アルバイト別のガクチカ例文も紹介!アピールポイントや差別化するコツは?

アルバイト別のガクチカ例文も紹介!アピールポイントや差別化するコツは?

2024/3/20更新

はじめに

アルバイトの経験をガクチカで使用してもいいのかと、疑問に思っている人も多いでしょう。

結論からいうと、アルバイトの経験をガクチカで使用するのはOKです。

ガクチカでアルバイトの経験を取り上げる際には、基本的な構成があります。

ただテーマの通りに記入をするだけでは、他の就活生と似たようなガクチカになってしまいます。

ガクチカでアルバイトの経験をアピールするためには、他の就活生との差別化が必要です。

ガクチカにアルバイトの経験を取り入れるなら、エピソードを具体的にすると説得力が増します。

ガクチカで企業が見ているのは、以下の3つです。

  • 人柄
  • 価値観
  • 企業とのマッチ度

 

企業の質問意図を把握することで、力強いガクチカを作成できるでしょう。

本記事では、アルバイト別のガクチカの例文、ガクチカでアルバイトの経験を使う時に必要なことを解説していきます。

ぜひ最後までお読みください。

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アルバイトのガクチカは他の就活生との差別化が必要

就活生イメージ

ガクチカでアルバイトの経験を話す際、ありきたりなエピソードになってしまうことが非常に多いです。

ガクチカでありきたりなメッセージを書いてしまうと、高評価につながりません。

そのため、他の就活生との差別化が大切です。

差別化をするために大切なことは、具体的なエピソードを用意することです。

  • 結果や実績を具体的に数字で回答する
  • 仕事に対しての考えを述べる
  • 自分の考えたことや想いを伝える

 

上記3つを踏まえてエピソードを用意しましょう。

ガクチカでアルバイト経験をアピールする時のポイントは?

ガクチカでアルバイト経験をアピールする時は、下記の7つのポイントを意識するとより良いアピールができます。

  • 責任感
  • 計画性
  • 忍耐力
  • コミュニケーション能力
  • 協調性
  • 問題解決能力
  • リーダーシップ力

 

上記の中で自分に当てはまるものがないか確認してみてください。

ガクチカでアピールしやすいアルバイトの条件は?

ガクチカに悩む就活生イメージ

ガクチカのアルバイトの中でも、条件によってアピールできるものとできないものがあります。

ガクチカでアピールしやすいアルバイトは、以下の3つです。

  • 勤務経験の長いアルバイト
  • 実績を残したアルバイト
  • 現場の経験から志望企業に活かせるアルバイト

 

それぞれ詳しく解説していきます。

勤務経験の長いアルバイト

勤務期間が長いアルバイトは、ガクチカでアピールしやすい傾向にあります。

なぜなら、企業は新入社員の早期退職を恐れているからです。

日本経済新聞によると、2024年2月時点での上場企業の早期退職率は2023年を1割上回り、3,600人に達していることがわかります。

参照ページ:日本経済新聞

 

インフレが進む中、企業は賃金を引き上げる動きを見せていますが、その一方で、新卒社員の早期退職は企業にとって痛手となります。

たとえアルバイトでも長年続けてきたことをアピールすれば、「長続きする人」と判断されて評価が高まります。

忍耐力の強さも伝わるでしょう。

上記のような理由から、ガクチカで長続きしたアルバイトをアピールすると好印象につながるでしょう。

実績を残したアルバイト

実績を残したアルバイトも、ガクチカで経験をアピールできるでしょう。

企業は「目標に対して努力をコツコツできる人」と判断するからです。

アルバイトでの実績の例には、次のようなものがあります。

(例)

  • 売上の2倍アップに貢献した
  • 社内のMVP賞に選ばれた
  • お客様対象のアンケートで1位を獲得した
  • アルバイトからバイトリーダーに昇格した

 

