【完全解説】内定で迷う?失敗しない就活での判断基準

【完全解説】内定で迷う?失敗しない就活での判断基準

2024年3月25日更新

はじめに

就職活動では、内定まで進めることが第一の目標です。

その後、実際に就職まで進めていかなければいけません。

ですが、そのまま承諾していいのか迷うケースも出てくるでしょう。

人生の一大転機であることを考えれば、迷うことは当然と言えます。

では、失敗しないためには何を基準とすればいいのでしょうか。

あなたの中で、判断基準はしっかりとあるでしょうか。

特に内定先が複数になった場合は、判断基準がしっかりしていないと決められないでしょう。

自分でした決断に後悔しないことが大切です。

不安に感じ、迷ってしまう時は、判断基準を振り返ってみましょう。

本記事を通じて内定の意味と意義を確認し、なぜ迷いが出るか考え、最善の行動ができるようにしてください。

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内定とはそもそもなに?

内定とは

今回取り上げている「内定」とは、そもそも何でしょうか。

まずは内定の定義を確認しておきましょう。

内定とは、始期付解約権留保付労働契約のことです。

内定という言葉自体が、実は正しい言葉ではないのです。

この始期付解約権留保付労働契約とは、正式な労働契約に当たります。

契約を結ぶことになるのですから、入社して働ける状態です。

雇う企業側は内定者と雇用契約を結び、労働してもらうことになります。

労働してもらう代わりに、対価を支払うことを契約するのです。

志願者は内定が決まり、契約を結んだら実際に企業に勤めることになります。

「入社」が決定した状態になるでしょう。

契約ですので書類が必要だと思うでしょうが、実は必要ありません。

これを「諾成契約」と呼びます。

諾成契約とは双方の合意によって成り立つもので、口頭での契約でも成り立つのです。

これは労働契約でも変わりません。

とはいえ、給料など待遇も含めていろいろと条件があるはずです。

これまで口約束で決めてしまうと、トラブルのもとになってしまいます。

言った・言わないの問題になるのを防ぐために出てくるのが、労働基準法です。

労働基準法では、賃金や労働時間などの条件を書面で通知しなければならないと定めています。

これが法的拘束力のある労働条件通知書です。

企業が内定を決めた場合、内定通知書を発行します。

口約束だけだと後で問題が生じやすいためです。

内定通知書は、法律では発行が義務付けられていません。

しかし法律の拘束は受けているわけなので、特別な理由がなければ内定は取り消せません。

お互いが署名捺印をすると、双方が合意したものとして契約が成立します。

または、別途内定承諾書が送付されてくることもあります。

この場合、内定通知書に署名捺印して送り返せば契約が成立となります。

内定通知書と似たものに採用通知書がありますが、こちらは拘束力がありません。

会社側が採用することを勝手に知らせるための書類で、就活生の意思とは無関係だからです。

内定通知書には法的な拘束力があるため、一部の企業では、代わりに「最終選考合格」という表現を用いるケースがあります。

これは、企業が法的なリスクを避けつつも、人材を確保したいという思いから生じるものです。

内定通知書が一旦発行されると取り消すのは難しくなるため、法的な拘束力を持つ内定という言葉を避ける企業があるのです。

  • 内定通知書:

法的拘束力があり、理由がないと取り消せませんが、発行の義務はありません。

  • 内定承諾書:

内定通知書に対する承諾と返信で契約を受け入れ、合意となります。内定通知書や採用通知書と同封されることが多いです。

  • 労働権通知書:

労働条件を記載した書類で、発行義務があります。

  • 採用通知書:

法的拘束力がない一方的な通告です。内容は内定通知書と変わりませんが、就活生の意思を確認するため、内定通知書より先に発行されるケースがあります。

  • 最終選考合格:

