内定率を左右する?就活面接入室時のマナーを知ろう!

内定率を左右する?就活面接入室時のマナーを知ろう!

2024/3/29更新

はじめに

就職活動の際に担当者相手に行われる面接ですが、ちょっとしたマナーが出来ているかどうかで内定率が変わってきます。

ここでは、就活面接に臨む就活生に向けて絶対に押さえておきたい面接入室時のマナーや、気を付けておきたいポイントを解説します。

面接に臨む前にぜひチェックしておきましょう。

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面接の練習をする就活生

コロナが流行し始めた際、直接面接を控える企業が増え、代わりにほとんどの企業がオンライン面談に切り替えました。

現在でもオンラインで面接を続行している企業は多く、遠方に住んでいる方は、交通費や宿泊費をかけなくても面接に臨めるようになっています。

ですが、直接面接でもオンライン面接でも、最低限守るべきマナーや、気を付ける基本のポイントはそこまで差がありません。

それぞれの面接に合わせてマナーを学び、面接で全力を発揮できるように努めましょう。

面接マナーの基本【直接面接編】

まずは直接面接の場合のマナーから見ていきましょう。

直接企業に出向いて面接をする際には、最低限以下のことを押さえておきましょう。

会社到着は何分前?

少なくとも10分前を目途に企業の受付に到着するように心掛けましょう。

到着が遅れると担当者を待たせて迷惑をかけてしまうだけでなく、当然心証も悪くなります。

早めについて周辺を散策するくらいの余裕を持って到着するのがベストです。

到着後は受付に行き、「○時に約束をしていた○○(名前)です」と伝え、面接会場に案内してもらいましょう。

身だしなみは事前に整えていく

企業に到着してからお手洗いを借り、身だしなみを整えようと考えている方もいるでしょうが、それはNGです。

会社に着いたら、たとえ早い時間でもそのまま面接会場に通されるケースも多いため、企業で身だしなみを整える時間はないと考えておきましょう。

身だしなみを整えるなら、最寄り駅のトイレや周辺の建物の中など、別の場所で事前に整えておくことをおすすめします。

面接入室時の流れ

いざ面接会場に案内されたら、会場に入る前のマナーを守りましょう。

名前を呼ばれたらドアの前に立ち、3回ドアをノックします。

中から返事が聞こえたら、「失礼します」と大きな声で伝え、入室してください。

入室をしたらドアを閉めて、面接官のほうを向いて丁寧に挨拶しましょう。

「本日はお時間をいただきありがとうございます。◯◯(名前)と申します。よろしくお願いいたします。」など元気良く伝え、しっかりとお辞儀をしてください。

挨拶の後、面接官に促されてから着席するという流れになります。

それぞれ気を付ける部分も細かく見ていきましょう。

ノックは3回ゆっくり行う

ドアをノックする際は、必ずゆっくり3回行いましょう。

緊張するあまりに力強く叩き過ぎたり、早く叩き過ぎたりすると、急かしているような印象を与えてしまいます。

トン、トン、トンと一拍間を空けながら叩くくらいがちょうど良いです。

ブザーや呼び鈴のない扉の場合は、3回鳴らす必要はありません。

鳴らした音に相手が気付くように数秒待ち、相手から声をかけられたら入室しましょう。

壁が分厚い場合は内側の声が聞こえないこともあるため、数秒間待っても反応がない場合は、もう一度ノックやブザーなどを鳴らしましょう。

面接入室の際は、状況に合わせて対応を変えなければならない場合もあるため、臨機応変に対応することを意識して臨んでください。

面接前~入室後に気を付けること~

パソコンを見る女性

無事に入室できたら、面接に臨む前の挨拶に入ります。

挨拶をする際には、着席する前に以下の点に注意してください。

着席前に気を付けること

ドアをノックした後はまず挨拶をして、案内されたら席に座るというのが基本的な流れになります。

しかし、緊張しているとつい最低限のマナーを忘れてしまいがちです。

ノックをした後、相手からの返事を待たずにすぐ扉を開けてしまったり、相手から促される前に着席してしまったりするケースもあるでしょう。

お辞儀をするときも首だけでお辞儀せず、角度が45度程度になるようにゆっくりとお辞儀をしてください。

面接官の目を見て挨拶することも忘れてはいけません。

緊張していると、普段しないような動きはつい頭から抜け落ちてしまう可能性が高いため、日頃からマナーを身に付ける練習をしておくことが重要です。

自己紹介からスタート

面接がスタートしたら、最初は自己紹介から始まります。

自己紹介では名前と所属大学、学年に所属学科、場合によってはゼミや研究内容などが求められるため、準備しておきましょう。

つい緊張しすぎて自己紹介をど忘れしてしまう方もいますが、そんな時は深呼吸をして落ち着いて話すように心がけましょう。