実績をガクチカでアピールする時は、具体的にどんな実績を上げたかを回答することが重要です。

数字を入れるとより説得力が増すでしょう。

実績は証拠となるので、具体的にアピールできるアルバイトならガクチカで積極的に使ってください。

現場の経験から志望企業に活かせるアルバイト

飲食関係の職種では、即戦力を求めている傾向にあります。

アルバイトで接客経験があれば、その経験を活かして即戦力になることをアピールできるでしょう。

まったく同じ職種でなくても、似たような仕事であれば即戦力をアピールできます。

とはいえ、企業は即戦力が期待できる人材なら嬉しいものの、必ずしも求めているわけではありません。

志望する企業の業種とアルバイトの経験がまったく異なるものなら、熱意をアピールするといいです。

具体的な理由を述べれば魅力的なガクチカになるでしょう。

アルバイトのガクチカで周りと差別化するためのコツ

アルバイトのガクチカは定番なので、差別化ができなければ好印象につながりません。

アルバイトのガクチカで周りと差別化するコツは、通常の業務にプラスアルファを加えることです。

アルバイトの経験をガクチカで使う学生は多いです。

差別化を図るためにも、ありきたりな内容は避けましょう。

たとえば、ただ「接客を頑張った」というだけでなく、「気持ちの良い食事にしてもらうために、笑顔で接客に励んだ」など具体的に伝える必要があります。

具体的ならオリジナリティが出るため、周りと被る心配はないでしょう。

業務にどれだけ積極的に取り組んだかも伝えると、高評価につながるでしょう。

ガクチカのアルバイトで注意すべきポイント

ガクチカでアルバイトの経験を使う時に注意すべきポイントは6つあります。

  • 他の就活生と被りそうなエピソードは使用しないこと
  • アルバイト先の企業名は記載しないこと
  • 短い期間しか行っていないアルバイトはアピールしないこと
  • 専門的な用語は控えること
  • 守秘義務を守ること
  • 当たり前のことをアピールしないこと

 

それぞれ詳しく解説していきます。

他の就活生と被りそうなエピソードは使用しない

ガクチカのエピソードでアルバイトの経験を話す人は多数います。

他の就活生もしそうな回答はやめましょう。

(例)

  • コミュニケーション能力を身につけることができた
  • 接客中お客様に喜んでもらえるような対応を心掛けた
  • 忙しいときでも周りと協力した

 

上記のような内容のガクチカは、具体性に欠けるため他の就活生との差別化ができません。

ガクチカではオリジナリティを出すことが重要です。

アルバイト先の企業名は記載しない

アルバイト先の企業名は記載しないように注意しましょう。

企業には守秘義務があるからです。

もしあなたがうっかり企業名を話してしまうと、採用担当者に「就職後も大切な内容を漏らしてしまうのでは?」と心配されてしまいます。

コンビニエンスストアや飲食店など、業種を話す分にはまったく問題ありません。

しかし、アルバイト先の企業名は出さないように気を付けましょう。

短期間しかしていないアルバイトはアピールしない

短い期間で辞めたアルバイトなら使用しないことです。

なぜなら、短い期間で辞めたアルバイトは「自分に合っていない可能性」が高いからです。

他のアルバイト経験がなかったり、文章作成に自信がなかったりするなら、短期間でやめたことは伏せてアピールしましょう。

企業は基本的には、就活生に長く働いてほしいと考えています。

ガクチカを通して、企業から「自分に合わい仕事とわかったらすぐ辞めるのでは?」「忍耐力がない人なのでは?」など悪い印象を持たれないように気を付けましょう。

1〜2カ月で辞めたアルバイトは、できる限りガクチカに使用しないでください。

専門的な用語は控える

専門用語は企業の人事担当者に伝わらない可能性があります。

アルバイトで当たり前のように使っていた言葉でも、実は専門用語で他の人が聞いたらわからない言葉の可能性があります。

以下に、飲食店のアルバイトで使われることのある専門用語の例を紹介します。

  • 坊主=来店客がいない
  • 山=品切れ
  • バッシング=お皿を下げる
  • ダスター=テーブルを拭く布巾

 

