【25歳って新卒にはならない?】25歳の大学生が就職活動をする場合の現状・内定獲得のポイント・最終手段を紹介します!
2024/3/25更新
はじめに
本記事では、「25歳」の就活生向けにあらゆるテーマを設けて就職活動の現状について解説していきます。
「25歳の新卒採用をすることになる学生は、具体的にどんな学生?」
「25歳の就活生が内定を獲得するためのポイントって何?」
「25歳が就職活動で内定をもらえなかった場合の最終手段ってある?」
上記のようなあらゆる悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
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「25歳」で就職する学生とは
大学は「4年」の学習期間を設けて、必要な授業を履修し終えた学生は卒業することができる仕組みを採っています。
そのため、問題なく大学に通っていた学生はそのまま入学の4年後に卒業していきます。
また大学によっては卒業に必要な単位を全て取り終えるなど、一定の条件を満たした学生に対して「早期卒業制度」を設けていて、学生の中には「3年」や「3年半」で、4年に満たない期間で卒業する方もいます。
【早期卒業制度を導入する大学例】
- 東京大学(法学部)
- 京都大学(法学部)
- 慶応義塾大学(総合政策学部、環境情報学部、経済学部、法学部法律学科)
- 早稲田大学(政治経済学部、法学部、人間科学部)
引用ページ
大学を3年で卒業できるって本当?早期卒業制度について解説します!
実際に大学を4年以内で卒業する学生をはじめ、留年率に関しては文部科学省のデータをもとに大学生の生活を題材にしたサイト「大学生のよみもの」に以下の記載があります。
【大学生の留年する割合について】
- 4年以内で卒業:80%
- 1留:7%
- 2留:2%
- 3留以上または中退:11%
引用ページ
大学の留年率は何割?留年する「理由」「条件」を徹底解説 | 大学生のよみもの
上記を踏まえると、全大学生の約80%は4年以内に卒業できている一方で、残りの約20%は留年経験者ということになります。
そしてタイトルにある通り、「25歳で就職する学生」の場合も、一定数が20%の留年経験者に該当する可能性があります。
25歳で就職する事になる学生のパターンは以下になると考えます。
【25歳で就職することになる学生事例一覧】
- 4年制大学に入学後、3回留年
- 3浪して、4年制大学入学
- 1浪して、4年制大学入学後に2回留年
- 2浪して、4年制大学入学後に1回留年
- 1浪して、4年制大学+大学院(2年)を経験
- 4年制大学+大学院(2年)の計6年の中で1度留年
- 大学卒業後、期間があいて25歳で就職活動(既卒の25歳の就職)
25歳の就活生と言っても、卒業までの過程で様々なパターンに分類することができます。
そして25歳という年齢で就職する学生が行う就職活動は、その「25歳になるまでの過程」が大きく影響するため、一概に25歳という年齢で一括りにできない点を把握しておく必要があります。
25歳が就職活動に悪い影響を与える場合とは?
