【就職活動】品質管理の志望動機を考える時に抑えるべきポイントは?例文やNGな内容も紹介します!
2024/4/12更新
はじめに
本記事では、メーカーが利益を出していくためには欠かせない職種の1つである「品質管理」の志望動機について、様々なテーマで解説していきます。
「品質管理の業務内容や、品質管理に向いている人の特徴を把握したい!」
「品質管理の志望動機を考えるときに抑えておくべきポイントは?」
「本質管理の志望動機を考えるにあたって、参考になるような例文を確認したい!」
上記のようなあらゆる悩みを持つ就活生に対して有益な情報を紹介してますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
品質管理とは
品質管理とは、主にメーカーなど「自社で製品を作っている」企業に存在する職種の1つで、自社の製品の品質を管理する職種です。
(メーカーの例)
食品・繊維・機械・自動車・製薬・化学・化粧品・アパレル など
新卒採用においては、総合職として品質管理を募集している企業もあれば、技術職・生産職などの「専門職」として採用を実施している企業もあります。
また品質管理の主な仕事内容は以下3点です。
工程管理
- 目標の検査基準を策定
- その目標を達成できるようにするために、どれくらいの頻度でどのように中間検査を行うか
- どれだけの製品サンプルを検査の際に用いるか
- 現場作業員の教育・訓練
- 作業のマニュアル化
など、目標達成のために必要な検査内容の決定と、業務プロセスの策定を行います。
品質検査
製造に使う原材料の検査から、製造工程として予定している1つ1つの工程のチェックなど、各々の工程で不具合が発生していないかを管理するなど「リスク」の分析をします。
品質改善
製造工程の検査や製造中に不具合が発生した場合に、
- 不具合の原因分析
- 今後再発しないための具体的施策の立案
などを考え、実行していきます。
上記は品質管理の概要になりますが、実際にメーカー各社のホームページで業務内容について紹介されています。
例えば「日立製作所」の場合は以下の内容で紹介されています。
【日立製作所・品質管理の業務内容】
日立では機械・焼結金属加工部品の検査や測定を通じた品質管理を実施。
品質管理の技術の伝承を目的に、品質KY研修なども実施されています。
現場で発生する可能性が高い約100ヶ所の品質不適合を設置した模擬プラントを構築し、不適合箇所を見つけ出す体験を通じて、品質管理のノウハウを身につける研修です。
日立では蓄積された自社の品質管理ノウハウを活かし、作業・品質管理支援システムの提供やコンサルティングなど他社支援事業も行っています。
メーカーが利益を残していくための核となる製品を管理していく職種のため、やりがいを得られる分大きな責任が伴います。
そのため、品質管理が向いている方の特徴としては、
- 自責思考で物事に取り組める
- 分析力や論理的思考力がある
- 課題発見力がある
- 精神的なタフさがある
- 物事を突き詰めていくのが好き
などが挙げられます。
参照ページ
品質管理とは?仕事内容から向いている人の特徴までわかりやすく解説 | 就活の方程式を変える。 | TECH OFFER
【品質管理ってどんな仕事?】品質管理の業務内容・必要なスキル・資格などを紹介|Digmedia
品質管理に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介 | 品質管理の仕事・なり方・年収・資格を解説 | キャリアガーデン
「品質管理 志望動機」の口コミについて
上記では、品質管理の業務内容や向いている方の特徴について記載しましたが、実際に品質管理を志望する学生は例年多く「人気」の職種です。
一方SNSやインターネット上で確認する限り、品質管理の志望同期に苦戦している就活生が多い現状があります。
そのため、まずここではX(旧:Twitter)に投稿されている口コミをもとに、品質管理の志望動機に対して学生がどのような感想を抱いているかを紹介していきます。
口コミ①永遠に悩んでいる
製薬の品質管理の転職の志望動機で、「なんでその会社がいいのか」ってめちゃ難しくない??永遠に悩んでる
引用ページ
口コミ②思ったより捗らない
ううう、まさか志望動機さくっと書けないなんて…やっぱ近さ、休日日数、給料にばっか魅力を感じてるのかな…??