面接時に心がけること

緊張していると早口になってしまい、相手の目を見て話ができなくなることも多いです。

緊張した時こそまずは落ち着いて、自分が緊張していることを受け入れて対応しましょう。

できる限り相手に声や熱意を届けることに集中し、格好つけようとしなくて構いません。

面接官の目を見て心を開いて話すことを心がけ、自然体で臨んでください。

面接マナーの基本【WEB面接編】

ここからは、オンライン・WEB面接における面接マナーの基本をお伝えします。

面接で守りたいポイントや、オンライン面接に臨むときのポイントはこちらです。

オンライン環境の準備

まずはオンライン面接にスムーズに臨めるように、オンライン環境の準備を整えましょう。

通信環境が安定したパソコンなどを使うと、安心してご利用できるはずです。

途中で接続が切れてしまうと面接に支障が出てしまうため、安定した通信環境を選んでおきましょう。

オンラインツールはいくつか種類があるので、指定されたツールを利用してください。

ツールを初めて使う場合は、事前に家族や友人などと一度ツールを利用しておくといいです。

普段からオンラインツールを利用している場合、事前に名前も本名が表示されるように設定しておくことを忘れてはいけません。

背景もできるだけシンプルなものを選び、余計なものが映らないような画角を設定しましょう。

部屋の中が暗い場合は、パソコン用の照明を用意したり、照明が顔に当たるように画角を調整したりして映り具合も意識することが大切です。

顔が暗いとどうしても雰囲気が暗く見えてしまうため、面接官からの印象が悪くなる可能性があります。

面談時間の5分前には接続しておく

オンライン面談の場合、当日どんなトラブルが起きるかわかりませんので、最低でも5分前を目安に入室するように心掛けましょう。

決められた時間になるまでは、入室のボタンを押しても待機画面になって面談が始まることはありません。

面接官の設定によっては待機画面の設定自体がない場合もあります。

それでも、基本的には面接時間までは画面とマイクをオフにして、面接官の姿が映るまで待機しましょう。

オンライン面接は1対1で行われる場合もあれば、面接官が複数人に対して自分1人、あるいは複数の就活生で行われることがあります。

ケースバイケースなので一概には言えませんが、いずれの場合も直接の面談と同じく落ち着いて対応しましょう。

マイクの音量を調整しておく

面接が始まってから、相手の声が聞き取りづらい、または自分の声が聞こえづらいなどのトラブルに気づくことがあります。

面接官の環境や自身の環境によっても適切な音量レベルが異なるため、面接に支障が出ないように思いきって最初の段階で調整しておくことが大切です。

聞こえるフリをして途中で声が聞き取りづらくなったら逆に気まずくなりますので、最初の挨拶のときに少しでも面接官の方の声が小さく聞こえたら、急いで自分のスピーカー音量を調整しましょう。

それでも聞き取りがずらかった場合は、「大変恐縮なのですが、お声が少し遠いようでして、こちらのお声は届いておりますでしょうか?」などと丁寧に確認してください。

聞こえづらい環境で無理して面接を続けようとしても、面接に集中できなくなってしまいます。

音量調整で気分を害する面接官はまずいないので、音声に問題があれば安心して調整の時間をいただきましょう。

お辞儀など基本的なマナーは変わらない

オンライン面接は、お互いが座った状態から面接がスタートするため、入室時のノックのマナーや、着席を促されるまで座ってはいけないなどのマナーは特にありません。

ですが、お辞儀をするべきところではきちんと丁寧にお辞儀をしたり、相手の目をしっかり見て話したりなど、基本的なマナーは必要です。

オンラインだからといって気を抜かないようにしましょう。

オンライン面接では顔が画面に大きく映し出されるため、面接中に別の方向を見ていたら視線で一発でバレてしまいます。

例えば、画面外にカンニングペーパーを用意していたり、スマートフォンを見ながら話したりしたくなるかもしれませんが、そのような行動は面接での印象を損なう可能性が高いです。

オンライン面接でも自己PRや志望動機など、伝えるべき内容はしっかりと事前に頭に入れておきましょう。

自分の顔を見て話してしまう方もいますが、自分の顔ばかり見ていると、相手の表情などからの情報が得られなくなってしまいます。

それだけでなく、面接慣れした面接官からすれば、明らかに自分を見ていないことがわかってしまい、印象を損なってしまうでしょう。

そのため目線の行き先に気を配ってください。

上下、横など、余程視線を外さなければ問題ありませんが、オンライン通話の画面が定期的に切り替わってしまい、どこを見ればいいかわからない時は、カメラを見ておけば間違いないでしょう。