上記では、25歳の場合は年齢が就職活動に与える影響について一括りで捉えることができず、25歳で卒業するに至るまでの「過程」によって分類される点を説明しました。
では、25歳という年齢が就職活動に悪い影響を与えないパターンと、25歳という年齢が悪影響になってしまうパターンはどのように分離できるのでしょうか。
分類するにあたって先に「新卒」という定義について確認していきます。
具体的には以下の内容で複数サイトに説明されていることを確認しました。
【新卒の定義】
年度末に卒業する予定の大学生、短期大学生、専門学生
引用ページ
新卒とはいつまで?卒業後3年以内ならOK?第二新卒や既卒との違いを解説
「年度末に卒業」という点を踏まえると、新卒の学生とは要するにまだ卒業していない「在学中」の学生を指す用語であるといえます。
そのため「在学中であることが条件なら、3留の25歳でも新卒採用には影響ない…?」と考えることもできます。
実際に影響があるかどうかは企業によるという回答にはなりますが、日系の大手企業の多くは年功序列の制度を用いて組織を作り上げているため、「敷かれたレールに乗ることができる人材」であることが入社後・就職時のいずれも評価されます。
そのため、先ほど述べた通り25歳をマイナス評価するかどうかは企業によるという大前提はありますが、一般的に25歳の就活生が就活に影響あるかどうかは以下の内容で大きく分類できます。
【25歳であることが就職活動に影響を与えない事例】
- 1浪して、4年制大学+大学院(2年)を経験
- 4年制大学+大学院(2年)の計6年の中で1度留年
【25歳であることが就職活動に影響を与える事例】
- 4年制大学に入学後、3回留年
- 3浪して、4年制大学入学
- 1浪して、4年制大学入学後に2回留年
- 2浪して、4年制大学入学後に1回留年
- 大学卒業後、期間があいて25歳で就職活動(既卒の25歳の就職)
大学院を経由し、かつ在学中の25歳は留年または浪人を経験せずストレートに卒業する大学院生と同等と考えられます。
実際に大学院に進む理系の学生で、特に旧帝大などの難関大学の場合は浪人を経て入学しているケースが少なくなく、日系の最難関企業に就職している事例も多く確認できています。
一方、上記で述べた通り大学院を経由していない25歳の場合は「敷かれたレールを歩む能力がない」と判断されるせいか、ハンディキャップを背負って就職活動に取り組む可能性が高くなります。
参照ページ
第二新卒とは?
先ほどの章では、新卒という言葉には「年度末に卒業する予定の大学生、短期大学生、専門学生」という定義があることを述べましたが、タイトルに記載した「第二新卒」の場合は新卒という言葉と定義が異なるため、下記で紹介します。
【第二新卒の定義】
厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」という資料によると、第二新卒とは、学校(高校・専門学校・短大・高専・大学・大学院)を卒業してから、おおむね3年以内の方として定義されています。
引用ページ
【2021年】第二新卒とは?いつまでなのか定義やおすすめ転職サイト、求人の探し方などを解説! | 家電小ネタ帳 | 株式会社ノジマ サポートサイト
第二新卒の場合は、卒業してから3年以内で転職を考える方が該当するため、「新卒」という言葉と分類して考える必要があります。
そのため、例えば以下の内容に経歴が当てはまる25歳が第二新卒に該当します。
- 4年生大学をストレートで卒業し、社会人を経験している学生
- 1浪して、4年制大学をストレートで卒業し、社会人を経験している学生
- 4年制大学入学後に1回留年し、5年で卒業後に社会人を経験している学生
大卒の学生が第二新卒の枠を活用して転職する割合は「約33%」と厚生労働省が発表しているため、実に3人に1人は卒業後3年以内に転職する決意をしていることになります。
また事実として、転職活動市場では「第二新卒」が高い評価を得るケースが多く、例えば国内大手Sierの「NTTデータ」では自社Webマガジン「Up to DATA」にて第二新卒を以下の内容で評価している、と転職サイト「キャリアクラス転職」で紹介されています。
当社は多くの新卒者を採用していますが、企業の課題に自ら気づき「変えていきたい」というモチベーションが育つまでには数年ほどの時間が必要となります。
外部から見て得られる気づきは重要ですが、一方で現場から生まれる気づきもまた必要なもの。
実体験から生まれた課題発見の意欲や意識の高さ、テクノロジーで社会課題を解決したいという思いは即戦力になります。
これこそ第二新卒の皆さんが持つ力であると感じています。
引用ページ
第二新卒としてNTTデータへ入社する難易度は?未経験で中途採用を突破する方法・成功しやすい人の特徴を解説 | キャリアクラス
他にも新卒だと狭き門とされていたコンサル業界(アクセンチュア・ベイカレント・PwC・デロイトトーマツコンサルティングなど)でも第二新卒が積極採用され、社会人経験を経ている25歳は転職市場で一定の評価を受けています。
25歳の就活生の口コミ一覧
先ほどは新卒と第二新卒の違いについて紹介しましたが、実際に新卒に該当している25歳の就活生は、どのような就職活動を経験しているのでしょうか。
ここでは、X(旧:Twitter)で確認できた25歳の就活生の口コミを紹介していきます。
良い口コミ①3年留年しても就活できた
3年留年しても普通に就職できた。特に何も聞かれなかった。
氷河期を留年で過ごして、谷間と卒業が運良く重なっただけですが。
引用ページ
良い口コミ②面接官に詰められつつもどうにかなった
就活する頃にはなぜか25歳になってしまっていたので面接官にも「何でそんな人生なんですか」と詰められる日々を送っていましたが末っ子だったのでなんとかなりました
引用ページ
良い口コミ③25歳が受験対象!
