サントリーが行っているインターンシップ内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024年8月15日更新
はじめに
本記事ではサントリーのインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論からいうと、サントリーはインターンシップの選考でも本選考で内定が出るレベルまで対策すべきだと言えます。
インターンシップは10名程度の募集枠のため、狭き門になる可能性が高いです。
インターンでも求める人材像がはっきりとしているサントリーは、レベルの高い学生が集まる可能性が高いと推測できます。
そのため、確実にサントリーのインターンシップに参加したいと考えている学生は、早期から対策をする必要性があるのです。
特に以下のような就活生に適しています。
- サントリーの選考に参加したいけれど、何から初めていいか分からない
- サントリーの選考対策を知りたい
上記のような就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までお読みください。
また、競合他社も企業研究の参考になるため、以下ページも併せて読んでみてください。
参照ページ:企業分析|就活ハンドブック
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サントリーホールディングスの基本情報
出典元
社名 | サントリーホールディングス |
本社所在地 | 大阪市北区堂島浜 |
主な事業内容 | グループ全体の経営戦略の策定・推進、およびコーポレート機能 |
グループ企業一覧 | 【国内】 酒類事業:44社 食品事業:57社 健康・美容事業:16社 その他:106社 【国外】 酒類事業:27社 食品事業:11社 その他:9社 |
サントリーホールディングス株式会社は日本の大手飲料メーカーで、全国に223カ所、国外に47カ所と270社もあるサントリーグループの中核企業です。
1899年に設立されました。
サントリーグループは、酒類、食品、健康・美容、およびその他の事業を展開し、国内外に270以上のグループ企業を有しています。
サントリーグループの代表的な商品としては、角ハイボール、サントリービール、伊右衛門、BOSSコーヒー、サントリー天然水などが挙げられます。
「やってみなはれ」の精神を大切にしており、独創的な技術力と商品開発力によって、常に新しい価値を生み出し続けています。
環境問題への取り組みにも積極的に取り組んでおり、2022年には「サントリーグループ サステナビリティビジョン2030」を策定しました。
サントリーホールディングス株式会社は、今後も人々の生活を豊かにする商品やサービスを提供し、社会に貢献していくことを目指しています。
サントリーに必要とされる人材像
サントリーホールディングスは、「やってみなはれ」の精神を大切にし、独創的な技術力と商品開発力によって、常に新しい価値を生み出し続けている企業です。
サントリーホールディングスで活躍するためには、以下の能力や資質が求められます。
- 調整精神:「やってみなはれ」の精神を体現し、失敗を恐れずに新しいことに挑戦できる人材。
- 誠実さ:使命に責任や誠意をもってやり遂げる人材。
- 独創性:既存の枠にとらわれず、独自のアイデアを生み出すことができる人材。
- 行動力:アイデアを形にするための行動力と実行力がある人材。
- 協調性:チームワークを大切にし、周囲と協力しながら仕事を進めることができる人材。
- 継続力:困難な状況でも諦めずに目標達成に向けて努力できる人材。
- コミュニケーション能力:社内外の人々と円滑なコミュニケーションを図ることができる人材。
- グローバルな視点:グローバルな市場環境を理解し、世界で活躍できる人材。
- 環境問題への意識:サントリーグループの環境への取り組みを理解し、自らも環境問題に取り組むことができる人材。
- 人材育成への意欲:常に自己研鑽に励み、自身のスキルアップを図る人材。
これらの能力や資質に加えて、サントリーグループの企業理念や価値観に共感し、サントリーグループの一員として貢献したいという強い意志を持っていることも重要です。
参照ページ:人事部長のメッセージ|採用情報|サントリー
サントリーのインターンシップに参加するメリット
