評価される「チームで取り組んだ経験例」完全ガイド!回答例文と構成のコツ

2025年12月30日更新

はじめに

就職活動や転職活動の選考において、必ずと言っていいほど質問されるのが「チームで取り組んだ経験」です。しかし、多くの志願者が「リーダー経験や特筆すべき実績がないと評価されないのではないか」といった不安を抱えるケースは少なくありません。

 

企業側がこの質問を通じて真に求めているのは、あなたの華々しい実績そのものではないはずです。組織内での立ち回りや、他者と協力して課題を乗り越える「再現性」を注視しているといえるでしょう。

本記事では、採用担当者の視点に立った質問意図の解説から、状況別の回答例文まで網羅的に紹介します。

内容を読み進めることで、自身の経験を正しく言語化し、選考突破に向けた準備を整えられます。

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企業が「チームで取り組んだ経験」を質問する3つの意図

企業が「チームで取り組んだ経験」を質問する意図は以下の3つです。

  • 周囲と協力して成果を出せるか確認すること
  • 組織内での役割や立ち回りの適性を知ること
  • 困難に直面した際の対人能力を評価すること

企業側がなぜこの質問を重視するのか、その背景にある「求める人物像」との合致点を確認します。質問の核心を理解することで、的外れな回答を避けられます。

周囲と協力して成果を出せるか確認すること

組織における仕事の多くは、一人で完結するものではなく、他者との連携が不可欠です。企業は入社後に、あなたが同僚やクライアントと円滑に協力し、組織の目標達成に貢献できるかを見極めようとしています。

一般社団法人 日本経済団体連合会の調査によると、企業が選考時に優先すべき資質として「コミュニケーション能力」や「チームワーク」が長年上位に選出されています。

このデータからも、個人の能力だけでなく、周囲を巻き込んでプラスの影響を与える力が、選考において欠かせない要素であることが理解できるでしょう。

出典:採用と大学改革への期待に関するアンケート結果 2022年1月18日 一般社団法人 日本経済団体連合会

組織内での役割や立ち回りの適性を知ること

チーム内での立ち位置を知ることで、自社の社風や配属予定の部署に馴染めるかどうかを判断します。リーダーとして集団を牽引するタイプなのか、あるいはサポート役として周囲を調整する役割に長けているのかを、過去の具体的な行動から推測します。

リーダー経験だけが高く評価されるわけではありません。自分の強みを活かして組織にどう貢献したかという「役割の全う」を証明することが、説得力のあるアピールにつながります。自身の適性を客観的に分析し、どのような場面で力を発揮できるのかを明確に伝える準備をしましょう。

困難に直面した際の対人能力を評価すること

複数の人間が集まるチームでは、意見の対立やモチベーションの差といった壁にぶつかる場面が多々あります。そうした困難に直面した際、周囲と対話し解決の糸口を見つけたプロセスこそが、評価を分けるポイントです。

企業は、ストレスがかかる状況下での粘り強さはもちろん、他者の意見を尊重しながら物事を進める柔軟性も高く評価しています。

単に「仲良く活動した」という内容ではなく、生じた摩擦をどのように解消したかというエピソードを盛り込むことが、評価を高める成功の秘訣です。

高評価を得る「チームで取り組んだ経験」の構成方法

ESや面接で伝わりやすくするための、論理的な文章構成のフレームワーク(STAR構造)を解説します。

  • S(Situation):チームの状況と目標の提示
  • T(Task):直面した課題と自分の役割の特定
  • A(Action):課題解決のために取った具体的な行動
  • R(Result):取り組みの結果と得られた学び

この構成に沿って情報を整理することで、短時間で過不足なく自分の魅力を伝えられます。

S(Situation):チームの状況と目標の提示

まずは、どのような環境で、どのような目標を掲げていたのかという前提条件を簡潔に説明することが重要です。活動の規模や、チームが置かれていた当時の状況を具体的に示すことで、聞き手が状況をイメージしやすくなります。

この際、数字を用いるとより効果的です。「30名のサークルで、前年比120%の集客を目指した」といった客観的な指標を提示することで、話の解像度が大幅に向上します。まずは全体像を提示し、話の土台を固めることに専念してください。

T(Task):直面した課題と自分の役割の特定

次に、目標を達成する上で立ちはだかった課題と、その中での自分の役割を明確にします。チーム全体が抱えていた問題点と、あなたが解決すべきだと感じたポイントをセットで伝えてください。

