日立製作所が行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/4/18更新
はじめに
日立製作所は、革新的な技術と持続可能な解決策を社会に提供することを使命としています。
この記事では日立製作所のインターンシッププログラムに焦点を当てました。
インターンシップでは、技術系から事務系まで幅広い分野での実務体験を通じて、学生に貴重な学びの機会となります。
さらに、選考プロセスや過去の質問例を通じて成功への道筋を解説することで、社会貢献と技術革新に興味を持つ理系学生や、幅広い分野での実務体験を求める学生にとって、自分の専門知識を活かし将来のキャリアパスを考える上での絶好の機会となるでしょう。
インターンシップへの参加を考えている学生の皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。
選考対策やインターンシップのメリットについてさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
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日立製作所の基本情報
出典元:株式会社EdulinX
株式会社日立製作所は、日本を代表する電機メーカーで、世界有数の総合電機メーカーです。
日立グループの中心企業として、春光会、芙蓉懇談会、三水会とその後継である水曜会およびみどり会に加わっています。
また、日経平均株価、TOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つとしても知られており、通称は「日立」や「HITACHI」、「日製」です。
事業領域はデジタルシステム&サービス(日立ヴァンタラ)・グリーンエナジー&モビリティ・コネクティブインダストリーズの3つに焦点を当てており、IT・エネルギー・インダストリー・モビリティ・ライフ・オートモティブシステム・金属など、多岐にわたる分野で事業を展開してきました。
現在、770社を超える連結子会社を持ち、売上高は10兆2646億円、営業利益7382億円、従業員数は約35万864人にのぼります。これらの数字は、総合電機メーカーの中で最大規模であり、日本全業種でもトヨタ自動車に次ぐ大きさです。
日立製作所に必要とされる人材像
日立製作所で必要とされる人材像となるために、以下の6点をおさえておきましょう。
1.社会貢献への強い意志
日立製作所の根底にあるのは、「社会に貢献する」という創業以来の理念です。
理念を実現するために、日立では社会の変化に柔軟に対応し、時代を超えて価値を提供できる人財を求めています。
技術や知識は基礎となるものですが、それ以上に社会貢献を目指す強い意志が求められます。
2.チャレンジ精神と前進する意欲
未知の領域に積極的に踏み込み、新たな挑戦を恐れないチャレンジ精神は、日立製作所が重視する人財像の核心です。
日立は、自律的に行動できる人財を通じて、難易度の高い技術開発やイノベーションを推進しています。
社員一人ひとりが「つくる未来」に感動と誇りを持って取り組むことで、社会への貢献を実現しています。
3.複雑・高度なモノづくりへの取り組み
日立製作所のビジネスフィールドは、複雑かつ高度なモノづくりや、顧客視点で行う最適なソリューション提供にあります。
実現するためには、専門的な技術知識とともに、自律的な行動能力やチャレンジ精神を持つ人財が不可欠です。
4.チームでの技術挑戦
日立製作所では、市場への製品リリースや大規模なインフラプラットフォームの構築など、チームで技術への挑戦を行っています。
最先端の技術を駆使しながら、共通の目標に向かって取り組む協調性や柔軟性が求められます。
5.社会への貢献と共通の目的
日立製作所で活躍するためには、単なる技術力や知識のみならず、社会への貢献という共通の目的に向かって、一致団結できる心が必要です。
個人や企業の枠を超えて、社会全体の福祉を考えられる広い視野を持ち、多様な価値観を持つ人々と協力して挑戦できる能力が重要とされています。
