【就職活動】内定ブルーに悩む企業には入社すべき?内定ブルーの事例や原因・対処法を徹底解説します!

2024/3/25更新

はじめに

本記事では、内定を獲得して就活を終えた学生が度々陥っている「内定ブルー」について解説していきます。

「そもそも内定ブルーって何?」

「内定ブルーになる原因を知りたい!」

「内定ブルーになった学生が解決策として実践できることってどんなこと?」

上記のようなあらゆる悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでいってください!

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内定ブルーとは?

内定した就活生イメージ

内定ブルーとは、就職活動を終えた方が「この企業に入社する!」と決断した後に、「やっぱりこの会社への入社で本当にいいのだろうか…?」と企業への入社をネガティブに感じてしまう現象をいいます。

内定ブルーの語源は、英語の「Blue(青色)」が人間の憂鬱な気持ちを表現することに倣って作られた言葉です。

またこの「ブルー=憂鬱・不安」という言葉を用いた「~ブルー」という言葉は他にも複数存在するため、下記で紹介します。

  • マタニティブルー

妊娠中や出産中の女性にみられる、心や体、生活の変化などが原因で、イライラや不安、緊張、食欲不振、頭痛などの症状が起こる現象です。

症状は、漠然とした不安や緊張感、理由のないイライラや気持ちの落ち込みなど、情緒不安定として表れることが多いとされます。

引用ページ

【助産師監修】マタニティブルーとは?症状や時期、産後うつとの違い、対処法をチェック 

 

  • マリッジブルー

結婚前や結婚後に気分が落ち込んだり、不安に襲われる症状のことを指します。

これは男性にも女性にも訪れる症状で、具体的にはイライラ、漠然とした不安、食欲低下、不眠などの症状が挙げられます。

引用ページ

マリッジブルーってどんな症状?原因と対策を知って乗り越えよう! | みんなのウェディングニュース 

 

  • ブルーマンデー症候群

社会人にみられる、休日の最終日から翌日(出勤日)の明け方にかけて感じる、仕事に対して起こる優綱気持ちを表します。

一般的に社会人の休日は「土日」であることが多く、また世界的に見ても日曜日の夜になると、ついつい無意識に明日からの仕事について考えて緊張感が増し、憂鬱な気分になってしまうケースが多いことが「ブルーマンデー」と呼ばれる理由です。

引用ページ

ブルーマンデー症候群とは?休日の過ごし方に変化をつけよう – お役立ちコラム|ドクタートラスト 

 

このように重大なライフイベントなど、特定の事象が引き金となり憂鬱な気持ちになることは人生において多々あります。

また内定ブルーの割合については「就活の教科書」が実施したアンケートによると

  • 内定ブルーを経験したことのある人の割合

→約65%

  • そのうち、第一志望企業への内定獲得した学生が内定ブルーに陥った割合

→約59%

というデータが出ています。

就活生の5人に3人以上が内定ブルーに陥っているため、もし現在内定ブルーになっている学生は「自分だけではない」という認識を持つことが第一に重要です。

 

参照・引用ページ

【調査報告】内定ブルーで2割以上の学生が就活を再開! 対処法は「学生に評価した点を伝える」が効果的 | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト 

内定ブルーに悩んでしまう原因

内定ブルーに悩む男性 イメージ

上記では、ライフイベントが引き金となって精神的に「ブルーな状態」になるケースは少なくないことや、中でも内定ブルーの場合は「5人に3人以上」の割合で陥っている症状であることが分かりました。

では、学生が内定ブルーに悩んでしまう原因はどこにあるのでしょうか。

学生によって内定ブルーに陥る理由は異なりますが、下記では代表的な内定ブルーになる原因を4つ紹介します。

社会人として働くという「未知」な事に対する不安

社会人になると「仕事」を中心になるため、「自身にとって最適な就職先を選択していきたい…!」と誰もが思うはずです。

一方で、社会人として働くことは学生にとって「未知」のため、「社会人生活で最適な就職先を選定する」という解決が難しい問いを考え続けてしまい、徐々に不安な気持ちが高まることがあります。

「内定獲得」がゴールになっていたため

就職活動は「辛い」と感じる場面が多々あるため、「自身にとって最適な企業で働く」ことを目標に掲げた就活が、気付いたら「面接に落ちないこと」など目先の目標に変わってしまっているケースがあります。

