オリンピックのホテル不足は就活にどう影響する?オススメ宿泊施設4選!

オリンピックのホテル不足は就活にどう影響する?オススメ宿泊施設4選!

はじめに

東京オリンピック開催まであと1年を切りました!

駅の工事がどんどん進められていたり、多言語表記が増えたり、トイレが綺麗になっていたりと、町のあちこちでもその影響を感じる機会が増えてきましたね。

 

この記事を読んでいる皆さんの中にも、オリンピックのチケットが当たり、参加を楽しみにしている方もいるのではないでしょうか。

 

そんな祝福ムードに沸く東京ですが、残念ながら楽しいことだけではありません。

 

2020年に日本を訪れる訪日外国人の数は、一説には3,600万人とも言われています。それほどの人数が一挙に東京の町に集まってしまえば、ただでさえ人の多い東京の街が大混乱に陥ってしまうことは、想像に難くないはず。

 

交通機関の大規模制限や、イベント中止お盆前倒しの可能性があることは話題になっていますし、業務遂行の難しさから、リオオリンピックでは開店休業状態を余儀なくされた企業も多かったそうです。

 

また、夏といえば就職活動本番の時期。

多くの企業が拠点を構える東京の地に、スーツを着た学生の姿が多く散見されますが、2020年夏はそうもいかないかもしれません。

 

東京オリンピックが就活に与える影響としては、

 

・東京ビッグサイトや幕張メッセなど、合同説明会の開催場所がなくなる

・2020年の夏前に、選考を終わらせたい企業の増加

・就活を始める時期の超早期化

 

などが懸念されていますが、中でも深刻なのは、東京オリンピック開催に伴うホテル不足。

 

東京都内のホテルが2019年9月現在、オリンピック関係者によって既に占拠されてしまっている、と噂になっています。

 

東京観光を予定している方はもちろん、東京で就活を予定している地方在住の学生にとっては、頭を抱えてしまう緊急事態。

 

果たして本当に、ホテルは無いのでしょうか?

そして、ホテル不足は企業・学生双方にとって、どのような意味を持つのでしょうか?

 

記事の後半では、「困った時はここ!ホテルが見つからない時の宿泊施設4選」として、Airbnbをはじめとした民泊や、今話題の就活シェアハウスを紹介しています。

 

それでは早速、データを元に検証していきましょう。

 

1. ホテル不足の噂は本当?

東京オリンピックの開催期間は、2020年7月24日に開会式、8月9日に閉会式と約2週間ほどですが、その前後の7月から9月にかけて、都内のホテルはどこも既に満室状態のようです。

 

(出典:NEWSポストセブン

 

ネット上でも、

 

「オリンピックのチケットが取れたのに、ホテルが取れない」

「ホテルが取れないので、親戚の家に無理を言って泊めてもらう」

 

などと、困惑した声が上がっています。

どうやら、オリンピック組織委員会の関係者が部屋を押さえてしまっているため、一般の方の予約が困難になっているようです。

 

 

 

実際に私も、検索条件を

・東京都内

・2020年7月1日(水)から1泊

・大人2名1室

に設定し検索してみましたが、2019年9月現在、オリンピック開催月まであと10ヶ月もあるにも関わらず、部屋数が「残り僅か」と表示されているホテルばかりでした。

 

 

こちらは、国内大手旅行サイト「じゃらん」の検索結果。

検索結果はたったの20件、値段も1泊最低2〜3万のところが少なくありません。

 

 

 

アメリカ発の大手旅行サイト「Booking.com」です。

カプセルホテルやゲストハウスなど、比較的低価格帯の宿泊施設に強いだけあって、予約可能なホテル件数はまだだいぶ余裕があるようですね。

 

ただし、ご親切にも「選択した日程では、この目的地にある宿の85%が当サイトで予約不可となっています。

との注意書きが自動で表示されてしまいました。

 

どうやら、ホテル不足の噂は残念ながら本当のようですね。

 

増え続けるホテル難民のニーズに応え、今日ではホテル建設ラッシュが続いています。なんと、「コンテナホテル」なるものまで登場しているというから驚きです。

 

寝心地や、ホテルの代替案になりうるかどうかは疑問が残りますが、東京のホテル状況をよく表していると言えますね。

 

 

1-1.ホテルの予約開始はいつから?

