秋採用してる企業 やばい
2024/4/19更新
はじめに
就活用語で「秋採用」という言葉を聞いたことがありますか?
通常の就活では春から夏にかけて活動するのですが、秋も採用は続いており、この記事では「秋採用してる企業 ヤバい」について解説していきます。
春から夏にかけて就活で結果が出ていない方や「秋採用」について知りたい方におすすめです。
秋採用の意味や特徴について、秋採用の対策までも解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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秋採用とはどんなものなのか
「秋採用」と言われるのは、大学4回生の10月以降の採用活動のことです。
ただし8月以降に募集が始まる企業も多いので、8月以降の就活を「秋採用」とも言い、おおむね夏を過ぎたら秋採用と思って良いでしょう。
秋採用の流れですが、内定が出始めるのは9月・10月からであり、それから年末までに活動を終える感じになります。
特徴は「選考が早く進む」ことで、面接から内定までは春の就活よりも早く結果が出ます。
参照:
秋採用を狙う就活生必見!実施する企業の特徴や探し方、ポイントを紹介 | リクペディア|内定獲得に役立つ就活情報サイト (shukatsu-career.co.jp)
「秋採用がやばい」とはどういう意味なのか
では次に「秋採用はヤバい」と言われる意味を解説していきます。
秋採用の特徴は?ヤバいと言われる理由は何か
「秋採用がヤバい」と言われる主な理由は、以下の3点です。
1.短い選考期間
2.少ない求人数
3.春とは違う競争相手
順番に解説していきます。
まずは1の「短い選考期間」ですが、結論から言うと秋採用の活動期間は、春の就活に比べかなり短くなります。
理由は春の就活期間が約1年あるのに対し、秋採用の就活期間は半年間程度しかないからです。
例えば秋採用が9月スタートとすると、翌年春まで実質6カ月しかないので、「短期決戦」と言えるほど活動期間が短くなります。
そのため企業側も採用計画を短縮する傾向があるのですが、これは早めに人材を確保しておきたいためと言えるでしょう。
例を挙げるならば
- 応募してきた人材をどんどん先の選考へと進める
- 面接からスタートさせて書類選考や適性検査は行わない
- 各過程の間(期間)を短縮したり面接の回数を減らしたりする
この為、就活生もそれに応じた活動にシフトしなければなりません。
でなければ複数企業の選考に応募すると、期間が短くて対応するのが厳しくなることや、準備にあまり時間を取れないこと、そして体力的精神的にも疲弊することになるためです。
次に2の「少ない求人数」については、秋採用の求人自体が春夏採用よりも少ないことが言えるので、多くの企業は秋よりも春夏採用に力を入れることが理由になります。
一般的には5月から8月にかけて採用が集中しており、10月に内定式を行う企業が多いので、 春夏採用で募集が終了する企業が多くなって秋採用が少なくなります。
そして3の「春とは違う競争相手」ですが、春夏採用で内定を得られなかった就活生に加えてさらに新たなライバルの参戦です。
これは
- 既に内定を取っている就活生
- 公務員試験に落ちて民間就職に流れてきた就活生
- 留学帰りや海外の大学生など になります。
「既に内定を取っている就活生」については、既に内定をもらっているにも関わらず、さらに志望度の高い企業を目指すためや、内定した企業では不安でありさらに内定を目指す就活生を指しています。
「公務員試験から民間就職に流れてきた就活生」についてですが、8月から9月にかけて公務員試験の結果が出る頃「元公務員志望」の就活生は民間企業へと流れてくるのです。
これは公務員試験では結果が出なかったので、目標を民間企業へと切り替えたためです。
元公務員志望の就活生は就活の経験こそ浅いですが、しっかりと試験勉強に取り組んできた「まじめな人材」が多いことが特徴に挙げられます。
そのため、まじめで優秀な「元公務員志望」の就活生は企業から良い評価を受けるので、ライバルとしては強敵になると言えるでしょう。
留学帰りや海外の大学生などについてですが、留学生や海外の大学生は春夏期間ではなく「秋採用」から参戦してきます。
理由として、留学の都合で春夏の時期に間に合わない学生や、海外の大学生は5月から6月頃に卒業することが多いためです。
企業側でもこの点を踏まえて、国際的に通用する留学生や海外の大学生を秋採用のターゲットにしているところがあります。
また、留学生や海外の大学生は春夏採用で結果の出なかった就活生とは異なり、秋採用を目指す理由がはじめから明確なので、強敵になると言えます。
こうやってみると秋採用の傾向は春と夏からは競争相手が減少したとはいえ、タイプの違う新しいライバルが存在しているのです。
参照:
秋採用はやばい?受かりやすい企業の見つけ方と内定獲得法を解説 | 就活サポートサービスのキャリチャンは新卒・第二新卒・既卒の内定獲得に特化した就活支援サービスです。 (career-ch.com)
秋採用をする企業の特徴は?
