしたい」といった場合には自己紹介の時点で軽く触れておくのもありかもしれませんね。
4は面接官が求めていそうな感じ、もしくは「1分間ほどで自己紹介してください」のようにボリュームが求められている際には伝えるといいでしょう。
5の挨拶は「ありがとうございました」「よろしくお願いいたします」のように時間を取ってくださったことへの感謝を述べると、印象がいいです。
何回もお伝えしているように、これはあくまで基本の自己紹介の項目となります。
その場の空気感や聞かれていることに対し、相手の意図をくみ取って適切に答えることが大切です。
無理して全て言おうとしなくても大丈夫です。
その他、もし長めの自己紹介を言われた場合は、出身地ややってみたいこと、意気込みなどを簡潔に加えておくと良いでしょう。
適切な長さを心がける
さて、ここまで読んだところで、気になる方も多いのではないでしょうか?
「自己紹介は、何分くらいで収めたら良いのだろう?」
自己紹介の適切な長さは、企業によっても異なるため一概には言えないのですが、多くの場合「1分以内が良い」とされています。
文字量にすると、だいたい250〜300文字程度ですね。
ただし、実際に1分間持たせることはなかなか難しいです。
面接の場だと緊張し、いつもより早口になってしまうことでしょう。
内容を詰め込みすぎると覚えるだけで精一杯になり、本番で頭が真っ白になってしまうことも。
なので、実際は30〜45秒程度と抑えておきましょう。
文字数に換算すると、150〜200文字程度になりますので、あらかじめ内容をまとめておくと良いですね。
自己紹介で好印象を与えるための3つのコツ
自己紹介では覚えてもらうためにも第一印象が重要ですが、これから紹介するコツを実践するとさらにライバルと差別化できます。
自己紹介で一歩リードしたい人は、以下の3つのコツもおさえておきましょう。
- パーソナルな情報をいれる
- 選考への意気込みを話す
- 短く簡潔にまとめる
パーソナルな情報をいれる
短時間で自分のことをより知ってもらうために、印象に残るようにパーソナルな情報を入れるのがおすすめです。
大学でのゼミや部活動、アルバイトや趣味について簡単に伝えてみましょう。
できればエントリーシートの内容とずれないように一貫性を持たせておくとベターです。
記載内容が異なると内容の信ぴょう性が疑われてしまうので注意してください。
選考への意気込みを話す
自己紹介の場で今日の意気込みを伝えるのも有効です。
選考への意気込みを話して締めくくることで、より好印象を与えやすくなります。
意気込みは正直な気持ちを伝えるためにも、あえて話す内容を準備せずに思ったままの内容を話してもよいでしょう。
短く簡潔にまとめる
短く簡潔にまとめる能力は、社会人にとっても必要なスキルです。
短時間で分かりやすく伝えるスキルがあれば、構成力があると評価されることもあります。
短く話すといっても早口になってしまうのはNGです。
先述のパーソナルな内容もしっかり組み込みつつ、必要最低限の情報を入れるようにしましょう。
短時間で簡潔にスピーチするための方法が知りたい方は、以下の記事も参考にしましょう。
自己紹介の練習方法
話す内容や意識すべきポイントをインプットしたら、次はどのようにアウトプットすればいいか練習する必要があります。
以下では本番でも緊張せずに話すための自己紹介の練習方法について解説するので、是非参考にしてください。
動画を撮影する
自分自身が話す様子を客観視するために、スマホで一度自分が自己紹介している動画を撮影してみましょう。
主観的な視点では気づけなかった話し方のクセなどに気づくことがあります。
視線や表情、仕草で改善できるところを探し、本番でより好印象を与えられるように練習してみてください。
家族や友人の前で話す
家族や友人の前で模擬面接のように話してみるのもおすすめです。
実際に人が目の前にいると、カメラを前にして1人で話すときより緊張感もだいぶ違ってきます。
話す声の大きさや雰囲気など、撮影した動画では分からないようなことを聞いておくと良いでしょう。
面接で好印象を与える自己紹介のやり方を紹介している記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
【4つの状況別】就活での自己紹介の例文
では、上記の要素を含めた例文を学生時代の取り組み別に3つ見ていきましょう。
「大学+名前+ゼミでの取り組み」について話す場合(143文字)
「大学+名前+アルバイトでの活動」について話す場合(136文字)
「大学+名前+サークルでの活動」について話す場合(171文字)
「部活+趣味」について話す場合(171文字)
以下のページにもパターン別の自己紹介例文があるのでぜひ参考にしてください。
就活の自己紹介に関するよくある疑問
それでは最後に、就活における自己紹介に関するよくある疑問について見ていきましょう。
自己紹介の適切な長さは?
面接では1分程度で自己紹介を聞かれることが多いです。
1分間は文字にするとおよそ250〜300字です。
中には30秒や2分など時間指定があるので、それぞれの時間に何をどのくらい話すべきかについておおまかにまとめておきましょう。
1分間で自己紹介をするためのコツを人事目線で解説している記事もあるので、あわせてチェックしてみましょう。
特に力を入れてきたことが無い場合は?
「アピールできることがない…」
人によっては、なかなか難しいですよね。
学生時代頑張ったことがあまり思いつかない場合は、大学名と名前だけで済ませてしまうのではなく、趣味や特技、何か好きなことを盛り込んでみましょう。
例えば旅行が好きな人であれば、「旅先で学んだ、新しい視野を持って物事にあたることを意識し、御社でも取り組みたい」や「広い視野を持つことを意識したい」「計画を立て、目標を達成することに注力したい」と、前向きな姿勢をアピールすることが可能です。
はたまた、ゲームが好きな人でも、好きなことへの根気と継続力、集中力は、大きなアピールポイントになるはずです。
「言えることがない…」と投げやりになる前に、何か言えそうなことはないか、考えてみましょう。
きっと何かしら見つかるはずです。
本番で緊張してしまい、頭が真っ白になってしまったら?
「壇上に上がると、急に頭が真っ白になってしまった」
「何も考えられなくなってしまった」
誰にでも経験があるのではないでしょうか?
特に、就活の面接という大切な場面でパニックになってしまうと、「不合格確定」と、絶望的な気持ちになってしまうかもしれません。
ですが、大丈夫です。
面接官は、このような学生を何十人、何百人と見てきていますから、緊張して頭が真っ白になったぐらいでは落としませんし、むしろ、そこからどうやってコミュニケーションを図ろうとするか、そのリカバリーの部分が見られていると言っても過言ではありません。
ですので、たとえパニックになってしまったとしても、絶望的になり諦めてしまうのではなく、相手と「対話」「キャッチボール」を意識し、できる限り言葉を紡いでみましょう。
必死に覚えたカンペよりも、面接官の心に届くかもしれませんよ。
さいごに
やはり一番大切なのは、しっかりと「自分の中で何を伝えたくて」という部分を整理しておき、的確に伝えるために練習をしておくことです。
どんなに自己紹介や面接がうまい人でも、最初からうまかったわけではありません。
姿鏡やボイスレコーダーを使って練習したり、友人の協力などがあったりして初めてうまくできるようになったのです。
逆をいえば、準備と練習をしっかりと行っていれば良い印象を持たれやすくなり、内定まで近づくことができると言えるでしょう。
自己紹介が、いかに大切な要素であるか、おわかりいただけたはずです。
今回紹介したポイントを押さえて、納得のできる自己紹介ができるようにしておきましょう。