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引用ページ
泉大津市職員採用情報さん(@izumiotsu_saiyo)のツイート
悪いツイート①ポテンシャル採用に該当しない
お祈りメールではないが、自分が25歳で就活してたからか、某自動車メーカーTのリクメンで「君はもうおじさんだね」っておじさんに言われたのと、某時計メーカーCには「うちはポテンシャル採用だから」って言われて以来その2社の製品は一生使わんって決めたw
引用ページ
悪いツイート②初任給に差があるケースも
専攻科卒で大卒と初任給の差を付ける会社があるのですね?興味深い。初耳なので探してみよう。
昭和60年入社ですが年齢を補正したら、二浪、三浪した大卒も含まれるので高専卒のほうが給与高かったですけれど。
25歳の大卒新卒と入社5年目の高専卒の給与なら、職級の差は歴然なことぐらい判りますよね?
引用ページ
悪いツイート③行動できない
25歳にして本格的に就職活動をしているのですが、就職して働いているみんなすごすぎる
ずっとうんうん唸って悩んで考えている
引用ページ
25歳の就職活動について、X(旧:Twitter)では25歳という点が就活に影響しなかったポストと、影響したポストがそれぞれ散見されました。
25歳の新卒が内定を獲得するためのポイント
上記で実際に25歳がどのような就活を行っているのか、SNSの投稿をもとに紹介しました。
そして、事実として同じ境遇でも成果を出すことができた学生と、上手くいかなかった学生がそれぞれいることが分かったため、ここでは25歳の就活生が内定を獲得するために抑えておくべきポイントを3点紹介します。
①「なぜ25歳の新卒なのか?」を明確に答える
25歳の新卒が内定を獲得するためのポイントの1つ目は「なぜ25歳の新卒なのか?を明確に答える」という点です。
ここでいう「明確に答える」とは、面接官が納得する回答をすることを指します。
例えば、「何かに打ち込みすぎた結果、留年した」などという文言で説明し、その打ち込んだ経験から社会人生活でも役立つような大きな学びがあれば、企業によっては高評価に繋がるはずです。
なぜ25歳で就職活動を行っているのか、という点は必ずと言っていいほど面接官が質問してくるはずのため、できる限りポジティブな内容で回答できるように事前の準備を徹底しましょう。
②年齢を重視しない業界を狙う
25歳の新卒が内定を獲得するためのポイントの2つ目は「年齢を重視しない業界を狙う」という点です。
例えば1つとして「公務員」が挙げられます。
公務員という言葉は国家公務員・地方公務員など様々な業種をまとめた言葉ではありますが、受験資格を「29歳~30歳」で制限を設けている求人が多くあります。
また地方公務員法第13条では、平等取扱いの原則と称して以下の内容を法律で定めています。
【地方公務員法第13条】
全て国民は、この法律の適用について、平等に取り扱われなければならず、人種、信条、性別、社会的身分若しくは門地によつて、又は第十六条第四号に該当する場合を除くほか、政治的意見若しくは政治的所属関係によつて、差別されてはならない。
引用ページ
この法律は、公務員試験は誰でも平等に受けられるということを指します。
実際に最終学歴が中卒でも受験可能な自治体もあるため、留年経験などをネガティブに感じてしまう学生は公務員受験もオススメします。
参照ページ
内定がもらえなくても諦めるな!25歳学生の最終手段
上記では25歳の新卒学生が内定を獲得するために抑えておくべきポイントを記載しましたが、それでも就職活動が上手くいかなくて悩む学生は少なくともいるはずです。