法的拘束力はありません。内定に近いですが、理由なしで取り消せます。

内定に関連する情報だけでも、これだけ出てきます。

容易に取り消せなくなるため、内定承諾に迷うこともあるでしょう。

回答期限ももうけられるため、心理的にも追い込まれます。

企業も良い人材を確保したいという意思があるため、拘束力を行使するのです。

企業に迷いがあるケースでは、内定という拘束力を嫌う場合があります。

内定に対してなぜ迷うのか

内定をもらった段階で、なぜ迷うのか整理してみましょう。

そもそも入社したくて受けた企業のはずです。

入社できる可能性が見えてきたのに迷うのには、必ず意味があります。

希望先が複数あり第一志望ではないから

志望する企業が複数のケースがあります。

企業が複数の志望者から選ぶのと同様に、就活生側も複数の企業を選ぶ権利を持っています。

となると、内定をもらっても、その会社が第一志望でない可能性も出てきます。

第一志望ではないのですから、迷うのは当然です。

内定を複数もらっている状態だと、どの会社を取るかで迷うでしょう。

これから先の就活への不安と葛藤があるから

内定をもらっても、そのまま就活を続けるべきかで迷うことが出てきます。

これまでの労力を考えれば、内定を受けてしまったほうがいいでしょう。

ですが、そんな安易に受けてしまっていいのかという不安と葛藤が出てくるのです。

決め手がない時は、余計に不安と葛藤がせめぎ合うでしょう。

周囲の意見の影響を受けるから

内定をもらった段階で周りに相談してみると、本当にそれでいいのかと言われ、悩むことがあります。

周囲の意見を聞いて意思が揺らいでしまい、迷ってしまうのですね。

内定を受けて本当に後悔しないかと判断しにくくなります。

人生に関わる大事なターニングポイントですから、知人友人に意見を聞くのはいいことです。

しかし、周りの意見に左右されて決めかねていると、いつまでたっても行動できなくなるでしょう。

内定をもらった企業に対して不安があるから

内定を頂いた際に、詳細な内容や条件が不明確で疑問が残ることがあります。

そのような場合は決断に迷ってしまうでしょう。

内定承諾を受け入れたい気持ちがあっても、どこかに疑問が残ると先には進めません。

条件が書かれていても、本当にそれでいいのか自問自答してしまうこともあるでしょう。

かといって、即座に決断すればいいかといえばそうとも限りません。

不満があるから

条件がすでにはっきりしているにも関わらず、内定に合意する決断に踏み切れないのは、どこかに不満があるからです。

提示された内容は理解できるものの、その条件をすんなり受け入れられない不満があるのです。

疑問ではなく、想定していたことと大きなギャップがあり、容認できない状況であれば、内定を承諾するか迷うのは当然でしょう。

その不満が解消できなければ、内定に踏み切ることはできません。

内定に迷う背景にある事実

内定 迷う

内定に迷うのには理由があります。

その事実に自分が気付いていないのか、それとも気付いていても決断できないだけなのかによって、違いがあるでしょう。

しっかり整理して認識することが大切です。

軸が決まっていない

就活する上で、どんな企業を選ぶか軸が決まっていない人がいます。

軸を持たずに就活していると、たまたま受けた企業から内定をもらうようなことも出てくるでしょう。

企業の経営理念や業種、職種、環境、福利厚生など、軸のポイントとなる要素はたくさんあるはずです。

通える距離にあるか、転勤はないか、住宅手当が出るかなど、現実的な問題もあります。

人間ですから、初めて接触した面接官が好きか嫌いかもあるでしょう。

この中で優先度の高い条件を把握する必要があります。

優先度によって軸をはっきりさせれば、迷う必要はなくなるでしょう。

自己分析の問題

自分のやりたいこととは何かが分析できていないと、迷ってしまいます。

何をやりたいから就活に力を入れてきたのか、自分に問いかけてみましょう。

自己分析を進めていくと、自分が満たされる要件とは何かが見えてきます。

ただし、具体性のない自己分析をしてしまうと余計に迷ってしまうことも出てくるため、はっきりと言語化させておくことが大切です。

条件面に不安がある

ふたを開けてみたら違ったというパターンがあります。

思い描いていた条件と実際の条件が異なり、イメージしていた企業と現実にギャップが出ることもあるでしょう。

話が進んでいくうちに想定していた条件とは異なり、不安になってしまうと迷ってしまいます。

その不安な感情はどんどんと大きくなり、内定の承諾を躊躇してしまうでしょう。

条件面の不満が顕在化

就職活動しているうちに出てくるのが、不満です。

自分の中で求める条件が変わることもあります。