ここで秋採用を行う企業の特徴について以下の3点で解説していきます。
1.採用人数が増えている企業である
2.採用に積極的な企業である
3.採用は年間を通して行っている
1の「採用人数が増えている企業である」ですが、秋採用は企業側の採用希望人数に「欠員」が発生した際に行われています。
それは企業側の採用活動の結果として、採用予定人数に達していない場合が起こってしまうためだからです。
例えば春夏採用で希望する人材が集まらなかった時や、後になって内定辞退者が発生してしまったときなどがこれに当たりますし、就活生にとって人気や知名度がなく人が集まらなかった企業も該当します。
つまり条件は様々ですが企業も採用枠が埋まらなかった場合や、欠員が起こった場合は補充をするために秋採用を行うのです。
2の「採用に積極的な企業である」ですが、企業によっては秋採用を積極的に行っているところもあります。
それは就活生の見極めにじっくりと時間をかけたい企業や多様性のある様々な就活生を採用したい企業、または通常の春夏採用からあえて時期をずらして応募者数を増やしたい企業、第二新卒の人材にも来てほしい企業などがあるためです。
たとえば外資系・ベンチャー企業、一部の大手企業とその子会社や中小企業などが秋採用を積極的に行っています。
つまり秋採用をする企業には、就活生側のさまざまな条件を想定して積極的な採用を実施しているところが多いのです。
3の「採用は年間を通して行っている」ですが、企業によっては優れた人材がいるならば、予定された人材枠が埋まっていても募集をかけて秋採用を行う場合があるのですが、その理由は春夏採用期間中では会えなかった人材を求めている 場合もあるからです。
たとえば特別なスキルや資格を持っている人材であったり、海外から帰国した学生や留学生などが対象になるのです。
秋採用は一部の企業だけではなく、大手の企業でも実は募集していたなどということもあるので、募集している企業の情報収集は常に欠かさずに行うことがポイントとなります。
実は秋採用が「ヤバくない」理由もある?
しかし秋採用は「ヤバくない」と取られていることもあり、以下その4つの理由を解説します。
1.就活生はこの時期は少なくなっている
2.実際は多い求人数
3.「採用側」も焦りがある
4.内定をいくつも取る就活生は少ない
1.「就活生はこの時期は少なくなっている」について
結論として秋採用で就活をする人は春夏の時期と比べて少なくなったことが言えます。
理由は、基本的に秋採用で就活をするのは、春夏の時期で内定を取れなかった人であり、既に内定を得た人は参戦してきません。
「就活を終えている人がまたさらに内定を目指す」ことはほぼないので、自然と活動人数が現象するためです。
また、そして秋採用での就活をしている人は、9月時点で8人に1人、10月で10人に1人、12月ならば20人に1人とも言われていることも挙げられます。
ひとことで言うならば「10人に1人」の割合になっており、秋採用の就活生は少ないと言えるのです。
2.「実際は多い求人数」について
意外と「秋採用の求人数は多い」ことが挙げられます。
下の図のデータを見てください。
Q.(21卒学生の採用活動中の企業のみ回答)採用活動中の企業いつ目処で採用活動を終えますか。
2021年卒業予定学生の採用活動期間を訪ねたところ、12月までと回答した企業が28.9%。2021年1月以降も継続して採用活動をおこなうと回答した企業は35.8%にものぼりました(1月、2月、3月回答合算)。
引用:2021年卒/2021年卒業予定 新卒採用動向調査アンケート結果を発表 | 株式会社i-plugのプレスリリース (prtimes.jp)
このように11月末まで採用活動を続ける企業は全体の95.6%を占めており、採用人数の違いはあっても、ざっというと10社の内9社は秋でも採用をしていることになります。
一般的に知名度が低くても優秀な企業はたくさんあるので、じっくりと探せば勝機はあるのです。