そのため、ここでは大学生が行う「新卒の就職活動」以外で職に就く方法を紹介します。
①派遣社員として就業し、正社員を目指す
25歳の新卒学生が職に就くための最終手段の1つ目は、「派遣社員として就業し、正社員を目指す」という点です。
派遣社員とは、企業側が設けた一定の期間企業で働き、期間が満了したら企業側の判断で再度契約を更新するか、契約が打ち切られるかという選択を行う、不安定な雇用形態になります。
実際に多くの民間企業で派遣社員を採用していて、正社員と一緒に、正社員と同じような仕事を任せています。
そのため、例えば派遣社員としてまずは企業で働き、その中で優秀な成果または戦力になるような働きぶりができれば、企業側は「この派遣社員はぜひ社員になってもらいたい!」と思うはずです。
事実、転職サイト「ミライのお仕事」では派遣社員から正社員を目指した100名のアンケートを実施しており、55%の方が実際に正社員になれたと回答しています。
アンケート結果を見てもわかる通り、派遣社員から正社員になるというルートは決して非現実的ではなく、真面目にコツコツ働けばチャンスが大いにあります。
派遣社員の場合も、新卒時の就職活動と同様に面接などで採用の可否を決めていきますが、内定獲得のためのハードルは新卒時の就活と比べて下がるため、派遣社員から正社員を目指すことも選択肢に入れるべきだと考えます。
②起業またはフリーランスとして働く
25歳の新卒学生が職に就くための最終手段の1つ目は、「起業またはフリーランスとして働く」です。
企業への入社となると「経歴」がかなり重宝されますが、そのような社会の構造にうんざりしている学生もいると思われます。
そんな学生は、自身のスキルを磨いて起業する、またフリーランスとして活動することをオススメします。
起業とフリーランスに共通している点は「仕事をもらえるかどうかは自身の実力次第」な点です。
その人自身のキャリアで判断するのではなく、実力があるかどうかという判断軸で評価され、また就職活動では全く上手くいかなかったけど、起業したら意外と上手くいった事例も少なくありません。
お金を稼ぐための働き方は会社員として働くこと以外にも複数あるため、その選択肢も一度検討してみるのも良いかもしれません。
参照ページ
まとめ
本記事では、【25歳って新卒にはならない?】25歳の大学生が就職活動をする場合の現状・内定獲得のポイント・最終手段を紹介します!というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。
25歳の新卒就活生は様々なキャリアの方がいて、大学院を経て25歳で入社する学生の場合は、25歳という点が就職活動に悪い影響を与えることは皆無であることが分かりました。
一方で、25歳という点が就職活動に悪い影響を与える可能性があるのが大卒で25歳になる学生(3留など)です。
また、例えば25歳の3留学生の場合でも無事に志望企業から内定を獲得できたケースも確認できたため、結局は「本人次第」で同じ境遇でも結果が左右されるといえます。
そして良い結果を出すために重要なのが、「なぜ25歳で就職活動しているの?」という質問に対して上手く答えられている点だと考えます。
例えば銀行業界の中には「社会人になるまでのキャリア」を重視し、25歳新卒であることが理由で無条件で落とす企業もありますが、企業は25歳というハンディキャップを負う以上に高い実力が評価されれば、内定を出す企業もあるはずです。
そのため、まずは面接やエントリーシートで高い評価を得られるように、徹底的な準備を行っていきましょう。
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。