新卒履歴書の特記事項は空欄でも問題ない?アピールにつながる書き方を解説!
2024/4/9更新
はじめに
履歴書の特記事項は何のためにあるのか、よく分からない就活生もいるのではないでしょうか。
特に書くこともないため、空欄でも問題ないと考えている人もいるかもしれません。
しかし、特記事項は書類選考時にしっかりチェックされている項目です。
この記事は、以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。
- 履歴書の特記事項は空欄でも問題ないの?
- 履歴書の特記事項は何を書けばいいの?
- 履歴書の特記事項はどんな点をチェックされているの?
この記事では、特記事項について知っておきたいことを詳しく解説しています。
記事を読むことで、特記事項についての疑問点が解消される内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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新卒の履歴書の特記事項とは
履歴書の特記事項とは「特別に記載したいこと」について記載する欄です。
入社する前に企業に伝えておきたい事柄などが該当します。
ここでは、履歴書の特記事項について解説します。
特記事項の重要性
新卒の就活といえば、たくさんの書類を提出しますよね。
なかでも特記事項欄は、すごく大事な役割を果たしています。
ここを上手に書くことで、書類選考の通過率が上がる可能性があるでしょう。
そもそも、企業が特記事項欄を設けるのには、主に2つの理由があります。
まず、入社後のトラブルを防ぐために、応募者の特別な事情を事前に把握する目的があります。
次に、特別な配慮が必要な事情を確認して、適切な配属先や働き方を一緒に考えるためでもあります。
ちなみに履歴書の書式によっては、特記事項欄が本人希望欄や通信欄などと表記されている場合もありますが、書く内容は基本的に同じです。
履歴書の特記事項は空欄を避けるべき
履歴書の特記事項欄は、正式には何を書くべきか決まっていません。
そのため、特記事項欄を空欄のままにしたり、「特になし」と記載したりする人もいるでしょう。
でも、それでは書類選考の通過率を下げてしまう可能性があります。
特記事項欄が空欄だと、「この人は志望度が低いのかな」「記入漏れなのかな」などと思われてしまうかもしれません。
すると、採用担当者からの印象が悪くなりますので、注意しましょう。
参照ページ
新卒の特記事項を書く際のアピールにつながる書き方
特記事項の書き方を工夫することでアピールにつなげることができます。
正式な記載に適さない取得予定の資格などを記載する
新卒の就活で使う履歴書は、限られたスペースのなかに自分の情報を詰め込まなければなりません。
そのため、学歴や職歴、免許・資格などの欄では、伝えたいことを全て書ききれないことも考えられます。
そんな時は、特記事項欄を活用して、他の項目で書けなかった内容を追記しましょう。
特記事項欄は、履歴書のほかの部分を補足するための追記事項として役立ちます。
ただし、特記事項欄に長々と書くのは避けましょう。
簡潔に一文で記すことを心がけてください。
企業に対する質問を記載する
新卒の就活では、応募先の企業に対して入社前に聞いておきたいことがありますよね。
そのような場合は、履歴書の特記事項欄を活用して、質問を記載してみてください。
特記事項欄に事前に質問を書いておくことで、面接の際にスムーズに回答してもらえる可能性が高まります。
また、企業側も志望者の関心事や問題意識を前もって把握できるため、面接がよりスムーズに進むというメリットも見逃せません。
さらに、適切な質問を記載することで、面接での話題が広がり、志望者の積極性や熱意をアピールすることもできます。
ただし、質問が多すぎるのは禁物です。
質問が多すぎると、面接の時間が足りなくなったり、的はずれだと思われたりするからです。
あくまでも、自分が本当に聞きたいことだけに絞るのがポイントです。
参照ページ
新卒の特記事項で企業が把握したいこと
入社後のトラブルを防ぐために企業としては、もし応募者に何か特別な事情があるなら、採用の段階でそれを把握しておきたいと考えています。
たとえば、持病があるため特定の仕事ができない場合、それを事前に把握していないと、配属後に仕事を続けられなくなるリスクがあります。
企業はせっかく採用した社員には、長く活躍してほしいと思っています。
だからこそ、仕事に影響が出そうなことは、あらかじめ認識しておきたいと考えているのです。
ただし、プライベートなことまで書く必要はありません。
特記事項欄に書くべきなのは、あくまでも仕事に影響する可能性のあることだけです。
新卒の特記事項に書くべき内容と例文
新卒の特記事項には、企業にあらかじめ知っておいてほしいことを書きましょう。
ここでは、書くべき内容について例文を用いて紹介します。
特記事項に書くことがない場合
履歴書の特記事項欄は、基本的に企業に対して特別に伝えたいことを書く欄です。
