【企業分析】東芝グループの子会社5社を徹底解説!平均年収や就職偏差値など
2025年1月31日更新
はじめに
東芝は、日本を代表する総合電機メーカーの一つとして、長い歴史を通じて多くの革新的な技術を世に送り出してきました。
その事業領域は広く、エネルギー、インフラ、デジタルソリューション、電子デバイスなど、様々な分野で社会の発展に貢献しています。
東芝グループの強みは、これら多岐にわたる事業を支える多数の子会社にあります。
各子会社は、独自の専門性と技術力を持ち、グループ全体の競争力を高めているのです。
今回は、そんな東芝グループの子会社のなかでもオススメ5社をピックアップし、事業内容や市場での位置づけ、そして平均年収や就職偏差値についてご紹介します!
東芝グループへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 東芝にはどんな子会社があるのか気になる
- 東芝の子会社の就職難易度を知りたい
- どの東芝の子会社が自分に合っているのかわからない
また、電機メーカー以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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東芝(TOSHIBA)グループについて
出典元:東芝
会社概要
東芝は、日立製作所や三菱電機と並んで「総合電機メーカー三社」と呼ばれる大手企業です。
これまで東芝は冷蔵庫や洗濯機、掃除機、電子レンジ、炊飯器など、今では必要不可欠な家電製品の国産第1号を世に送り出してきました。
従来は消費者にとって身近なテレビやパソコン、家電製品などを製造していましたが、近年は電子部品や半導体、原子炉、鉄道車両など、企業向けの重工業分野に注力しています。
東芝の事業領域は、エネルギーシステムソリューション、インフラシステムソリューション、ビルソリューション、リテール&プリンティングソリューション、デバイス&ストレージソリューション、デジタルソリューション、そして電池事業など多岐にわたります。
これらの事業を支えているのが、国内31社、海外54社の合計85社もある東芝グループの関連会社および子会社です。
東芝(TOSHIBA)の事業領域と子会社の役割
東芝の事業領域は多様で、それぞれの事業に携わる関係会社や子会社があります。
エネルギーシステムソリューション
エネルギーシステムソリューションでは、原子力や火力発電といった大規模な発電設備のほか、水力、地熱、太陽光、風力といった再生可能エネルギーを用いた発電システムの展開を行っています。
さらに、生み出された電力を家庭や工業施設に供給するための送配電システムや、分散型エネルギー資源を効果的に活用する仮想発電所(VPP)、再生可能エネルギー由来の水素エネルギーシステムなど、幅広い事業を手がけています。
エネルギーシステムソリューション領域での主な連結子会社は以下の2社です。
- 東芝エネルギーシステムズ株式会社
- 東芝プラントシステム株式会社
インフラシステムソリューション
インフラシステムソリューションでは、上下水道、道路、放送、セキュリティ、受変電設備、防災・通信システム、電波システム、鉄道交通などライフラインを支える公共事業向けの製品・システム・サービスを提供しています。
インフラシステムソリューション領域での主な連結子会社は次の1社です。
- 東芝インフラシステムズ株式会社
ビルソリューション
ビルソリューションでは、ビル・施設向けの昇降機や照明などの製品・サービスを提供しています。
ビルソリューション領域での主な連結子会社は次の2社です。
- 東芝エレベータ株式会社
- 東芝ライテック株式会社
リテール&プリンティングソリューション
リテール&プリンティングソリューションでは、POSシステムやMFP(複合機)などを提供しています。
リテール&プリンティングソリューション領域での主な連結子会社は次の1社です。
- 東芝テック株式会社
デバイス&ストレージソリューション
デバイス&ストレージソリューションでは、車載・産業用半導体、データセンター向け大容量HDD、半導体製造装置や部品・材料事業に注力して事業を展開しています。
デバイス&ストレージソリューション領域での主な連結子会社は次の1社です。
- 東芝デバイス&ストレージ株式会社
デジタルソリューション
デジタルソリューションでは、IoTや人工知能(AI)などのデジタル技術や量子技術を活用した事業を展開しています。
デジタルソリューション領域での主な連結子会社は次の1社です。
- 東芝デジタルソリューションズ株式会社
電池事業
電池事業では、高い安全性、耐久性、迅速な充電能力、低温下でも性能を保持する特徴を備えたリチウムイオン二次電池「SCiB™」を開発、生産、そして市場に提供しています。
この電池は、自動車や鉄道、無人搬送車といった産業用機器から、再生可能エネルギーの周波数を調整するための大型固定蓄電システムに至るまで、様々な分野での採用が広がっています。
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東芝(TOSHIBA)の子会社5社
本項目では、数ある東芝グループの関連会社/子会社の事業内容、事業の特徴や市場での位置づけ、平均年収と就職偏差値などをご紹介します。
特に注目すべき次の5社をピックアップしました!