でも品質管理も製造もやりたいからなー、あとすごく学生を思ってる会社だと思ったしなー
将来性感じたしね…ううん…寝て起きたら閃けるかな…
引用ページ
口コミ③書きようがない
分析繋がりで品質管理にこじつけようとしたら、企業サイトで営業系はモリモリ情報あるけど分析による品質管理があまりプッシュされてなくて書きようねぇわこれと思ったのでここはポイすることにした
イマイチな出来の志望動機で通過した試しないからしゃーない
引用ページ
名状し難い提督のようなものさん(@moguru_otaku)のツイート
口コミ④見当違いの志望動機になっていることが多い
ガチガチに希望狭めるのは良くないかもだけど、せめてね、職種くらいはね…🙄💦
工程設計募集してるのに、製品設計とか品質管理とか見当違いの志望動機書いてくることが意外と多いの。
うち営業部門や研究部門ないのに営業や研究がしたい!って子もいたし。
当然ごめんなさいになっちゃうんだよね💦
引用ページ
肴@ゆる知育&効率厨ママの雑記ブログ📖さん(@kana_diy)のツイート
口コミ⑤他の職種より難しい
セキュリティの方はいくらでも志望動機書けるのよ、品質管理の方の話どこに入れようか…
引用ページ
口コミ⑥異常な書きにくさ
品質管理部の志望動機の書きにくさは異常
引用ページ
「品質管理 志望動機」という検索ワードでX(旧:Twitter)にて調べた口コミの一部ですが、全体的に「書きづらい」「思いつかない」など、品質管理の志望動機の作成に悩む学生が多い結果となっています。
また中には企業側の方が「見当違いの志望動機」を提出してくる口コミを投稿しているケースもありましたが、そこから品質管理など職種をしっかり理解しないで志望動機を作成してしまう学生も一定数いることが確認できました。
品質管理の志望動機を考える際のポイント
先ほどはSNS上での投稿を調べ、品質管理の志望動機に苦戦する学生が多いことを述べましたが、実際にどのような段取りで品質管理の志望動機を考えていくべきなのでしょうか。
ここでは、品質管理の志望動機を考えるにあたって抑えておくべきポイントについて2点紹介していきます。
品質管理の業務内容と必要な能力を把握する
品質管理の志望動機を考える際のポイントの1つ目は、「品質管理の業務内容と必要な能力を把握する」ことです。
先ほどのX(旧:Twitter)では、企業側の方が投稿されていた口コミ「見当違い」の志望動機になっていることを述べた内容がありましたが、もし学生の志望動機がが実務と乖離していた場合は、無条件で落とされてしまいます。
「品質管理」という職種については本記事の冒頭でも触れた通り以下の内容になります。
業務内容は大まかに以下3つ
- 工程管理
- 品質検査
- 品質改善
品質管理が向いている方の特徴としては、
- 自責思考で物事に取り組める
- 分析力や論理的思考力がある
- 課題発見力がある
- 精神的なタフさがある
- 物事を突き詰めていくのが好き など
「品質管理」についてのより詳細な内容については他サイトで紹介されていたり、また企業の新卒採用ホームページで紹介されているケースが多々あるため、品質管理の業務を正しく理解できるよう徹底的に調べていきましょう。
自身の持つ強みが品質管理にどう生かせるかを考える
品質管理の志望動機を考える際のポイントの2つ目は、「自身の持つ強みが品質管理にどう生かせるかを考える」という点です。
これは第一に「自己分析」を通して自身の強みを把握していることが大前提になります。
例えば自身の「責任感が強い」というエピソードを品質管理と結びつたい場合には
- 責任感が強い理由を「自身の経験」を根拠にして述べる
- 「責任感の強い」と断言できるような定量的な情報や、第三者の評価を織り交ぜる
- なぜ責任感が強い人物像になったかを遡る
- 責任感が強い点がのように志望企業で活かされるか「仮説」を立てる
など、「責任感が強い」エピソードと「自身の高い責任感がどう志望企業で生かされるか」という2つの内容を徹底的に深掘りしていきましょう。
理由は「学生の責任感の強さ」が本当に企業や仕事の場で活かせるかという「再現性」を明確に伝えることが、企業側からの高評価に繋がるためです。