サントリーのインターンシップは、高専生対象と理系大学生・大学院生対象と全大学生対象のものに分けて開催されています。
サントリーのインターンシップに参加するメリットは次の通りです。
サントリーの仕事内容を実際に体験できる
サントリーのインターンシップでは、実際の社員と同じように仕事に携われます。
会議やプレゼンテーションに参加したり、プロジェクトの一員として課題に取り組んだりすることで、サントリーの仕事内容を肌で感じられることがメリットの一つです。
サントリーの社員と交流できる
サントリーのインターンシップでは、様々な部署の社員と交流する機会があります。
サントリーの社風や仕事へのアプローチを理解すれば、採用につながる可能性が高まります。
これは社員に話を聞いたり質問したりすることで達成できるでしょう。
自己分析やキャリアプランニングに役立つ
サントリーのインターンシップに参加することで、自分の強みや弱み、興味や関心を理解できるでしょう。
サントリーの社員と交流することで、自分のキャリアプランを考えるヒントが期待できます。
内定に有利になる
サントリーのインターンシップに参加することは、内定に有利になると言われています。
インターンシップで良い成績を収めれば、面接官に良い印象を与えられるでしょう。
意欲を伝えるきっかけにもなります。
サントリーグループへの理解が深まる
サントリーのインターンシップに参加することで、サントリーグループの歴史、事業内容、企業理念などを深く理解できるでしょう。
志望動機や自己PRを考える際、非常に有利になります。
サントリーが行っているインターン内容
サントリーが行ってるインターンシップの概要を紹介します。
- ビジネス部門・財経部門
- 商品開発・生産
- 生産技術開発・生産(エンジニア)
- 基礎研修
- 高専インターンシップ
上記の内容を一つずつ、詳しく見ていきましょう。
【全ての大学生対象】ビジネス部門(ブランドマネジャー・セールス)・財経部門インターンシップ
2023年度に行われていた「ビジネス部門・財形部門」の概要は、以下の通りです。
開催時期 | ブランドマネージャー:2/21~2/28(土日祝除く) セールス:2/14~2/21(土日祝除く) 財経部門:2/21~2/28(土日祝除く) |
開催時間 | 9:00~17:30 |
場所 | サントリー田町オフィス(東京) サントリーウエルネス浜松町オフィス(東京) |
人数 | 10名 |
報酬 | 報酬無し、ただし交通費(実費)+昼食代(1,000円/日)は支給 |
交通費・宿泊費 | 交通費(実費)+昼食代(1,000円/日)支給 遠方者には宿泊施設提供有り |
2023年度の応募締め切りは、ブランドマネージャーコースが2023年11月22日正午、セールスコースが2023年12月5日、財経コースが2023年11月22日でした。
応募締め切り日を見ると、大学4年生になってから準備を始めても十分間に合うことがわかります。
必須スキルは、以下のとおりです。
- ブランドマネージャーコース:コミュニケーション(会話)が好きで、知的好奇心と探求心旺盛な人。
- セールスコース:モノを売るだけではなく、「生活文化を創造する」というサントリーの企業理念に共感できる人。コミュニケーションが好き(幅広い関係者に対して、良好な関係を築くことができる)で、積極的に学び、吸収しようとする姿勢(アンテナが高く好奇心が旺盛)がある人。
- 財経コース:食品メーカーのグローバルビジネスに関心があり、「データ」「数字」を扱うことに抵抗がない人。財経関連の資格・スキルは不問。
【理系大学・大学院生対象】生産技術開発・生産(エンジニア)・基礎研修インターンシップ
2023年度に行われた理系大学・大学院生対象インターンシップの概要は以下の通りです。
開催時期 | 生産技術開発:8/1~8/10(土日休み) 基礎研修:11/26~11/29 |
開催時間 | 9:00〜17:30 |
場所 | 生産開発:サントリー田町オフィス(東京)、全国の生産・R&D拠点等 基礎研修:対面(サントリーワールドリサーチセンター) |
人数 | 生産技術開発:20名程度 基礎研修:10~15名程度 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 生産技術:交通費(実費)+昼食代(1,000 円/日)は支給 遠方者には宿泊施設提供 |
