大学のエントリーシートの書き方を例文付きで紹介【基礎から教えます】

2025/2/5更新

はじめに

大学入試の総合型選抜を利用する場合、エントリーシートが必要です。

エントリーシートの書き方次第で合否が変わる可能性があるので、基礎から学んでおくことをおすすめします。

この記事では、「大学受験のエントリーシートの書き方」についてわかりやすく解説しています。

  • エントリーシートってどう書けばいいの?
  • 学部別の例文を知りたい

といった上記のような疑問を抱く学生を対象に、有益な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

また、業界一覧については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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エントリーシートを書くための基礎知識

魅力的なエントリーシートを書くためには、基礎知識を深めておくことです。

エントリーシートの書き方を忘れてしまった人も多いでしょう。

いきなり書き始めるのではなく、書き方やポイントを抑えておいてください。

エントリーシートの入手先

エントリーシートの入手方法は、志望校のWebサイトからダウンロードすることです。

Web志願後、エントリーシートをダウンロードし、指定されて郵送先に提出するという流れになるでしょう。

場合によっては、オープンキャンパスに参加した際にエントリーシートを入手できます。

エントリーシートで記入する内容

大学によって記入する内容は多少異なりますが、基本的には「基本情報」と「その他(志望理由・自己PR・活動内容)」に分かれます。

基本情報には住所・氏名・電話番号・生年月日・性別・顔写真などを記入します。

各項目ごとの書き方や注意点を詳しく見ていきましょう。

  • 氏名

「ふりがな」と平仮名で書いてあったらひらがなで氏名を書き、フリガナとカタカナで書いてあったらカタカナで氏名を記入しましょう。

  • 生年月日と年齢

指定がなければ西暦(例:2024年)でも和暦(令和6年)でもどちらでも構いません。

ただし、応募書類全体でどちらか片方だけに統一しましょう。

年齢は書類を提出する時の年齢で書いてください。

  • 住所

都道府県から記入し、番地や町名、マンション名は略さず書きましょう。

  • 連絡先

連絡先の電話番号は、いつでも連絡がつく番号にしてください。

固定電話がない場合は携帯電話でも構いません。

  • 印鑑

印鑑はインク式ではなく朱肉タイプを選びましょう。

また、印鑑のインクが滲む恐れがあるので注意しましょう。

  • その他の記入欄(自己PRや志望動機など)

その他の記入欄(自己PRや志望動機など)は、8割以上記入するのが基本です。

書きすぎて枠外にはみ出さないように気を付けましょう。

エントリーシートを書く前に覚えておくこと

エントリーシートを書く前に、「基本」を覚えておくことが重要です。

一見当たり前のように思えることでも、意外に知らない人もいるので、以下のポイントをおさらいしておきましょう。

  • 鉛筆で記入せず黒のボールペンまたは万年筆で記入する
  • 黒のボールペンは消せるタイプを使用しない
  • 修正テープや修正液は使用しない
  • 文字はくっきり丁寧に書く
  • 一度下書きしておくと間違えにくい
  • 枠内に文字数を収める
  • 一人称は「私」(僕はNG)
  • 略語を使わない(高校→高等学校、バイト→アルバイト)
  • 基本的には「です、ます」口調で書く
  • ら抜き言葉を気を付ける(変えれる→変えられる)
  • 二重表現に気を付ける(一番最初、頭痛が痛い)
  • 不要なカタカナを使わない(イメージ→印象)

ら抜き言葉や二重表現に気が付かないことが多いので、しっかりと読み直し、学校の先生や塾の講師に見てもらうなどして基本を押さえましょう。

エントリーシートで見られているポイント

エントリーシートでは、自己PRや志望動機が注目されると思う方は多いでしょう。

もちろん、自己PRや志望動機のエピソードもしっかりと見ています。

しかし、それ以外にも、上記で紹介した基礎的なこともチェックされているのです。

どれだけ素晴らしいエピソードを書いても、誤字脱字が多く、読みにくい字で書いてあれば高評価を得られません。

基本を忠実にこなすことが、魅力的なエントリーシートを作る上でポイントとなるでしょう。

エントリーシートを書くまでの準備

PCを使う手

上記で紹介した基礎知識を身につけたら、次は3つ準備を整えましょう。

自分自身について振り返る

1つ目の準備は「自分自身について振り返ること」です。

自分自身について振り返る理由は、自己PRや志望動機のエピソードを深めるためです。

まずは、自分の長所・短所・強み・特性・過去の経験などを、箇条書きでいいので書き出してください。

もしあなたの長所が「負けず嫌い」なら、負けず嫌いに関連性のあるエピソードを広げていきましょう。

たとえば、「友達にテストの点数で負けたことが悔しくて勉学に励み、次のテストではクラスで一番点数が良かった」というエピソードを具体的に数字を使って紹介すると効果的です。