6.「人財」としての成長と貢献
日立製作所は、「人が財産」であるという考えのもと「人財」という表現を用いています。
これは、個々の社員の持つ可能性と価値を最大限に発揮し、社会への貢献を目指す姿勢ともとらえられるでしょう。
日立製作所での仕事は、技術革新と社会貢献の両方に情熱を持って取り組む場であり、そうした価値を共有できる人財を広く求めています。
参照ページ:日立製作所 採用メッセージ
日立製作所のインターンに参加するメリット
日立製作所のインターンシップに参加するメリットは、創業以来大切にされてきた理念「社会に貢献する」を体現する企業文化を間近で体験し、自らのキャリア形成に深い洞察と意義をもたらす経験を積むことにあります。
インターンシップを通じて、日立製作所が直面する現実の課題解決への取り組みを見ることで、社会貢献の実際と、実現するための技術や知識、思考プロセスを学べます。
実践的な課題解決経験
日立製作所のインターンシップでは、前例にとらわれず、新しい挑戦を選ぶことの重要性を学べます。
現実のビジネスや社会課題に直面し、それに対する革新的な解決策を考え、提案する過程で、実践的な問題解決能力を養うことができます。
長期的視野の養成
日立製作所では、今日よりも明日を見つめる重要性を強調しています。
インターン参加者は、日立製作所が目指す持続可能な社会の実現に向けたプロジェクトに関わることで、長期的な視野を持って物事を考え、行動する力を身につける機会を得られます。
多様な価値観との出会い
日立製作所のインターンシップには、多様なバックグラウンドを持つ参加者が集います。
会社を超えて、社会を想う人たちと一緒に学び、働くことで、異なる視点を理解し、尊重する姿勢が育まれます。
社会貢献への意識の高まり
インターンシップ参加者は、日立製作所の社員とともに、ゆずれない価値を胸に、社会への貢献を目指す活動に携わることができます。
この経験は、参加者自身の「ゆずれないもの」を見つめ直し、それを社会貢献にどう生かせるかを考える契機となります。
キャリアへの影響
日立製作所のインターンシップは、参加者にとって自身のキャリアに関して深く考え、有意義な選択をするための洞察を与えるでしょう。
自分自身の価値観と将来のキャリアを照らし合わせ、社会にどのように貢献していきたいかのビジョンを明確にします。
日立製作所のインターンシップに参加することは、単に専門的なスキルを磨く機会を超え、社会に対する深い貢献を目指す心を育む貴重な経験となります。
日立製作所が行っているインターン内容
日立製作所が提供するインターンシップは、技術系と事務系の両職種にわたって、実務体験の機会を提供しています。
2週間のインターンシップでは、参加者はそれぞれの職場で実際に業務を体験し、日立製作所が行っているビジネスの深い理解を得られるでしょう。
このプログラムは、学生に日立の企業文化を肌で感じ取ってもらうと同時に、実際の仕事のやりがい、楽しさ、そして挑戦に直面する機会を提供します。
技術系のインターンシップでは、日立製作所の最先端技術やプロジェクトに関わる体験を通して、技術的な知見や問題解決スキルを高めることができます。
一方、事務系のインターンシップでは、経営管理・財務・人事など、企業運営におけるさまざまな側面から日立製作所のビジネスを学ぶことが可能です。
参加者は、日立製作所の社員と密接に交流することで、企業文化やチームワークの重要性、職場で求められるコミュニケーションスキルについて実践的な知識を得られます。
また、日立製作所がどのようにして社会課題の解決に取り組んでいるかを理解することで、自らのキャリアビジョンを深め、将来の職業選択に役立てることができます。
インターンシップは、学生が日立製作所で働くことの意義を実感し、自分自身の将来について深く考えるための貴重な機会です。
参照ページ:日立製作所 インターンシップ・キャリア教育
日立製作所のインターン選考対策
日立製作所のインターン選考への対策は、本選考に向けた準備と同様に重要なプロセスです。
インターン選考における企業の評価基準を理解し、選考方法に応じた準備を行うことが、成功へのカギとなります。