東京都内のホテルは、まだ10ヶ月も先であるにも関わらず、どこも残り少なくなっていることが分かりました。

ホテルは、通常いつから予約受付を開始するのでしょうか。

データをもとに調べてみたところ、予約サイトや宿泊施設によってもバラつきがあるようですが、早いところで1年前から予約開始となるようです。

 

(出典:楽天トラベル

 

(出典:じゃらん

 

(出典:一休.com

 

サイト名サイトURL予約開始時期
楽天トラベルhttps://travel.rakuten.co.jp半年前から
じゃらんhttps://www.jalan.net3ヶ月前から(会員登録なしの場合)
一休.comhttps://www.ikyu.com1年前から

 

予約の取れない超人気温泉旅館や、毎年来ているリピーターで常に賑わっている地元の名旅館などの場合は、宿泊した際に来年度の宿泊分も予約していくケースもあります。

 

となると、ウェブサイトや旅行代理店向けに割いている部屋数も、必然的に少なくなってしまうことが予想されますね。

 

(出典:Guest House Media @沖縄



このような場合は特殊ですが、宿泊施設は通常遅くとも半年前には予約受付を開始します。

 

ただし、来年東京オリンピックを控えた今年は、ホテル需要が叫ばれていることを受けて、例年よりも早めに受付開始の施策を取る宿泊施設が増えているのかもしれません。

 

 

1-2.ホテル代金が高すぎる!?

ホテルにまだ若干の空きがあるからといって、油断は禁物です。

というのも、ホテルの値段が少なくとも通常の3倍ほどに膨れ上がっているのです。

 

 

都内のどこに泊まるかによっても異なってくるようですが、オリンピック開催地に近い汐留や、東京の中心である新宿などは、6倍に膨れ上がっています。

 

ファミリーなど複数で泊まれば大変な金額になりますし、就活生にとってはひとたまりもありません。1ヶ月のアルバイト代が一晩で無くなってしまいます。

2.オリンピックのホテル不足が就活に与える影響

 

オリンピックによるホテル不足の深刻さは、緊急課題となっています。

東京観光に来る方にとってももちろんですが、一番被害を被っているといっても過言では無いのが、2021年卒の就活生たちです。

 

特に、地方在住で、東京にある企業の選考を受けにわざわざ上京しに来る学生たちにとっては、溜まったものではありません。

 

就活生にとって、そして企業側にとって。オリンピックのホテル不足が具体的にどのような影響を与え、どのような事態を招いてしまうのか。

 

それぞれの視点から見ていきます。

 

2-1.就活生にとって

東京に来れない

地方在住の学生が、なぜわざわざ東京へ就活に来るのでしょう。

それは、自分の人生がかかっているから、という答えに尽きます。

 

将来に希望が答えないこのご時世、新卒カードを使い、少しでも納得のいく企業でファーストキャリアを歩むためです。そのために、決して安くない交通費と宿泊費をはたき、東京へやって来るのです。

 

ですが、そもそも泊まるホテルが無い、あるいは学生のお財布にとって高すぎるのであれば、東京に来たくても来ることが出来ません

 

受けられる企業が少なくなる=機会損失

 

東京に来れない。

それはつまり、「東京で選考を受けられない」ということ、ひいては「受けられる企業の数が少なくなる」ということです。

 

地方在住の学生は、在住地域に居を構えている企業で選考を受けるほかありません。

完全なる”機会損失“です。

 