例えば上場企業ではない、就業時間が合わないなどの不満が後から出てくることもあります。

そのため一歩が踏み切れなくなり、内定承諾に迷うわけです。

特に、誰かに相談したら「それでいいのか」と言われて思い悩むケースが多いでしょう。

第一希望からの内定待ち

最終選考はすべて同じタイミングではありません。

第一希望の企業からの結果を見てから内定の返事を返したいと思うのは当然です。

しかし、第一希望の企業から必ずしも内定が来るとは限りません。

場合によっては、内定を受けた企業の回答期限内に、第一志望の企業から結果が通知されず、タイミングが合わない可能性があります。

そういった場合には、内定を受けた企業に回答期限を延ばしてもらうという選択肢もあります。

ただし、これでは相手の企業は第二志望だとばれてしまうでしょう。

最悪のケースとして、就活が振り出しに戻る覚悟もしなくてはいけません。

迷う人に考えてほしい判断基準

内定 判断基準

内定を受けても迷ってしまうのは当然です。

就職先は人生に大きな影響を与えるため、いろいろと考えてしまうでしょう。

だからこそ、迷う人は判断基準を考え、後悔しない選択につなげる必要があります。

変わりにくい企業理念

就活では、企業理念もしっかりチェックしてきたはずです。

企業理念は経営の指針ともなるもので、何のために経営しているかを表現しています。

つまり、理念を見れば、その企業がどんなことを考えて経営しているかが見えてくるわけです。

面接でも企業理念をきちんと理解しているか問われる可能性は高いです。

企業理念は、コロコロ変わるものではありません。

事業内容や方針は変わることがあっても、理念は貫き通すものだからです。

簡単に変わるものではない企業理念を判断基準にしておけば、入社後も違和感を感じにくくなります。

企業文化や企業風土

内定に迷う人の中には、企業文化や企業風土が合わないと感じている人もいるはずです。

企業文化とは、企業の理想を体現したようなものです。

経営者の思想的な部分をどんどん浸透させていった結果、文化として定着していきます。

一方で企業風土とはもっと根底にある部分で、その企業の社員などが作り上げてきたものです。

企業文化や企業風土は、内部にいないと本当のところはわからないというのも確かです。

ですが、最近はネットなどで調べると情報がたくさん出てきます。

自分でも情報を調べてチェックしておくだけでも見えてくるものがあるでしょう。

企業文化や風土は、判断基準としてとても大切です。

自分の描くキャリアをイメージする

自分が10年後にどのような働き方をしているか、明確なイメージを持っているでしょうか。

自分のキャリアのイメージをしっかりと持っておけば、就活の軸になります。

たとえば仕事だけではなく、プライベートも充実させたいと思っているなら、企業の選び方も変わるでしょう。

残業ができる限り少なく、福利厚生が充実している企業ならプライベートを充実させやすいなど、企業を見るポイントが明確になってきます。

逆に、独立開業したい意思があれば、それをバックアップしてくれるような企業を選ぶか、資金形成のための収入を確保しなければいけません。

このように、キャリアのイメージが明確になれば、はっきりとした軸を持って企業を選ぶことができます。

就活の基準は何だったか

就活を始める際には、最初に自分が持っていた希望があったはずです。

これは非常に重要な基準です。

過去の希望を振り返ることで、自分の価値観を再確認することができます。

もちろん価値観は変化するものであり、常に同じである必要はありません。

しかし、どのように変化したかを理解することで、自分の軸を再確認できます。

自分が大切にしていたことや、新たに見出したことなど、価値観の再確認は非常に重要です。

内定を迷う人の解決策

内定 迷う 解決策

内定を受けるか迷う人のために、解決策をご紹介します。

ポイントになるのは、選択肢を絞り込んで結論に導くことです。

まずは順番にやってみて、自分の価値観と内定の価値を比較してみましょう。

判断指標を明確にする

就活でどの会社を選びたいか、自分の中にある判断指標を明確にしましょう。

これはとても重要で、揺らがない考えを作るポイントとなります。

判断指標は人それぞれ違います。

「経営理念を重視したい」「今後の成長を期待できる企業に勤めたい」「とにかく高収入を目指したい」など、人それぞれ要望があるでしょう。

ほかにもいくらでも出てくるはずです。

この中からさらに重視することは何かをはっきりさせましょう。

自分はどの部分を重視し、優先しているのか、譲れない部分をはっきりさせるのです。

これが就活の軸となり、内定を判断する材料になります。