以下に、日立製作所のインターン選考対策についての具体的なアドバイスをまとめます。
企業がインターンシップを行う目的
日立製作所のインターンシップ実施の主な目的は、入社後のミスマッチを防ぐこと、優秀な人材を早期に見つけること、そして企業の魅力を伝えることにあります。
インターンシップ参加を通じて、学生は日立製作所の仕事や社風を深く理解する機会を得られます。
インターン選考での企業の評価基準
インターンシップへの意欲の強さ
参加動機や自社への関心度を重視します。
自社の求める人材像とのマッチング
学生の価値観やスキルが企業のニーズに合致しているかを評価します。
コミュニケーション能力
社内外での円滑なコミュニケーションがとれるかどうかも重要な評価ポイントです。
インターン選考の方法
日立製作所のインターン選考には、履歴書・エントリーシート・筆記試験・適性検査・グループディスカッション・面接など、多岐にわたる方法があります。
これらの選考を通じて、学生の総合的な能力や人物像を把握しようとします。
インターン選考の準備と対策
インターン選考において、以下の点に注意しましょう。
自己分析を徹底する
自分の強み、弱み、価値観を明確にし、それをどのように日立製作所のインターンシップで活かせるかを考えます。
企業研究を徹底する
日立製作所の事業内容、企業文化、インターンシップの内容を詳しく調査し、自己のキャリアビジョンとのマッチングを考えます。
ビジネスマナーを確認
ビジネスマナーや身だしなみについての基本を再確認し、面接やグループディスカッションに備えます。
面接対策を徹底する
面接での質問を想定し、簡潔かつ的確に自己を表現できるよう準備します。
また、逆質問も用意しておくと良いでしょう。
インターン選考への不安を解消
日立製作所のインターン選考に不安を感じる場合は、事前準備を丁寧に行い、自信を持って臨むことが大切です。
また、選考プロセスを通じて得られるフィードバックや経験を、将来のキャリア形成に役立てる機会と捉えましょう。
選考に落ちたとしても、その経験を通じて自己理解を深め、より良い準備をするきっかけにすることが重要です。
参加時期と選考影響
インターンの選考に参加する時期は、自身の学年や就職活動の進捗状況にあわせて検討しましょう。
とくに、大学3年生の夏から秋にかけてはサマーインターンが盛んになりますが、早期から積極的に参加を検討することで、就活において有利な立場を築くことが可能です。
インターン選考に落ちても、本選考にはほとんど影響しないことが多いですが、インターンシップを通じて企業の文化や仕事内容に深い理解を得られるため、積極的に参加を目指しましょう。
また、インターンシップ参加経験は、本選考時のエントリーシートや面接でアピールする材料としても活用できます。
日立製作所のインターン選考の流れ
日立製作所のインターン選考の流れは、技術系と事務系で共通している部分と異なる部分がありますが、基本的には丁寧に段階を踏んで審査が行われます。
以下に、その詳細を説明します。
共通の流れ
応募者は、日立製作所のインターンシップ・キャリア教育のマイページにアクセスし、「新規登録」ボタンからマイページに登録する必要があります。
登録後、希望するテーマを選択し、指定の期間内に応募を行います。
審査方法
技術系
応募されたテーマごとに審査となります。
1次審査は、書類審査(エントリーシートおよび適性検査)です。
2次審査は面談(電話またはビデオ面談など)で、対話を通じてさらに深い評価が行われます。
面談の形式はテーマによって異なり、実施形式はオンライン、または対面とオンラインのハイブリッド形式です。
事務系
事務系でも技術系と同様の応募方法と受付期間が適用されますが、審査の段階においては3次審査まで実施されます。
1次審査:書類審査(エントリーシート・適性検査)
2次審査:ビデオ面談
3次審査:最終面談
事務系では、最終面談を含む3段階の審査を通過する必要があり、各ステップで求められる能力や適性が評価されます。
日立製作所のインターン選考で実際にあった質問
【質問】
インターンへの参加が本選考に有利になると思いましたか?
