技術営業が向いている人はどんな人?技術営業職を目指す上で欠かせない大事なこと!
2024年3月20日更新
はじめに
技術営業職を目指す学生は増加傾向にありますが、技術営業職を続けるには適性があります。
自分が適性があるのか、それとも適性がないのか知りたい方に向けてこちらの記事では、
- 技術営業職が向いている人の特徴
- 技術営業職を目指す上で必須のスキル
- 技術営業職を目指す際の注意点
これらをご紹介します。
現在技術営業職を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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技術営業職はどんな仕事?
まずは技術営業職はどんな仕事なのかをチェックしましょう。
技術営業職では主にこのような業務を行います。
お客様に向けた技術説明
技術営業職では、お客様に向けて自社が提供している技術やサービスの説明を行います。
システムがどのようなタイミングで使うと効果的か、具体的にどのように使われているかなど、技術やサービスに関する説明を行いつつ、営業を行う仕事です。
自社の技術をより多くの方に利用してもらうために、技術に関して分かりやすく解説するプロフェッショナルと言えるでしょう。
サポートエンジニアや、テクニカルサポート、セールスエンジニアなど職場によって呼ばれ方は様々ですが、いずれもお客様が分かりやすいように技術を説明することに変わりはありません。
エンジニアとしての側面が強い
技術営業職ではお客様に技術の説明を行う業務がメインであることから、エンジニアとしての側面が非常に強いのが特徴です。
一般的な営業職と同じように自社が提供する商品についての知識があることはもちろんですが、自社が提供する技術に関して専門的な部分まで説明を求められるシーンも多く、エンジニアとして開発に携りながら営業職をしている方も珍しくありません。
技術営業職では営業力よりもどちらかというと技術知識に関する説明が求められることが多いため、エンジニアとしてのしっかりとした知識を持つ方が就く仕事といえるでしょう。
製造業や開発業での需要が高い
技術営業職では自動車メーカーや医療機器メーカーなど最新技術を用いた製品を取り扱う製造業を始め、IT企業などの開発業でもニーズが高まっている業種です。
近年で技術営業職を新しく設立した企業も多く、今後需要が高まる一方だと言えます。
一般的な営業職に比べるとより高い専門的知識が求められる他、売上などの結果を強く求められる傾向にありますが、そのやりがいのある仕事であると言えるでしょう。
技術営業職の魅力
技術営業職はこのように、技術やサービスに関して需要が高まっている仕事です。
ここからは技術営業職の仕事の魅力について解説します。
顧客の生の声を聞ける
一般的な技術職と違って直接顧客対応行えるからこそ、自社の技術の魅力を思う存分お客様に伝えられるのが魅力です。
技術職は使っているお客様の意見を目の当たりにすることはほとんどありませんが、技術営業職ではお客さんの生きた声を直接聞きながら商品のアピールをできます。
生きた顧客の声は今後新しい技術を作る上でも非常に参考になるからこそ、より精度の高い技術を生み出したいエンジニアにとっては魅力的な環境といえるでしょう。
最新技術に触れられる
技術は日々進歩しているからこそ、エンジニアとして成長し続ける必要があります。
技術営業職では最新の技術情報なども仕入れやすく、多くの学びが得られるのが特徴です。
一般的な技術職と比べ技術営業職は他社の情報もいち早く仕入れやすい環境にありますので、最新技術に積極的に触れられる環境を探している方にとっても技術営業職は魅力といえるでしょう。
スキルアップができる
技術営業職では専門家としての技術はもちろんですが、営業としてコミュニケーション能力なども培えることもあり、様々なスキルをゲットできます。
スキルアップをしたい方、将来的にキャリアアップをしたい方に向けて必須スキルを山のように学べる環境が整っていますので、ビジネスパーソンとしてよりスキルアップをしたいという方にとっても技術営業職はぴったりの仕事といえるでしょう。
収入が高め
一般的な技術職の平均年収が452万円なのに対して、技術営業職は471.8万円と少し高めです。
専門職としての知識を持ちながら直接営業をかけられる能力が買われ、年収設定を高めに設定する企業は少なくありませんので、できるだけ年収が高めな技術職をお探しの方は技術営業職を視野に入れるのもおすすめです。
技術営業職を目指す上で必須のスキル
このように技術営業職ではお客様に対して自社技術を伝える重要な役割を担っており、企業にとっては欠かせない存在といえるでしょう。
そんな企業において重要な職種だからこそ、目指す上では必須のスキルがいくつかあります。
技術営業職を目指す上で必須となるスキルについて解説します。
専門知識
技術に関して説明するためには、説明できるだけの専門知識が必須です。
その技術はどのようにして作られており、どのようにして使うのかなど詳細まで説明が求められますので、深い知識が必要となります。
基本的には理系や工学の知識が必須と言えるため、専門分野を学んでいることはもちろん、就業経験があれば転職活動や就職活動において有利に働くでしょう。
また専門知識を日々アップグレードし、新しい知識を仕入れる努力が出来るかどうかも大切です。
技術に関しては1度学べばその知識を一生使えるという物ではありませんので、自分から情報をキャッチして日々新しい情報を取り入れる努力を惜しんではいけません。
説明能力やコミュニケーション能力
技術に関する深い知識があっても、お客様がわかるように説明できなければ不十分です。
お客様の理解度に合わせて分かりやすい説明をする説明能力が求められると共に、お客様がどんな人なのか把握するためにもコミュニケーション能力が必須になるでしょう。
特に営業職である以上、コミュニケーション能力は欠かすことが出来ません。
エンジニアとして優秀でも自社製品を上手にアピールできなければ、技術営業職は難しいと言えるでしょう。
プレゼンテーション能力
競合他社がいる技術の場合は特に、自社の技術が他企業の技術に比べてどのように魅力的なのかアピールするためのプレゼンテーション能力も問われます。
大きな案件であればあるほどライバルは増えますので、自社の技術を使ってもらえるように高いプレゼンテーション能力が求められるでしょう。
極端な話ですが、技術力がそこまで今ひとつだとしても、プレゼンテーション能力1つでお客様の心は変わります。
自社の技術やサービスをできるだけ多くのお客様に使ってもらえるようにするためにも、プレゼンテーション能力は必須スキルです。
技術営業職に向いている人は?
