部活をガクチカにしても良い?メリットや注意点をご紹介

部活をガクチカにしても良い?メリットや注意点をご紹介

2024年3月22日更新

はじめに

面接で必ず聞かれる定番質問「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」。

多くの人が悩むこの質問に部活動の経験を答える「部活ガクチカ」は有効な手段の一つです。

しかし、部活をガクチカにするには単に活動内容を伝えるだけでは不十分です。企業が求める人物像とどのように合致するのか、具体的なエピソードを用いて説得力のあるアピールが必要です。

ここでは、部活ガクチカのメリット・デメリット、注意点、例文などを詳しく解説します。さらに、好印象を与える業界・企業についても紹介するため、面接対策に役立ててください。

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ガクチカとは?

ガクチカ

そもそも、ガクチカとは何でしょうか。

まずはガクチカの概要や代表例について確認していきましょう。

ガクチカの概要

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略語です。

就活において学生の人物像や能力を理解するために面接官がよく質問する項目の一つです。

ガクチカで評価されるポイントは以下の通りです。

  • 主体性・積極性:自らの意思で取り組んだことかどうか
  • 目標設定・達成能力:具体的な目標を設定し、それを達成するために努力したこと
  • 問題解決能力:課題に直面した際にどのように解決策を考え、実行したか
  • 協調性・コミュニケーション能力:チームワークを重視する活動における役割
  • 継続力・忍耐力:長期的な目標に向かって努力を継続できたか

ガクチカはこれらのことを一度に見ることができるため、ほとんどの企業で用意している質問となっています。

企業によってはガクチカを聞きませんが、複数の企業を受けるのであれば聞かれることが前提として作成を進めていきましょう。

ガクチカの代表例

ガクチカの代表例には下記のようなものがあります。

  • 部活動:レギュラー獲得、全国大会出場、チームワーク向上など
  • アルバイト:売上向上、顧客満足度向上、チームリーダー経験など
  • ボランティア活動:イベント企画・運営、地域貢献活動、リーダー経験など
  • 研究活動:論文発表、学会参加、研究成果など
  • 資格取得:TOEIC、英検、ITパスポートなど

避けておいたほうが良いガクチカ

ガクチカは基本的には自分の好きなものにして問題ありませんが、下記のようなものは避けておいたほうが良いです。

  • 内容が薄い:具体的なエピソードや成果が不足している
  • 企業と関連性が低い:企業が求める人物像と合致していない
  • ネガティブな内容:失敗や挫折を強調しすぎる
  • 嘘や誇張:事実と異なる内容を伝える

また、夜遊びやギャンブルなどは面接官によっては悪い印象を与えかねないため、避けておいたほうが良いとされています。

本当の趣味であっても就活の場では避けるようにしましょう。

部活をガクチカにしても良いのか

部活はガクチカにしても問題ありません。

むしろ、部活には大きなアピールポイントがあります。

部活に熱心に取り組んでいた場合は積極的にガクチカにしていきましょう。

なお、ガクチカで最も多いのはアルバイトとなっており、部活はサークル活動も含めるとその次に多いガクチカとなっています。

部活をガクチカにすることで伝えられるアピールポイント

部活をガクチカにすることで下記の様な点を面接官にアピールすることができます。

協調性・チームワーク

部活動は個人の能力を発揮するだけでなく、チームの一員として目標達成を目指す活動です。

そのため、部活動を通して自然と協調性・チームワークを養うことができます。

協調性・チームワークとは異なる個性を持つメンバーと協力し、共通の目標に向かって進んでいく能力です。

具体的には以下の要素が含まれます。

  • コミュニケーション能力: 自分の意見を伝え、相手の意見を尊重しながらチーム全体で意思決定を行う
  • 役割理解: チーム全体の目標を理解し、自分の役割を果たす
  • 責任感: 自分の役割に責任を持ち、最後までやり遂げる
  • 互助心: チームメンバーを助け合い、支え合う
  • リーダーシップ: チームをまとめ目標達成に導く

