「3年後の自分」の回答例を紹介!キャリアプランの作り方を解説します

「3年後の自分」の回答例を紹介!キャリアプランの作り方を解説します

2024/3/20更新

はじめに

面接でよく聞かれる質問の1つに、「3年後の自分は?」というものがあります。

まだ実際には働いていないにも関わらず、このような質問に答えるのは難しいと感じる人も多いでしょう。

それでも、3年後の自分のキャリアプランに関する質問は多いのです。

結論をいうと、難しい質問だからこそ、うまく回答できれば評価アップにつながります。

今回はこの「3年後の自分は?」という質問を面接官が聞く理由や例文を解説していきます。

ぜひ最後までお読みください。

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「3年後の自分」を面接官が聞く理由

面接で聞かれる質問には必ず理由があります。

企業によって聞く理由は異なりますが、似た傾向があります。

3年後の自分について面接官が聞く理由は、大きく分けて以下の3つです。

  • 理想が叶えられるか確認するため
  • 仕事に対する考え方を知るため
  • 志望度を把握するため

 

面接官がした質問の意図を理解した上で回答を出せると、他の就活生より一歩リードできるでしょう。

それでは、一つずつ詳しく解説していきます。

理想が叶えられるか確認するため

面接官は「3年後の自分」という質問をすることにより、就活生が将来どんなビジョンを持っているか、キャリアプランを確認したいのです。

将来のキャリアプランを確認することで、企業とのミスマッチを図ろうとしています。

企業はこれから入社してくる新卒者には、できるだけ長期間勤務をしてほしいと考えています。

長い目で見て企業に貢献してもらいたいのです。

たとえば、営業職に就いて3年以内に社内で売上1位を取ることを目指していたのに、実際の勤務では事務職がメインだったならギャップが生じるでしょう。

こうしたずれから、新入社員がすぐに退職してしまうと企業は困るわけです。

だからできる限り、面接の段階で認識にずれが生じていないか確かめたいのです。

面接で「3年後の自分」という質問を受けた際は、その企業で達成できるキャリアプランを伝えましょう。

仕事に対する考え方を知るため

「3年後の自分」についての質問は、仕事に対する考え方を知るためにも用いられます。

仕事に対する考え方は人それぞれです。

たとえば、テニスサークルに所属しているものの、ほとんどやる気を感じない人も中にはいるでしょう。

企業としては当然やる気のある人材を確保したいのです。

「3年後の自分」のビジョンをしっかり持った就活生は、やる気が高いと言えるでしょう。

企業はこの質問から、責任を持って仕事をしてくれそうか、仕事に対して熱意を持っているかなどを見極めたいのです。

志望度を把握するため

面接では、なぜ自社を選択したのかも重要なポイントです。

たとえば、旅行会社なら数多くの企業があります。

その中で自社を選んだのには、必ず理由があるでしょう。

志望度が高ければ高いほど興味があり、企業の詳細まで調べるはずです。

「3年後の自分」という質問の裏側には、「志望する理由は?」という質問も含まれているのです。

「3年後の自分」の理想像の作り方

面接で聞かれた時に役に立つ、3年後の自分の理想像の作り方を紹介します。

実際に「3年後の自分は?」と今質問されても、すぐに答えられる人は少ないでしょう。

今質問されても、3年後のことは先すぎて想像するのが難しいです。

とはいえ、面接ですぐに答えられるように、あらかじめ準備をしておくことが大切です。

「3年後の自分」の理想像を伝えられるようにするためにも、以下の3つのステップをご参考にしてください。

  1. 理想像を固める
  2. 理想像に至るまでの計画を立てる
  3. 3年後の自分について考える

 

