領事者型(ESFJ)の分析と向いている職業を解説
2024/4/8更新
はじめに
みなさんはIMBTという性格診断を聞いたことはありますでしょうか?
IMBT性格診断の中にある、領事者型とも呼ばれるESFJについて分析していきます。
この記事では性格分析を行っていきます。対象となるのは以下のような領事者型(ESFJ)に興味がある方です。ぜひ最後までご覧ください。
- 領事者型(ESFJ)の特徴を知りたい
- 領事者型(ESFJ)の分析を知りたい
- 領事者型(ESFJ)にあった職業を知りたい
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IMBTとは
ESFJの説明をこれから行っていくのですがその前に、「IMBTとはそもそもなんなのか」について説明をします。
MBTIはMyers-Briggs Type Indicatorの頭文字を取ったもので、ユングのタイプ論をもとにした性格診断です。世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた診断になります。
日本でこのMBTIツール/メソッドが正式に導入されたのは2000年からです。
回答した個人一人ひとりが自分の特性を活かして生活をしていくために、最大の目的・目標としているのは
- 自分の心を理解すること
- 生活する上での座標軸として用いること
の上記2点です。最初の研究開発の期間は長く、20年以上の月日をかけて研究されました。
さらに、現在出版されている諸外国の国際規格のMBTIは、各国のMBTIエキスパートである心理学者や臨床心理士ら、専門家の手にかけられてきました。
長い年月をかけ、各国の文化に合った形で、国際規格に基づいて研究開発され、出版に至ったのです。
他の心理検査とMBTIを比較して大きく違うところは、検査結果はあくまでもきっかけだということです。
MBTIには一定の訓練を受けることで認定となる「MBTI認定ユーザー」と呼ばれるたMBTIの専門家たちがおり、その支援を受けながら、MBTIに回答した本人が自分についての洞察を深め、ベストフィットタイプ(最もしっくりくるタイプ)を見つけ出す過程そのものを重視しています。
要するに、結果だけでなく、それをきっかけに自分の理解を深めていくプロセスがあって初めて有益となる検査です。
検査というよりメソッドというほうが近いでしょう。
引用:【公式】MBTIとは
MBTI4つの型
MBTIには4つの型があります。
それぞれ
- SJ型(保護気質・エピメテウス型)
- SP型(自由気質・ディオニュソス型)
- NF型(理想気質・アポロン型)
- NT型(合理気質・プロメテウス型)
に分類されます。
また、それぞれどんなタイプに属しているのかは下記のものになります。
SJ型…ISFJ、ISTJ、ESFJ、ESFJ
SP型…ISTP、ISFP、ESTP、ESFP
NF型…ISTJ、ISFJ、ESFJ、ESFJ
NT型…INTJ、INTP、ENTJ、ENTP
ESFJが属するSJ型(エピメテウス型)の特徴
ESFJが属するSJ型はエペメテウス型もしくは保護者気質型とも呼ばれ、日本人の33%を占めています。
このタイプの人々は、「人や社会に貢献したい」という強い欲求を持っており、そのために義務や責任を重要視します。彼らはより高い責任を担うためにヒエラルキーの上下関係を重視し、より上のポジションを望むような上昇志向に溢れている傾向があります。
組織などに貢献するための徹底した準備を大切にしているため、先を読むことや未来予測は得意ではありませんが、用意周到な特徴を持っています。
社会階層に憧れ、保守的で伝統を重視します。
また、組織への所属欲求が非常に高く、勤勉さや集団行動、社会規範を教える学校教育は、保護者気質のためにあると言われています。
エピメテウス型を除いた、他の型は自分の利益を考えたうえで組織に属しますが、保護者気質にとっては組織に貢献することが重要です。
義務を重視するため、ルールや伝統を乱すことに対して強い抵抗感を持っており、規則を守らない人に対しては容赦しない側面があります。
そのため保守的で革新的なことは得意ではないため、このタイプは素直に受け入れることができません。また、善悪の判断を二分化するため、相手を中傷することも厭いません。
仕事上での特徴としては、責任感のある人に魅力を感じることが多いです。
ESFJ(領事者型)とは?