参照ページ
品質管理の志望動機2選
上記では品質管理の志望動機を考える際に抑えておくべきポイントについて紹介しましたが、ここでは品質管理の具体的な例文について解説付きで紹介していきます。
例文①
私が貴社を志望した理由は、拝見させていただいた製造工程から、徹底された品質管理に魅力を感じたからです。 貴社は他のメーカーと比べて特に品質管理に力を入れており、衛生管理や現状把握分析を含めたさまざまな視点や方法でリスクゼロ達成に努めています。 私は、そんな姿勢に憧れを抱き、私もそのメンバーの一員となりたいと思いました。 貴社は、ナンバーワンを常に目指しており、その点も共感しています。私もナンバーワンを目指すメンバーとなり、世界一になりたいと思います。 引用ページ |
まず第一に評価すべき点は、「結論ファースト」で文章を展開している点です。
これはエントリーシートの作成や面接時で共通する内容ですが、読み手(聞き手)に先の内容を想像させながら読み進めることに繋がり、読み手(聞き手)が文章の全容を理解しやすい文章構造のためぜひ意識してください。
また他社との差別化ポイントとして「衛生管理や現状把握分析を含めたさまざまな視点や方法」を取り入れていることを述べています。
エントリーシートで文字数の上限が「200字~300字」など少ない場合はこのような抽象的な内容でも問題ないですが、面接時には「さまざまな支店や方法って具体的に何?」という点について質問を受けるはずなので、しっかりと事前に深掘りするようにしましょう。
例文②
私は、メーカーという仕事の中で一番大きな責任が課される職種が「品質管理」の仕事だと考えます。 学生時代、アルバイトリーダーとして責任が伴う業務を任された経験から、自身のモチベーションは業務で伴う責任の大きさが関係すると考え、品質管理の仕事をしたいと考えています。 貴社は食品メーカーという業界の中で常に高いお客様満足度を達成していて、当事者意識を強く持って業務に取り組む点に魅力を感じました。 また、リーダーになることでさまざまな仕事を体験させて頂く機会が多く、自分の興味のなかったことにもやりがいや興味を持てることを実感しています。 そのためもちろん品質管理の仕事がやりたい気持ちが大きいですが、総合職採用として別の部門への配属になったとしても、士気を高く持って働けると考えています。 アルバイトで培われた経験と責任感を活かして、貴社の商品の質とお客様からの満足度を守り続け、さらに向上させていくことに貢献していきたいです。 引用ページ |
- 結論
- 品質管理が適職だと考えるに至った具体的エピソード
- 自身の強みが企業にどうマッチしているか
という内容で文章を構成していて、結論を補足する方法としてとても読みやすい順序で文章展開ができています。
また文章の後半で「総合職採用」に応募している点にも触れ、「品質管理以外の職でも大丈夫」という配属リスクの問題についてもしっかり言及できているため、参考にすべき箇所が多い内容といえるでしょう。
品質管理の志望動機を考える際にNGの内容
先ほどは品質管理の志望動機の例文について、そして志望動機の文章を組み立てていく際に参考になるポイントについて各々紹介しました。
本記事で今まで記載してきた内容は、学生が品質管理の志望動機を構成していく上での進め方やポイントなど「取り入れるべき内容」についての紹介になりますが、逆に「注意すべき内容」も存在しているのです。
そのため、この章では品質管理の志望動機を考えていくにあたって「NGの内容」を2点紹介していきます。
総合職で募集をしている場合に「職種」を絞って志望動機を述べる
品質管理の志望動機を考える際にNGになる内容の1つ目は、「総合職で募集をしている場合に職種を絞って志望動機を述べる」点です。
品質管理という専門職に応募する場合は、品質管理を志望する理由を明確に述べて問題ありませんが、総合職採用に応募する場合は「営業」「人事」など品質管理以外で配属が決定する可能性が十分にあります。