技術営業職ではこのように、技術に関する知識はもちろん営業力も求められる仕事です。
ここからは技術営業職が向いている人について紹介します。
新しいことが好きな人
新しい技術が好きな方や、できるだけ多くの人に知ってもらいたい技術をアピールしたい方にとっても技術営業職は魅力的な仕事です。
技術は日々進化し続け、数日経つだけでも新たな技術が世に産まれています。
だからこそ新しい物が好きな人、新しいことを研究したい方に取っては技術営業職は向いていると言えるでしょう。
新しい技術を学ぶことに苦がない、むしろ新しいことをどんどん取り入れたいという柔軟な考え方の方にも技術営業職は転職と言えます。
細かいことが好きな人
技術職として細かい作業をすることが好きな人はもちろん、技術の細かい部分までしっかりと分析し突き詰められる方にとって技術営業職は転職です。
物事の表面だけを捉えるのではなく、最深部までしっかりと突き詰めて研究したい方、他のと比べるとどのような部分が違うのかなど研究することが好きな方にも技術営業職は向いています。
説明するのが好き・上手な人
技術営業職は自社の技術をできるだけ多くのお客様にアピールする仕事ですので、説明するのが好きな人や、説明上手な人にとっても向いています。
どんなに技術が優れていたとしても、お客様の心を掴めなければ使ってもらえません。
技術に関する知識が深いだけではなく、この技術はどんな魅力があるのか、お客様の普段の立場や理解度に合わせた説明を行う必要があります。
お客様の視線に立って物事を伝えられる人材は、技術営業職の適性が高いと言えるでしょう。
無理なことは断れる人
お客様に製品を買ってもらいたいという気持を持つあまり、イエスマンになってしまってはいけません。
お客様によっては「相場よりも半額以下で製品を作って欲しい」「納期を数日で作って欲しい」など、無茶なオーダーを出す方もいます。
一般的な営業職の場合は技術に関する知識がないため、仕事を取るためにイエスマンになってしまい、技術職への過度な負担がかかることもあるのですが、技術営業職であれば技術がどのくらいで作成できるか自分が一番良く分かっていますので、無茶なオーダーを受ける訳にはいかないと重々分かっているでしょう。
現実的に考えて出来ないことは出来ない、無理なことははっきりと断れる人、断るだけではなく代替え案を別途提案出来る人も、技術営業職には向いています。
チームで働くのが好きな人
技術営業職は基本的にチームで協力して働くことがほとんどです。
1人で営業に赴くときもありますが、複数人で技術研究や開発を行い、複数人で顧客に向けて自社製品をプレゼンすることも少なくありません。
こちらは企業によっても体制が異なりますが、チームで色々と相談しながら物事を進めるのが好きな人、協力しながら1つの結果を出すことが好きな人にとっても技術営業職の適性があると言えるでしょう。
技術営業職を目指す際の注意点
技術営業職を目指す方に向けて、いくつかの注意点があります。
これから技術営業職を目指す方はこれらのことに気を付けてください。
日々勉強が必須
技術は日々進化し続けており、数年前の知識はすぐに古いと言われてしまうからこそ、日々新しい技術に関して知識を身につけないと技術営業職は勤まりません。
お客様が一般人なら多少ごまかせるかもしれませんが、相手も技術に関して知識がある場合は「この人は適当なことを言っているな」と不信感を抱かれる可能性が高いでしょう。
日々最新技術に関しての勉強を欠かさず、自身の考え方を柔軟にアップグレードできる能力が求められます。
業務時間外の対応もあり
こちらは企業によっても異なりますが、自社製品が急遽サーバーダウンしてしまった、サービスがなぜか突然使えなくなったなどの大きなトラブルが発生した場合に、業務時間外の対応を求められるケースが少なくありません。
新規サービスを提供したタイミングであれば特にこうしたトラブルが発生する可能性が高く、休日出勤や長時間残業をせざるを得ない場合もあるでしょう。
またお客様の都合に合わせてアポイントメントを取る必要もあるため、状況によっては業務時間外の対応を求められることもままあります。
残業時間が長めの企業も多く、仕事に関する拘束時間は長めな傾向にあります。
もちろん平日営業時間内のみ対応しているタイプの企業もいくつもありますので、労働時間を安定させたい方はサポート時間が完全に決められている技術営業職を検討しても良いでしょう。
出張や転勤も多め
ルート営業よりも新規顧客開拓に向けた営業活動を行うことが多いことから、国内外を問わず出張に行く可能性が高いのも技術営業職の特徴です。
短期出張から長期出張まで企業によって出張期間は異なりますが、全国支店に転勤となる職場も多いため、出張や転勤がある職場を避けたい方は職場選びに慎重になることをおすすめします。
また転勤の場合は数年単位で現地に赴くケースも多く、国内のみならず海外に赴くことになる場合もあるでしょう。
技術営業職の辛いポイント
技術営業職についたは良い物の、辛すぎて辞めたという方も中にはいます。