しかし、特記事項欄に書くべき内容が思いつかず、書くことがない場合も少なくありません。
そんな時は、特記事項欄を空白のままにするのではなく、「貴社規定に準じます」と記入するのがおすすめです。
「貴社規定に準じます」とは、企業の決められたルールや方針に従うという意味です。
つまり、特記事項欄にこの一文を記載することで、企業の規定を尊重し、柔軟に対応する応募者の姿勢を示すことができます。
また、「貴社規定に準じます」と書くことは、職種や勤務地にこだわりがないことを表すメッセージにもなります。
企業の人材配置に柔軟に対応する意欲の表れといえるでしょう。
そういったメッセージと受け取られることもあるため、安易に「貴社規定に準じます」と記載するのは避けたほうが賢明です。
できる限り、自分の強みやアピールポイントを見つけ出し、特記事項欄を有効活用しましょう。
資格取得状況
新卒の就活で、希望する職種に関連した資格の勉強中である場合、特記事項欄にその内容を記載するのは非常に効果的です。
希望職種に関連した資格の取得に向けて努力しているという姿勢は、その職種に就きたいという熱意の表れだと企業は受け取ります。
希望職種について特に勉強していない就活生と比べると、資格取得に取り組んでいる就活生は、企業から「やる気がある」「向上心が高い」と評価されやすいでしょう。
また、資格取得のための勉強を通して、その職種に関する知識やスキルも身につけているはずです。
それは、入社後にすぐに戦力として活躍できる可能性が高いことを意味しています。
即戦力になれる人材は、企業にとって魅力的だと感じてもらえるでしょう。
以下は例文です。
【例文】
○○の資格取得を目指し、資格予備校に通っています。〇月の試験に挑戦する予定です。
連絡可能な時間帯
新卒の就活は、面接日時の調整などで企業と連絡を取らないといけません。
でも、アルバイトなどで忙しい就活生のなかには、電話に出られる時間帯が限られている人もいるのではないでしょうか。
そういう場合は、特記事項欄を使って、連絡がつく時間帯をはっきりと伝えることが大事です。
自分の事情を企業にきちんと伝えることで、企業側も就活生に連絡を取るベストなタイミングがわかります。
ただ、連絡可能な時間があまりにも限られていると、企業側に負担をかけてしまうかもしれません。
なるべく融通が利くように、アルバイトのシフトを調整するなど、就活生側も努力しましょう。
以下は例文です。
【例文】
アルバイトのため、16時から22時は連絡が取りづらい状況です。
希望職種・配属先
新卒の就活では、企業は応募者の希望や能力を考えて人を配置しようとしています。
そのため、就活生の希望職種や配属先を知ることは、企業にとって、とても重要な情報だといえます。
とはいえ、希望通りにいかない可能性もあることを頭に入れておくことが大切です。
以下は例文です。
【例文】
大学時代にマーケティングを学び、消費者心理の分析手法を習得しました。貴社の企画部門で、顧客のニーズを的確に捉えた商品開発に取り組みたいと考えています。
持病についての説明
もし自分に持病があるなら、その病気についてしっかり説明し、仕事上の制限については正確に伝えることが大切です。
持病を隠したまま入社してしまうと、後々トラブルになって、最悪の場合は退職せざるを得なくなるかもしれません。
入社後も長く働き続けられるように、持病のことは隠さずに伝えておきましょう。
企業は社員の健康管理を大事にしていて、みんなが健康的に働けるように努めています。
以下は例文です。
【例文】
幼少期より喘息を患っておりますが、症状は安定しています。しかし、体を動かしすぎると発作が起こる可能性があります。
参照ページ
新卒の特記事項を記載する際の注意点
履歴書は、書類選考を突破するための重要な書類です。
マイナスな印象を与えないためにも、注意すべき点を解説します。
書く際の注意点
履歴書の特記事項欄は、あくまでも「特別に記載すべき事柄」を補助的に書く欄です。
そのため、メインとなる内容は、それぞれの該当欄にしっかり記載するようにして、特記事項欄には書かないように気をつけましょう。
採用担当者は、決められた欄に書くべきことがちゃんと書かれているかをチェックしています。
もし、特記事項欄にメインの項目で書くべき内容を書いてしまうと、「あれ?この人、ルールを守るのが苦手なのかな」とマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。
また、特記事項欄にダラダラと長く書くのも、あまりおすすめしません。
採用担当者の方は多くの履歴書に目を通すので、簡潔にポイントを押さえることが大切です。
自己PRや志望動機、ガクチカは書かない
履歴書の特記事項欄には、自己PRや志望動機、ガクチカは書かないようにしましょう。
自己PRや志望動機、ガクチカを長々と書いてしまうと、かえって採用担当者にマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。