生産技術開発の応募締め切りは2023年6月6日(火)15:00、基礎研修は2023年9月13日12:00でした。
他部門と比較すると、生産技術開発部門の応募締め切りや開催期間は早いため、できるだけ早いうちから準備をする必要があります。
参加者の声
- サントリーのインターンシップに参加させていただき、社員の方々の主体性と熱意に圧倒されました。特に、海外市場への挑戦に積極的に取り組む姿勢は非常に印象的でした。
- 売上高の50%が海外市場で占められていること、日本のスタンダードを世界に浸透させるという目標を掲げていることなど、サントリーのグローバル展開に対する深い理解を得ることができました。
- サントリーの「やってみなはれ」精神に共感し、社員の方々と共に「世界に誇れる商品」を生み出したいという気持ちが強くなりました。
高専生対象インターンシップ
2023年度に行われた高専生対象インターンシップの概要は以下の通りです。
高専生対象のインターンシップは泊まりで行われます。(2022年度、2023年度はオンライン)
開催時期 |
|
開催時間 | 期間内宿泊 |
場所 | 実施期間内は宿泊施設(サントリーグループ研修施設または近隣の施設) |
人数 | 30~50名程度(計150名) |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 往復の交通費を全額支給 実施期間内は宿泊施設を用意(サントリーグループ研修施設または近隣の施設) 実施期間内は食事を用意 |
募集締め切りは、6月30日です。
生産技術開発コースのインターンシップの締め切りより少し早く、かなり早い段階からの対策が求められるでしょう。
参加者の声
- サントリー高専生夏季インターンシップに参加し、サントリーの「やってみなはれ」精神と、高品質な商品を生み出すための社員の方々の熱意を肌で感じました。
- 動画や丁寧な説明を通して、まるで自分が工場の中にいるような臨場感で、サントリーの「ものづくり」を体験できました。
- 実際にサントリーで働く高専OB・OGの方々から、仕事内容や学生時代に役立ったことなどを聞くことができ、将来のキャリアプランを考えるうえで非常に参考になりました。
- グループワークでは、他校の高専生と協力して課題解決に取り組みました。活発な意見交換を通して、自分の視野を広げることができ、貴重な経験となりました。
参照ページ:サントリーインターンシップ
サントリーのインターン選考対策
サントリーホールディングスの選考は、エントリーシート、Webテスト、面接、グループディスカッション、適性検査などで行われます。
内定に直結する可能性が高いため、インターンシップ前にある程度準備を進めておく必要があるでしょう。
サントリーは、企業理念に適している人材かどうかを、インターンシップの段階から重視して選考します。
業界理解・企業理解が非常に重要で、他学生に負けない対策が必要です。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕を見て大学2年生の冬には就活対策を始めることをおすすめします。
また、サントリーではエントリーシート以外に動画のアップロードが必要です。
独自の対策が必要となるため、以下の選考フローごとの選考対策を参考にしてください。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析とは、自分の強みや弱み、価値観、興味や関心などを理解するための活動です。
就活においては、自己分析は非常に重要です。
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できます。
過去の経験を振り返り、学生時代に力を入れたことやアルバイト経験などから自分の強みや弱み、価値観を発見できるでしょう。
また、第三者からのフィードバックや診断テストを受けることも、自己分析に最適です。
自身の特徴を理解した上で、サントリーの求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識してください。
企業理念や求める人材を理解して、自分の長所とマッチしているか分析することが重要です。
業界研究・企業分析
特定の業界について、市場規模、成長率、主要企業、業界動向、将来展望などを調べることで、志望している企業の立ち位置が見えてきます。
