
【就活生必見】非通知への折り返しはどうすればいい?対処法と企業側の理由
2022年10月19日更新
はじめに:非通知でも電話に出るべき!
多くの学生が就活中に悩む、企業からの”非通知”電話。
最近はメールで選考結果がくる場合も多くなってきましたが、まだまだ非通知で電話がかかって来るケースが多いです。
そもそも非通知設定というのは、電話番号を相手に知らせず電話を掛ける方法。
相手の電話番号が見えないため、怪しい電話ではないかと思うこともあるのではないでしょうか。
いくら就活中とはいえ、知らない番号から電話がかかってくると応答していいのか不安になりますよね。
しかしながら、企業側にも理由があって、非通知で連絡してきています。
そのため、就活生はたとえ非通知でも電話に出るようにし、着信にはしっかりと対応した方が望ましいです。
本記事では、
・非通知の電話に出られなかった時の対処法
・企業が非通知をかけてくる理由
・就活生が事前に設定しておくべきこと
について、紹介します。
正しい対処法を頭に入れ、社会人マナーを今のうちに身につけておくようにしましょう!
1.非通知の電話に出られなかった時の対処法
電話がかかってくると、誰しもがちょっとドキッとしてしまう「非通知電話」。
企業には、後ほど紹介するような言い分があるため、就活中はたとえ非通知でも電話に取るのが望ましいのですが、授業やアルバイトなどでどうしても電話に出られない時ってありますよね。
そのような場合の対処法としては、
・メールを確認する
・留守電を確認する
・電話をかけ直す(発信元が明確にわかる場合)
・連絡を待つ(発信元が不明な場合)
この4つの対処法があります。
順に見ていきましょう。
1-1.メールを確認する
非通知の電話に出られなかったときは、その企業からメールが来ている可能性があります。
電話に出れないのであれば、別の方法すなわちメールでアプローチしてくる企業もあります。
メールを確認して、できるだけ早く対応しましょう。
1-2.留守電を確認する
企業からの非通知に出れなかった場合、留守電に要件を残している企業もあります。メールと共に、必ず確認しておくようにしましょう。
1-3.相手が明確にわかる場合は電話をかけ直す
留守電やメールにも連絡が無く、この企業からかかってきたなと絞り込めるのであれば、こちらからHPに書いてある電話番号に連絡をしましょう。
その際は、折り返し方が非常に重要になります。
初めに
・大学名
・自分の名前
・担当者の名前
・電話がかかってきた時間帯
を伝えるようにしましょう。
この項目を伝えることでスムーズに連絡が取ることが出来ます。そして言葉遣いには注意しましょう。
また、企業側が忙しいと想定される時間、相手が電話に出れないであろう時間は避けましょう。
忙しいと想定される時間は以下の通りです。
・始業前・就業してからの約1時間
・就業前の1、2時間前
そして、お昼も基本的に外に出ているケースが多いです。
相手も出ることができず、無駄な電話になってしまうので、このような時間帯にはかけないようにしましょう。
1-4.発信元が不明な場合は連絡を待つ
ただし、多くの企業を受けていて、どこからかかってきたのか絞り込めないという場合。
このような場合は連絡を控え、再び向こうからかかってくるのを待つほうがよいでしょう。
間違った企業にかけてしまうと、その企業にとってはただの迷惑になってしまいますからね。
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2.企業が非通知でかけてくる4つの理由
では、これだけIT技術が発達したこのご時世にいまだに非通知電話で連絡してくる理由とは何なのでしょうか?
それは、
・セキュリティ上の問題
・企業の古い慣習
・採用連絡のアウトソーシング
・特別回線を引いている
という4つの理由が考えられます。
順に見ていきましょう。
2-1.セキュリティ上の問題
第一に考えられる理由は、
もし電話番号を間違えて違った相手に電話をかけてしまったとしても、トラブルにならないようにするためです。
企業は年間何百、何千人との学生と会い、また取引先にも電話をかけるケースがあります。
もちろん、確認はしますが間違えてしまうこともあります。
もし間違えてしまった場合、相手はどう思うでしょうか?
