WEBテストを期限ギリギリで受検しても大丈夫?

WEBテストを期限ギリギリで受検しても大丈夫?

2024/3/25更新

はじめに

就活生の前に立ちはだかる最初の難関がWEBテストです。多くの場合、就活の初期段階で受検することが必要になります。

いつの時代でも試験というものは、あまり気が乗らないものですよね。それが自らの就職に直接影響を与えるものであれば、なお更であり、慎重になってしまうものです。

友人をはじめ、周囲の就活生がどこまで準備をしているのか、気になるところでもあります。「WEBテストの準備してる?」と尋ねてみても、「全然やっていない」という返事が来ることが多いものの、聞いている本人としては「本当は随分と勉強しているのかもしれない」と思うようになり、焦りばかりが先行してしまいます。

しかし、就活生としては、志望する企業がWEBテストの受検を指示するのであれば、避けて通ることはできません。

この記事では、就活生がWEBテストを受検するべき時期について解説しています。特に企業より指定された受検期間の終盤、特に期限ギリギリに受験することの是非について言及します。

  • WEBテストをいつ受検すればよいのか分からない
  • WEBテストの期限ギリギリに受検しても問題ない?
  • 指定された期限を過ぎてしまった場合はどうなるのか

といった疑問を抱く就活生を対象として有益な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

また、業界一覧については、以下の記事で説明しているので、ぜひご覧ください。 

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WEBテストの概観

WEBテストについて調べる就活生たち

WEBテストとは

WEBテストは、就活生を対象として、オンライン上で実施する適性検査です。受検内容としては、大別して「能力検査」と「性格検査」に分かれます。このうち、「能力検査」は、国語系の出題がなされる「言語」と、数学系の出題がなされる「非言語」とがあります。これらに加えて英語が課されることが多いと言えます。

受検の方法は、テストセンターに出向いて受検する方法と、自宅でパソコンを用いて受検する方法とがあります。

リクルート社の「就職白書2023」によれば、2023年度においては、88.5%の企業でWEBテストを含む適性検査・筆記試験が実施されました。

 

参照ページ

就職白書2023.

過去にWEBテストを実施した企業

ここでは、過去においてWEBテストを実施した企業の一部を紹介します。この一覧は、WEBテストを実施した全ての企業ではないこと、そして、掲載した企業についても今後も同様の方法を採用することを必ずしも意味するものではないことにご留意のうえ、参照してください。

 

WEBテスト実施企業(抄)

企業名インターンシップ本選考
アクセンチュア玉手箱玉手箱
アサヒビール玉手箱玉手箱
SMBC日興証券玉手箱玉手箱
NEC玉手箱SPI
NTTデータSPI TALSPI TAL
ENEOS玉手箱玉手箱
花王(実施せず)TG-WEB
キャノン(実施せず)技術系:SPIテストセンター

事務系:TG-WEB

キリンホールディングスTG-WEBTG-WEB
商船三井(実施せず)玉手箱
ジョンソンエンドジョンソンTG-WEBTG-WEB
住友化学SPISPI, TG-WEB
ソニー(実施せず)SPI
損害保険ジャパンSPISPI
中部電力SPISPI
TBSテレビ(実施せず)玉手箱
デロイトトーマツコンサルティングTG-WEBTG-WEB
東京海上日動火災玉手箱玉手箱
東京ガス(実施せず)玉手箱

企業がWEBテストを実施する理由

主たる理由は採用側の事務負担の軽減

一般に、企業各社がWEBテストを実施する趣旨は、採用活動に関する企業の負担軽減にあります。すなわち、就活生に対する面接等には、企業の採用担当者が中心に対応します。しかし、採用担当者の人数には限りがありますし、多くの仕事をこなす必要がありますので、自社への就職を希望する全ての就活生と面接を実施することは実際上困難です。特に就活生に人気のある企業を想定すれば、このことは明らかです。

