webテスト結果は使い回しはOK?

webテスト結果は使い回しはOK?

2024年3月21日更新

はじめに

企業の指示に従って受験するwebテストは、就活生にとって悩みの1つでしょう。

webテストには、テストセンターに出向いて受検するものと、自宅等でパソコンを用いてオンライン上で受検するものとがあります。

就活生は大学におけるゼミの発表準備や卒論、さらには、アルバイトや就職先の企業研究や面接準備などやるべき事柄がたくさんある中、何度もwebテストを受検しなければならないことに、頭を悩ませるでしょう。

企業が就活生に対して、webテストの受検を課す主な理由は、企業の採用担当者の負担軽減のためが多いです。

就活生自身にとっては特段の実益がないばかりか、受検のために時間をとられてしまうため、今一つ気乗りがしないというのが正直な気持ちでしょう。

そんな時、「webテストの結果を使い回すことができたらどんなに良いだろう」と思った方もいるでしょう。

もし、テスト結果の使い回しができたら、受検のために必要な時間を削減でき、その分の時間を業界・企業研究や、就活における不測の事態に備えるための予備時間に充てられますよね。

この記事では以下のような悩みを持つ就活生を対象として、webテストの使い回しについて解説しています。

ぜひ最後までご覧ください。

  • webテストを使い回すことができるのか気になる
  • 使い回すことができるとして、その際の注意事項があれば知りたい
  • 使い回しが企業にバレた場合はどうなるのか

また、業界研究については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、webテストのうち、就活生がテストセンターに出向いて受検するものについては、最新のテストの結果を使い回すことができます。

一方で、ご自宅などでパソコンを用いて受検したものに関しては、使い回すことができません。

よって、テストセンターの受検については、就活生自身の判断により、以前受検したテスト結果を他の企業用に使い回すことができます。

ただし、その際は後述のように注意しておくべきことがあるので、判断は慎重に行うべきです。

テスト結果の使い回しができるものテスト結果の使い回ししができないもの
テストセンターで受検する、SPI、TG-WEB、C-CAB等自宅等でパソコンを用いて受検する、玉手箱、TG-WEB,CAB等

 

就活生アンケート結果

キャリアパークアンケート(2017年)

2017年に就活生に対して実施されたアンケートの調査によれば、「テストセンターの結果を別企業でも使う」と回答した学生が多い結果となりました。

調査方法やどの程度の回答数があったのか不明なので鵜呑みにできず、あくまで参考程度にとどめておきましょう。

webテスト受検の負担

webテスト受検の負担

まず、就活生にとってwebテストを受検することにどれだけの負担があるのか見てみましょう。

というのも、webテストの受検自体が就活生にとってそれほど負担でなければ、テストの結果を使い回すことはある意味では就活生のわがままでしかないと考えられるからです。

就活生は卒業後、社会人として企業に所属し、ビジネスに携わる予定です。

そのため、会社の方針に基づいた指示であるwebテストを受けることは重要です。特に理由がない限り、これに従わないことは、その就活生が組織内で適切に行動できないことを示し、採用選考で不利になる可能性が高いでしょう。

試験時間は60分~80分程度

webテストは1種類だけでなく複数の種類があり、出題形式や内容等も様々です。

試験時間は60分から80分程度となるでしょう。

ご自宅でパソコンを使って受検するのであれば、試験自体に要する時間は上記の通りです。

しかしテストセンターで受検する必要があるなら、家と受検会場を往復する時間が必要です。

その時間には個人差がありますが、中には大学への通学にかかる時間より多くの時間をとられる就活生もいるでしょう。 

上述したように、テストセンターで受検をした結果については使い回しが可能です。

そのため、就活生としては試験の結果を別にすれば、時間と労力をかけてテストセンターに出向いて受検した苦労が報われることになります。

1~2回の受検ならともかく、それ以上の受験回数になると…

就活生の感覚としては、webテストの受検回数が1、2回程度ならともかく、遠方のテストセンターで受検する回数がさらに増える場合には、受検自体を負担に感じてしまいます。