さらに企業分析をして、企業の特徴や強みを理解することで、より充実した志望動機ができるでしょう。
サントリーの競合他社を調べ、サントリーの優れている点を見つけられると尚良いです。
動画
サントリーの選考には「動画」という独自の方法があります。
エントリーシートに加えて30~45秒程度の動画をアップロードする必要があり、書類選考の選考対象になります。
出題された課題に対して動画で回答していきましょう。
自己紹介や志望動機、サントリーで実現したいことを簡潔にわかりやすく動画にまとめる必要があり、「わかりやすく相手に伝える」ことを意識してください。
動画では、笑顔で明るく元気な印象を与えるようにしましょう。
エントリーシート作成
自己分析や企業分析をもとに、エントリーシートの作成をする必要があります。
エントリーシートの内容はおおむね以下のとおりです。
- 志望動機
- 学生時代に最も力を入れたこと
- 自己PR
- 特技・資格
サントリーは「やってみなはれ」の精神を大事にしており、挑戦心や独創性、行動力などを評価します。
どのような具体例を出せば適切な人材だとアピールできるか、念入りに考えましょう。
身近な就活経験者などにエントリーシートを添削してもらうのもおすすめです。
研究概要
サントリーのインターンシップでは、エントリーシートや動画に加え、研究概要(A4一枚)も必要です。
- わかりやすい文章でまとめられているか
- 研究内容は企業に役立つものか
- 研究に対しての向き合い方
上記のようなことを面接官は見ています。
研究題材を考えるにあたって、まず企業分析は欠かせないでしょう。
研究の背景や今後の課題をわかりやすくまとめることが大切です。
面接対策
サントリーのインターンシップでは、1度のみの面接というケースが多く見られます。
学生1人に対して4人の面接官がつく年もあります。
- サントリーでの展望
- 研究内容について
- 志望動機や自己PR
上記は実際に学生が聞かれた質問の一部です。
どのような質問がきてもスムーズに回答できるように対策をとる必要があります。
自分の強みと、それを裏付ける具体的なエピソードは必ず用意しておきましょう。
また、企業分析や業界分析をしっかり行うことで想像してなかった質問にもスムーズに答えられるはずです。
面接は、企業が学生を評価する重要な機会です。
しっかりと準備して自信を持って面接に臨みましょう
面接やエントリーシート対策は以下のページを参考にしてみてください。
参照ページ:就活ハンドブック
サントリーのインターン選考の流れ
サントリーのインターンシップ選考の流れは以下の通りです。
- エントリー(エントリーシート・動画・研究概要の提出)
- 書類選考
- 面接
- インターンシップ合否通知
サントリーのインターンシップに参加した学生は、インターンシップ終了後に最終選考を通過するだけで内定が決まります。
インターンシップを受けていない学生は、書類選考と3回の面接をクリアした後の内定となるため、インターンシップ参加者が有利になることがわかります。
内定確定時期も、インターンシップ参加者と不参加者では2ヵ月ほどの差があるため、サントリーへ就職を考えているならインターンシップに必ず参加すべきです。
参加者は10名程度と狭き門となるため、エントリーシートや動画、研究概要、面接の対策は確実に行う必要があります。
インターンシップの内定で不合格となった方も、オープン選考(通常の新卒採用)枠に応募可能です。
その年のインターンシップスケジュールを確認し、早めに動き出しましょう。
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
さいごに
近年、就活においてインターンシップの重要性は高まってきています。
インターンシップでの成果を採用につなげる企業が増えてきているからです。
とくにサントリーのインターンシップは部門によって選考時期が早く、大学2年生のうちに準備をする必要があるでしょう。
募集人数も少なく、狭き門となる可能性が高いです。
インターンシップに合格するためには、本採用さながらの気持ちでエントリーシートや面接に挑む必要があるでしょう。
近年、企業は学生の適性を早期に把握するためのインターンシップを積極的に提供しています。
そのため、学生は早めに準備をする必要があります。
業界や企業の分析をしっかり行い、インターンシップのチャンスを掴みましょう!