それでは詳しく解説していきます。

1.理想像を固める

3年後、自分はどうなっていたいのかについて、仕事とプライベートの両面から理想像を考えましょう。

具体的に考えることが重要なポイントです。

仕事でどんなやりがいを感じたいか、将来どんなポジションで活躍したいかなどを想像しましょう。

イメージが湧かない人は、企業のホームページやネット上の口コミを参考にするのもおすすめです。

一気に自分の未来像が浮かんでくるでしょう。

プライベートにおいては、理想のライフスタイル(結婚をして子どもを2人授かるなど)を実現するために、どれくらい年収が必要かも想像してください。

理想像を固めるためには自己分析が欠かせません。

過去の学生時代の体験から自分の性格を洗い出すことで、実際に向いている仕事が把握できるでしょう。

理想像を作るには、より具体的にイメージをすることが大切なポイントです。

2.理想像に至るまでの計画を立てる

理想像が固まったら、実現するためにキャリアプランを立てましょう。

理想像が固まっていても、計画性がないと悪印象です。

口だけの人と思われてしまう可能性があります。

どのような経験を積めば、職場で理想の働き手になれるかなど具体化しておきましょう。

(例)

  • 営業職で3年後に社内1位を取るために1年目に勉強をする。
  •  2年目突入までに「営業士」の資格を取得する。

 

どのようにステップアップしていくか具体化すれば、より理想像が詳細になります。

3.3年後の自分について考える

キャリアプランができたら、3年後の自分はどうあるべきか考えましょう。

そのためにも、ゴールを設定してください。

未来の自分の想像が具体的であるほど、いつスキルや資格を取得するべきかが明確になります。

3年後の自分というのは、完全にゴールを達成した自分の理想像というわけではありません。

3年後は一般的にまだ1人前になった段階で、さらにもっと成長できる可能性を秘めています。

10年後、5年後など、長期的なキャリアプランを立てておくと、より具体的に3年後のあるべき姿がわかるでしょう。

「3年後の自分」を魅力的にわかりやすく伝える方法

笑顔の女性

3年後の自分を面接官に魅力的にわかりやすく伝えるためには、PREP法で回答するといいです。

PREP法は以下の4つの要素で構成されています。

  • Point :要点(結論・主張)
  • Reason :理由(結論にいたった理由・主張する理由)
  • Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)
  • Point :要点(結論・主張)

 

PERP法は、文章をわかりやすく伝えるためのフレームワークで、プレゼンテーションでもよく使われます。

PERP法の型に当てはめるだけで簡単に使えます。

それでは、PERP法に基づいてどのように3年後の自分を伝えるべきか、詳しく解説していきます。

結論を述べる

まずは結論を端的に述べましょう。

将来どのような資格やスキルを取得したいかなどを具体的に述べてください。

そうすれば、キャリアプランをしっかり持っている人だと感じてもらえます。

理由を述べる

結論を述べたら、そのキャリアプランを考えた理由について説明しましょう。

結論を述べるだけでは説得力が欠けてしまいます。

なぜそう感じるのか、理由を教えてください。

具体例を述べる

理由の次に具体例を述べます。

目標に至るまでの経緯を具体的に伝えることが重要です。

(例文)

  • 営業職に就いた場合は営業士の資格を1年目で取得
  • 2年目に支店内で営業成績トップになる
  • そして3年目には社内で全体で営業成績トップ

このように、具体的な道筋を伝えましょう。

明確になっているほど志望度の高さが面接官に伝わります。

最後にもう1度結論を述べる

すべての説明が終わったら、最後に「以上の理由から、私はこのようなキャリアプランを立てました」など、最初に述べた結論を再度伝えましょう。

そうすることで説得力が増します。

「3年後の自分」を伝えるためのコツ

3年後の自分について伝える際には、注意すべきポイントがあります。

  • 企業の方針に合わせて答える
  • 抽象的な回答は避ける

 