選考を受ける企業の数が少なくなってしまえば、その中から納得のいく企業に出会う確率も、比例して低くなります。

 

その結果、どうなるか。

 

「あの時、あの企業の選考を受けていればよかった」

「こんなはずじゃなかった」

 

と、後悔し、未来を奪ったとして社会に対し不平不満を抱くようになってしまうかもしれません。

 

 

2-2.企業側にとって

優秀な学生を他社に取られてしまう

本来であれば、東京にやって来て選考を受けてくれるはずの地方学生。

地方と東京との情報格差・機会格差を認識し、情報を集めて実際行動に移すという点で、自分の将来設計をきちんと持っている将来有望な学生であることが伺えますね。

 

ですが、彼らが東京に来れなければどうでしょう。

優秀な学生は他社に入社してしまい、数年後自社にとって脅威とも言える存在になってしまう可能性だってあるのです。

 

企業側にとっては、たまったものではありません。

 

優秀な学生に自社の魅力をアピールする機会が無くなるということは、。つまり、これからの社会を担う若い世代に訴求できなくなるということであり、会社の認知度低下にも繋がります。

 

認知度が落ちてしまえば、会社の売り上げにも直結してしまいかねません。

 

交通費や宿泊費を学生の代わりに負担できない=機会損失

また、彼らにインターンや選考を受けてもらうお礼に、交通費や宿泊費を学生の代わりに負担する企業も増えていますね。

 

学生はそのような「交通費(や宿泊費)を支給してくれる企業」の選考を優先して受ける傾向にありますが、ホテル不足によって宿泊費が数倍にも膨れ上がってしまえば、企業側にとっての負担額は相当なものなってしまいます。

となると、これまでのように支給することは出来なくなり、選考を受けてくれる学生の数が減ってしまうことが予想されます。

 

つまり、企業側にとっても、大きな機会損失となってしまう可能性があるのです。

3.困った時はここ!ホテルが見つからない時の宿泊施設4選

 

さて、そんな就活に大ダメージを与えかねないホテル不足問題ですが、何も解決策が無いわけではありません。

 

確かに、都内のホテルは満室が多くなっているようですが、日本の首都である東京には、様々な宿泊施設が存在しています。

まさに、ホテル難民の救世主とも言えるでしょう。

 

ここからは、都内ホテルに空室が見つからない時のオススメ宿泊施設を4つ、ご紹介します。

3-1. Airbnb

(出典:Airbnb

 

言わずと知れた、民泊の代表格。

部屋を貸し出したいホストと、部屋を借りたい・ローカルな体験がしたい旅行者のマッチングサービスです。東京にでは現在、300件以上の物件がリスティング登録されており、安いもので1泊2,000円ほどで泊まれるものもあります。

 

2019年9月現在、”2020年7月1日から1泊・大人2名”で検索してみたところ、まだ300件以上の物件が候補に残っていました。

値段も、1泊5,000円台から。平均1泊30,000円と、信じられないほど高騰しているホテルと比べれば、かなりお得に宿泊できます。

 

ただし、高レビューばかりの人気物件、いわゆる「スーパーホスト」が運営している物件などは空きが少なくなっているものもあるようですので、Airbnbと言えど安心せず、希望の物件は早めにチェックするようにしましょう。

 

施設名称

Airbnb

公式サイト

https://www.airbnb.jp

平均宿泊費(通常期/ 1泊)

¥2,000~

ロケーション

都内全域、神奈川や千葉、埼玉の主要駅周辺など

 

 

3-2. 漫画喫茶やネットカフェ

快活CLUB

(出典:快活クラブ

aprecio

(出典:アプレシオ

 

終電を逃してしまった方の常套手段、漫画喫茶やネットカフェに泊まる方法です。

 

ここで紹介しているのは、大手チェーンの快活クラブやアプレシオですが、他にも様々なチェーンが渋谷や新宿、品川、秋葉原など都内の主要駅周辺に展開しています。

 