エントリーシートの執筆時には、内容を読み返せるので専門用語を控えることができます。

しかし、面接では注意が必要です。

無意識のうちに専門用語を使ってしまう可能性があるからです。

事前にアルバイトで専門用語を使っていなかったか振り返っておくといいでしょう。

ちなみに職種ごとの専門用語は、「業種+専門用語」でネットで検索して調べられます。

面接では、専門用語かどうか怪しいものは使わないのが無難です。

守秘義務を守る

アルバイトを始めた時、雇用契約を結んだはずです。

アルバイトにも守秘義務があるので注意しましょう。

規則の内容は職種によって異なります。

業務に支障が出るような内容は、守秘義務になることが多いです。

たとえば、店舗の売上や秘伝のレシピなどです。

ガクチカで誤って守秘義務を破ってしまうと、企業からは「入社後に大切な情報を漏らす可能性があるのでは?」と思われる可能性があります。

それでは信頼を失ってしまうので、たとえ今はやめているにしても、アルバイトの守秘義務は守りましょう。

事前にアルバイト先と交わした雇用契約の確認をしておくと安心です。

アルバイト先に損害が出そうな情報は伏せておきましょう。

当たり前のことをアピールしない

ガクチカでアルバイト経験を使うなら、当たり前のアピールをしてはいけません。

当たり前のことはできて当たり前なので、わざわざアピールすることではありません。

他の就活生と差別化も図れません。

たとえば、「毎日遅刻せずにアルバイトに行った」「休まずにアルバイトに行った」などは当たり前なのでアピールにならないでしょう。

指示されたことや決まりを守るのは、社会人として当たり前の行動です。

ガクチカで当たり前のことはアピールしないようにしましょう。

ガクチカにおすすめできないアルバイト

ガクチカのにおすすめできないアルバイトイメージ

ガクチカでおすすめできないアルバイトは、世間一般的に良いイメージのないアルバイトです。

(例)

  • 水商売
  • キャッチ
  • 転売
  • スカウト

 

企業の採用担当者の年代はわかりませんし、価値観も人それぞれです。

自分としては頑張った内容でも、職種で悪いイメージを持たれてしまうのは非常にもったいないです。

できる限り良いイメージのあるアルバイトをガクチカのエピソードで使いましょう。

アルバイト別のガクチカ例文

ガクチカは文字数が指定され、時間制限もある可能性があります。

文字数の指定がない場合でも、300文字〜400文字程度で作成しましょう。

大学生から人気のアルバイトは、以下の3つです。

  1. カフェ・レストラン
  2. 塾講師
  3. アパレル

 

参照ページ:t-news

 

ここでは、上記5つのアルバイト別のガクチカの例文を詳しく紹介します。

カフェ・レストランのガクチカ例文

(カフェの例文)

私が学生時代に頑張ったことは、カフェのアルバイトでお客様との交流イベントを企画したことです。

なぜこのイベントを企画したかというと、常連のお客様が多い個人経営のカフェにも関わらず、従業員が忙しいためお客様と接する機会が少ないからです。

イベントの企画は直接店長に交渉し、実施しました。

そしてスタッフに協力を依頼し、運営のための配置決定や集客のためのチラシ配布、SNSでの集客を行いました。

イベント当日にはお客様が50人ほど来店してくださり、イベントの開催ができました。

その結果、今まで以上に常連のお客様が増え、イベントを経由してお客様が来店してくれることもありました。

私はこのアルバイトの経験を通して、行動力と企画力の大切さを学びました。

この経験を御社でも活かし、活躍したいと考えています。

 

(レストランの例文)

私は大学時代、レストランでのアルバイトで接客に力を注ぎました。

レストランでは接客だけにとどまらず、厨房やレジ対応をすべてアルバイトが協力し、取り組んでいました。

新人のアルバイトさんが入って来ても、仕事を覚えるのが難しく、忙しすぎることから、定着率が低いことが問題点でした。

私は勤務経験が豊富であったため、マニュアルを作成し、店長に提案しました。

店長からの反応は良く、良い評価をいただき、レストラン内で共有することとなりました。

それ以降、仕事の理解が深まり、新人の定着率も上がりました。

さらには業務に余裕が生まれ、チームワークも向上しました。

結果的にレストランの売上は1.2倍に上昇し、良い影響が出るようになりました。

私はこのアルバイトの経験を通して、チームワークの大切さを学びました。

入社後もアルバイトの経験から学んだチームワークの大切さを活かしていきたいと考えています。

 