それぞれ詳しく解説していきます。

企業の方針に合わせて答える

企業によって求める人物像はさまざまです。

面接では、就活生と方向性がマッチしているかが見られるでしょう。

そのため、まずは企業を研究することが大切です。

企業の方針に合っていれば、面接でプラスの評価が得られるでしょう。

一方で、企業との方向性が違うとマイナス評価につながります。

ですから、企業方針の把握は最初にしておくべきです。

企業の求める人物像は、基本的に企業ホームページに載っています。

先輩社員のインタビューを見たことがある人も多いでしょう。

実際にインタビューをされている人はたいてい部署内の主力的人材であり、企業の理想像である可能性が高いです。

参考にするだけでも、企業の方針に沿った「3年後の自分」の良い回答を準備しておけるでしょう。

また、企業の説明会で直接「御社の求める人物像は?」と聞くのも1つの手です。

「3年後の自分」の回答では、必ず企業の方針に合わせて答えましょう。

抽象的な表現は避ける

「信頼されるような人になりたい」「御社に貢献できるような人材になりたい」などの抽象的な表現は控えたほうがいいです。

「志望する理由がわからない」「本当はどこの企業でも良いのではないか」など、面接官に曖昧な印象を与えてしまいます。

自己分析能力が低いと判断される可能性もあります。

具体的なキャリアプランを伝えれば、仕事への意欲をアピールできるでしょう。

採用される可能性も高まります。

抽象的な表現はマイナス評価につながるので避けるべきです。

職種別「3年後の自分」の例文

真剣な表情の就活生 男性

3年後の自分という質問に対する回答は、職種別で異なります。

ここでは、面接官に好印象を与える良い例文を、職種別に3つ紹介します。

法人営業の例文

私は3年後に、法人営業職として社内トップの成績を取れる営業マンになりたいと思っております。

理由としては、10年後は御社の営業部長になり、商品の魅力をより世間の人に伝えたいと感じているからです。

私はこれまで部活動で野球をしており、主将を務めた経験があります。

主将の経験から、責任を持って組織を動かし、組織全体で目標の達成をすることにやりがいを感じるようになりました。

そのため、10年後に御社の営業部長として組織全体を動かし、社員一丸となって大きな成果を達成したいと思っております。

そのためには、3年後に組織の中核である社内トップの営業マンになりたいと考えました。

3年後に社内トップの営業マンになるために、1年目で業務に慣れて1人立ちできるようにします。

そして2年目には、営業士の資格を取得する予定です。

以上の理由から、私は3年後に法人営業職として社内トップの成績を取れる営業マンになるというキャリアプランを設計しました。

 

この回答の良いポイントは、過去の経験に基づき、なぜ3年後にトップの営業マンになりたいかを説明しているところです。

内容が具体的で好印象につながるでしょう。

エンジニアの例文

私は3年後に御社のプロジェクトマネジャーになりたいと思っております。

そのためにはまず1年目で、エンジニアとして知識や経験を積みながら、顧客の要望に応えられる能力を身につけます。

2年目にプロジェクトリーダーである先輩社員に付き添い、プロジェクト全体の進捗管理やマネジメント技術を取得します。

その経験を活かし、3年後にはプロジェクトを必ず成功できるプロジェクトマネージャーとして活躍したいと考えています。

 

プロジェクトマネージャーになるための道筋を簡潔に回答しています。

1年目〜3年目までに何をするか明確であり、聞き手も想像しやすいキャリアプランです。

事務職の例文

私は3年後に、社内全体が効率よく業務を進められるような事務職を目指したいと考えております。

1年目では事務職に必要なスキルや資格の取得を行います。

2年目には周囲への気配りを意識し、業務を行います。

そして3年目には、社内全体が効率よく業務を進められるような事務職になります。

10年後には、部署全体の管理をする営業部長を目指したいと考えております。

現在もこのキャリアプランに向けて、サークルでパソコンスキルの習得を行っております。

以上の理由から、私は3年後に社内全体が効率よく業務を進められるような事務職を目指します。

 