また、企業によっては、採用段階で一定の知識・能力を備えておく必要があるという判断もありますし、企業という組織で業務に従事する以上、性格的特徴を把握しておく必要もあります。

こうした事情により、多くの企業の選考手続においてWEBテストが採用されていると説明されています。

戦略的意図?~就活生の潜在的能力の発掘~

上掲のWEBテスト実施企業一覧(抄)を見ると、WEBテストをインターンシップの際と本選考の際と2度にわたって実施している企業が少なくありません。そして、中には、インターンシップの際に実施するWEBテストと本選考の際に実施するWEBテストを異なるものにしている企業も見られます。

果たして、これは何を意味するのでしょうか。

単に企業が採用面接を実施するうえでの負担軽減のためだけにWEBテストを実施するのであれば、インターンシップと本選考とで異なる種類のWEBテストを行う必要性は、必ずしも高くないはずです。

企業の中には、WEBテストの実施を単なる負担軽減のための足きりという趣旨を超えて、単一のWEBテスト方法では明らかにならない、就活生の顕在化した能力に加え、潜在的な能力を発見することや、性格面での特徴をさらに深く彫り下げるために、複数の異なるWEBテストを実施しているとみることができます。

現時点において、全ての企業がWEBテストについて、このような戦略的位置づけを行っているわけではありません。このため、就活生の皆さんは直ちに慌てる必要はないのですが、こうした取り組みをしている企業があることを知ると同時に、今後、この流れが進む可能性もありますので、注意しておく必要があります。

よって、WEBテストを軽視するのではなく、エントリーシートの作成や面接等の準備と同様にWEBテストについてもしっかりと準備をしておくことが就活を勝ち抜くコツになります。

WEBテストについては、参考になる記事がありますので、そちらも是非読んでください。

 

適性検査の種類と特徴について解説!対策方法付きで完全攻略

いつWEBテストを受検するべきか

PCを使う手

基本的には期間内に受検すればよい

では、就活生は、WEBテストをいつ受検すればよいのでしょうか。

結論としては、企業から就活生に対し、受検期間が指示されますので、その期間内に受検すれば良いということになります。

実施時期の目安ですが、選考手続きが早めに開始される企業の場合には、大学3年生の3月下旬ころからWEBテストが始まり、5月初旬までには多くの就活生がいずれかのWEBテストを受検することになるものと予想されます。

多くの場合、就活生は、1社のみではなく、複数の企業の選考に応募するはずなので、WEBテストも複数回受検する必要があります。一口にWEBテストと言っても、多様な手法が存在するので、それぞれのテスト方法の特徴を把握すると同時に、回答方法にも慣れておく必要があります。市販のテキストやインターネット上の情報をも駆使して、練習を積んでおくことを薦めます。この記事で紹介した他の記事をも活用して準備を行ってください。

十分な準備を行い、可能であれば早めの受検も!

WEBテストを実施する趣旨は、主として企業側の採用活動に伴う負担軽減にありますが、上述のように近時はWEBテストに就活生の顕在化した能力のみならず、潜在的な能力や性格の発見・把握という戦略的位置づけをする企業が登場しています。

WRBテストを、いの一番で受検したとしても、そのことのみをもって採用にあたり、加点事由になるわけではありません。しかし、採用担当者によっては早めの受検について、好印象を持つ可能性はあります。就活生の立場からは、このことは直ちに理解がしにくいかもしれませんので、少し掘り下げて説明することにしましょう。

採用担当者の思考方法

企業の採用担当者は、優秀な学生を自社に採用したいと考えています。そして、大手の企業は、自社の採用に応募してくる学生について、自社を第一志望である(はず)とも考えています。自社への採用を第一志望としている優秀な学生は、あらかじめ自社の採用ホームページや就職関連書籍、さらにはインターネット上の情報を駆使して、必要な情報を収集し、自社の選考に合格することができるよう、計画を立てて十分な準備を行っているはずだと考えています。