ただし、あくまで「個室」の空間があるだけで、綺麗に整えられたベッドやシャワーが整っているわけではありません。

 

・超短期滞在

・泊まる人数は自分1人だけ

・「どうしてもこの日だけ宿泊施設が見つからない!」という緊急事態

 

このような場合には、宿泊してみるのもありかもしれません。

ただし、繰り返しにはなりますが、宿泊施設ではありませんし、前もって部屋を予約することなどは出来ませんので、その点は注意するようにしましょう。

 

施設名称

快活クラブ

公式サイト

https://www.kaikatsu.jp

平均宿泊費(通常期/ 1泊)

¥3,000〜(12時間パック利用時)

ロケーション

新宿・下北沢・池袋・神田・秋葉原・上野など

 

施設名称

アプレシオ

公式サイト

https://aprecio.jp

平均宿泊費(通常期/ 1泊)

¥1,980〜(ナイト12時間パック利用時)

ロケーション

新宿・神田・豊洲・蒲田など

 

 

3-3. ウィークリーマンション

マンスリーマンションリブマックス

(出典:Live Max

 

ウィークリーマンションドットコム

(出典:ウィークリーマンションドットコム

 

聞きなれない方も多いかもしれませんが、海外では似たものに「バケーションレンタル」などがあり、一般的に利用されている方法です。

簡単にいうと、ホテルと賃貸マンションの間のようなものであり、週単位、または月単位で賃貸物件に滞在します。

 

・家具や家電が一通り揃っているので、鍵だけあれば入居できる

・外出時に鍵を預ける必要がない

・敷金や礼金はなく、保証人が不要な物件もある

 

このような点が特徴であり、滞在期間によって契約プランおよび料金が異なってきますので、

 

・家族や大人数で泊まる人

・1週間以上の滞在を予定している人

 

に向いていると言えるでしょう。

 

施設名称

Live Max

公式サイト

https://www.weekly-monthly.net

平均宿泊費(通常期)

¥3,600/日〜(1週間以上〜1ヶ月未満パック)

ロケーション

都内・関東全域

 

施設名称

ウィークリーマンションドットコム

公式サイト

https://www.weekly-mansion.com

平均宿泊費(通常期)

¥3,200/日〜(1週間以上〜1ヶ月未満パック)

ロケーション

都内・関東全域

 

 

3-4. 就活シェアハウス

地方のミカタ

(出典:地方のミカタ

上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

(出典:ジョーカツ 

 

地方就活生の間で今話題沸騰中の、就活シェアハウスに泊まるという方法です。

宿泊費が無料であったり、お財布に優しい値段になっているだけでなく、就活支援サービスを受けられたり、早朝から営業している就活カフェが付帯していたりと、地方就活生に特化した宿泊施設となっています。

 

部屋は個室かつ築浅の物件が多く、都内にアクセスの良いロケーションに建てられており、早朝チェックインにも対応。まさに地方就活生にうってつけと言えるでしょう。

 

ただし、近年の反響ぶりを受けて予約が殺到しているようなので、就活生の方は早めに初回登録を済ませ、確認するようにしましょう。

施設名称

地方のミカタ

公式サイト

https://chihounomikata.com

平均宿泊費(通常期/ 1泊)

¥2,000〜(1dayプラン利用時)

ロケーション

都内10箇所以上

 

 

施設名称

ジョーカツ

平均宿泊費(通常期/ 1泊)

無料(最大3週間)

ロケーション

都内8箇所

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

東京オリンピックのホテル不足が就活に与える影響、そして困った時の宿泊施設4選をご紹介しました。

 

オリンピック開催まではまだ余裕がありますが、早い人はもう動き出しています。

多くの宿泊施設は、宿泊日の直前1週間まではキャンセル料無料で予約を受け付けているところも多いので、宿泊難民になってしまう前に、早めに抑えておきましょう。

 

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就活ハンドブック編集部

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