そしていざ内定をもらって辛かった就職活動のレースを終え、考える時間が生まれたときにふと「この選択は果たしてベストなのかな…」と就活で当初掲げていた自身に最適な企業かどうか、という事を改めて考えてしまうことがあります。

第一志望とは別の企業に入社してしまったから

逆求人型就活サイト「JOBRASS新卒」では、第一志望の企業に入社できた学生の割合は「約10%」と紹介されています。

そのため裏を返せば、約9割の学生が第一志望の企業から内定をもらえていないといえますが、大半の企業が選考に落ちた理由を学生に開示せず、また「お祈りメール」を学生へ送らないで不採用とする企業も多いです。

このように第一志望に落ち、かつ落ちた理由が明確に分からないことが、終わったはずの就職活動に未練を感じさせる1つの原因になります。

企業に対するネガティブな口コミを発見したから

実際に働く社員のネガティブな口コミを確認できるページ(転職口コミサイトなど)がネット上で複数あり、目を通した学生は「好印象だったけど、実態は異なるのかな…」と企業を疑ってしまうケースがあります。

 

参照・引用ページ

新卒の内定ブルーとは?理由や解消法を解説 | 就活ならOfferBox

「第一志望に入社」できた人は○割! 「最終で落ちて立ち直れない」人へのアドバイスとは|JOBRASS新卒|学生のための自己PR型就活サイト

内定ブルーに関する口コミ

内定ブルーになってしまう理由は様々あり、上記ではその代表的な原因について記載しました。

実際に内定ブルーに陥る学生が多いことから、ここでは代表的なSNSの1つであるX(旧:Twitter)に投稿されている就活生の内定ブルーに関する口コミを紹介していきます。

内定ブルーの口コミ①

とんでもなく内定ブルーだ。

やっていけるのかな…

若手の大多数がうつ病になっていく会社…

福利厚生はすごく良いけど、恐ろしすぎる(;A;)

引用ページ

witch_chanさん(@witch_chan)のツイート

内定ブルーの口コミ②

卒業旅行、キャラソンライブ、町民集会と楽しみにしてたことがほとんど終わって、絶望感で溢れかえってる

内定ブルーってやつなのかもしれない

一生学生でいたい

3月の前半が一生続けばいいのに

引用ページ

ぺぺ🍀さん(@pe_pe_pe_pe_pe6)さんのツイート

内定ブルーの口コミ③

やりたい仕事で条件の良い職場なのに、それでも内定ブルーなんだよなあ〜フラットな人間関係がいい

引用ページ

MIMIさん(@33cinemimi)のツイート

内定ブルーの口コミ④

就活よりも動画とか勉強が楽しくて、この勉強の延長線の仕事を探そう

内定一つ貰ったけど、

将来目指したい道と提示ポジションが違うなと思ったので仕切り直し🙄

内定ブルーなのは、やりたいことと違うから不安になる

焦らず行こ

引用ページ

エリンギ@さん(@eringiwa)のツイート

内定ブルーの口コミ⑤

昨日買った花束の桜が開きました。

……私事ですが、転職活動で一社内定いただきました。

元々行くつもりだった会社なので嬉しい反面、本当にここで良いのか、実は他の求人の方が合っているのでは等色々考え出して不安になってます💧

これが内定ブルーってやつですかね💦

引用ページ

卯のがつをさん(@kkkaz2222)のツイート

 

上記で紹介した口コミは、X(旧:Twitter)で「内定ブルー」で検索してヒットした投稿になります。

所々で「内定ブルーを克服した!」というようなツイートもありましたが、全体的に内定ブルーに悩んでいるツイートが多い結果になっています。

また内定ブルーになっている理由については、先ほど述べたような「未知」に対する不安に加え、サークル活動など「自由な時間」がとても多く、大学生活を満喫してきた学生が、週5日もフルタイムで働く生活対して「楽しさ」が見出せず、絶望している様子を「内定ブルー」と称している口コミも多く確認できました。

