【就職活動】AIで履歴書を作成する学生は多い?メリットや使う場合のポイントを解説します!
2024/4/16更新
はじめに
本記事では、ChatGPTなどをはじめとした「AI」と「履歴書」をテーマに、学生に対して様々な情報を発信していきます。
「AI履歴書に関する世間の認識を把握したい!」
「AIで履歴書を作成する場合のメリットとデメリットは?」
「AIは履歴書作成以外で就活のどんな場面で役立たせることができる?」
上記のようなあらゆる悩みを持つ就活生に対して有益な情報を紹介してますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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AI履歴書の概要
近年ではAIの急速な発展に伴い、様々なサービスたツールが徐々に「AI化」しています。
消費者向けのサービスに加えて、法人向けのサービスでもAIの導入が進んでいて、今後はますますAI技術が従来の産業構造の変化に影響を与えることは間違いないと言えます。
そして時間の経過とともに「就職活動」でもAIの活用が徐々に浸透しだしていて、そのうちの1つが「AI履歴書」です。
一例としてはアメリカの「OPENAI」社が開発した「ChatGPT」というサービスなどを使用し、履歴書で記載する文章をAIに考えてもらう動きが広まっています。
【ChatGPTが持つ機能の一例】
- 自動翻訳
- 自動で文章を要約する
- 自動でプログラミングコードを生成する など
履歴書に記載する「志望動機」「ガクチカ」などは、数百文字単位で適切に文章を考えていく必要があり、
- 良い表現が思いつかない…
- 内容がまとまらない…
など自身の思考力の限界を感じ、各文章の作成に時間を費やしてしまう方も少なくありません。
一方でChatGPTは作成したい文章を「自動で即時に」完成させ、また適切な表現技法を教えてくれるなど「文章作成の支援」を総合的に行ってくれます。
そのため学生にとっては活用しない理由がないほど画期的なサービスといえ、ChatGPTの他にも様々なAI技術が履歴書の作成を支援することが可能です。
また驚くべきことに、全米経済研究所(NBER)は「AI履歴書を活用すると内定獲得の確率があがる」という研究結果を発表しています。
具体的には、2021年に50万名の求職者を以下2つのグループに分類をして実験を行いました。
- 履歴書の作成を支援する「アルゴリズムによるライティング支援」を使用し、履歴書作成時にスペル、文法、言葉遣いに関するフィードバックなどを受けた実験参加者
- 「アルゴリズムによるライティング支援」を使用せずに履歴書を作成した実験参加者
※ChatGPTではない、他のAIツールを使用した実験です
そして、AIツールを使った被験者がAIツールを使わなかった被験者よりも、企業に採用される確率が8%高かったという実験結果を報告しています。
この結果は「雇用する側が履歴書の書き方に注目している」事と、「言語があまり得意でない人ほど効果的な手法」ということを示唆しているのです。
そして「AIに就活を任せた方が方が内定の確率が高くなるかもしれない」という従来の常識を覆すような発想が誕生しつつあります。
参照ページ
ChatGPTとは?できることや活用事例などを分かりやすく解説 | NECソリューションイノベータ
AIツールを駆使して履歴書を書くと採用率が8%アップ…採用側の人材プールを拡大する効果も | Business Insider Japan
「AI 履歴書」の口コミ
上記では「AI履歴書が内定獲得に貢献する」実験データなどを紹介しましたが、従来の就職活動は「自身で文章を考える」のが当たり前だったため、
- AIで作成した履歴書を企業に提出して本当に良いのかな?
- AIで作成した文章って企業側にバレそうだよな…
など懸念事項が多いことも事実です。
そこでここでは、インターネット上やSNSで投稿されている口コミを紹介し、「AI履歴書」に対する世間の認識を確認していきます。
口コミ①AI履歴書は企業に見抜かれる!?