これは、単に採用担当者の思い込みというものではありません。企業各社の採用担当者は、近年の選考手続きの就活生に対する厳しさを熟知しています。また、同業他社をはじめ、他業種の採用状況に関する情報も適宜収集し、分析しています。こうした厳しい状況を勝ち抜こうとするならば、就活生が特段の準備も行わないことは考えにくく、自身の志望が叶うよう、丹念に情報を仕入れるとともに、志望する企業から自身に対する適正な評価、すなわち採用内定を獲得するために、最善の努力を継続するはずであると考えるのです。

実際、事前の準備が不十分のまま、第一志望の企業から内定を得ることは、ごく一部の例外を除き、考えにくいことです。

ですから、企業の採用担当者は、就活生が自社への採用内定を得るために、十分に準備を行うとともに、指示された期間内に入ったら、速やかにWEBテストを受験し、その後の選考手続きに進み、少しでも早く内定を得るために全力を尽くすものであると想像するのです。

「優秀な学生ほど期間の序盤で登場する」

企業の採用担当者は、「優秀な学生ほど期間の序盤で登場する」と考えています。このため、その優秀な学生を取り逃がすことのないよう、光るモノを見つけようとしています。特に面接ではこの傾向が強くなります。

採用期間の中盤以降の段階に入ると、採用担当者はその年の就活生のレベル感を十分把握しているので、よほどの優秀さをアピールすることができないと選考を突破しにくくなるとも言うことができます。

また、就活生の立場から見れば、早めのWEBテスト受験は、企業に対する採用志望意思の現れであるとも言えます。企業の採用担当者としては、就活生のそうした意思を見逃すことはしないものです。

こうした状況を勘案すると、いたずらにWEBテストの受検を遅らせて、内定獲得のためのハードルを高くしてしまう必要はないのではないでしょうか。

可能であれば、早めに受検しておく

以上のように、WEBテストの受検時期については、特段の事情がない限り、指定された期間内の初期段階で受験しておくことが良いといえます。ただし、準備が不十分な段階で受検したとしても良い結果が出るわけではなく、ただ早く受検しただけでは受検する意義に乏しいので、計画立ててしっかりと準備を行ってください。

このため、就活生の皆さんは、しっかりと試験対策を講じたうえで、所定の期間内の適切な時期にWEBテスト受検することとしてください。特に男子学生の場合は、女子学生と比べて受検準備が遅れがちで、直前になって慌ててしまう傾向が見られるので、注意が必要です。

期限ギリギリの受検では不利益なことがあるのか

就活生 女性

ギリでも直ちに不利益はない

上述のように、WEBテストは企業から指定された期間内に受検すればよく、遅く受検したとしてもそのことのみをもって直接的に不利益を受けることはありません。

このため、就活生としては、学業や就活等の自己の都合・スケジュールを勘案しつつ、受検をすることで基本的に問題ないといえます。ただし、就活生の立場から見て、WEBテストの受検をあえて遅らせる意味はなく、遅らせてしまうことにより、選考のハードルが高くなってしまうことを考慮しておくべきでしょう。

企業による選考の前倒しに注意

期間終盤での受検にあたっては、留意しておく必要のある事項があります。それは、企業は、WEBテストを通過した就活生に対して以降の選考手続きの案内をしていくことが多い状況があります。

選考の終盤になってはじめてWEBテストを受験し、選考手続きに入った場合、既に多くの就活生との面接等を行い、その年の就活生のレベル感を把握した採用担当者に対して、どれだけ強く良い印象を与えることができるかは少々疑問が残ります。

特に人気のある企業の場合、採用担当者は就活生が自社の採用スケジュールに合わせて準備をしてくるはずであり、そうして就活生は序盤に(遅くとも中盤までに)受検を終え、その後の活動に入ることを想定していることは上述のとおりです。

このため、企業の採用担当者には、「早めに受検をし、通過してくる就活生は優秀である」という経験則があるのです。期間の後半になって、これまでの就活生の優秀さを大きく上回る学生が突然登場するとは考えにくいと考えるのは、ある意味自然であるといえます。優秀な就活生は既に登場し尽くしていて、期限ギリギリになって登場するものではないと考える傾向にあります。

遅くとも期限の1週間前までに受検を!