気になっているポイントはなにか

内定に対して迷う「理由」があるはずです。

その理由ははっきりしている場合もあれば、何となく気になるといったように漠然としている場合もあるはずです。

人間であり機械ではないのですから、いつでも白黒はっきりつけられるわけではないでしょう。

まずはこの気になっているポイントを書き出してください。

書き出してみると、自分が懸念している点が見えてくるはずです。

そこから派生して考えられることも書き出していき、なぜ気になっているか、解決できる問題なのかを明確にしましょう。

特に、派生している問題をはっきりさせると、隠れている部分も浮き彫りになってきます。

出てきた問題に対する解決策も考えてください。

業務内容に関して気になっているなら、人事担当者やOB・OGに相談してみるのもいいでしょう。

給料など現実的に変更できない部分なら、妥協できるかどうか考えてください。

納得がいかないのであれば、内定をきっぱり断る決断をします。

これは、何となくどうしようか迷っている時には一番の解決策といえます。

内定をもらった企業を評価する

それでも迷ってしまう方は、数値化してみましょう。

自分が思っていることを数値化してみるのです。

優先順位、重要性、思いの高さなどをそれぞれ数値化してみましょう。

企業の年収や規模といったところから始まり、理念なども数値化します。

この時大事なのは、まだ内定をもらっていない企業も含めて数値化することです。

比較することにより、並べた数値に意味が出てきます。

数値化することで情報も整理でき、内定の価値を浮き彫りにできるでしょう。

最終判断する

迷っている状況を整理しても、どうしたらいいかはっきりしないことがあるでしょう。

最終的な判断としては、この内定を受けなければどうなるかを考えるといいです。

たとえば、第一希望の結果を待っている段階なら、いつまで内定の回答を待ってもらえるかはっきりさせるべきです。

延期を断られる可能性も考慮しなければいけません。

それでも交渉する価値のある企業かをはっきりさせましょう。

最終的には、内定を断った段階でどうなるかを考えます。

内定を断るのですから、その企業には入社できません。

入社できない以上、ほかの企業に進むことになります。

就職浪人という道もありますが、実際は就職しない代わりにアルバイト先を見つけるのが一般的な選択です。

ほかの企業に進むとして、どれぐらいの勝算があるでしょうか。

ほかの企業の内定が得られる自信があるなら、今内定が決まっている企業は断ってしまうのも方法です。

仮に第一志望でなくても、今内定をもらっているところより入社したい企業があるから迷っているのですから、間違った判断ではないでしょう。

もう一つの考え方としては、ご縁があったのだから入社してみることです。

入社してみないとわからないこともたくさんあります。

内定が決まったのはあなたが応募したからです。

応募したのには、どこかしら魅力を感じた理由があったはずです。

その企業のすべてが嫌だったということはないでしょう。

それなら最初から応募していないはずです。

不安があるのはまだ入社してないからでもあります。

もちろん、給料など現実的に受け入れられない問題もあるでしょう。

しかし、「何となく不安」という程度なら、迷っているくらいなら一度飛び込んでみるのも選択肢の一つです。

まとめ

内定とは何かを理解すると、双方にとって非常に重いものだとわかるでしょう。

その上で、自分は何に迷っているのか明確にすることで、答えが見えてくることがあります。

大事なことは、就職という転機に際しての決断です。

せっかく内定をもらったのにも関わらず、このチャンスをふいにする意味はあるかをはっきりさせれば、迷いは少しずつ消えていくでしょう。

その判断の軸がぶれていることこそ、迷う原因です。

徹底して分析を進めていくと、内定を受けるかどうかの判断のほか、自分が今目指すべき企業の形も見えてきます。

第一志望も本当に今の第一志望なのか見えてくるでしょう。

今の日本は年功序列から脱却しつつあります。

最終的な判断としては、自身のキャリアを見据えた上で、その企業が本当に必要なのかを慎重に見極めることが重要です。

また、まずは社会に飛び込んでみるのも選択肢の一つです。

内定を受けた企業は転職のきっかけになる可能性があるのか、それがキャリアの発展にプラスになるかどうか、判断材料に含めるべきです。

内定を受けた後も、自身のキャリアの方向性と企業とのマッチングをしっかりと考え直すことが大切です。

本記事が就職活動の際に参考になれば幸いです。

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