【回答例】 はい、インターンシップへの参加が本選考に有利になると感じました。インターンシップを通じて、日立製作所の社風や仕事の進め方、さらには社員の方々とのコミュニケーションを経験することができました。これらの経験は、自分がこの企業で働くイメージをより具体的に持つことにつながりましたし、本選考の面接や書類作成時にも、具体的なエピソードとして活かせるポイントが多かったです。インターンシップに参加したことで得た理解や体験は、自分が日立製作所に対して持つ情熱や適合性を表現するのに非常に役立ちました。 【ポイント】 インターンシップ参加が本選考に役立った理由を具体的に説明しましょう。インターンシップで得た会社理解や具体的な経験を、本選考での自己PRや志望動機の根拠として用いることができることを強調します。 |
【質問】
インターンシップで学んだことを教えてください。
【回答例】 インターンシップで最も大きな学びは、チームワークの重要性とプロジェクトマネジメントの基礎でした。具体的なプロジェクトに参加し、異なるバックグラウンドを持つチームメンバーとともに目標達成を目指す中で、意見の対立を乗り越えるコミュニケーション技術や、効率的なタスク分担の方法について深く学べました。また、緊密なスケジュール管理とリソースの適切な配分がプロジェクト成功の鍵であることも実感しました。これらの経験は、私の問題解決能力やチームで働く際の協調性を高め、将来のキャリアにおいても大きな財産となりました。 【ポイント】 インターンシップで得た具体的なスキルや知識を明確にしましょう。学んだことがどのように個人の成長につながり、将来の職務遂行に役立つかを示します。チームワークやプロジェクトマネジメントのような、どの職場でも求められる普遍的なスキルを獲得した点を強調します。 |
【質問】
あなたが注目する日立のビジネス、その理由を教えてください。(300字以内)
【回答例】 私がとくに注目している日立のビジネスは、グリーンエナジー&モビリティ領域です。その理由は、持続可能な社会を実現するためには、環境に配慮したエネルギーの利用と、効率的な移動手段の開発が不可欠だと考えているからです。日立が提案するスマートシティ構想や電気自動車(EV)への技術支援は、社会の持続可能性に直接貢献しており、この分野でのイノベーションが今後の地球環境や人類の生活の質に大きな影響を与えると信じています。日立がこれらの課題に取り組む姿勢に深い関心を持ち、その一員として貢献したいと思っています。 【ポイント】 具体性を持って注目するビジネス領域を挙げ、その理由を簡潔に説明することが重要です。このプロセスで、あなたが何に価値を見いだし、なぜその分野に興味を持ったのかが評価されます。社会貢献の意識を示し、自分がそのビジネス領域にどれだけ熱心で、どのように関与したいと考えているのかを簡潔に表現することがポイントです。 |
【質問】
日立製作所の強みを活かした新規事業創出について
【回答例】 日立製作所の強みを活かした新規事業創出において、私は「スマートヘルスケアプラットフォーム」の構築を提案します。この事業は、日立製作所の高度なデータ分析能力、IoT技術、そして長年にわたる医療機器開発の経験を基盤とします。具体的には、個人の健康データを収集し分析することで、予防医療やパーソナライズされた治療プランの提供を可能にするサービスです。これにより、医療の質の向上とコスト削減を両立させることができます。さらに、このプラットフォームは、地域医療機関や研究機関と連携することで、新たな医療技術の開発や公衆衛生の向上にも寄与します。 【ポイント】 この回答のポイントは、日立製作所の持つ技術力と医療分野への貢献を組み合わせた新規事業の提案にあります。1つ目は、現代社会が直面する健康問題、特に高齢化社会における医療費の増大に対する解決策を提供する点です。日立製作所の強みであるデータ分析技術とIoTを用いることで、効率的な健康管理と疾病の予防に貢献します。2つ目のポイントは、この事業が持続可能な医療システムの構築につながることです。個々人の健康データの収集・分析により、医療サービスのパーソナライズを実現し、医療リソースの最適化に貢献します。さらに、このプラットフォームは、医療情報の共有と新たな医療技術開発の推進により、医療分野全体のイノベーションを促進することが期待されます。このように、日立製作所の技術と知見を活かし、社会課題の解決に寄与するビジネスモデルを提案することが、新規事業創出の成功につながります。 |
参照ページ:就活会議 株式会社日立製作所
さいごに
日立製作所のインターンシッププログラムは、学生にとって企業文化を理解し、社会貢献の核心に触れる貴重な機会といえます。
技術革新の最前線で学び、実務経験を積むことで、参加者は自己成長を促し、将来のキャリアパスを形成するための洞察を得られるでしょう。
この記事を通じて、日立製作所のインターンシップへの理解を深め、選考対策に有用な情報を提供しました。
インターンシップへの参加を考えている学生は、これらのポイントを活用して、成功への一歩を踏み出しましょう。