部活動では試合や練習を通してこれらの要素を自然と身につけることができます。

例えば、試合で勝利するためにはチームメンバー全員がそれぞれの役割を果たし、協力する必要があります。

また、練習中にチームメンバーが困っている場合は助け合い、支え合うことで、チーム全体のレベルを向上させることができます。

協調性・チームワークは、現代社会において非常に重要視される能力です。

企業はチームで成果を上げられる人材を求めています。

そのため、部活動を通して培った協調性・チームワークをアピールすることは就職活動において非常に有効です。

責任感

部活動では練習や試合、イベントなど様々な場面で責任感が求められます。

責任感とは最後までやり遂げること、そして自分の行動に責任を持つことです。

具体的には以下の要素が含まれます。

  • 自主性: 指示を待つのではなく自ら考えて行動する
  • 計画性: 目標達成のために計画を立て実行する
  • 実行力: 計画を実行に移し、最後までやり遂げる
  • 粘り強さ: 困難な状況でも諦めずに努力する
  • 反省力: 失敗から学び、改善する

部活動ではレギュラーや役職など、責任のある立場を任されることがあります。

これらの経験を通して、責任感を持つことの重要性を学び、責任を全うする力をつけることができます。

責任感は社会人として働く上で必須の能力です。

企業は責任を持って仕事に取り組める人材を求めています。

そのため、部活動を通して培った責任感をアピールすることは、就職活動において非常に有効です。

目標達成能力

部活動は目標設定から計画、実行、評価まで、目標達成に必要な全ての要素を経験できる貴重な場です。

目標達成能力とは具体的な目標を設定し、それを達成するために計画的に行動する能力です。

具体的には以下の要素が含まれます。

  • 目標設定: SMARTな目標を設定する
  • 計画性: 目標達成のために具体的な計画を立てる
  • 実行力: 計画を実行に移す
  • 修正力: 状況に合わせて計画を修正する
  • 継続力: 最後まで目標を諦めずに努力する

部活動では個人やチームで目標を設定し、それを達成するために練習や試合に取り組みます。

目標達成には様々な課題や困難を乗り越えることが必要です。

これらの経験を通して、目標達成に必要な能力を磨くことができます。

継続力

部活動は長期間にわたって継続的に取り組む活動です。

継続力とは目標達成のために、努力を継続する能力です。

具体的には以下の要素が含まれます。

  • モチベーション維持: 困難な状況でも、目標に向かって努力し続ける
  • 忍耐力: 辛い練習や試合にも耐え努力を続ける
  • 集中力: 目標達成に集中し、それを持続させる力