- 東芝テック株式会社
- 東芝プラントシステム株式会社
- 東芝エネルギーシステムズ株式会社
- 東芝デジタルソリューションズ株式会社
- 東芝インフラシステムズ株式会社
東芝テック株式会社
出典元:東芝テック
事業内容
東芝テック株式会社は、オフィスや店舗、物流業界向けに多様なビジネスソリューションを提供している企業です。
同社のミッションは、安全で安心な持続可能な社会の実現を目指すことにあります。
これを実現するために、長年にわたって培ってきたコア技術を活用し、時代を先取りする革新的なソリューションを提供しています。
リテールソリューションでは、専門店からショッピングセンターまで、さまざまな業種・業態の店舗に対して、効率的で快適な運営を支援する最適なソリューションを提供しています。
プリンティングソリューションでは、用紙使用量を抑制するペーパーリユースシステムや多機能なカラー複合機を通じて、ビジネス現場の業務効率化、環境負荷の軽減、コスト削減に貢献しています。
オートIDソリューションでは、バーコードやRFID、ビーコン、画像認識などの自動認識技術を用いて、さまざまな分野でのサプライチェーンマネジメント(SCM)構築を強力にサポートしています。
インクジェットソリューションでは、インクジェットヘッドや周辺機器を通じて、多様な印刷ニーズに応えるソリューションを提供しています。
これらの高画質・高信頼性の製品は、進化を続ける印刷技術において欠かせない役割を果たしています。
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事業の特徴や市場での位置づけ
東芝テック株式会社は、リテール市場において強固な基盤を持つ企業として知られています。
同社は、長年にわたって培ってきた実績とノウハウを生かし、お客様に新たな価値を提供する商品やサービスを創造しています。
その結果、POSシステムなどの分野で国内外を問わず高いシェアを誇っています。
東芝テックの商品開発力は、お客様の声に耳を傾け、課題の本質を理解し、確かな技術で応えることで、各お客様に最適な商品を提供することにあります。
また、日本全国に展開するネットワークと約1,500名のエンジニアによる顧客サポート力も同社の大きな特徴の一つです。
リテールソリューションとオートIDソリューションの融合により、RFID読取技術を活用したセルフレジや、物流と小売をつなぐRFIDソリューションなど、効率化と利便性を高める技術を開発しています。
また、リテールソリューションとプリンティングソリューションの融合により、POP発行システムや特殊用紙印刷ソリューションなど、売場づくりを支援するサービスを提供しています。
これらの取り組みにより、東芝テック株式会社は、リテール市場において他社に先駆けて新しい価値を創造し、市場を牽引する存在としての地位を確立しています。
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平均年収と就職偏差値
東芝テック株式会社の平均年収は約749万円です。
全国平均の年収は458万円なので、 全国平均よりかなり高い水準と言えます。
東芝テック株式会社の就職難易度はやや高く、就職偏差値は59です。
東芝テック株式会社の就職難易度については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
【企業分析】東芝テックの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
東芝プラントシステム株式会社
事業内容
東芝プラントシステム株式会社は、さまざまな社会インフラ設備の建設を通じて、産業と社会の進歩を支えるための基礎を築いています。
主な活動領域は、発電所、受変電施設、水道施設、交通インフラ、工場やビルの設備などが含まれており、提供するシステムやサービスを通じて、「安心」と「安全」を享受できるインフラの構築に注力しています。
発電システム分野では、原子力から火力、そして電力伝送設備に至るまで、エンジニアリング、施工、現場サービスを幅広く提供しています。
火力発電設備に関しては、国内外を問わずEPCC事業を展開しており、各地の製品や技術を適切に組み合わせて、多数のプロジェクトを成功させています。
社会インフラシステム部門では、全国の上下水道施設や公共施設、鉄道施設などの設計、施工からメンテナンスまでを幅広く手がけています。
これらの施設は、多くの人々の生活を支えるために欠かせないものです。
産業システム分野では、工場の建築から生産設備や関連設備の一貫した対応を行うEPCC事業をはじめ、太陽光発電やバイオマス発電などのクリーンエネルギー、さらには総合セキュリティや監視制御システムなどのICTソリューションを提供しています。
これにより、様々な産業分野のニーズに幅広く応えています。
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事業の特徴や市場での位置づけ