具体的で魅力的なエントリーシートが出来上がるでしょう。

いきなりエピソードを書くことが難しいなら、とくに自分自身について振り返る必要があります。

志望校についての情報を集める

2つ目の準備は「志望校についての情報を集めること」です。

志望校について詳しく知ることで、本当に自分が行きたい大学かを確かめることができ、その大学を選んだ理由を明確にできます。

「人気のある大学だから自分も行ってみたくなった」という浅はかな考え方では受からないでしょう。

どこに魅力を感じたのか知るには、他の大学と比較するといいです。

志望校について情報を集める方法は3つあります。

①オープンキャンパスに参加する

②大学のホームページを見る

③SNSで情報を集める

 

おすすめはオープンキャンパスに参加することです。

オープンキャンパスに参加すれば実際の様子を見られるでしょう。

授業の様子や施設、設備、学食など詳しい情報を入手できます。

わからないことがあればその場で質問もできるので、より詳しい情報を得られるでしょう。

志望校について集めるべき情報は以下となります。

  • 学生や先生の雰囲気
  • 設備や施設の様子
  • 卒業後の進路
  • 在学中に支援してもらえるもの(奨学金制度など)

【例文付き】志望動機の書き方

実際にどのように書けばいいか、学部別に志望動機の書き方を見ていきましょう。

教育学部の志望動機の書き方

私が小学校教師になりたいと思ったきっかけは、中学時代の職業体験で小学校に行ったことです。

とくに私が感銘を受けたのは、子どもの指導方法です。

まずは子ども同士で考えさせ、わからないことがあれば先生の出番です。

そんな姿を見て、私も子どもたちを支える存在でありたいと思いました。

子どもたちに寄り添い、支援するためにはコミュニケーションが大切です。

コミュニケーションは実践を通じて学ぶことが重要です。

貴校のカリキュラムでは、保育・教職実践演習にとくに力を入れていることを知りました。

子どもたちの悩みや怒り、悲しみ、喜びなどは座学だけでは把握しきれません。

実践を交えて学ぶ方がより効果的であり、私の目指している小学校教師に近づけると思います。

実践主義の私に合ったカリキュラムを実施しており、さまざまな経験を通じて成長できると考え、貴校を志望しました。

貴校の実践から学んだことを活かし、小学校教師になりたいと思います。

経営学部の志望動機の書き方

私は将来、公認会計士として働き、社会貢献を目指したいと考えています。

公認会計士を目指すきっかけとなったのは、高校生のときです。

高校入学と同時に日商簿記について学び、卒業するまでに日商簿記二級まで習得できました。

簿記について知識を深めると、企業の経営に欠かせない存在になれることに気が付き、より関心が強くなりました。

貴学を志望した理由は、教育体制における充実さです。

幅広い知識を身につけられることはもちろん、公認会計士や税理士などの資格を取得しやすい環境が整っています。

高度な資格を取得するには、学ぶ環境が重要だと考えていたため、自分の理想の場所だと思いました。

また選択コースでは専門的な知識だけでなく、実用性のある力も身につけられます。

以上の理由から、貴学を志望したいと思いました。

文学部の志望動機の書き方

私は日本文学について学び、将来は国語教師として活躍したいと考えています。

私が古典に興味を持ったのは、高校生のときに「源氏物語」と出会ったことです。

源氏物語は登場人物すべてに力が注がれています。

主力の登場人物はもちろん、脇役の心情なども細部まで描写されており、魅力的です。

登場人物の人生観が入り乱れながら物語が構成されているため、ひも解くことは難しいです。

しかし、それを読み解き、分析することで、作者が心に秘めていた思いがわかります。

いわばパズルのようなもので、完成するまでは苦戦しますが、できあがった作品を見ると趣深いものを感じます。

これらの理由から、私は日本文学について興味を持つようになりました。

貴学を志望した理由は、充実した教育環境があるからです。

充実した設備はもちろん、授業がすべて少人数制であるため、一人ひとりしっかりと指導してもらえます。

また、オープンキャンパスに参加した際、授業中に在学生が積極的に質問をするなど、勉学に向かう姿勢の高さがよくわかりました。

これらの理由から貴学を志望したいと思います。

看護学部の志望動機の書き方

私は患者さんと寄り添い、サポートすることはもちろん、医療従事者からも厚い信頼を得られる看護師になりたいと考えています。

オープンキャンパスに参加した際に、実践的な活動に力を入れていることに魅力を感じました。

課外授業やグループワークなどの座学では経験できない部分をしっかりと補えて、コミュニケーションを図る機会が多いことに非常に興味を抱きました。

また、グループワークに取り組む在学生のみなさんが積極的に行動していたため、学びたいという強い意思が伝わってきました。

教える側(先生)だけでなく、学ぶ側(学生)も意識の高さがわかり、学べる環境が整っていると思いました。

カリキュラムにある統合分野では、現在問題となっている高齢化社会などをピックアップし、違った視点から看護を学べることにも興味を持ちました。

これらの理由から貴学を志望したいと思います。

薬学部の志望動機の書き方

私は父が薬剤師ということもあり、幼いころから薬と触れ合うことが多くありました。

薬についても興味がありましたが、父が患者さんに寄り添いながら薬を処方し、向き合う姿勢を見て薬剤師になりたいと思いました。