そして、すでに受検したテスト結果を別の企業の応募のために使い回したいと考えることがあってもおかしくありません。

就活生は時間が限られているため、可能な限り効率性を追求したいという気持ちがあるでしょう。

テストセンターの受検結果

前回結果の送信

上述のように、テストセンターで受検したものについては結果の使い回しが可能です。

SPIの公式サイトの「よくある質問」のコーナーでもこの点に言及しています。

テスト結果の使い回しのことを「前回結果送信」と呼びます。

すなわち、就活生は過去1年以内にテストセンター(オンライン会場を含む)で受検した結果を、前回の結果として企業に送信できるのです。

もっともここでいう「前回の結果」とは、最新の結果を意味し、それ以前の結果の送信・選択はできませんので、注意しておきましょう。

企業には、就活生が新たに受検したのか、前回の結果を送信したのかについては通知されません。

前回結果の送信方法

過去1年以内にテストセンターで受検した就活生は、web上の受験予約画面に前回の結果送信の案内が表示されます。

前回のテスト結果を使い回す場合は、画面の指示に従って操作を行うことで、企業に前回の結果を送信できます。

受検予約後に使い回しをすることに変更できる

再びテストセンターで受検することを計画していたものの、その後何らかの事情で受検が困難になった場合もあるでしょう。

この場合、一旦受検予約をした後に、前回のテスト結果を使い回すことにしてもいいのでしょうか。

その答えは、変更可能です。

マイページから受検予約のキャンセルを行った上で、前回結果送信を選択すれば使い回ことができます。

ただし、注意点として、受検当日の1時間前を経過してしまった場合は、マイページから受検予約をキャンセルできなくなってしまいます。

そのため、どうしてもキャンセルする場合は受検験会場(受験票または受検予約完了メールに会場の連絡先が記載されています)に問い合わせましょう。

なお、前回結果送信を選択した後にはそれを取り消せないので注意しましょう。

使い回す科目の選択も可能

webテストには能力検査、英語、性格検査がありますが、これらのうち、例えば、性格検査だけを使い回すといったこともできます。

前回結果を使い回すか否かの判断基準

テストセンターで受検した結果を使い回せると知っていたとして、使い回すべきかそれとも再度受検するか、判断が難しい場合もあるでしょう。

これについては次のような基準で検討し、判断することをおすすめします。

判断軸1:同一の試験か

テスト結果の送信先である企業が、前回テスト結果と同一の試験を採用している必要があります。

一口にテストといっても、SPI、玉手箱、TG-WEBなど複数の形式が存在します。

提出先の企業が異なる種類の試験を採用しているにも関わらず、就活生がこれを見落としたまま使い回した場合、前回結果送信を選択した後にこれを取り消すことはできません。

結果的に、就活生は企業が求める要件を満たさない情報を提出したことになり、選考から漏れてしまうことになります。

文字通り取り返しのつかないことになってしまうので、使い回しをする前にこの点を十分に確認しておきましょう。

判断軸2:過去1年以内に受検したものか

前回のテスト結果の使い回しには有効期限があり、過去1年以内に受検したものというのが条件です。

多くの就活生は期限を心配する必要はないでしょうが、中には留年する方もいるでしょう。

そういう方は期限が過ぎてしまう恐れがあるため、注意しておく必要があります。

過去1年以上前の受検結果を企業に送信してしまうと、期限切れのため、その企業が求める要件を満たさない情報を提出したことになり、選考から漏れてしまうでしょう。

テストセンターの有効期限はマイページで確認できるので、事前の確認を怠らないでください。

判断軸3:高得点か

使い回しを行うか否かの判断にあたり、特に重要なのが高得点の結果かどうかです。

というのも、芳しくない成績を企業に対して送信・提出したとしても、それが採用にあたって良い結果に結び付く可能性は低いからです。

悪い点数のテストの結果を使い回したことで、あまり意味はなくなってしまうでしょう。

せっかく使い回しが可能であれば、ベストな結果が出せたテストを使い回したいですよね。

テストセンターの受検結果は就活生本人には通知されないため、正確な結果をつかむのは難しいでしょう。

それでも受検後に自己採点をすることにより、高得点が取れているかどうかわかる場合があります。

自己採点の結果、手ごたえがあれば使い回してもいいでしょう。

反対に、使い回しの対象となる前回結果が高得点でなければ、試験対策を講じて再度テストセンターで受検することをおすすめします。

ちなみに、受検は1企業につき1回となるため、テスト結果を改善したいならば、同じテストセンターを採用する別の企業で試験を受けましょう。

早い段階から就活に取り組むことは、外資系企業やコンサルティング会社、都市銀行などの採用過程で有利になることがあります。

これらの企業はテストセンターでの受検が一般的であり、その結果が重要視される傾向があります。

早めにテストセンターでの受検に成功し、その結果を使い回すことで、採用過程で有利になるでしょう。

合格点の高い企業に合格すれば、テストセンターで高得点がとれたはずだという自信がつき、使い回しをする方もいます。

就活生がこうした方法を採用するためには、前倒しで就活の準備や試験対策をする必要があります。

地道に準備をしていくことにより良好な結果が期待できるので、ぜひ就活生の皆さんは準備を早めに進めてください。

企業によって、同じテストセンターの結果でも評価方法が異なることがあります。したがって、テストセンターで高得点を取ったからといって、すべての企業で有利になるとは限りません。