東芝プラントシステム株式会社は、トータルエンジニアリング体制の構築、人材投資、バランススコアカード(BSC)を基盤とした戦略的経営管理手法であるBCM(Balanced CTQ Management)の実践といった、さまざまな要素を通じて成長してきました。
現在、同社は高収益と成長を確実に実現するビジネスモデルの構築、イノベーションの推進、CSR経営の推進という3つの重点施策を掲げ、さらなる発展を目指しています。
東芝プラントシステムは、事業領域の拡大、技術力の強化、業務プロセスの変革を続けており、人と社会、技術とニーズが絶え間なく変化する中で、本質を見失わずに長期的な視野で経営を行っています。
その結果、着実な成長を実現してきました。
同社は、「人」を最大の財産と考え、現場に集まる高度な技術と深い専門知識を持った人材が、互いを尊重し合いながら巨大プロジェクトを完遂しています。
このような現場での人間力を重視する姿勢が、同社の強さの源泉となっています。
また、プラントの品質を保全するためには、何よりもまず現場の安全が守られることが重要です。
東芝プラントシステムは、数多くの現場で「労働災害および品質不適合ゼロ」を成し遂げており、「安心・安全・品質」を守ることが同社の強さの根底をなしています。
これらの取り組みにより、東芝プラントシステム株式会社は、社会インフラの構築において信頼される企業としての地位を確立しています。
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平均年収と就職偏差値
東芝テック株式会社の平均年収は約859万円です。
全国平均の年収は458万円なので、 全国平均よりかなり高い水準と言えます。
一方で東芝テック株式会社の就職難易度はそれほど高くなく、就職偏差値は53です。
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東芝エネルギーシステムズ株式会社
出典元:東芝エネルギーシステムズ
事業内容
東芝エネルギーシステムズ株式会社は、エネルギーに関わる様々な領域で事業を展開している企業です。
主な活動領域としては火力発電、原子力発電、再生可能エネルギー、水素エネルギー、電力流通、重粒子線治療装置、デジタルトランスフォーメーションなどが含まれています。
また、東芝エネルギーシステムズ株式会社にはパワーシステム事業部やグリッド・ソリューション事業部、エネルギーアグリゲーション事業部、DX統括部、エネルギーシステム技術開発センターなど5つの部門が設けられています。
パワーシステム事業部では、豊かな実績と技術革新の積み重ねによって、原子力、火力、水力、地熱の各種発電設備やプラントの安全性、信頼性、そして経済性を高めるソリューションを提供しており、電力供給の安定化と地球環境への負荷軽減に貢献しています。
グリッド・ソリューション事業部では、効率的かつ安定した電力供給を支える電力流通設備を提供しています。
また、世界的に増加している再生可能エネルギーの導入に伴い、送配電網の強化への需要を捉え、受変電設備や保護制御装置を中心に、国内外で事業の拡張を図っています。
エネルギーアグリゲーション事業部では、太陽光や風力などの再生可能エネルギーや、分散型エネルギーや水素技術などを用いて、カーボンニュートラルやインフラの強化を目指す顧客に対し、エネルギーの安全性、安定供給、経済性、環境への配慮を重視したソリューションを提案しています。
また、水素エネルギーシステムの開発にも力を入れているようです。
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事業の特徴や市場での位置づけ
東芝エネルギーシステムズ株式会社は、再生可能エネルギーの活用とカーボンニュートラル社会の実現に向けて、革新的な技術を開発し市場に提供しています。
同社は、再生可能エネルギーアグリゲーション向けの「電力市場取引戦略AI」を開発し、再エネアグリゲーターが電力市場で戦略的な取引を行うことを支援しています。
このAI技術は、太陽光や風力などの再エネ電源を統合し、市場での取引を通じて収益を最大化しながらインバランスの発生を回避することを目指しています。
さらに、東芝エネルギーシステムズは、電力市場取引戦略AIの拡張機能として「時間前市場取引AI」を開発しました。
この技術は、当日の電力需給バランスを調整する時間前市場取引において、最適な入札タイミングと入札量を算出し、インバランスリスクとマーケットリスクを抑制することを目的としています。
市場での位置づけとして、東芝エネルギーシステムズは、再生可能エネルギーの安定供給と収益性向上を支援する技術を提供することで、エネルギー市場の変革に貢献しています。
同社の技術は、再エネアグリゲーターや発電事業者にとって、市場リスクを管理し、収益を最大化するための重要なツールとなっています。
また、同社は需給調整市場への参入を通じて、再エネ関連事業の収益拡大だけでなく、再エネの導入拡大およびカーボンニュートラル社会の実現に貢献していると言えるでしょう。