特に自己PRなど自分が話す番では、カメラを見て真っ直ぐ話すことで、面接官側はしっかりアイコンタクトをとっているという印象を受け、より熱意が伝わるはずです

画面に映っていない部分も整えておく

オンライン面接では、画面上部しか映らないこともあります。

そのため、上半身はスーツで、下半身は普段身につけているジーンズやジャージなどの服装で臨む人もいるでしょう。

しかし、ふとした瞬間に立ち上がる可能性も考慮し、できれば全身きちんとした服装で臨むことが望ましいです。

リラックスして臨む気持ちは大切ですが、何かがあったときにだらしない一面が見えてしまうと、面接官からの印象は良くありません。

身だしなみや服装に関しては、通常の直接面接と同じように整えて臨むと安心です。

面接入室時のマナーを練習するポイント

このように、就活では直接面接とオンライン面接でも事前に準備することが異なるものの、面接に臨む時の基本的な姿勢はそこまで変わりません。

入室時のマナーを事前に練習しておけば、当日に極度に緊張することはないため、日頃からしっかり練習しておきましょう。

例えば、次のように練習することをおすすめします。

実際に体を動かして覚える

頭の中で理解していても、実際にやってみると全然できていなかったということはよくあります。

面接当日に大きなミスをすることがないように、頭の中で覚えるだけではなく、実際に体を動かしながら練習しておきましょう。

直接面接なら、例えばノックを3回することや初めの挨拶など、椅子に座るまでの一連の動作を練習するだけでも良いでしょう。

イメージトレーニングをするだけではなく、実際に部屋に入室前から椅子に座るまでの流れを何度も練習しておくことで、体にマナーが定着します。

面接の練習を受ける

家族や友人、先生などにお願いして、入室のところから面接練習をお願いしてみるのもおすすめです。

実際に対面で練習してみるといつもとは異なる雰囲気を体感できるため、当日面接を受ける前の緊張が和らぐでしょう。

面接練習サービスを提供している求人団体などもあるため、有料でもプロフェッショナルに依頼してみるのも1つの手です。

ただし、こうした団体の場合、自分から指定しなければ、入室後の面接での質疑応答だけに限定されてしまう可能性があるため、入室前から練習したいことを必ず伝えておきましょう。

そうすれば、よりリアルな環境で面接の練習ができますので、面接時の入室マナーをしっかり覚えられます。

カメラなどで撮影して練習する

周りに直接練習を見てくれる人が居ない場合は、カメラなどで自分のことを撮影して練習するのも1つの手です。

カメラを利用して動画撮影すると自分を客観的に見られますので、効率良く練習できるでしょう。

表情がこわばっていないか、声が小さくなっていないか、早口で話していないかなどをカメラで撮影して繰り返し練習すると、どんどんマナーが上達します。

撮影した動画は自分だけでチェックするのではなく、保護者の方や友人など自分以外の人に見てもらうことも効果的です。

動画を見てどう感じたか素直な感想をもらうと良い練習になるでしょう。

面接前待機中・面接終了後の注意点

面接を待つ就活生たち

面接では緊張感を持って臨めていた就活生の中には、面接前や面接後に気を抜いた結果、失態を犯してしまう場合もあります。

内定を逃さないためにも、面接前の待機中や面接終了後にも注意が必要です。

面接前の待機中も見られていることを忘れずに

面接前に待機場所に通されることも多いですが、室内に誰もいなかったとしても油断できません。

室内に監視カメラを設置し、待機時間中も就活生の様子をチェックしている企業もあるため、会社に入った瞬間から気を抜くことはできませんので、面接待機中でも気を引き締めていましょう。

待機中の姿勢はもちろん、知り合いがいるからと言って大声で話すのも避けてください。

スマートフォンを必要以上にいじるのも印象がよくありません。

面接中に携帯電話が鳴ることがないように、電源はオフにしておきましょう。

待機中は静かに過ごし、リラックスする時間に充てることをおすすめします。

面接後はできるだけ真っ直ぐ家に帰る

面接が終わった後に、周辺の散策やご飯に行きたくなることもあるでしょう。

その気持ちも理解できますが、面接が終わったらできる限り真っ直ぐ家に帰ってください。

なぜなら、周辺のお店などには会社関係者が終業後に訪れる可能性もあるからです。

もし外で粗相をしてしまった場合、どんなに面接での印象が良くても内定がもらえないリスクがあります。

面接以外の場所で評価が落ちることがないように、できるだけ早めに帰宅することが大切です。

面接終了後に気晴らしをする目的でも、会社の近辺は避け、できる限り自宅の近くや、会社関係者に絶対に目撃されない場所、目撃されても問題がない場所に行くよう心がけましょう。

SNSの取扱いに注意

企業によっては面接終了後、SNSをチェックするところもあります。

SNSは近年、多くの企業で取扱い方法が問題視されているツールであり、就職後にトラブルが起きないように、事前にSNSをこっそり確認する企業も多いです。

企業にアカウントを知られずにこっそり運用できているにしても、投稿した内容から個人が特定できてしまう可能性もあります。

面接後に投稿することで個人が特定されるリスクがあるため、SNS上では個人情報を公開しないようにしましょう。

周囲から情報が漏れる可能性もゼロではありません。

そのため、仕事に関するネガティブな投稿は避け、もししてしまった場合は速やかに削除するなどの対処が必要です。

面接が成功しても、SNSの使用方法によっては自らの足を引っ張ることになりかねないので、慎重な行動が重要になります。

まとめ

就活の面接は、直接面接・オンライン面接どちらも一定のマナーや守っておくべきことがあるので、事前にしっかり心の準備をして臨みましょう。

事前に準備さえしておけば、当日ミスを起こさず円滑にやり遂げられるでしょう。

後悔しないためにも入念な準備が欠かせません。

もちろん面接前だけでなく、面接が終わった後も気を抜かないでくださいね。

せっかく内定をもらえるはずだったとしても、面接後の対応で内定が取り消しになってはもったいないです。

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