また採用数を昨年よりも採用数を増やすと答えた企業は32.8%で減らすと答えた企業は6.1%となっており、年々増えていく傾向があるともいえるでしょう。
参照:
【秋採用2024/2025】大手企業一覧|25卒向け秋採用は厳しいのか解説!|就活エンジン (shukatsu-engine.com)
3.「採用側も焦りがある」について
企業にも毎年人材の「採用計画」があって、これを達成することが人事部の責務となります。
理由として、採用計画は会社からの指令であるため、達成しなければならないためです。
秋の求人募集をしていることは、逆で見れば企業も早めに人材を確保したいという「焦り」があることになり、人材を確保するために選考を早めるなどの動きがあります。
つまり就活生も焦りはあるが企業側にも早めに決めておきたい焦りがあるのです。
参照:
【秋採用はやばい?】やばいと言われる理由と受かりやすい企業の見つけ方!|全力の企業研究 (fun-learning35.com)
4.「内定をいくつも取る就活生は少ない」について
そもそも内定をひとつでも取るのは難しいので、余程優秀な就活生でなければ複数の内定を取れないですし、いても少数派であると言えます。
秋採用の時期まで活動を続けている就活生は、就活そのものが苦手な人が多いです。
複数の内定を得られるのは全体の約5%ともされており、大半の就活生は面接が苦手、自分の目指す業界がはっきりとしていない、業界・企業研究が不十分なこともあるでしょう。
ですので、秋採用に向けて自己対策に注力すれば、ライバルを上回り、良い結果もついてくる。
秋採用での就活は苦しいですが、ここで踏ん張って努力すれば内定は得られるはずです。
参照:
【秋採用はやばい?】”やばいと言われる4つの理由”を解説! – 就活攻略論|日本最大規模の就活専門ブログ【2000万PV突破】 (hatenablog.com)
実際のところ秋採用は「ヤバい」のか「ヤバくない」のか。どうなのか?
では実際のところ秋採用は「やばい」のか「ヤバくない」のかどちらでしょうか。
結論から言うと「ヤバくない」と言えるのですが、その理由を以下の3点で解説します。
1.ライバル達はすでに就活を終えている
2.積極的に採用をしている企業
3.活きてくるこれまでの就活経験
まずは1の「ライバル達はすでに就活を終えている」についてですが、春から夏を戦ったライバル達はすでに就活を終えています。
一般的な採用活動のスケジュールは、4〜6月にかけて選考を始め、10月ごろにかけて内定を出しているためです。
また、青田買いではありませんが企業の中には早期内定(大学3回生)もあると言われていますので、春採用と早期内定により、優秀な就活生は既に進路を決定しています。
春とは違う競争相手も現れますが、秋採用に残っているのはおおむね同じ境遇(春採用で決まらなかった)の就活生です。
とはいえ春と同じレベルの活動をしていては結果も出ない恐れがあるので、しっかりと対策をして秋採用に備えていきましょう。
次に2の「積極的に採用をしている企業」についてです。
企業から見ると、春から夏にかけての採用活動で人数が達しなかったことと、秋から採用活動を始める企業があります。
理由としては、企業側も当初の予定通りに採用計画が進んでいない部分があるために秋採用が存在しているとも言えるのです。
企業側としては、春採用時よりも求める人材の難易度を下げてみたり、または魅力的な人材がいたら採用したりするなどの動きが出てきます。
結論として、企業にとっては秋採用をせざるを得ない理由もあり、難易度が下がる部分もあります。
ただし就活生側有利とはいえ「楽になった」のではありませんし、引き続き気を引き締めて活動してゆく必要があるのです。
3の「活きてくるこれまでの就活経験」については、これまでやってきた就活の知識や経験がさらに活きてくることが挙げられます。
理由として、秋採用の競争相手は就活の知識や経験をほぼ持っていない人たちの参入になるからとも言えます。