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再生可能エネルギーアグリゲーション向け「電力市場取引戦略AI」を開発
電力市場における当日の取引において最適な入札のタイミングと入札量を算出できる「時間前市場取引AI」を開発
平均年収と就職偏差値
東芝エネルギーシステムズ株式会社の平均年収は約755万円です。
全国平均の年収は458万円なので、 全国平均よりかなり高い水準と言えます。
東芝エネルギーシステムズ株式会社の就職難易度はやや高く、就職偏差値は57です。
東芝デジタルソリューションズ株式会社
出典元:東芝デジタルソリューションズ
事業内容
東芝デジタルソリューションズ株式会社は、システムインテグレーションやIoT/AI、量子技術を活用したICTソリューションの開発・製造・販売などを手掛ける東芝グループの子会社です。
同社は、全ての物と人々が繋がるデジタル社会において、情報通信技術(ICT)を活用してグローバルなビジネス革新者としての役割を果たし、顧客と共に新しい価値を生み出すことをミッションとしています。
同社は安全性、社会的倫理、法令遵守を最優先にし、顧客から信頼される企業となることを目指し、キャッシュフロー経営を徹底して成長のための事業基盤を強化しています。さらに、東芝グループの強みを活かしたIoTアーキテクチャ「SPINEX(スパインエックス)」を進化させ、デジタルトランスフォーメーションを加速することで、顧客のビジネス変革に貢献しています。
そして、東芝が長年培ってきた技術と経験を基盤とし、オープンイノベーションや共創によって顧客と共に成長していくことをビジョンとして掲げています。
製造業から小売・物流業界、金融機関、メディア業界、電力・社会インフラ、官公庁・地方自治体など多岐にわたる業界に向けて製品やサービスを提供しており、これら全てに共通するソリューションとして「戦略調達ソリューション」「人財管理ソリューション」「CRMソリューション」「働き方改革・情報活用」の4つが挙げられます。
活動領域としては、IoTソリューション、AIテクノロジー、デジタルデータ基盤、IT運用、セキュリティ技術、ICTインフラ、量子関連技術等があります。
例えばIoTソリューションではデジタルでものづくりを変革することを目的として「ものづくりIoT」や「O&M IoT」を提供しており、またAIテクノロジーではデータの価値を向上させることを目的として「アナリティクスAI」や「コミュニケーションAI」の開発・販売を行っています。
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事業の特徴や市場での位置づけ
東芝デジタルソリューションズ株式会社は、東芝グループの中核として、システムインテグレーション(SI)やITソリューションを提供し、インフラやエネルギーなどの事業をデジタル技術で支えています。
特に、IoT(モノのインターネット)ソリューションを中心に事業を強化しており、独自のIoTアーキテクチャ「SPINEX」を基軸として、産業分野のDXを推進しています。
同社のIoTソリューションは、現場からのビッグデータを「見える化」し「最適化」することで、自動化や自律化を目指し、産業領域の顧客と共にDXを進めています。
しかし、多くの企業にとってIoTの取り組みはまだ未知の領域であり、「どこから始めればよいか」が分からないという課題があります。
そこで東芝デジタルソリューションズは、企業が容易にDXに取り組めるように「IoTスタンダードパック」を提供しています。このパックは、Microsoft Azureを基盤としており、IoTプロジェクトのスモールスタートを実現しつつ、規模の拡張が容易なスケーラビリティを確保しています。
東芝デジタルソリューションズは、このIoTスタンダードパックをB2B2Bのビジネスモデルで展開し、機械メーカーやサービスプロバイダーと共にデジタルトランスフォーメーションを推進しています。
同社は、東芝グループが長年にわたり培ってきた産業機械分野のシステム構築実績や社会インフラに関する知見を活かし、Microsoft Azureの機能と連携させることで、運用コストの低減やスケーラビリティ性の向上を実現しています。
さらに、東芝デジタルソリューションズは、マイクロソフトとのパートナーシップを深め、食品・消費財業界向けCRMソリューションやeラーニングソリューションなど、各種ソリューションの開発・実装・販売を拡大しています。
これにより、インダストリー領域における多くの企業と共にデジタルトランスフォーメーションを推進することを目指しています。
参照ページ:
社会インフラで培った強みをデジタル変革の支援に使う、東芝が進む新たな道のり
平均年収と就職偏差値
東芝デジタルソリューションズ株式会社の平均年収は約671万円です。
全国平均の年収は458万円なので、 全国平均より高い水準と言えます。
東芝デジタルソリューションズ株式会社の就職難易度はそれほど高くなく、就職偏差値は52です。