ではMBTにおいてESFJ(領事者型)とは一体なんなのでしょうか。
ESFJは
- 興味関心の方向:外向型(E)
- ものの見方:感覚型(S)
- 判断の仕方:感情型(F)
- 外界への接し方:判断型(J)
の4つの特徴を持つタイプです。社交性が高く周囲のことを気にかけ、心優しいムードメーカーであることが特徴です。
ESFJの人は常に気を配り、周囲の人が楽しく過ごせるよういい雰囲気を作ることが得意です。誰かが困っているときには手を差し伸べ、手助けをする、思いやりに満ちた性格です。
「ESFJ-A」と「ESFJ-T」の違いは?
ESFJには「ESFJ-T」と「ESFJ-A」の二種類が存在します。
MBTIにおいて〇〇〇〇-Tと〇〇〇〇-Aはメンタルなどの精神面において違いがあります。
Tは身長で穏やかなネガティブ思考型で、Aは自己主張方でポジティブ思考なことが特徴です。そのことから、Aは自己主張型、Tは神経型とも言われます。
ESFJ-AとESFJ-Tはどちらも思いやりのある性格ですが、微妙な違いが存在します。
ESFJ-Aは自信に満ち、社交的で人を引き付ける力があります。
彼らは他人を思いやり、支援することに喜びを感じる性格であるため、社交的な性格と相まって、周囲の人たちとの関係を築くのが得意です。
チームプレイが得意で、協力的な姿勢を常に持っていることも社交的な性格の一つと言えます。
また、忍耐力があり、責任感が強いため、リーダーシップの資質も持っています。
一方、ESFJ-Tは内向的で、ちょっとだけ自己批判的。
責任感と現実的な傾向を持っていることです。
義務や責任を重んじ、自分の仕事で与えられた役割に真剣に取り組む真面目な性格です。
計画的な行動を取ることが得意な性格であるため、、タスクを適切に管理し、効率的に物事を進めるていくことが得意です。
彼らは細かい点に注意を払い、優れた組織能力を発揮します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「ESFJ-A」の特徴
まずはESFJ-Aからです。
人への関心が強く、積極的に自分から周囲の人たちに関わろうとする社交性の高いタイプです。
困っている人が周りにいると積極的に自分から声をかけ、相手を助けようとします。また、ポジティブな性格であるため、悩んでいる相手に対して、会話や悩みの相談をリードし、一緒に問題解決を行ってくれます。
ストレス耐性が強く、相手の悩みや苦悩に同調しすぎても、前向きに話を進めてくれるため、話をしていくうちに一緒にネガティブになるということもありません。
ただし、少し強引な部分も見受けられます。自分の意見に自信があることから、自意識過剰と捉えられてしまい、周囲から反感を買ってしまうこともあります。相手を助けてしまう性格のため、どうしても「他人のために」と行動をするのはとてもいいことですが、一人で走るのではなく、周囲の人たちのの意見も聞きながら丁寧に行動すると良いでしょう。
「ESFJ-T」の特徴
次にESFJ-Tです。
ESFJ-Tは、人の感情や心情を敏感に察することに長けていて、相手に寄り添うのが得意な性格です。
ESFJ(領事官型)特有の困っている人を助けようとする優しさはESFJ-Aと同じく持っていますが、ESFJ-Aとは違って積極的に相手に声をかけることはありません。その代わり、影からさりげなく相手を手助けして問題やトラブルの解決に向けて行動するサポータータイプです。
また感情や心情を敏感に察することに長けていることからもわかるように、感受性が高く繊細な性格をしています。
そのため、人の発言の裏を読んで落ち込んでしまうこともあります。
自己肯定感がそこまで高いタイプではないため、ネガティブになりやすい性格ですが、自分に自信を持って、周りを信頼する気持ちを持ちましょう。
ESFJ(幹部型)の長所は?