取引先からしたら、
「管理が不十分だな」
「注意深くないな」
と思ってしまうはずでsすよね。
電話一本で相手の信頼を落とさないためにも、リスクを想定し非通知で電話をかけることは企業にとってメリットがあるのです。
また、選考結果という大切な情報は、基本的には就活生本人以外には明かさないものですよね。
そのため、
「この就活生は、この企業を受けている」
といった個人情報を外部に漏らさないため、もし万が一間違った相手にかけてしまったとしても企業の電話番号がわからないようにしているのです。
2-2.古い慣習
昔は相手の電話番号がわからない方が普通であり、自分の電話番号を相手に知らせる方がレアだった時代でした。また、折り返しをするという文化もありませんでした。
そのため、歴史が長い企業だと、通知設定を非通知のまま使い続けており、それがデフォルト化しています。
特に変える理由もないため、電話をかける企業側もそれが非通知のままになっている事実をきちんと認識していません。
老舗の企業などでは、可能性があるかもしれませんね。
2-3.採用連絡をアウトソーシングしている
大人数の採用を行う企業になると、応募者の管理や連絡一つとっても、非常に多くの時間と労力が必要になります。
そのため、管理や連絡の業務を外部委託する企業があります。
その場合、電話を掛ける企業は採用をしている企業ではなく、そこから依頼を受けている別の企業になるため、電話番号が異なります。
そこで非通知設定をすることにより、アウトソーシングをしても問題のないようにしているのです。
2-4.特別回線を引いている
就活における新卒採用の概要や結果は、志望学生に一斉に連絡することが多いです。
特に大手企業の場合、選考にエントリーする学生の母数が膨大なものになるため、普段使っている回線だけだと足りません。
そのため、就活時期に採用連絡用の臨時回線を引き、対応することがあります。
臨時のため、使い終わった後は使用しないケースがほとんどです。
そのため、就活生がその後同じ電話番号に折り返し電話をかけてしまわないよう、混乱を避けるために非通知設定にしているのです。
3.就活生が事前に設定しておくべき3つのこと
就活中、企業からの非通知電話は少なくありません。
そこで非通知がかかってきてもあたふたするのではなく、しっかりと準備をしておけば気持ちも落ち着いて電話を取ることが出来ます。
企業側へも余裕のある姿を見せられるようにするにはどうすればよいか、解説していきます。
3-1.非通知拒否の解除
当たり前かもしれませんが非通知拒否設定が解除されていないと、出る出ないに関わらずはじかれてしまいます。
スマホのなかには、
「非通知電話を拒否する」が初期設定になっているものもあるようです。
その場合、もし企業側が非通知設定で連絡を入れてきた場合には、出る出ないにかかわらずはじかれてしまい、結果連絡が出来ないだけでなく企業に悪い印象を与えてしまいかねません。
スマホの初期設定で「非通知電話を拒否する」という項目にチェックが入っている場合もあるようですので、就活が始まったら、まずその項目にチェックがついていないかどうか確認しましょう。
3-2.留守番電話の設定
スマホの料金を安くするため、留守番電話の設定をしていない場合があります。
しかしそれでは、もし企業が学生と連絡を取りたくて電話をかけても、繋がらない場合、他に為す術がありませんよね。
留守番電話の設定をしておけば、企業側は留守電にメッセージを入れることができます。
企業側にとっては
“電話が繋がらない””連絡がいつまでも取れない”
といったストレスが減りますし、
就活生にとっても
“いつでも電話に出られるよう気を張っておく”
必要もありません。
両者にとってメリットである留守番電話設定。まだの人は、必ず設定しておくようにしましょう。
その際、
留守番電話の応答アナウンスの内容を自分で設定できるのであれば、自分の名前を名乗るように変更しておきましょう。
こうすると、企業にとって誰に電話をかけたのか、かけた対象が合っているか確認する手間が省けますので、かなりポイントが高いと言えますね。
3-3.選考連絡が来そうなタイミングを見計らう
志望度が高い企業からの非通知の電話がとれないと、ショックが大きいですよね。
落ちたわけではないにしろ、着信履歴に残った電話番号は、かなり気になってしまいます。
プラスしてすぐに折り返せない状況だったりすると、精神衛生上あまりよくありません。
選考結果の連絡が来そうなタイミングは、そのようにしっかりとスケジュール帳に書き込み、
いつ連絡が来てもすぐに電話に出られるよう、問題がないように意識しておくようにしましょう。
特に、志望度が高ければなおさらですね。
4.非通知電話に関するよくある疑問
それでは最後に、非通知に関するよくある疑問について見ていきましょう。
4-1.非通知に出られないと落ちる?
非通知に限らず就活関連の電話を取り逃がしてしまうと、
「印象が悪くなってしまうのでは」
「他の候補者に権利がいってしまうのでは」
と、気が気ではありませんよね。
ですが、非通知に出られないから落ちる、ということはまずないと考えて良いでしょう。
企業からわざわざ電話をもらっているということは、それに値するだけの評価を得ているという証拠でもあります。
むしろ、そこまで採用コストをかけているにも関わらず、電話を取れなかったというそれだけの理由で不採用にしてしまえば、企業側の採用コストも大きく膨らんでしまいます。
ですので、もちろん電話に出られるに越したことはありませんが、
出られなかったからといって落ちることは、まずないでしょう。
4-2.非通知電話への出方:名乗った方がいい?
就活の電話であれば、大学名と名前を名乗るのが常ですよね。
相手先が分かっていれば名乗りますが、非通知ともなると、変なトラブルに巻き込まれてしまっては元も子もありませんし、
悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、
自分から名乗る必要はありません。
先方が100%企業であるという証拠はどこにもありませんし、
「はい」や「もしもし」で十分です。
逆に、企業側もそのような学生側の出方を想定して非通知でかけているわけですから、
大学名と名前を名乗らなかったからといって、不採用になるなど選考結果に響くことはありません。
むしろ、あえて名乗ってしまうことにより、常識を疑われて心象を損ねてしまう場合もなくはありませんので、「はい」程度の受け答えで十分であるといえるでしょう。
まとめ
非通知が来ても冷静な対応を!
就活中に非通知の電話がかかって来るのは日常茶飯事です。
誰からかかってきたのかわからないものに応じるのは、怖いかもしれません。
ですが、非通知の電話がかかってきたら、まず選考中の企業だと思い電話をとりましょう。
出来るだけいい人材が欲しいのはどこの企業も一緒なので、
電話一本が取れなかっただけでその学生を不採用にする、なんてことはあり得ませんが、印象が下がってしまう可能性は否めません。
非通知を嫌うのではなく、冷静にしっかり対応しましょう。
また、できれば携帯電話の設定は必ず事前に確認して不測の事態はできるだけ無いようにしておき、
志望度が高い企業に関しては、事前にいつ電話がかかってくるのかの予測をたてましょう。
そうするだけで非通知電話に出ることができる可能性がぐんと上がりますし、電話にでるにも余裕が生まれます。
仮に電話に出れなかったとしても落ち込むのではなく、冷静に対応しましょう!
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