塾講師のガクチカ例文

私は学生時代に塾講師のアルバイトを2年間行いました。

担当した生徒の学力向上に向けて、わからない所を徹底的に指導しました。

テストで高得点を目指すために、何がわからないのか一緒に分析することを心掛けました。

わからない問題はイラストを用いて説明し、工夫を重ね、テストで60点程度しか取れなかった生徒が、次のテストで90点を取ることに成功しました。

塾講師のアルバイトを通じて私は、改めて自分は問題解決能力に優れていると認識しました。

問題解決能力が私の強みだと考えています。

この問題解決能力を入社後も活かし、活躍できるよう努力いたします。

 

アパレルのガクチカ例文

私は学生時代、アパレルのアルバイトで売上の貢献に注力しました。

百貨店内のアパレルショップでしたが、競合店が多く、毎年右肩下がりで売上が落ち込んでいることが課題でした。

アルバイトの私でも何かできることはないかと悩み、店内の装飾を工夫したり、他店の人気のアパレルショップに来店し、分析したりと色々な取り組みを行いました。

さらに、店舗内の接客時に顧客のニーズを把握するため、声掛けも積極的に行うよう努力しました。

その結果、売上は前年度を超える数値となりました。

アパレルのアルバイトを通じて学んだ発想力、分析力を、御社でも活かしていけると考えています。

ガクチカでアルバイト経験を伝えるときの構成は?

ガクチカを考える就活生イメージ

ガクチカを作る際、まずは基本的な構成を知っておくことが大切です。

なぜなら、構成を知らないと情報を羅列しただけのガクチカになってしまうからです。

構成を確認しつつ、含めるべき内容をしっかり確認しましょう。

そうすることでアピール力の強いガクチカができます。

ガクチカでアルバイト経験を伝える時の構成は、以下の4STEPです。

  1. 結論
  2. エピソード
  3. 学んだこと
  4. 活かせること

 

ここでは、実際にガクチカのアルバイト経験の構成がどのようになっているか見ていきましょう。

結論

面接の回答は基本的に、結論から話すことが重要です。

結論から話すことで内容が伝わりやすくなるからです。

いきなりエピソードを伝えると、何を言いたいかわからなくなる可能性があります。

たとえば、ガクチカでアルバイトの経験を話したい時は、「私は学生時代飲食店のアルバイトを2年間頑張りました」と結論から提示しましょう。

そうすることで、結論ファーストの伝わりやすい文章が出来上がります。

エピソード(アルバイトの経験)

エピソードでは具体的に話すことが最も重要です。

このエピソードが他の就活生と差別化できるポイントになるからです。

アルバイトの経験で発生したトラブルや、勤務中にぶつかった壁をどう乗り越えてきたか、どのように解決したかを答えていきましょう。

アルバイトから学んだこと

エピソードの回答をした後は、アルバイトで学んだことを明示してください。

課題に対してどんな努力をし、結果どうなったかを話すと良いでしょう。

数字を用いて結果を伝えると、より説得力が増します。

たとえば、「売上が1.2倍上がった」などの結果です。

結果は説得力を持たせるのに重要なので、必ず盛り込みましょう。

就職後に活かせること

アルバイトの経験を、志望企業でどう活かしていけるかを回答しましょう。

採用担当者は、就活生が入社することでどんなメリットを与えてくれるかを知りたがっています。

そのため、就職後にも活かせるような再現性の高いものを選びましょう。

たとえばコミュニケーション能力や忍耐力などです。

大切なポイントなので忘れないように注意してくださいね。

まとめ

本記事ではバイト別のアルバイトの例文や、ガクチカのアルバイト経験に必要なことを紹介してきました。

アルバイトのガクチカで大切なのは、他の就活生と差別化することです。

ありきたりな文章にならないように、以下の6つに注意しましょう。

  • 他の就活生と被りそうなエピソードは使用しない
  • アルバイト先の企業名は記載しない
  • 短い期間しか行っていないアルバイトはアピールしない
  • 専門的な用語は控える
  • 守秘義務を守る
  • 当たり前のことをアピールしない

 

ガクチカでアルバイト経験を伝える時の構成は、以下の4STEPで作成するのがおすすめです。

  • 結論
  • エピソード
  • 学んだこと
  • 活かせること

 

これらのポイントに気を付ければ、相手に伝わる好印象のガクチカを作成できるでしょう。

本記事のバイト別のガクチカの例文もご参考に、ぜひ就活に取り組んでくださいね。

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