学生向けサービスを見ていると生成AIを使った履歴書作成サービスが散見されるようになった。
その一方で、企業向けには、コピペやテンプレESを見抜くサービスがすでに出ている。(ちなみに大学のレポート版もある)。
新卒採用のやり方を根本から変えていいのでは?と思う今日この頃。
引用ページ
松田剛典|一般社団法人キャリアラボ代表理事さん(@goten_m)のツイート
口コミ②楽だけど恐ろしい
ちょっとだけお仕事増やしたくて人材紹介の会社で履歴書入力してたら、AIがぶわーっと職務経歴書を書いてくれて、それがなかなか凄い…楽ちんだけど、恐ろしくて恐ろしくて…震える…
何時間もかかって作ってたものが1分かからず済んじゃったけど、これ採用担当者が見てもAIだね?ってわからないよぉ
引用ページ
口コミ③履歴書がただの紙くずになる
巻き込まれかな?勉強になるなぁ。
私は履歴書手書きで自分の字の下手さを呪ったりしたのに😓
アプリなんかあると思うとAIで嘘は混ぜずに上手く分をまとめてくれるのが普通になるのかな。
そうなるとその人の人となりを見るのは面接が基本になるのかー。
履歴書がただの紙になりそう
引用ページ
口コミ④自身が書いた文章をAIに添削してもらう
みてもらう人いないからAI添削利用していい点と改善点がでてきてもう少し詳しくとかいてあって、他のやろうとしたら300字以内だって😱
ネットで履歴書と職務経歴書をかいてPDFで送付で今から原稿用紙にまとめる…
引用ページ
口コミ⑤AIで生成したテキストは参考程度に
ChatGPTを使うメリット。
履歴書や職務経歴書を作成し転職活動の効率化を図れる。
ただし、AIで生成したテキストはあくまでも参考程度にしておいてくこと。
最後はきちんと自分で考え自分の言葉で書くことで、 深みのある履歴書や職務経歴書になります。
引用ページ
【公式】工藤剛@最新採用ノウハウ公開中さん(@kudo_jirita)のツイート
これらはX(旧:Twitter)にて「AI履歴書」で検索して出てきた口コミになります。
AIで履歴書を作成している学生が確認できた一方で、
- AIで生成された文章はあくまで「参考」程度にして、最後は自身の言葉でまとめるべき
- 自身で考えた文章をAIに添削してもらう
など、AIに履歴書作成の全てを行ってもらうのではなく、あくまで「部分的に」AIを活用する方も多く確認できました。
履歴書作成にAIを用いるメリットは?
先ほどはX(旧:Twitter)で投稿されていた「AI履歴書」に関する口コミを紹介し、AIで履歴書を作成することに対して様々な意見があることを述べました。
AIに履歴書作成を任せることは「手間が省ける」などのメリットがあることは予想ができますが、ここでは実際にAI履歴書を用いることで得られる具体的なメリットを紹介していきます。
時間の節約・労力を減らすことができる
履歴書作成にAIを用いるメリットの1つ目は、「時間の節約・労力を減らすことができる」という点になります。
例えばChatGPTに文章の作成を依頼すると、数十秒で文章を作成してくれるため効率的です。
就職活動は、学生によっては「100社」前後のエントリーをする学生もいるといわれ、各企業のエントリーシートを作ることは非常に体力が削られる一方で、エントリーシート作成の時間確保も難しい場合があります。
もしAIが作成した文章が気にいらなければその部分だけ自身で変更することもできるため、これはAI履歴書を用いる最大のメリットと言えるでしょう。
客観的な情報をもとに添削してもらうことができる
履歴書作成にAIを用いるメリットの2つ目は、「客観的な情報をもとに履歴書を添削してもらうことができる」ということでしょう。
企業に履歴書やエントリーシートを提出する前に、「この文章で問題ないか」を他人に確認する学生も少なくないはずです。
- OB・OG訪問に対応してくれる社員の方
- キャリアセンターの担当者
- サークル、部活動、アルバイト先の先輩
など添削してもらう依頼先は複数ありますが、「人間」に添削してもらう場合は
- 頑張って作成した文章だから、直すように言うのは気が引ける
- 自身が修正を指示した箇所が原因で不採用になったら怖い
など、添削する側に責任が生じるため十分な添削が行われないケースがあるのです。
一方でAIの場合は膨大なデータをもとにして「客観的」かつ「忖度なしに」添削をしてくれるため、この点もメリットだと考えます。
自身が作成するよりも良い文章を作成してくれる場合がある
履歴書作成にAIを用いるメリットの3つ目は、「自身が作成するよりも良い文章を作成してくれる場合がある」という点です。
上記でも記載した通り、AIには膨大なデータが蓄積されています。