総合職採用の面接時に品質管理を志望するような内容を述べることは、面接官に「他の職種で配属が決まった場合はやる気の低下、また最悪の場合は早期退職してしまうのではないか…」など高い配属リスクを連想させてしまうことに繋がるのです。
そのため品質管理をきっかけに特定の会社を志望する場合は、上記の「品質管理志望動機・例文②」で記載されているように「他の職種に配属されても全力で働ける」点を理由を添えて述べられるようにする必要があります。
「ワークライフバランス」を志望理由として述べる
品質管理の志望動機を考える際にNGになる内容の2つ目は、「ワークライフバランスを志望理由として述べる」点です。
これは品質管理だけでなく全ての職種に当てはまる内容で、学生の中には「この企業の品質管理部門は仕事も楽でプライベートとの両立が可能そうだ…」という理由で志望するケースがあるかもしれません。
実際にその内容がきっかけで志望し、内定を目指していくことは間違いではないです。
しかしエントリーシートや面接で企業に「ワークライフバランスが安定している」などを理由に伝えていくと、企業側から「やる気を持って働いてくれなさそう」などネガティブな印象を与えてしまいます。
そのため、エントリーシートや面接時で述べる志望動機は「自身の〜な強みを貴社で生かしたい」など、自身が企業に貢献することを前提として考えていくようにしましょう。
品質管理の志望動機がどうしても思いつかない学生はどうするべき?
先ほどは品質管理の志望動機を考える際の「NGになる内容」について紹介しました。
一方、本記事を読み進めてもなお「明確な志望動機を自身で上手く組み立てられない」と悩む学生もいると考えます。
そのため、下記では「品質管理の志望動機がうまく思いつかない学生」向けの対策方法を紹介します。
就活エージェントやキャリアセンターで相談する
品質管理の志望動機がうまく思いつかない学生が実施すべき内容は「就活エージェントやキャリアセンターで相談する」になります。
就活エージェント・大学のキャリアセンターはいずれも「無料」で相談ができるサービスで、かつ数々の就活生の悩み相談に対応してきた「専門性の高い」方が担当してくれるケースが多いです。
自身で考えて上手くまとまらない場合でも、対話しながらアウトプットしていくことで新たな発想にたどり着き、志望理由を上手くまとめるきっかけになることがあります。
そして就活エージェントの場合は加えて「企業紹介」を行ってくれるケースがあり、キャリアセンターの場合は「大学OB・OGの紹介」を行ってくれるケースがあるため、積極的に活用していきましょう。
また上記のサービスに類似した内容としては「エンカレッジ」など就活支援を行うNPO法人が挙げられます。
エンカレッジの場合は就活を終えた大学4年生が所属し、学生1名1名にメンターとして専属でついてくれるサービスです。
つい最近まで就職活動を行っていた年齢の近い学生がサポートしてくれるため、
- 年が離れた方には質問しづらいような些細な悩みも気軽に相談ができる
- つい最近まで就職活動を行っていたため、就活ならではの「辛さ」への共感が可能
など、技術面からメンタルの保ち方まで幅広く支援してくれるため、自身が所属する大学にそのような団体があるか調べてみることをおすすめします。
まとめ
本記事では、【就職活動】市役所の志望動機を考える時に抑えるべきポイントは?例文やNGな内容も紹介します!というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。
品質管理はメーカーの製品を管理する職種のため、責任が伴う分「やりがい」を大きく感じられる職種です。
そのため品質管理を志望したい学生は多いと思われますが、先ほども記載した通り「総合職採用なのか、品質管理という専門職での採用か」など、条件によって志望動機の組み立て方が変わってきます。
またそもそも品質管理という業務を十分に理解せずに志望してしまっている学生も中にはいるため、品質管理を志望する学生はぜひ本記事を参考にしながら「品質管理という職種の理解」を進めてみてください!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。