就活生にとって、本来、WEBテストよりも重視されるべきなのは、エントリーシートや面接なのですから、必要以上にWEBテストの受検に慎重になりすぎることは、むしろ避ける必要があります。

また、各種のWEBテストは、いずれも良く練られた設問が多く、就活生としては事前に受験準備をどれだけ実施したとしても、本番では見たことのない出題もあり得ます。よって、どれだけ準備をすれば万全になるというものでもないのです。

このため、受検時期の決断については、ある程度の割り切りも重要であると考えてください。就活生各人が優先する事項の順位もあるはずですが、受検時期の最終的な目安としては、遅くとも期限の1週間前までには受検を終えておきたいところです。

また、その際には、WEBテスト後の面接等への準備として、WEBテストの受検が遅くなった理由を整理しておくと良いでしょう。

受検期間を過ぎてしまったら!

所定の期間内に受検しなかった場合は選考対象外になる

時折みられる事象です。「完璧に準備をすることができたら受検しよう」と考えて試験準備をしていたものの、自身が設定した目標値が高すぎて、なかなか満足できる状態にまで至らないうちに受検期間を経過してしまったというも事態が生じてしまうのです。

このような場合、その就活生は選考対象外となると理解しておいてください。すなわち、企業からWEBテストを受験するように指示をされていたにもかかわらず、指定された期間内にWEBテストの受検を完了しなかった就活生については、その企業から以降の面接等に参加する資格を失うことになってしまうのです。

他の就活生と共通の土俵に立つことができない学生を企業が評価することはないのです。そのような学生は、社会人になった後もそうしたミスをする傾向が見られることを企業は知っているのです。

特に理由もなくWEBテストの受験に逡巡し、自身を不利な立場に追いやってしまう必要も理由もありません。スケジュールを適切に管理する能力は、社会人にとって極めて重要な能力の1つです。単にWEBテストの受検のみならず、企業宛の提出物や電話・メール等の連絡、返信が適切になされたならば、企業の採用担当者は直接明言することは少ないものの。その就活生のスケジュールを含む管理能力を好感するものです。

災害等、不可抗力による場合は企業の判断次第

就活生が企業より指定された期限までに受検をしなかった理由がその就活生ではコントロールすることのできない事情による場合、例えば、大きな地震等の災害に遭い、自身や家族の生命を最優先しなければならなかった等の不可抗力による場合には、救済の余地があるかもしれず、企業の判断次第では再度の機会を与えられる可能性もないとはいえません。

もっとも、それは就活生が企業に対して当然主張できる事柄ではなく、あくまでもその時々における企業の判断次第であることに留意すべきです。

そのような事態に至ることのないよう、就活生の皆さんは、スケジュールを含めてしっかりとした準備をしてください。

まとめ

この記事では、WEBテストの受験時期、とりわけ期限ギリギリに受検することの是非について解説しました。

企業がWEBテストを実施するのは、採用側の事務負担を軽減することが中心ではありますが、近時、WEBテストに対する戦略的位置づけを行う企業も存在します。加えて、企業の採用担当者としては、優秀で、自社への入社を志望する就活生は、事前に計画立てて十分な準備を行い、指示した受検期間の序盤で受検を行うものであると考えるのです。

本来、優秀な就活生であるにもかかわらず、WEBテストの受検に過度に慎重になり過ぎてしまった結果、受検が遅れてしまい、企業の採用担当者より良い印象を受けることができなくなってしまったり、さらには、うっかり受検期間を徒過してしまい、入社を志望する企業のその後の選考を受けることができなくなってしまったとしたら残念なことです。

ぜひ十分な準備を行って、WEBテストを突破し、その後に弾みをつけていってください。

この記事が、就活生の皆さんの希望を叶えるための参考になることを願っています。

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就活ハンドブック編集部

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