【2025年最新】貿易会社ランキング!大手総合・専門商社の売上高・年収・特徴を徹底比較
2025年9月11日更新

この記事の監修者
杉崎 聖輝(キャリアアドバイザー リーダー)
東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。
有料職業紹介事業許可番号13-ユ-306414
プライバシーマーク認定番号:17001872(02)
東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。
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はじめに
就活生から高い人気を集めている貿易業界。数多くの企業のなかから自分に合った一社を見つけるには、業界の最新動向を正確に把握する必要があります。
この記事では、2024年最新の売上高に基づいた貿易会社のランキングを、総合商社・専門商社に分けて分かりやすく紹介します。
さらに、三菱商事をはじめとする大手企業の特徴や平均年収、求められる能力までを網羅的に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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【2025年版】貿易会社売上高ランキングTOP10
まずは、最新の決算情報に基づく国内の貿易会社(総合商社・専門商社)の売上高ランキングTOP10を紹介します。日本の総合商社が上位を独占しており、世界市場における影響力の大きさがうかがえます。
順位 | 企業名 | 売上高(億円) | 種類 |
1 | 三菱商事 | 19兆5,676億円 | 総合商社 |
2 | 伊藤忠商事 | 14兆299億円 | 総合商社 |
3 | 三井物産 | 13兆3,249億円 | 総合商社 |
4 | 豊田通商 | 10兆1,889億円 | 総合商社 |
5 | 丸紅 | 7兆2,505億円 | 総合商社 |
6 | 住友商事 | 6兆9,103億円 | 総合商社 |
7 | 伊藤忠丸紅鉄鋼 | 3兆7,424億円 | 専門商社(鉄鋼) |
8 | メディパルHD | 3兆5,587億円 | 専門商社(医薬品) |
9 | アルフレッサHD | 2兆8,585億円 | 専門商社(医薬品) |
10 | 阪和興業 | 2兆4,319億円 | 専門商社(鉄鋼) |
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そもそも貿易会社とは?総合商社と専門商社の違い
貿易会社は、国内外の企業間で商品やサービスの取引を仲介する企業を指し、大きく「総合商社」と「専門商社」の2つに分類されます。
総合商社:幅広い事業領域が特徴
総合商社は「ラーメンからロケットまで」と表現されるように、エネルギー、金属、化学品、食料、繊維など、幅広い分野の商品を扱っています。仲介だけでなく、資源開発への投資や事業会社の経営も手がける点が大きな特徴です。
日本の7大総合商社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、豊田通商、双日)は世界的に「Sogoshosha」と呼ばれるなど、高い知名度を誇っています。
専門商社:特定分野のプロフェッショナル
専門商社は、鉄鋼、医薬品、食品、化学品といった特定の分野に特化して事業を展開する企業です。特定の分野に関する深い知識と専門的なネットワークを強みとしています。
総合商社が手がけないニッチな領域で高いシェアを誇る企業も多く、その分野のプロフェッショナルとして専門性を高めたい人に向いています。
【総合商社】ランキング上位5社の特徴
日本の経済を牽引する大手総合商社。ここでは、売上高が高い順にランキング形式で上位5社の特徴を解説します。
1位:三菱商事
三菱商事は、三菱グループの中核を担う業界のリーディングカンパニーです。天然ガスや金属資源などの資源分野に強みを持つ一方、デジタル技術を活用して産業全体の変革を目指す「産業DXプラットフォーム」の構築も推進しています。豊富な資金力を活かしたバランスの取れた事業経営が特徴です。
2位:三井物産
三井物産は、エネルギーや金属といった資源分野で世界トップクラスの実績を誇ります。2022年3月期には総合商社で初めて純利益1兆円を突破しました。
近年は、デジタル化や脱炭素といった社会のトレンドを捉え、ヘルスケアなどの非資源分野にも注力しています。「人の三井」と称されるように、個性を尊重する自由闊達な社風で知られています。
3位:伊藤忠商事
伊藤忠商事は、非資源分野において圧倒的な強みを持つ商社です。食料や繊維、住生活といった景気変動の影響を受けにくい分野で安定した収益基盤を築いています。
特に中国・アジア市場に強力なネットワークを持ち、今後の成長も期待される企業です。SDGsへの貢献にも積極的で、環境配慮型のビジネスを推進しています。
4位:丸紅
丸紅は、穀物事業において国内最大の取扱量を誇り、電力事業でも世界トップクラスの実績を持っています。
総合商社では珍しい非財閥系の企業であり、年功序列の風潮が比較的弱く、実力主義の社風が特徴です。資源分野と非資源分野のバランスが良く、安定した経営基盤を築いています。
5位:住友商事
住友商事は、住友グループの源流を汲む財閥系商社で、堅実な経営に定評があります。他社に先駆けてリスク管理の手法を導入するなど、安定性を重視した経営スタイルが特徴です。
金属事業や輸送機・建機事業に加え、CATV事業をはじめとするメディア事業にも強みを持ち、DXやAIなどの先端技術を活用したビジネスを積極的に展開しています。