ではESFJの長所はなんでしょうか。
長所を下記の5つにまとめてみました。
- コミュニケーション能力
- 責任感
- 思いやり
- 社交性
- 協調性
それぞれ見ていきましょう。
①コミュニケーション能力
ESFJ(幹部型)の長所として、コミュニケーション能力の高さが挙げられます。
元気で活発的な性格に加えておしゃべりなことから多くの友人を作れるタイプです。また、そんな活発さと明るい性格が愛嬌を生み、多くの人たちから好かれる社交家でもあります。
人の気持ちに敏感で思いやりがあるESFJは、たとえ初対面の人でも気軽に仲良くなれる得意性があります。
人との会話にしっかりと耳を傾け、相手の話に共感しながらコミュニケーションをとっていくESFJは周りの人から信頼され、オープンで会話のしやすいコミュニケーションの雰囲気や空間を作ることができます。
②責任感
ESFJ(領事官型)は、責任感が強く、目的を達成するために努力を惜しまないタイプです。真面目な性格で、中途半端に物事を投げ出すことがなく、周囲からの期待には必ず応えようと行動し、求められた期限内にやるべきことを成し遂げます。
特に日常的な業務における管理能力にも優れています。
タスクリストやチームの目標達成に向けたツールを作成したりなど、目標達成に向けて仕事のタスク管理を着々と行っていく姿勢は重宝される存在となっています。
③思いやり
ESFJは他人に対して思いやりがあり、優しい性格の持ち主であり、相手のために行動することを厭わない性格をしています。良好な関係性を構築するために、相手が困っている時やお祝いのタイミングなどで協力することにやりがいを感じます。
家族や友人を大切にするのはもちろん、地域活動やボランティアなどにも参加し思いやりを持ちながら周囲の人と関係性を築いていきます。
④社交性
ESFJは、思いやりがあり親しみやすく、話好きの社交家です。良好な人間関係を築きたいと考えており、周囲の人たちの幸せを大切にします。他者のことに興味をむけ、 相手にとって必要なことは何なのかを考え協力しようとします。
人の力になれるのなら、面倒な事もいといません。必要ならば、積極的に人間関係を取り持ち、役に立とうとします。
人の役に立つことで大きなやりがいを感じ、この姿勢が良好な人間関係につながって人の輪を広げてゆきます。
⑤協調性
ESFJは、チーム内での調和と協力を重視します。 先述した通り社交的で協調性が高く、チームメンバーとの良好な関係を構築しやすいです。 この特性は、日常生活での友人関係はもちろんのこと、チームワークが重要な仕事でも大きな強みとなります。
仕事の上ではプロジェクトを動かすための組織力と計画性、その立てた計画に対してしっかり計画的に物事を進める能力を持つESFJは、効率的なプロジェクト運営や管理に優れています。
ESFJ(幹部型)の短所は?
では逆にESFJの短所はなんでしょうか。
短所を下記の5つにまとめてみました。
- 他者依存
- 対立が苦手
- ルールがないと不安
- 柔軟性が低い
- 他の人からの評価が気になる
それぞれ見ていきましょう。
①他者依存
ESFJは他の人と関わることが好きな故、他の人に依存してしまいがちです。
他の人の役に立ちたいと考えるESFJは承認欲求が強くなってしまい、その結果依存体質になってしまいがちです。これは承認欲求の強い人に顕著に見られ、ESFJが必ずしも依存体質というわけではありません。
他人に共感しながら人間関係を拡大し、社会的承認を非常に重視する性格です。周囲の人の意見や評価を過度に気にしてしまう傾向があります。
他人からの肯定や承認を強く求めてしまうため、、他人の反応によって自分の価値を左右してしまい、自己肯定感が下がってしまう場合があります。
②対立が苦手
ESFJは人との関係を大切にするため対立を嫌います。そのため、嫌なことや頼まれごとをされると、「No」と伝えずに、対立や争いを避ける傾向にあります。また、断ったら「相手が困ってしまうのではないか」とも考えてしまうのです。
また、仕事ではチームの環境を良くするために、厳しい意見を投じる必要も場合によっては出てきてしまいます。しかし、ESFJにとってはそう言った厳しい意見を伝えて、環境を壊してしまうのが非常にストレスになってしまいます。
さらにそのことがきっかけで相手を傷つけるのではないかと不安になってしまいます。
例えば他人のせいで自分が困ってしまっても相手に伝えられずにさらにストレスになってしまう可能性があります。
③ルールがないと不安
ESFJは伝統やルールを重んじる価値観を持っており、型にはまった考えを好みます。
規則正しい性格のESFJにとって、ルールや規則がない状態で物事を始めることに対して不安やストレスを感じる傾向にあります。
仕事ではマニュアル通りにいかない出来事が多く、想定していないリスクへの臨機応変な対応を求められることは少なくありません。
そのため、今まで通りのルールを変えるなども苦手です。
④柔軟性が低い
ESFJはルールへの対応が得意な反面、急な状況変化には弱く、柔軟性が低いタイプでもあります。
型にはまった考えや安定性、今まで行ってきた伝統などを重視するため、新しいアイデアや変化に対して抵抗感を持つことがあります。
また、それに伴って今までに出てこなかったエラーや予測不能な出来事などのハプニングが起きてしまうと、マニュアルがない分不安に感じてしまいます。
慎重派であるが故に、予測できない出来事をなるべく避け、心穏やかに働期待と考えています。
⑤他の人からの評価が気になる
ESFJは、他者に依存してしまう性格が故に他の人からの評価を気にしてしまいます。
人に嫌われることを嫌うため、失望させてしまうことや拒絶されてしまうことを気にしてしまい、誰に対しても良い顔をしてしまう八方美人になる傾向があります。
人を喜ばせたい、誰かの役に立ちたい、という気持ちが出過ぎてしまい、頼み事を断れなかったり、他の人に助けを求めたりすることも苦手です。
それが続いてしまうとどうしようもできない状況に陥ってしまうこともあります。
相性について
ESFJの人はどんな人と相性がいいのでしょうか?