ここで欠かせないのは、なぜ自分がその役割を担うことになったのかという経緯も含めることです。「周囲の意見を汲み取るために調整役を買って出た」などの動機を添えると、あなたの行動指針がより明確に伝わります。自分の立ち位置をはっきりさせることで、次のアクションに説得力が生まれます。

A(Action):課題解決のために取った具体的な行動

STAR法の中で最も分量を割くべきであり、評価の核心となるのがこの「行動」の部分です。課題に対して、具体的にどのような働きかけを、どのような考えに基づいて実施したのかを詳細に記述します。

「頑張った」といった抽象的な表現ではなく、「不満を持つメンバー一人ひとりと面談を実施した」などの具体的な動作を言葉にしてください。あなたの思考プロセスと行動の連動性を示すことで、仕事における再現性をアピールできます。

R(Result):取り組みの結果と得られた学び

最後は、あなたの行動によってチームがどう変化し、どのような成果が得られたのかで締めくくります。目標の達成度合いだけでなく、チーム内の雰囲気がどう改善されたかといった定性的な変化も価値のある情報です。

さらに、その経験を通じて何を感じ、どのようなスキルを得たのかという「学び」を必ず添えてください。得られた教訓を入社後の業務にどう活かしたいかを語ることで、将来の活躍を予感させる力強い結びとなります。

【シーン別】チームで取り組んだ経験の回答例文5選

読者が自分の経験に当てはめやすいよう、代表的なシーン別の例文を紹介します。リーダー職からサポート役まで、自分の役割に近いものを参考にしてください。

サークル・部活動で共通目標を達成した例文

私は100名が所属するテニスサークルの主将として、学内大会でのベスト4進出を目標に活動しました。当初は練習への参加率が低いことが課題でしたが、全メンバーと個別の面談を実施し、練習メニューへの要望を反映させる仕組みを導入しています。

その結果、部員の主体性が高まり、目標だったベスト4進出を3年ぶりに達成できました。このように、組織の課題を分析して周囲を巻き込み、解決に向けて粘り強く取り組んだ経験は、私の大きな強みです。

ゼミ・研究室での共同研究や実験に取り組んだ例文

ゼミの共同発表において、3カ月の調査スケジュールを管理する役割を担いました。データの収集漏れを防ぐため、毎週の進捗確認シートを作成し、遅れが生じた際には役割を柔軟に再配分する調整を実施しています。

結果として期限内に質の高い論文を完成させ、教授から高い評価を得られました。計画的に物事を進めつつ、周囲と協力してタスクを完遂する管理能力は、貴社の実務においても貢献できる資質だと自負しています。

アルバイトで店舗の課題解決を推進した例文

飲食店のアルバイトリーダーとして、新人教育の効率化に取り組みました。教育担当者によって指導内容が異なる課題を解決するため、図解を用いた標準マニュアルを独自に作成し、店舗全体で共有しています。

これにより、新人の独り立ちまでの期間が1カ月短縮されるという具体的な成果を得られました。現場の課題を自ら見つけ、具体的な改善策を形にする主体性は、どのような業界でも活用できる欠かせない能力です。

インターンシップでプロジェクトを完遂した例文

5日間の新規事業立案型インターンシップにて、チームリーダーを務めました。議論が停滞した際、あえて批判的な視点で意見を出し合う時間を設け、案のブラッシュアップを徹底しています。最終プレゼンでは優勝を逃したものの、審査員から『実現可能性が高い』と評価されたことは大きな収穫です。短期間で信頼関係を築き、質の高い成果物を追求した姿勢は、私の仕事に対する向き合い方の核心となっています。

中学・高校時代の行事や係活動を掘り起こした例文

高校時代の文化祭実行委員会で、クラス展示の責任者を担当しました。準備が進まないメンバーの不満を聞いたところ、役割分担の不明確さが原因だと判明したため、作業を細分化して得意分野ごとに割り振る工夫をしています。
結果としてクラス全員が協力して準備を進められるようになり、最優秀クラス賞を獲得できました。早期から培われたこの対人能力や責任感を、社会人として直面する多様な現場でも発揮したいと考えています。

チームで取り組んだ経験が「ない」と感じる人の対処法

チームで取り組んだ経験が「ない」と感じる人の対処法は以下の3点です。

  • 経験の定義を「2人以上の活動」に広げて探すこと
  • 大きな成果ではなく「自分がどう動いたか」に注目すること
  • 今から取り組める「チーム経験」を新たに作ること