内定ブルーに悩む学生がすべきこと

就職活動中の学生たち イメージ

上記では内定ブルーに悩む原因や、実際に内定ブルーに陥っている学生の口コミなどを紹介しました。

このように「誰でも内定ブルーになる可能性がある」ということもできるほどに事例が多い内定ブルーですが、中にはしっかりと内定ブルーを克服する学生も数多くいます。

内定ブルーになった理由によって対処法は異なるともいえますが、ここでは内定ブルーに悩む学生が実際に悩みを解決するためにすべきことについて2点紹介します。

内定先の社員または内定が決まっている同期と関わる

内定ブルーに悩む学生がすべきことの1つ目は、「内定先の社員または内定が決まっている同期と関わる」ことです。

これは

  • 内定先で仕事をこなしていく自信がない
  • 内定先の企業で働くビジョンが思い浮かばない
  • 内定先で働いてもやりがいがなさそう

などが理由で内定ブルーに陥っている学生に、特に有効な手段だと考えます。

就職活動の段階だと、インターネットの情報や面接官の印象からのみで企業の良し悪しを判断するしかなく、少ない情報から将来の自分をイメージするしかありません。

そのため、「自分と同じ境遇の社員はいなさそう…」とネガティブな思考になるケースもありますが、実際に会って話し会社の雰囲気を体感することで「意外と良いかも!」と内定ブルーが解決するケースがあります。

そのため内定ブルーになったら企業との接触機会を増やすことをオススメします。

自己分析と企業分析を再度行う

内定ブルーに悩む学生がすべきことの2つ目は、「自己分析と企業分析を再度行う」ことです。

そもそも内定を獲得するには複数の面接の機会があり、学生は面接官に志望理由を説得力のある内容で伝えていたはずです。

就職活動中は少なくとも企業に対して魅力を感じる点があったから最終面接まで受けに行っていたという解釈もできるため、改めて企業に対して、そして自身の就活の軸などの振り返りを行ってみましょう。

実際にX(旧:Twitter)の口コミでは内定先の企業が原因で内定ブルーになっているのではなかった例も多く確認できています。

具体的には、楽しかった大学生活が終わってしまうことがとても悲しく、その感情が派生して「社会人になりたくない」という考えが生まれ、それが引き金になり「内定ブルー」に陥っているケースです。

そのため、今一度自身の就職活動をじっくり見直すことも解決策の1つになります。

内定ブルーがきっかけで就職活動を再開するのはアリ?

内定ブルーで就職活動を再開する学生 イメージ

上記では内定ブルーに陥った学生がすべきことについて2点紹介しましたが、対処法で紹介したような行動をしてみても「やっぱり内定ブルーのままだ…」など、解決しない事例もあると思われます。

例えば、内定ブルーに陥った理由が「他にやりたいことが明確に見つかった」からである場合は、実際に社員や同期と交流したところで自身のやりたいことが変わる可能性は低いと考えます。

そのように、内定ブルーが「再度就職活動をすることでしか解決しない」という判断に至った場合は、就職活動を再開することは「アリ」です。

一方再度就職活動を再開して、実際に当時の内定先と違う他企業に入社したいと思った場合は、「一旦入社して、その後でも実現でない仕事か」などという点を踏まえて考えるなど、後悔のない選択にできるように慎重に判断していく必要があります。

そのうえで、実際に内定ブルーをきっかけに就職活動を再開した事例が就活ブログ「Mako.Press」に載っていたため、下記で紹介します。

大手ゼネコンからの内定を蹴り、就職浪人を経てIT業界へ就職

この方は旧帝大の学生で、かつ頭の回転も速く「優秀」な学生です。

学生時代は「建築学」を専攻していたので、周囲の学生の多くがゼネコンやディベロッパーなど、建築が活かせるような環境で就職先を決定していました。

彼自身も無難に大手ゼネコンから内定をもらうことになるのですが、内定獲得後の長期インターンで実務を経験していく中で、ゼネコンの仕事がやりたいことと違うと感じました。

それがきっかけで、ゼネコンからの内定を辞退。

そして1年間の就職浪人を経て、現在は大手IT企業で働いています。

この方のように周りの環境が優秀であるがゆえに、自分も同じような会社に行かなければならないという思いになり就職活動をしている人は少なくないと思います。

 

引用ページ

大手企業内定だけど後悔。内定ブルーにならないためにはどうすればいい? | マコプレス|ハイキャリアを目指す若手社会人・学生のためのブログ 

 

「みんなと違う選択肢をとる」行動をするのはとても勇気がいりますが、今後の長い社会人生活なども踏まえて熟考した結果、「就職浪人」という選択をした事例になります。

「自分の人生で大切なこと」を何度も自問自答したことが、浪人をしてまで就職活動を再開するという「勇気」に繋がっていると考えます。

そもそも内定ブルーにならないための考え方とは?