ESFJの性格は先述した通り、社交性が高く、人の役に立ちたいと考えています。
その高い社交性と行動力が多くの人との関係性構築に役立ってくれます。さまざまな人たちと分け隔てなく仲良くできるタイプですが、その中でも特に相性の良い性格タイプが多くあります。
ESFJはオープンにしている性格で、どんな人とも一定以上の関係性を築くことができます。
また、自分のチームや組織をより良いものにしていくために、みんなが発言しやすい雰囲気を作ったり、険悪にならないように揉め事や問題の仲裁をする機会も多くあります。
人情味に溢れた性格というのも特徴的で、築いた人間関係をないがしろにすることなく、関係性が長続きすることも特徴です。
そんな誰とでも仲良くできてしまうESFJですが、「自分にない魅力や長所を持っている性格」と相性がいいです。
考えられるタイプは下記3タイプです。
- INTJ(建築家)
- ENTP(討論者)
- ISFP(冒険家)
それぞれ詳しく見ていきましょう
INTJ(建築家)との相性
INTJは、独創的な想像力や価値観、戦略的思考力を兼ね備えた知的な性格です。
また、洞察力が高く、論理的な思考力を持つタイプでもあります。
持ち前の洞察力やロジック思考、戦略的な思考で高い問題解決能力を持っているため、ESFJにとっては尊敬できる人間になるでしょう。
また、ルールや伝統を大切にするESFJに対して、INTJは疑い深く懐疑的に考える傾向があるため、何事もうのみにせずに行動します。
そのため、行動力に優れている反面、物事を深く考える前に行動して失敗してしまう傾向があるESFJとは変わって、INTJは慎重に行動をしてくれるでしょう。
他の部分では、INTJは独創的な想像力や価値観、アイデアを持っているので、型にはまった考え方をするINTJにとって、一緒に過ごす時間は刺激的で楽しいものだと考えられます。
違う性格ですが、INTJの内向的で独立心の強い性格と、ESFJの社交的で人間関係を重視する性格は、互いに補完しあう関係性であり価値観の違いを受け入れることができれば、とても相性の良い関係になります。
ENTP(討論者)との相性
ENTPは頭の回転が速く論理的思考が得意で、自分の考えをはっきりと伝える性格です。また、議論を通じて相手の意見や価値観を把握していきます。
そんなENTPの性格に対してESFJの社交性や実用性がうまくバランスを取る役目になります。
また、ENTPもINTJと同じくルールや規則に対して疑問を持ち、社会の規範や基準をうのみにしないタイプなので、ESFJにとっては自分にない視点を持つ相手として、刺激をもらえます。逆にENTPにとっては思いやりのあるESFJは話しやすく良好な関係を築ける存在です。
ISFP(冒険家)との相性
ISFP内向的ですが、好奇心旺盛で、探究心が強い性格です。 斬新なアイデアを生み出すことが得意なため、外交的でルールや規則を大事にするENFJの性格を補完しあってくれます。
ESFJにはないISFPの創造性を高く評価し、ISFPはESFJの高い社交性や人間関係スキルを尊敬することになります。
まとめ
以上が領事者型(ESFJ)の分析と解説になります。
ESFJが属するSJ型はエペメテウス型もしくは保護者気質型とも呼ばれ、、日本人の33%を占めています。
社交性が高く周囲のことを気にかけ、オープンに会話ができる雰囲気を作ってくれるESFJは心優しいムードメーカーと言えるでしょう。
また、そんなESFJだからこそ、「自分にない魅力や長所を持っている性格」との相性がいいでしょう。
INTJ(建築家)・ENTP(討論者)・ISFP(冒険家)といったタイプの方と相性がいいので、プライベートはもちろん、仕事や恋愛の面でも苦がなく、協力しながら進められると考えられます。