仕事は集中して取り組まなければなりません。

学生時代に集中した経験があると社会人としても発揮してくれると認識される場合があります。

部活をガクチカにするメリット

部活 ガクチカにするメリット

部活動は学生時代の中心的な活動の一つであり、多くの経験を積むことができます。

具体的には、部活をガクチカにすることで以下のようなメリットがあります。

具体的なエピソードが生まれやすい

部活動では様々な経験を通して具体的なエピソードを作ることができます。

例えば、以下のようなエピソードが考えられます。

  • レギュラー獲得のために努力した経験
  • チームワークで目標を達成した経験
  • 困難な状況を乗り越えた経験
  • リーダーとしてチームをまとめた経験

これらのエピソードはあなたの能力や人柄を具体的に伝えることができるため、面接官に好印象を与えることができます。

求めている人物像に当てはまりやすい

多くの企業は協調性、責任感、目標達成能力、継続力などの能力を備えた人材を求めています。

そして、これらの能力は部活動を通して自然と培うことができます。

例えば、チームスポーツであれば協調性やコミュニケーション能力、責任感、目標達成能力をアピールすることが可能です。

また、文化部であれば継続力や集中力、創造力などをアピールすることができます。

このように、部活動を通して培った能力は企業が求める人物像と合致しやすいというメリットがあります。

会話が弾みやすい

面接官も学生時代に部活動をしていた経験があることが多いため、部活をガクチカにすることで会話が弾みやすくなります。

部活動の話から共通の話題を見つけることができたり、面接官があなたの性格や人柄を理解しやすくなったりします。

面接官がイメージしやすい

部活動は多くの人が経験しているため、面接官がイメージしやすいというメリットがあります。

具体的なエピソードを話すことで面接官はあなたの経験をより深く理解することができます。

ただし、部活動を必ず経験してきているわけではないことは認識しておきましょう。

部活をガクチカにする際の注意点

部活動は学生時代の中心的な活動であり、多くの経験を積むことができます。

しかし、部活をガクチカにする際には以下のような点に注意する必要があります。

企業の雰囲気に合っているかを確認する

企業によって重視する能力や人物像は異なります。

そのため、企業の雰囲気に合っていない部活をガクチカにしてしまうと逆効果になる可能性があります。

例えば、体育会系の厳しい部活動で培った精神力をアピールする企業と協調性やコミュニケーション能力を重視する企業では求める人物像が異なるものです。

企業のホームページやパンフレットなどを参考に、企業の雰囲気を把握し、それに合った部活をガクチカにするようにしましょう。

専門用語を避ける

部活動によっては専門用語が多く使われます。

しかし、面接官は必ずしもその部活動に詳しくないため、専門用語を使いすぎると話が伝わらなくなる可能性があります。

専門用語を使う場合は必ず説明を加えるようにしましょう。

他の学生との差別化を意識する

部活をガクチカにする学生は多くいます。

そのため、他の学生との差別化を意識する必要があります。

単に活動内容を伝えるだけでなく、自分がどのような役割を果たし、どのような成果をあげたかを具体的に伝えるようにしましょう。

部活を始めたきっかけなど前後の時系列についても考えておく

部活を始めたきっかけや、活動を通してどのように成長してきたのかを説明できるようにしておきましょう。

単に活動内容を羅列するだけでなく、ストーリー性を持たせることで面接官にあなたの熱意や成長を感じてもらうことができます。

嘘をつかない

経験したことや成果を誇張したり、嘘をついたりすることは絶対に避けましょう。

嘘が発覚すると信頼を失い、面接に落ちてしまう可能性があります。

部活をガクチカにすると好印象な業界・企業

部活 ガクチカにすると好印象な業界・企業

部活動は学生時代に多くの時間を費やす活動であり、様々な経験を積むことができます。

部活動を通して培った経験は就職活動においても活かすことができます。

ここでは部活経験が活かせる業界・企業とそれぞれの理由について紹介します。

スポーツ業界

スポーツ業界はスポーツ用品メーカー、スポーツジム、スポーツチームなど、スポーツに関わる様々な企業が含まれます。

スポーツ業界では体力や運動能力はもちろんのこと、チームワークや目標達成能力、コミュニケーション能力などが必要です。

そして、これらの能力は部活動を通して自然と培うことができます。

例えば、チームスポーツでレギュラーとして活躍した経験はチームワークや目標達成能力をアピールするのに役立ちます。

また、個人競技で全国大会に出場した経験は目標達成能力や精神力をアピールするのに役立ちます。

教育業界