そのためAIが提案する文章が、自身では到底思いつかないような有益な内容になっている可能性が大いにあるのです。
参照ページ
履歴書作成にAIを用いるデメリット
上記では履歴書作成の際にAIを用いるメリットについて紹介しましたが、就職活動に取り組む学生を助けてくれるツールのため、「使わない理由がない」と思っている学生もいるはずです。
しかし、履歴書の作成にAIを用いる際のデメリットも複数存在するため、下記で紹介していきます。
不自然な文章が完成する可能性がある
履歴書の作成にAIを用いる際のデメリットの1つ目は、「不自然な文章が完成する可能性がある」という点です。
AIはあくまで「AIが学習したデータの範囲内」でしか文章を作成していくことができないため、場合によっては日本語として不自然な文章が完成してしまうケースがあります。
ChatGPTをはじめとして、AIのスペックがどんどん良くなっているという情報がインターネット上で多数確認できているものの、AIが作成した履歴書を鵜呑みにすることは躊躇すべきと考えられるでしょう。
そもそも情報が誤っていることも
履歴書の作成にAIを用いる際のデメリットの2つ目は、「そもそも情報が誤っていることも」あるという点です。
AIが文章を生成するまでに行われる処理はコンピューターよりも複雑と言われ、例えばChatGPTの機能について、下記の内容で説明しているサイトがあります。
ChatGPTは、訓練中に与えられたデータから学習しており、そのデータが正確である限り、正確な回答を生成することが期待されています。 ただし、データに含まれていない新しい情報や、不正確な情報を含んでいる場合には、正確な回答を生成することができません。 また、自然言語処理技術の限界により、特定の文脈や意味を正確に理解できない場合もあります。 したがって、ChatGPTが回答する情報については、常に慎重に検討する必要があります。 引用ページ |
そのため、大前提としてAIを利用する側が「AIが正しい情報を抽出できるような」内容で文章生成を指示していく必要があり、またAIが常に新しい情報を持っているわけではないということを把握しておく必要があります。
参照ページ
履歴書作成の際にAIを使っていく際のポイント
先ほどは履歴書の作成にAIを用いるメリットとデメリットについて紹介しました。
履歴書に記載した内容を読むのは「企業の人事担当者」になるため、志望動機などで事実と違う内容が記載されている場合は「ちゃんと調べてないんだな…」と内定獲得が大きく遠ざかってしまいます。
一方で、本記事の冒頭で紹介した通り履歴書作成にAIを用いたほうが内定獲得の率が上がるというデータもあるのです。
要するに「AIを上手く活用する」事ができれば、就活中の学生に対してメリットを多くもたらすと考えるため、ここでは「履歴書作成の際にAIをどう使っていくべきか」を解説します。
履歴書作成は自身も携わることを前提とする
履歴書作成にAIを用いる際に抑えるべきポイントの1つ目は、「履歴書作成は自身も携わることを前提とする」という点です。
もし履歴書作成の行程の全てをAIに任せてしまうと、先ほど述べたような「情報が誤っている」などのデメリットが発生する可能性があります。
そのため、例えば
- 自身で履歴書を作成→AIに完成した履歴書を添削してもらう
- AIに履歴書作成を指示→情報や日本語の使い方に問題がないか自身で確認する
など、履歴書を企業に提出するまでの間に必ず自身でも目を通して、言語・情報の正誤確認を実施するのが良いと考えます。
他の学生との「差別化」を意識した文章作成を心がける
履歴書作成にAIを用いる際に抑えるべきポイントの2つ目は、「他の学生との差別化を意識した文章作成を心がける」という点です。
AIなどで文章生成を依頼すると、どうしても文章が似通ってしまうケースがあります。
一方で履歴書に限らず、エントリーシート・面接時でも就職活動では「他の学生との差別化」が重要です。
採用倍率が2倍を超える企業の場合は採用される人より落ちてしまう学生の方が増えるため、「他の学生より秀でている」ということを明確にアピールすることが必要があります。
AIで生成された文章は「差別化」という側面であまり効果をもたらさず、また最近では大学で提出するレポートの「剽窃・コピペチェック」を確認するツールと似た「AIで作成した文章かを確認するツール」も出てきているともいわれているのです。
そのため、先ほど述べたようにAIを用いて履歴書を作成する際は第一に「自身も携わる」ことを意識し、かつ「他者との差別化」を意識して文章作成に携わることが上手なAIとの付き合い方だと考えます。
参照ページ
「AI 履歴書」以外でAIを就職活動に役立たせることは可能?