また、薬を処方し、患者さんの状態が徐々に良くなっていく様子がわかり、「ありがとう」と言ってもらえた時はやりがいを感じる仕事だと思いました。

貴学では薬学に関する専門知識を身につけ、実習や研究などを経て薬剤師としての技術を高めていきたいと思っています。

オープンキャンパスに参加した際には、きれいな施設や設備、熱心に指導する先生が印象に残りました。

わからないことがあればいつでも質問できる環境や、実践経験が身につけられるカリキュラムなど、学べる環境が整っています。

これらの理由から貴学を志望したいと思います。

将来は知識や技術はもちろん、メンタル面から患者さんと寄り添い、父のような薬剤師になれるように努力したいと思います。

魅力的なエントリーシートを書くコツ

エントリーシートを書くコツ

基礎がしっかりとできたら、魅力的にエントリーシートを書くコツを学びましょう。

エピソードは具体的に書く

魅力的なエントリーシートにするには、具体的にエピソードを書くことです。

たとえば「父の姿を見た私も憧れた」ではなく、「父が患者さんに寄り添い、サポートしている姿を見て憧れた」など、詳しく書くことで相手に伝わりやすくなります。

数字を用いて書くのも効果的です。

「大勢の人の前で演説しました」と「1,000人の前で演説しました」では、イメージしやすさが異なるでしょう。

数字を用いることでインパクトのある文章にできます。

具体的なエピソードを書くためには、「誰が・いつ・どこで・何を・どうした」という5つを意識してください。

この5つを用いて簡単な例文を見ていきましょう。

<誰が>

<いつ>

高校生の時

<どこで>

父の働いている職場

<何を>

父が患者さんに寄り添いながら薬を処方している姿

<どうして>

父の働く姿を見て、私も父のような薬剤師になりたいと思った。

具体的なエピソードをわかりやすく伝えるには「PREP法」を活用しましょう。

PREP法は「P:結論」「R:理由」「E:具体例」「P:結論」の順番に文章を作成する方法です。

回りくどい説明をするのではなく、始めに結論を伝え、相手に興味を持たせることが狙いです。

興味を持たせた上で、なぜその結論に至ったのか理由を説明します。

理由を説明する時には具体例を入れることで説得力が増します。

最後に結論を伝えることで、相手に伝えたいことを印象づけましょう。

入学後になりたい将来像を書く

入学後になりたい将来像を書くことで、自分の成長意欲をアピールできます。

たとえば「〇〇大学に入りたい」というAさんと、「〇〇大学に入れば〇〇について学び、〇〇の資格を取り、将来は〇〇になりたい」というBさんでは、Bさんの方が意欲的に見えます。

入学したい意思がしっかりアピールできているため、好印象を与えられるでしょう。

当然、大学側は学びたい意思のある学生を合格させるので、AさんとBさんではBさんが合格すると考えられます。

自分の強みとエピソードに関連性を持たせる

エントリーシートを書く時、エピソードの内容が自分の強みと関連性がなければ意味がありません。

たとえば、「私の強みはみんなを引っ張っていくリーダーシップがあることです」とアピールしたとします。

しかし、エピソードでは「部活動では副キャプテンとしてみんなをサポートしていました」といった内容では、関連性がありません。

関連性がなければ自分をアピールできないので、高い評価にはつながらないでしょう。

必ず自分の強みとエピソードの内容が一致するように意識してください。

大学のエントリーシートに関するよくある質問

話をする女性 就活生イメージ

大学のエントリーシートを書く時によくある質問を見ていきます。

エントリーシートの文字数はどれくらいですか?

エントリーシートの文字数は、学校によりさまざまです。

学校が文字数を指定している場合は、その文字数に従ってください。

指定がない場合は、基本的に記入欄の8割以上を埋めましょう。

文字数が指定されている場合、たとえば500文字以内なら、8割である400文字以上書くことが必須です。

理想としては、500文字の指定なら450~500文字、文字数の指定がない場合は記入欄すべてが埋まっているといいでしょう。

もちろん指定文字数を超えたり、記入欄からはみ出して書いたりするのはNGです。

決まった文字数や枠内に書くこともポイントの一つなので、従うようにしましょう。

エントリーシートの内容を面接でも応えていいの?

エントリーシートの内容と面接での受け答えは、基本的に同じで構いません。

面接官は、事前にエントリーシートを読んだ状態で面接をするので、内容が変わっていると困惑してしまいます。

とはいえ、エントリーシートに書かれている内容とまったく同じにしなくても、補足を追加するくらいは問題ないでしょう。

エントリーシートと志望理由書はどう違うの?

基本的には同じです。

あえて違いを言うならば、エントリーシートは大学が指定するフォーマットに基づいて記入する場合が多いです。

基本情報を提供するためにあり、それが選考に活用されます。

一方で、志望理由書は自由な形式なことが多く、学生はなぜその大学や学部に興味があるかを説明します。

まとめ

エントリーシートの書き方を知りたい人は、基礎からしっかり覚えましょう。

基本ができていれば、魅力的なエントリーシートに仕上がるでしょう。

見られているポイントや書き方、コツをチェックし、自分をしっかりアピールできるように頑張ってください。

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