3年後に向けて努力をしているとアピールしているのが、良いポイントです。

また、10年後という長期的な視野も入れているため、具体的な回答と言えます。

3年後の自分についてのNG例文

3年後の自分についてのNG例文を3つ紹介します。

  • プライベートな内容のNG例文
  • 転職を匂わすNG例文
  • 全く答えないNG例文

プライベートな内容のNG例文

私は3年後までに結婚して家庭を築き、子供を2人授かり、安定感のある暮らしをしたいと考えています。

家族がいると仕事にもやる気が出ると考えるからです。

仕事とプライベートを充実させ、御社で活躍したいと感じています。

家族の存在は大切だと思っているため、3年後までに家庭を築けるよう努力をします。

 

企業に対するキャリアプランが全くないため、面接には向かない回答です。

家族は大切ですが、面接では仕事を中心とした回答をしましょう。

転職を匂わすNG例

入社後、3年後までは仕事を頑張りたいと考えています。

石の上にも3年という言葉を信じ、何があろうとがんばっていきたいです。

近年では第二新卒の転職も多いため、とにかく3年を目指して業務に励みます。

 

転職を匂わすのはNGな例です。

辞めないことは当たり前なので、企業に対してのアピールにはなりません。

全く答えないNG例文

キャリアプランはありませんが、御社で活躍できるように一生懸命がんばります。

 

キャリアプランがないことはNGです。

かなりマイナスな評価になってしまうでしょう。

また、聞かれた時に考えている素振りを見せるのもやめましょう。

キャリアプランがないと、面接官に悪印象を与えてしまいます。

3年後の自分が想像できないときの対処法

3年後の自分を想像する就活生イメージ

3年後の自分を想像しても、なかなか思いつかないと感じる人もいるでしょう。

3年後の自分が想像できないときの対処法は、以下の3つです。

  • 長所から考える
  • 人生の目標から考える
  • 企業を分析して考える

 

それぞれ詳しく解説します。

長所から考える

3年後の自分が想像できないときは、自分の長所を洗い出すことで想像しやすくなるでしょう。

(洗い出した長所の例)

  • 明るい性格
  • 粘り強い
  • 協調性がある

 

たとえば、長所が「明るく誰とでもすぐに打ち解けることができる」であれば、営業職に向いていることをアピールするのがおすすめです。

自分の長所を活かした未来像なら実現できる可能性も高まるでしょう。

面接官もイメージしやすいため、評価アップにつながります。

長所を洗い出し、キャリアプランにつながりそうなものを選んでください。

人生の目標から考える

人生の目標は何でも構いません。

(例)

  • お金持ちになりたい
  • 家族と幸せに暮らす
  • 異性にモテたい

 

人生の目標は「お金持ちになりたい」といった抽象的なものでも問題ないでしょう。

そこから深掘りして考えればいいのです。

たとえば、お金持ちになるためには部長まで昇進する必要があるなど、深掘りしていきます。

人生の目標から道筋を考えると将来が想像しやすくなるでしょう。

企業を分析して考える

企業を分析して未来像を考えることで、方向性が一致する可能性があるためおすすめです。

「3年後の自分」についての質問は、企業と就活生のマッチ度を確かめる質問でもあります。

たとえば、企業がコミュニケーション能力の高い人材を求めているなら、過去の経験を例に出し、3年後に部署内をまとめる人材になれることをアピールすれば評価アップにつながるでしょう。

企業分析をすることで未来の選択肢を増やしていきましょう。

まとめ

「3年後の自分」の回答例について解説してきました。

「3年後の自分」についての質問は、就活生が悩む面接回答の1つです。

面接官の意図を把握すれば評価アップにもつながる可能性があるので、警戒しすぎる必要はないでしょう。

他の多くの就活生も難しい質問だと認識しているので、うまく答えるだけで一歩リードできるはずです。

評価アップにつなげるためには、企業分析も重要です。

企業分析を行い、企業の方向性に合致するキャリアプランを回答しましょう。

本記事のOKな回答例やNGな回答例を参考に、ぜひ上手に回答できるようにしてください。

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