「リーダーじゃない」「特別な成果がない」と悩む読者に向けて、エピソードの探し方を提案します。素晴らしい実績がなくても、伝え方次第で魅力的なアピールが可能です。

経験の定義を「2人以上の活動」に広げて探すこと

「チーム」という言葉を過剰に捉えてしまうと、ネタが見つかりにくくなります。部活動や大規模なサークルだけでなく、ゼミのペアワーク、友人との旅行の計画、さらには少人数での勉強会なども立派なチーム経験です。

2人以上の他者が介在し、何らかの目的を持って行動した経験であれば、それはすべて自己PRの対象となります。まずは身近な対人活動を書き出し、その中で自分なりに工夫した点がないかを振り返ってみることから進めてください。

大きな成果ではなく「自分がどう動いたか」に注目すること

「優勝した」「売上を2倍にした」といった結果は、あくまで一つの要素に過ぎません。面接官が優先すべき点は、結果そのものではなく、その過程であなたがどう思考し、どう行動したかという人間性の部分です。

地味な作業を黙々と続けたことや、不機嫌なメンバーにさりげなく声をかけたことなど、些細な行動の中にこそあなたの強みが隠れています。派手なエピソードを作ろうとするのではなく、等身大の自分が組織に与えた変化を丁寧に言語化することが、成功の秘訣です。

今から取り組める「チーム経験」を新たに作ること

どうしても話せるエピソードが見つからない場合は、今から新しい活動に参加することも一つの選択肢です。1日完遂型のボランティア、短期のインターンシップ、オンラインでの共同プロジェクトなど、チームで動く機会は探せば数多く存在します。

今から行動することは、決して遅くはありません。むしろ、現在の不足を認めて自ら環境を求めて動く姿勢自体が、高い「開拓者精神」として評価される可能性も秘めています。過去を悔やむのではなく、未来の自分にエピソードを提供してあげましょう。

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面接で差がつく「深掘り質問」への対策

面接で差がつく「深掘り質問」への対策は以下の3点です。

  • 役割を担った際の動機や理由の整理
  • 意見の対立が起きた際の具体的な対処法の準備
  • チームメンバーに与えたポジティブな影響の分析

面接官から追求されやすいポイントを網羅し、回答の解像度を高めます。準備不足を露呈させないよう、想定される質問に対する答えを事前に用意しておきましょう。

役割を担った際の動機や理由の整理

「なぜその役割を選んだのですか?」という質問は、あなたの価値観を測るために頻出します。立候補した理由や周囲から推薦された背景を整理しておくことで、自身の性格や組織内での信頼度が明確に伝わるでしょう。

「誰もやる人がいなかったから」といった消極的な理由ではなく、「自分の分析スキルが課題解決に役立つと考えた」などの前向きな動機を述べることが重要です。自発的な姿勢を示すことにより、入社後の意欲的な働きぶりを強力にアピールできます。

意見の対立が起きた際の具体的な対処法の準備

チーム経験において特に深掘りされるのが、対人関係のトラブルや意見の相違です。反対意見が出た際、まず相手の主張を最後まで否定せずに聞き、その背景にある不安や考えを理解することに努めたプロセスを整理します。

その上で、感情的な対立を避けるために共通の目的に立ち返る働きかけをしたことや、双方の妥協点を見つける交渉のプロセスを詳細に語れるように準備しましょう。こうした調整能力は、入社後の多職種連携においても高く評価される資質です。

チームメンバーに与えたポジティブな影響の分析

「あなたがチームにいたことで、周りはどう変わりましたか?」という質問は、自身の客観的な貢献度を測るためのものです。自画自賛ではなく、メンバーからかけられた感謝の言葉や、具体的な数値の変化を根拠に答えを構築します。

「あなたがいてくれたからスムーズに進んだ」という他者からのフィードバックは、あなたの貢献度を裏付ける強力な証拠となります。周囲からの評価をエピソードに組み込むことで、自己PRの信頼性が格段に向上するでしょう。

まとめ:エピソードの「内容」よりも「再現性」を伝えよう

本記事では、「チームで取り組んだ経験例」の書き方や伝え方を詳しく解説してきました。考慮すべきは、華々しいエピソードを話すことではなく、入社後に活躍する姿をイメージさせる「再現性」を伝えることです。

特別なリーダー経験がなくても、自分の役割を理解し、周囲と協力して課題に立ち向かったプロセスが示せれば、それは企業にとって魅力的な人材に映ります。STAR法を活用して情報を整理し、自身の強みが伝わる最適なエピソードを構築しましょう。

まずは、本日紹介した例文を参考に、自分のこれまでの活動を書き出すことから実施してみてください。一歩踏み出して言語化を進めることで、選考突破に向けた自信が必ず湧いてくるはずです。

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