具体的にはこのようなポイントに辛さを感じる方が多いため、技術営業職を目指す上では心に留めておいた方が良いでしょう。
契約は簡単に取れず売上が伸び悩む
営業のコツを掴むまでは簡単に契約が取れず、来る日も来る日も営業活動を続けないといけないケースも珍しくありません。
ようやく話を聞いてもらえたと思ったら、金額を買いたたかれたりなど理不尽な目に遭うこともあるでしょう。
これは技術営業に限ったことではなく、世の中思ったようにいかないことがほとんどですので、上手に向きあいながら受け流す術を身に付ける必要があります。
思ったように業績を上げられないことに思い悩み、企業から立ち去る技術営業職の方もいますので、何があってもへこたれない精神や周囲から学ぶ姿勢を持って業務に臨むことが大切です。
クレーム対応を行うことも多々
お客様と直接やり取りをしているからこそ、製品に何かがあったときにはクレームを直接入れられることもあり、迅速なクレーム対応が求められるケースも多いです。
お客様は企業、引いては営業マンであるあなたを信頼して製品を使い始めています。
製品にトラブルがあったときには裏切られたという気持ちが起こりやすく、暴言などをだいれくとに言われる可能性も高いでしょう。
またトラブルの対応を誤ると企業存続の危機に繋がる程の大きなトラブルに発展する可能性もあります。
クレーム対応能力が求められることも頭に入れておくことが大切です。
技術営業職を目指す人におすすめの資格
技術営業職を目指す方に向けて、おすすめの資格がいくつかあります。
企業によっても異なりますがこれらの資格は就活の際に有利に働く企業が多いでしょう。
- セールススキル検定
- ITストラテジスト試験
- ITパスポート試験
- システムアーキテクト
- 基本情報技術者試験
これらの資格、検定がおすすめです。
未経験者を対象とした企業の場合でも、これらの資格の有無によって他の就活生と差をつけやすくなりますので、何から対策すれば良いか悩んだときには資格取得も1つの手といえるでしょう。
他にも関連する資格の勉強はしておいて損はありません。
企業によっては資格取得支援制度を取り入れている所もありますので、必要に応じて利用するといいでしょう。
技術営業職は未経験者も募集している?
技術営業職は未経験者を積極採用している企業も多く、キャリアアップをしたい方に向けた講座を企業内で開いている所も珍しくありません。
新卒採用を積極的に行っている企業もありますので、特に企業にこだわりはないという方は、新卒採用を率先している会社を選ぶと内定率がアップするでしょう。
もちろん企業によっては経験者のみ、中途採用者のみを対象に募集している企業もあります。
狙っている企業がある方は、自分が行きたい企業は新卒採用をしているのか、中途採用者のみを募集しているのか確認しましょう。
また未経験者を募集している企業でも、ある程度の知識が求められることがほとんどです。知識に関しても全くの素人という場合は、そもそも選考対象外となる可能性が高いため、高校や大学などで専攻していた専門分野であれば、専攻内容の詳細、ゼミでの研究内容などの概要をアピールすることも忘れてはいけません。
将来的には独立も可能
技術営業職は将来的には独立、フリーランスという形で働くことも可能です。
自身が技術者として新しい技術を作り、クライアントに技術を営業できる能力を身に付けることで鬼に金棒と言えるでしょう。
ただ技術者として働く人材よりも自分が開発した技術をクライアントに直接アピールできる能力があれば、自社製品の売上げを出すことも容易です。
将来的により安定した収入が欲しい方、技術者として独立の道を考えている方にとっても技術営業職の経験は役に立つでしょう。
まとめ
技術営業職は自社の提供する技術を世に広め、多くの方により便利な社会を過ごしてもらえるきっかけを作る仕事です。
日々進化し続ける技術について詳細を説明する必要があるからこそ、求められる能力も多いですが、その分やりがいのある仕事と言えます。
今後も多くの企業で求められる職種ですので、技術営業職を目指す方のニーズは益々増えていくでしょう。
ただしその分向き不向きはあるため、自分が向いているかどうかの適正判断をすることを忘れてはいけません。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
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首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
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あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
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