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三菱商事や三井物産、伊藤忠商事など、業界トップを走る大手商社は、年収水準の高さ・幅広い事業領域・世界を舞台にした仕事など、就活生にとって非常に魅力的な企業です。
一方で、求められる能力は高く、語学力・柔軟性・リーダーシップ・ITスキルなど、多面的なスキルが問われます。
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【専門商社】注目すべき企業3社の特徴
総合商社だけでなく、特定の分野で高い存在感を放つ専門商社も魅力的です。ここではランキング上位の3社を紹介します。
注目企業1:伊藤忠丸紅鉄鋼
伊藤忠丸紅鉄鋼は、世界最大級の鉄鋼専門商社であり、伊藤忠商事と丸紅の鉄鋼部門が統合して誕生しました。両社の持つグローバルなネットワークと高い専門性を活かし、世界中の鉄鋼ニーズに応えています。
注目企業2:メディパルホールディングス
メディパルホールディングスは、医薬品や化粧品、日用品などを扱う専門商社で、医薬品卸売事業では国内トップクラスのシェアを誇ります。全国に広がる物流網を活かし、医療機関やドラッグストアへ商品を安定的に供給しています。
注目企業2:阪和興業
阪和興業は、鉄鋼を中心に、金属原料、食品、エネルギーなど幅広い商材を扱う独立系の専門商社です。フットワークの軽さを武器に、顧客のニーズにきめ細かく応える「流通のプロ」として高い評価を得ています。
大手貿易会社で働く3つの魅力
大手貿易会社には、他では得られない多くの魅力があります。
- 世界を舞台にスケールの大きな仕事ができる
- 高い専門性が身につく
- 高水準の給与と福利厚生
以下で、代表的な3つのポイントを紹介します。貿易業界に興味がある就活生は、ぜひ参考にしてください。
世界を舞台にスケールの大きな仕事ができる
大手貿易会社の最大の魅力は、グローバルな舞台で大規模なプロジェクトに関われる点です。世界中の市場や取引先と関わりながら、国際社会の発展に貢献するダイナミックな仕事を経験できます。
高い専門性が身につく
特定の分野に深く関わることで、市場や製品に関する高度な専門知識を習得できます。専門商社はもちろん、総合商社でも配属された部門でキャリアを積むことで、その道のプロフェッショナルを目指せます。
高水準の給与と福利厚生
大手貿易会社は、優秀な人材を確保するために高い給与水準と充実した福利厚生を用意しています。後述する年収ランキングでも分かる通り、社員への還元が手厚い点は大きな魅力です。
貿易業界で求められる5つの能力
ここからは、貿易業界で求められる5つの能力について解説します。グローバルな環境で活躍するために、貿易業界では以下の5つの能力が求められます。
求められる能力 | 内容 |
コミュニケーション能力 | 国内外の多様な関係者と円滑に仕事を進める上で、最も基本となる能力です。 |
語学力(特に英語) | 海外との取引が中心となるため、ビジネスレベルの英語力は必須のスキルといえます。 |
柔軟性と精神的な強さ | 国際情勢の変化や予期せぬトラブルなど、変化の激しい環境に対応できる柔軟性と忍耐力が欠かせません。 |
マネジメントスキル | 多くの関係者を巻き込むプロジェクトを率いるための、リーダーシップや管理能力が求められます。 |
デジタルツールへの対応力 | ビジネスのデジタル化が進む現代において、最新のITツールを使いこなす能力も不可欠です。 |
大手貿易会社の平均年収ランキング
大手貿易会社の年収は、国内でもトップクラスです。ここでは5大総合商社の平均年収を紹介します。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
1 | 三菱商事 | 2,090万円 |
2 | 三井物産 | 1,899万円 |
3 | マクニカHD | 1,888万円 |
4 | 住友商事 | 1,758万円 |
5 | 伊藤忠商事 | 1,753万円 |
参照:総合商社ランキング!大手の売上・年収の比較一覧【2025年】
なぜ大手貿易会社の年収は高いのか?
年収が高い主な理由は3つあります。1つ目は、海外赴任者が多く、各種手当が充実していること。2つ目は、メーカーと異なり大規模な工場などを持たないため、利益を人件費に還元しやすいビジネスモデルであること。そして3つ目は、一人当たりの生み出す利益が非常に大きいことが挙げられます。
貿易業界の主な職種と年収の目安
貿易業界には商社の営業職以外にも、専門的な職種が存在します。
貿易事務
輸出入に関する書類作成や輸送手段の手配、通関手続きなどを担当する職種です。専門知識が求められるため、一般的な事務職よりも給与水準は高めです。平均年収は約312万円から471万円が目安とされています。
通関士
貿易における国家資格が必要な税関手続きのスペシャリストです。輸出入者からの依頼に基づき、通関書類の作成や税関への申告を代行します。専門性が高く、平均年収は約540万円から584万円程度とされています。
まとめ
この記事では、最新のランキングをもとに貿易業界の主要企業や仕事内容について解説しました。
大手総合商社は依然として高い影響力を持ちますが、特定の分野で強みを持つ専門商社も数多く存在します。
貿易業界全体の動向として、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)への対応が各社の重要な経営課題となっています。
これらの変化を理解し、求められる能力を身につけることが、貿易業界で成功するための鍵となるでしょう。
この記事が、あなたのキャリアを考える上での一助となれば幸いです。
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