高得点を取るために

高得点 WEBテスト

複数回受検してみる

就活準備を始めたばかりの頃に受検したものについては、緊張や周囲の雰囲気、準備期間の短さ、出題形式に不慣れなどの事情により、本来の実力を出し切れない可能性があります。

そのため手ごたえを感じることができず、結果が悪くなることもあるでしょう。

そのような場合でもあまりくよくよせず、複数回受検してみることをおすすめします。

それは次の理由があるためです。

  • 複数回受検することで、試験そのものや出題形式に慣れることができるから
  • 似たような問題が出題されることもあるから

複数回受けることにより、慣れて点数が上がっていくことが期待できます。

受検を繰り返し、最も手ごたえを感じたテストを使い回すと効果的でしょう。

試験対策には限界があり、万全にはいきません。

特に第一志望の企業への内定が欲しいと思えば思うほど、焦りや不安が増してしまうものです。

落ち着いた気持ちで受検できないと、本領発揮ができず、良い結果が出せない可能性があります。

就活生としては可能な限り事前に計画を立てて試験の準備をして、できれば、第一志望の企業の選考に入る前に、テストセンターで自己ベストを出しておくのが理想です。

自己採点で自己ベストが出せた場合、選考の緊張感を少し和らげることができるでしょう。

「自己ベストを出しているから大丈夫」という自信を持つことで、気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

インターンシップの際のwebテスト受検

難易度は本選考と比して易しい

企業によっては、インターンシップの際にもwebテストを課しています。

就活生としてはその際の難易度も気になるでしょうが、本選考の場合と比較すると難易度は落ち、易しい傾向にあります。

これは、本選考のように本格的に就職活動が始動している時期とは異なり、インターンシップの場合はまだ早い時期・段階だからです。

まだ準備をする体制に至っていない就活生が少なからずいるため、難易度は易しくなるのです。

全体の平均点が低くなり、選考基準もあくまで相対的な比較しかできず、本選考よりもインターンシップの方が低い結果となるでしょう。

逆に言えば、本選考よりもインターンシップのwebテストの方が、他の就活生との差をつける好機なのです。

以上のように、就活生の皆さんは必要以上に身構えずに受検していいと言えます。

ただし、インターンシップでwebテストを導入する企業は、通常長期間のプログラムを提供することが多いです。

長期のインターンシップでは、本選考の面接が免除されることがあるため、準備が早い学生が多く応募し、結果的に競争率が高くなる可能性があります。

乗り遅れたことに気付いて焦ってしまうと、良い結果を得るのは難しくなるでしょう。

事前に計画を立ててしっかりと準備を行い、就活を勝ち抜いてください。

インターンのwebテストの結果を本選考で使い回すのは不可

インターンシップの時のwebテストの結果を、本選考で使い回すことは可能でしょうか。

基本的には使い回すことはできません。

そのため、本選考において再度受検する必要があると考えておきましょう。

これに対し、夏のインターンシップと冬のインターンシップのように、インターンシップ同士の場合はテストの結果が使い回せる場合があります。

その他の注意事項

その他にも注意しておきたいことがあります。

自ら使い回しであると公言しない

テストセンターで受検した結果を使い回すことは可能であり、不正行為ではありません。

ただし、上述したように、種類の異なる試験結果を使い回したり、有効期限が過ぎたものを使い回した場合には、選考から漏れてしまうことがあります。

実際、使い回したとしても、就活生が新たに受検したのか前回の結果の使い回しなのか、就活生がいつどこの会場で受検したのかという情報については、企業に対して通知されません。

そのため必要以上に心配をする必要はないでしょう。

また、企業としても正確な数字を把握することはできないものの、ある程度使い回しはされるだろうとわかっています。

ここで時折みられるのは、就活生の中でも特に真面目な人は、テスト結果を使い回していることについて後ろめたさを感じ、本選考の面接で公言してしまう場合があります。

繰り返しになりますが、企業も就活生が使い回しをすることを想定していますから、過度な心配は無用です。

就活生が自ら使い回しをしたことを公言したとしても不利益な取扱いはされるはずはないですが、あえて言う必要はないでしょう。

まとめ

企業が就活生に課すwebテストのうち、テストセンターで受検するものは、下記の条件を満たしていれば使い回すと効果的です。

  • 同じテストの種類
  • 有効期限内で(1年以内に受けたもの)
  • 自己採点で高得点であったもの

webテストには複数の種類があり、出題形式が特殊なものも多く、不慣れな状態で受検しても良い結果は出ません。

言い換えれば、練習を積むことにより正答率を上げられる可能性があるのです。

就活生の皆さんは、テスト直前になってから慌てて準備を始めるのではなく、前もって計画を立てて着実に準備を行いましょう。

良い成績をとることができるように地道な努力を続けてください。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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