例えば試合や試験を終えた体育会系や公務員試験で落ちた学生がその対象です。
体育会系のや公務員志望だった就活生は、直近まで別の取り組みに力を入れていたため、就活知識や経験はほとんどありませんし、こちらが先行者有利であると言えます。。
こちらには今まで得てきた就活の知識や経験がありますし、今度は逆にあなたが「優秀な就活生」という立場になるのです。
ただし体育会系や公務員志望の学生は、スポーツや勉強での努力を評価されることが多いというメリットを持っていることは覚えておいてください。
つまり有利に進められる可能性が高いとは言え、油断は禁物であり、いままでの知識と経験をアドバンテージにしながら振り返りと改善を行っておきましょう。
必見!秋採用内定を取るためにやるべきポイント
最後に秋採用対策としてやるべきことを4点挙げていますので参考にしてください。
1.これまでを振り返って自己改善をする
2.自己分析は今まで以上にする
3.面接対策をさらに強化する
4.就活エージェントを活用してみる
1.「これまでの振り返りをして自己を改善すること」
第一にやるべきことは「今までの行動を振り返りどうすればうまくいくか」を考えてみること。
なぜなら、今までがうまくいかなかったから「現在」に至っています。
理由は人によって様々ですが、自分に何が当てはまるのかを再度じっくり考えてみてください。
例えばうまくいかないポイントは、書類選考・面接・応募が少ない・研究が甘い・業界を絞っていないなど様々なことがあるはずです。
例えこのままの状態で秋の活動を進めていっても、また結果は同じになる恐れがあるのです。
焦る気持ちはあると思いますが、今立ち止まって考え、再度自己改善を行いましょう。
2.「自己分析は今まで以上にする」
次に重要なことは自己分析であり、今まで行ってきた分析をさらに煮詰めることです。
今までの就活で甘かった点や深堀りが不十分だった点が必ずあるはずです。
やはり軸となる【志望動機・学生時代に力をいれたこと・自己PR】の3つは再度改良して見つめなおすこと。
そうすれば各企業に合った書き方・伝え方が出来るはずですので、いまさら面倒くさいとは思わずに、再度自己分析を行って備えておきましょう。
3.「面接対策をさらに強化する」
選考を通過してきて、最後の決め手になるのはやはり「面接」です。
面接で不採用が続いたことの原因に「回答丸暗記」をしてた部分もあるのではないでしょうか。
もしそうだったならば、質問の答えを忘れると返答できなくなって、返答に詰まったり言葉が出ない恐れもありますし、どの企業の面接でも同じ答えになるので、もし他の就活生が先にこたえてしまえばアレンジができなくなることも想定できます。
対策としては「自分の答えを頭の中で整理して理解しておく」ことです。
そうすれば状況によって答え方も変えられますし、面接官によって刺さる答え方が違う場合もあります。
また、友人や他人(例えば大学の就職課)に模擬面接をして意見をもらうのも手です。
4.「就活エージェントも活用してみる」
自分だけの活動が不安ならば、就活エージェントを活用するのも良いでしょう。
理由は効率よく就活を進められることと、一人では不安な点をサポートしてもらえることがメリットです。
おすすめは、ひとつではなく複数のエージェントを活用することであり、自分に合わないエージェントならば断る必要もあります。
自分の活動時間外も動いてくれることやアドバイスをもらえるので、就活エージェントを活用して損はありません。
参照:
【秋採用はやばい?】”やばいと言われる4つの理由”を解説! – 就活攻略論|日本最大規模の就活専門ブログ【2000万PV突破】 (hatenablog.com)
まとめ
秋採用での成功のコツは「春でうまくいかなかった点を振り返って自分を見つめなおすこと」ととが鍵と言えます。
そして秋採用を行う企業は、大手企業のグループ会社や知名度が低い中小企業、ベンチャー企業が多いこと、募集企業の数は多いことを知っておきましょう。