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東芝インフラシステムズ株式会社
出典元:東芝インフラシステムズ株式会社
事業内容
東芝インフラシステムズ株式会社は、東芝グループの一員として、社会インフラ事業を核として活動している企業です。2017年7月1日に東芝株式会社から分社し、新たなスタートを切りました。
同社は、社会の安全と安心を守ることをミッションとし、技術力とパートナーシップを駆使して、暮らしを支えるさまざまな製品やシステム、サービスを提供しています。
東芝インフラシステムズは、デジタル技術を活用し、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーの実現に貢献することを目指しています。
これまでに蓄積した豊富な実績と知見を活かし、データの力を利用して、誰もが享受できるインフラを構築し、社会に貢献しています。
事業内容としては、水・環境システム事業、エネルギー・道路システム事業、通信・放送システム事業、電波システム事業、セキュリティ・自動化システム事業、鉄道システム事業、産業システム事業、スマートマニュファクチャリング事業、電機サービスセンターなど、幅広い分野で社会インフラの安定運用と発展に貢献しています。
例えば、水・環境システム事業では、上下水道インフラ設備の設計から運転・維持管理までを担い、持続可能な水循環システムの確立に努めています。
エネルギー・道路システム事業では、ビルや空港への電力供給や高速道路交通システムの安定稼働を支えています。
通信・放送システム事業では、災害時の通信システムや放送システムの提供を通じて、安心して暮らせる社会の実現に貢献しています。
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事業の特徴や市場での位置づけ
東芝インフラシステムズ株式会社は、社会インフラを支える6つの事業部を有しています。
社会システム事業部は、水・環境、エネルギー・道路、通信・放送という三つの主要な分野で事業を展開しています。
そのなかでも水・環境システム事業では、上下水道などのインフラ設備の設計から運用に至るまでの全プロセスをカバーしており、エネルギー・道路システム事業では、公共施設への安定した電力供給や省エネルギーを実現する受変電システム、高速道路の交通管理システムなどを提供しています。
さらに通信・放送システム事業では、災害時にも対応できる防災通信システムや、モバイル通信の基地局システム、放送事業者向けのシステムを提供しています。
電波システム事業部は、安全性と信頼性に重点を置いたさまざまなシステムの提供を行っています。
この事業部では、レーダーや監視システム、防空や気象防災システムなど、先進の技術を駆使した製品を開発し、提供しています。
セキュリティ・自動化システム事業部では、社会インフラ向けに幅広い自動化機器やシステムを提供しています。ロボティクス、物流・郵便機器、紙幣処理機器、駅務機器、ICカードシステム、顔認証技術、IoTセキュリティなどの製品やサービスが代表的です。
鉄道システム事業部では、車両、電力、情報の3つのシステム分野において、鉄道交通システムの未来を見据えた技術革新に取り組んでいます。
産業システム事業部は産業および自動車分野に不可欠なコンポーネントを提供する事業部です。
モータ、インバータ、蓄電システム、スイッチギヤ、変圧器などの製品を幅広く提供しています。
最後にスマートマニュファクチャリング事業部では、製造業に必要な計測・制御コンポーネントとデジタルソリューションを組み合わせて提供しています。
この事業部は、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みも強化しており、顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
参照ページ:
平均年収と就職偏差値
東芝インフラシステムズ株式会社の平均年収は約 662万円です。
全国平均の年収は458万円なので、 全国平均より高い水準と言えます。
東芝インフラシステムズ株式会社の就職難易度はそれほど高くなく、就職偏差値は51です。
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
まとめ
この記事では、東芝グループの子会社5社(東芝テック株式会社、東芝プラントシステム株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、東芝デジタルソリューションズ株式会社、東芝インフラシステムズ株式会社)について、それぞれの事業内容、市場での位置づけ、平均年収、就職偏差値を紹介しました。
これらの子会社は、東芝グループの多様な事業領域を支える重要な役割を担っており、社会インフラの安定運用と発展に大きく貢献しています。
また、平均年収は全国平均を大きく上回る水準であり、就職難易度も一定の水準以上であることがわかりました。
ぜひこの記事を参考にして、自分に合った会社を見つけてください!