笑顔の就活生イメージ

「誰でも内定ブルーになる可能性がある」ということもできるほどに事例が多い内定ブルーですが、内定ブルーに陥った場合に解決できるかどうかは「その学生次第」といえます。

そのため、内定ブルーで悩むことは「厄介な問題」といえます。

そして、できれば内定ブルーにならないような選択肢を前もってとれるようにしたい、と多くの学生が考えるはずです。

そのため、下記では内定ブルーにならないために持っておくべき考えについて2点紹介していきます。

内定獲得がゴールにならない就職活動を心がける

内定ブルーにならないためにするべきことの1つ目は、「内定獲得がゴールにならない就職活動を心がける」という点です。

就職活動は辛いと感じるような出来事が多々発生するため、「将来も踏まえて最適な選択肢をするぞ!」と意気込んで始めたのに、いつの間にか「内定獲得」という目先の目標に変わってしまうケースが多いです。

しかし、そのような心意気で就職活動を終えることが「内定ブルー」で悩むきっかけになってしまいます。

そのため、

  • 本当に自分がやりがいを感じる仕事はどれ?
  • 全国転勤だけど問題ない?地方にいると友達と会えなくなるけど耐えられる?
  • プライベートもしっかり確保できる働き方ができる企業?

など、企業に入社した後も明確に想像しながら可能な限り就職活動の軸を言語化して、自身の希望にマッチしているか見極めていきましょう。

「新卒で入社する企業が人生の全てではない」という思考を持つ

内定ブルーにならないためにするべきことの2つ目は、「新卒で入社する企業が人生の全てではないという思考を持つ」という点です。

新卒で入社する企業が、

  • 自身に最も適していて、生涯かけて働けるような良い企業!

だと心の底から感じられるに越したことはありません。

しかし、事実として5名に3名が内定ブルーになり、また内定ブルーに悩む学生のうち「第一志望」から内定をもらった学生は「約59%」だと言われています。

また、そもそも就職活動自体が「新卒で入社する企業で今後の人生が決まる」というような風潮を持つのも事実です。

もちろんファーストキャリアを重要視する必要はありますが、実際に入社したあとも

  • 転職
  • 起業
  • フリーランス

など、キャリアの選択肢が多数存在します。

そのため、例えば

  • 将来起業するための実力をつける
  • 数年後により良いキャリアを歩めるような経験ができる

という軸で、企業頼りの思考ではなくあくまで「自身軸」の観点や思考を持つことで、内定ブルーに悩む可能性が減ると考えます。

 

参照・引用ページ

【調査報告】内定ブルーで2割以上の学生が就活を再開! 対処法は「学生に評価した点を伝える」が効果的 | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト

まとめ

本記事では、【就職活動】内定ブルーに悩む企業には入社すべき?内定ブルーの事例や原因・対処法を徹底解説します!というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。

社会人を経験したことがない学生が就職活動で「最適な選択肢」をとることは難しいといえ、また実際に入社した企業が学生自身にとって良かったかどうかは、入社して業務を経験しないとわからないことです。

そのように結果論と言わざるを得ない就職活動ですが、事実として5名に3名以上が「内定ブルー」に悩んでいることがわかりました。

就職先を選ぶことは、今後の人生を左右するほどの「大きな決断」であるため、決して悩むことは問題ではないと考えます。

そして現に内定ブルーに悩む学生は多くいて、それぞれの学生が解決のためにアクションを起こしています。

そのため、できれば「内定ブルーに悩まない」ように内定獲得をゴールとしない就職活動にしていくことが理想ではありますが、内定ブルーに悩んだ場合でも本記事に記載した解決策やキャリアの考え方などを参考にして、解決のために行動してみてください!

この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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