教育業界は学校、塾、教育関連企業など教育に関わる様々な企業が含まれます。

教育業界ではコミュニケーション能力、協調性、責任感、忍耐力などが求められることが多いです。

これらの能力は部活動を通して自然と培うことができます。

例えば、文化部の部活動で役職を務めた経験はリーダーシップや協調性をアピールするのに役立ちます。

また、体育会の部活動で厳しい練習を乗り越えた経験は、忍耐力や責任感をアピールするのに役立つ可能性が高いです。

営業

営業職は顧客との信頼関係を築き、商品やサービスを販売することが求められます。

営業職ではコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、積極性、粘り強さなどが求められます。

これらの能力は部活動を通して自然と培うことが可能です。

例えば、部活動で積極的に勧誘活動を行った経験はコミュニケーション能力や積極性をアピールするのに役立ちます。

また、部活動でキャプテンを務めた経験はリーダーシップやプレゼンテーション能力をアピールするのに役立ちます。

広告業界

広告業界は広告企画、制作、運用など、広告に関わる様々な企業が含まれます。

広告業界では企画力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、柔軟性などが求められます。

これらの能力は部活動を通して自然と培うことができます。

例えば、文化部の部活動でイベント企画を行った経験は企画力やコミュニケーション能力をアピールすることが可能です。

また、体育会の部活動で試合の分析を行った経験は、分析力や柔軟性をアピールするのに役立ちます。

ベンチャー業界

ベンチャー業界は新しい事業を立ち上げ、成長させることを目指す企業です。

ベンチャー業界ではチャレンジ精神、行動力、柔軟性、協調性などが求められます。

これらの能力は、部活動を通して自然と培うことが可能です。

例えば、部活動で新しい練習方法を取り入れた経験はチャレンジ精神や行動力をアピールするのに役立ちます。

また、部活動でチームメイトと協力して目標を達成した経験は、協調性をアピールするのに役立ちます。

部活をガクチカにした際の例文

部活をガクチカにした際の例文は下記のとおりです。

例文①

高校2年生の冬、インターハイ出場に向けて本格的に練習に取り組み始めました。しかし、思うように記録が伸びず壁にぶつかりました。フォームを見直したりトレーニング方法を変えたり、様々な工夫を試みましたが、結果が出ません。焦りと不安でいっぱいになり、練習に行くのが辛くなる日もありました。

そんな時、顧問の先生から「記録だけに囚われず、自分のフォームと向き合うこと」とアドバイスを受けました。その言葉を受け、自分の走り方を徹底的に分析し、フォームの改善に取り組みました。具体的にはスタートダッシュのタイミング、足の回転速度、ストライド幅などを細かく調整しました。

また、練習量を増やすだけでなく質の高い練習を心掛けるようにしました。筋力トレーニングや柔軟体操を毎日行い、レース展開を想定した練習にも取り組みました。

これらの努力の結果、県大会では自己ベストを更新し、念願のインターハイ出場を果たすことができました。インターハイでは全国レベルの選手と競い合い、決勝進出は叶いませんでしたが悔いのない走りをすることができました。

例文②

高校3年生の時、全国大会出場を目指して練習に励みました。しかし、全国大会出場をかけた地区大会で、まさかのミスで演奏を止めてしまうという経験をしました。悔しさでいっぱいになり、しばらくは練習に行く気になれませんでした。

しかし、全国大会に出場したいという気持ちは諦められず、もう一度立ち上がろうと決意しました。原因を分析し、基礎練習から徹底的に見直しました。また、メンタル強化にも取り組み、プレッシャーに負けない強い精神力を養いました。

これらは1人ではなく、仲間と励まし合い、時には厳しく指摘し合いながら練習に励みました。その結果、翌年の地区大会では見事金賞を受賞し、念願の全国大会出場を果たすことができました。その結果、全国大会では練習の成果を発揮し、堂々と演奏することができました。

まとめ

今回は部活をガクチカにするメリットや注意点をご紹介しました。

部活をガクチカにするメリットは下記のとおりです。

  • 具体的なエピソードが生まれやすい
  • 求めている人物像に当てはまりやすい
  • 会話が弾みやすい
  • 面接官がイメージしやすい

一方で、下記のような注意点もあります。

  • 企業の雰囲気に合っているかを確認する
  • 専門用語を避ける
  • 他の学生との差別化を意識する
  • 部活を始めたきっかけなど前後の時系列についても考えておく
  • 嘘をつかない

必ず両方について確認し、ガクチカの作成を進めていきましょう。

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