今までは「履歴書 AI」というテーマで様々な見出しを設け、各々内容を解説してきましたが、すでに履歴書作成にとどまらず、AIが就職活動の様々な場面で用いられています。
そのため下記では、AIが就職活動に用いられている事例について紹介していきます。
履歴書作成
AIが就職活動に用いられている事例の1つ目は、「履歴書作成」です。
詳細内容については先ほどまでの章で示した通りですが、ここでは実際に履歴書作成に用いることができる具体的なツールを紹介します。
【履歴書作成×AIのツールの例】
RESUMY.AI、REZI、スキルロードAI履歴書ジェネレーター 、Text Cortex など
自己分析
AIが就職活動に用いられている事例の2つ目は、「自己分析」です。
あらかじめ用意された質問に学生が回答し、その回答をもとにAIが自身の性格や能力を判定してくれます。
また自己分析を通して行われた診断結果を用いて、
- 志望動機や自己PR作成の助言
- 企業紹介
などを行ってくれるツールもあります。
【自己分析×AIのツールの例】
HaKaSe Personal for 就職活動、CareerMine(Ann) など
面接練習
AIが就職活動に用いられている事例の3つ目は、「面接練習」です。
面接練習の形式も様々で、例えば下記の内容で練習を実施します。
- AIチューターに対して模擬面接を実施し、音声認識技術を使って回答内容を評価してフィードバックを提供
- 質問に回答する自分を「自撮り」し、AI技術を用いて自撮り下した動画のフィードバックを実施
【面接練習×AIのツールの例】
RECOMEN、面接練習アプリ「スティーチ」 など
就活相談
AIが就職活動に用いられている事例の4つ目は、「就活相談」です。
就職活動に取り組む中で挙がってくる悩みや質問事項を「チャット」に投稿することで、AIが投稿した内容に沿って回答してくれます。
【就活相談×AIのツールの例】
AI就活サポたくん、AI就活相談 など
参照ページ
【2023最新版】就活×AIツールおすすめ10選 | AIツールMAGAZINE
まとめ
本記事では、【就職活動】AIで履歴書を作成する学生は多い?メリットや使う場合のポイントを解説します!というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。
AIは画期的なツールであることは間違いありませんが、一方で最近は企業が「AIで作成した文章かを確認するツール」で履歴書やエントリーシートをチェックしているという噂もあります。
そのため履歴書は自身の言葉で作成することを大前提としつつ、AIは「参考程度」に活用していくことでよりよい履歴書が作成できるのではないか、と考えます。
AIにはメリットとデメリットが複数存在するため、履歴書作成に限らず就職活動でAIを用いながら対策をしていきたい学生は、「内定獲得のために、どうすればAIを上手く活用できるか」という視点を常に持ってAIを使用していくことがおすすめです。
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。