特記事項欄は、あくまでも補足的な情報を書く場所で、企業にあらかじめ知っておいてもらいたい事情や要望を伝えるためのスペースです。
採用担当者は、自己PRや志望動機、ガクチカを見るために、それぞれの該当欄を確認しています。
特記事項欄は、本当に企業に伝えておきたい特別な事情や、配慮してほしいことを簡潔に書く場所だと覚えておきましょう。
履歴書の書き方のルールを守ることは、採用担当者に好印象を与えるための大切なポイントです。
待遇のことばかり記載してはいけない
履歴書の特記事項欄に、給与や休日・休暇に関することを記載するのは避けたほうが賢明です。
履歴書に待遇に関する要望ばかりを書くと、採用担当者から「この人はわがままな人なのかな」とマイナスに思われてしまう可能性があります。
特記事項欄は、あなたがその企業で情熱を持って働きたいという印象を与えるように使うのが良いでしょう。
確かに、給与や休日・休暇は誰もが気になる部分ではありますよね。
とはいえ、応募の段階からそれらのことを強調するのは、少し自分本位な印象を与えてしまうかもしれません。
特記事項欄は、あなたがその企業で働くうえで、特別に配慮してほしいことを伝える場所だと考えてください。
採用担当者に好印象を与えるためには、応募者自身が企業に何を提供できるのかを伝えることが大切です。
特記事項欄を有効に活用して、あなたの魅力と企業への熱意を存分にアピールしましょう。
希望をたくさん書かないようにする
履歴書の特記事項欄に、複数の希望を記載するのは避けましょう。
特記事項欄に要望をたくさん並べてしまうと、採用担当者から「この人は要望が多すぎるな」とマイナスな印象を持たれる可能性があります。
応募の段階から、勤務地や勤務時間、休日などについて、細かな希望を複数伝えると、「この会社で働くうえで、自分の都合ばかり優先する人なのかな」と思われてしまうかもしれません。
企業は、協調性やフレキシビリティを持った人材を求めているので、応募者からの要望が多すぎると、柔軟性に欠ける印象を与えてしまう恐れがあります。
そのため、特記事項欄に書く希望条件は、どうしても事前に伝えておきたいことに絞るようにしてください。
ただ、「貴社の○○部門で自分の能力を発揮したいと考えています」といった、希望の職種やポジションを伝えるのは効果的です。
ただし、その場合も、あまりにも限定的な希望は避けたほうが無難でしょう。
誤字脱字に注意
履歴書のなかに誤字脱字があると、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いでしょう。
もちろん、多少の誤字があったとしても、他の部分で十分にアピールできていれば、挽回できる余地はあるかもしれません。
やる気があり、しっかりした人間であることを印象づけるためにも、誤字脱字には気をつけましょう。
履歴書は、あなたの第一印象を決める大切な書類です。
なかでも、特記事項欄は採用担当者が注目するポイントの一つです。
誤字脱字が多いと、「この人は細かいところに気が届かないのかな」「ミスが多そうだな」といったマイナスイメージを持たれてしまいます。
履歴書を書き終えたら、必ず見直しをする習慣をつけましょう。
自分で読み返すだけでなく、家族や友人に確認してもらうのも効果的です。
その際は、誤字脱字のチェックだけでなく、文章全体の印象も確認してもらうと良いでしょう。
第三者の目で見ることで、より洗練された文章に仕上げることができるからです。
簡潔で分かりやすい表現を心がける
履歴書の特記事項欄は、重要な情報を伝える場所ではありますが、履歴書のメインの項目ではありません。
そのため、特記事項欄は、なるべくシンプルに書くのがポイントです。
採用担当者の方は、多くの履歴書をチェックしなければいけないので、特記事項欄の全てをしっかり読んでくれるとは限りません。
だからこそ、特記事項欄は、簡潔で分かりやすい表現を心がける必要があります。
具体的には、箇条書きで書くのがおすすめです。
箇条書きにすることで、伝えたいポイントを明確に表現できるからです。
長々と説明するのではなく、端的に要点をまとめることを意識してください。
採用担当者は限られた時間で多くの情報を処理しなければならないので、簡潔な表現は好印象を与えやすいことを覚えておきましょう。
簡潔で明瞭な特記事項欄は、あなたのコミュニケーション能力の高さを示す証にもなりますよ。
参照ページ
まとめ
この記事では、新卒の就活で提出する履歴書の特記事項欄について、その重要性や書くべき内容、注意点などを詳しく解説してきました。
特記事項欄は、履歴書の他の項目では伝えきれない、特別に企業側に伝えておきたいことを記載する大切な項目です。
ただし、特記事項欄は履歴書のメインの項目ではないので、簡潔に要点を押さえることが大切です。
箇条書きで分かりやすく書くとよいでしょう。
そして、特記事項欄を空欄のまま提出するのは避けたほうが賢明です。
空欄だと、志望度が低いと思われたり、記入漏れだと受け取られたりして、印象を悪くする可能性があるためです。
この記事を参考に、特記事項欄の書き方を工夫して、あなたの魅力を存分に伝えてくださいね。