【例文あり】自己PRで「周りをよく見て行動する」を伝えるにはどうしたらいい?ポイントや注意点を徹底解説
2024年2月20日更新
はじめに
就活を行う際に欠かせない自己分析で、自分の長所はなんだろうと悩む学生が多くいます。
思い返してみると「周りをよく見ているね」「気が利くね」と周囲の人に褒められた経験のある方もいるでしょう。
このような経験がある方は、長所として「気配り」をアピールするのが有効であると言えます。
しかし多くの就活生が「長所で気配りをアピールするには、どうやって伝えたらいいの?」「周りをよく見て行動できているのは、仕事でどう活かせるの?」と疑問を抱えているようです。
今回は、就活で必ず自己PRを聞かれる理由の説明から「周りをよく見て行動する」を面接でアピールする方法を徹底解説します。
評価されやすい業界や例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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なぜ面接では自己PRを聞かれるのか
就活の面接において頻出質問として聞かれるのが自己PRです。
よく聞かれると分かっていてもどのように答えたらよいのかと悩む学生が多くいます。
上手く伝えるには、なぜ自己PRを聞かれているのか理由を理解しておかなければなりません。
自己PRを通じて採用担当者が知りたいことは下記のような理由があります。
自己PRで採用担当者が知りたいこと
自己分析できているかの確認
1番の理由としては「客観的な自己分析が行えているか」の確認のためです。
自分の強みを理解しアピールできる方は自己分析が明確にできており、採用担当者に主体的に行動できるという印象を与えることができます。
実際社会に出ると、困難なトラブルに遭遇します。こうした時に、自分を客観視できる人は、自分の強みの活かし方を考え、自ら解決策を模索し対処していくスキルを持ち合わせていることが多いです。
人柄や性格
企業側が自己PRを聞いて知りたいことは、もちろん「人柄や性格」もあります。
人柄や性格が分からなければ企業に適しているかどうか分かりません。
面接は、採用担当者と就活生共にお互いを全く知らない状態からスタートします。
そのため、どんな人物であるか知りたいのは当然のことです。
みなさんも応募前に、仕事内容や社風について調べたことでしょう。これは企業側も同様で、応募者について知ってから企業に適しているか、判断していきたいと考えています。
自社に適した人材であるかどうか
採用担当者は「人柄や性格」を知った上で、自社に適した人材であるかどうかをチェックしています。
入社後に想像と違うからと早期退職してしまうというリスクを避けたいものです。
例えば「競争心の高い方を求めている」「負けず嫌いな方を求めている」と打ち出している企業に対して「周りをよく見て行動できる」ことをアピールすることはマッチしているとは言えません。
もちろん長所であることに変わりはありませんので、アピールポイントにすることは可能です。
しかし最も重要なことは、企業が求める人材と長所がマッチしていることでしょう。
「周りをよく見て行動できる」ことが活かせる企業・仕事内容なのかを考え、アピールポイントにしていいか検討するようにしてみてください。
入社してからどのように活かせるかを知るため
採用担当者は、ただ単に貴方の長所を知りたいわけではありません。長所を知り、入社してからどのように活躍してくれるかを考え、選考の判断基準にしています。
また、入社後の業務に自身の強みをどのように活かせるかについて考えられているか、理解度の指標にもしています。
企業側が求めていることは、今後成長していくために新しい人材を取り入れることです。プラスにならないような人材では、損失となってしまいます。
企業にとって利益となるような人材であるということをしっかりアピールするようにしましょう。
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「周りをよく見て行動する」人の特徴
ここではそもそも「周りをよく見て行動する」とはどのような人物のことを指すのか説明していきます。
実際にどんな意味があるのかを理解して、選考の対策をしていきましょう。
「周りをよく見て行動できる人」には下記のような特徴があります。
- 物事を客観的に捉えている
周りをよく見て行動する人は、物事を客観的に捉えることができます。
自分の感情にとらわれることなく、広い視野を持ち、周囲の環境に応じて行動できるというのは、誰にでもできることではありません。
視野が狭いと物事の本質を見抜くことができず、的外れなアプローチをしてしまうなどのリスクがあります。
社会人で組織の一員として活躍していく中で、こうした人材は非常に重宝されることでしょう。
- 冷静沈着
周りをよく見て行動する人は、周囲をよく観察しているからこそ、今置かれている状況や課題やトラブルが発生した状況を冷静に理解することができます。
そして様々な情報を得て分析できていることでしょう。
観察力や分析力に優れ、冷静に物事を判断できるということは、組織の中でも的確なサポートを行うことができるため、補佐役として活躍することができると言えます。
- 共感力が高い
周りをよく見て行動する人には、相手の振る舞いを見て小さな変化も読み取ることができる人が多いです。
相手をよく観察しているので、相手の表情・声のトーンや行動から相手の立場になり寄り添うことができるでしょう。
共感力のある人は、コミュニケーション能力に優れ、信頼関係の構築が得意であるため、接客業や営業など人と関わる職業に就くことで、強みを発揮することができます。
「周りをよく見て行動する」人が評価されやすい業界・職業
「周りをよく見て行動する」ということは、どんな職業に就くに当たっても欠かせない姿勢です。
しかしその強みがより評価される職業がいくつかあります。
ここでは「周りをよく見て行動できる人」におすすめな業界や職業を紹介します。
「周りをよく見て行動する」人が評価されやすい業界
評価されやすい業界には下記のような業界が挙げられます。
- サービス業
- 小売・飲食業
「周りをよく見て行動する」人が評価されやすい職業
評価されやすい職業には下記のような職業が挙げられます。
- 営業
- 総務事務
- 航空会社のグランドスタッフ
- 航空会社のキャビンアテンダント
- ホテルのフロントスタッフ
- コンサルタント
- 介護士
- 看護師
- 販売員
自己PRで「周りをよく見て行動する」をアピールする際の方法
自己PRでは伝えたい要素がたくさんあり、どの内容を伝えたらよいか悩んでしまう学生が多くいます。
自身について最大限アピールするためには、まず1度整理して話す原稿を考えなければなりません。
原稿を考える際に押さえておきたいポイントは以下の4つです。
- 結論ファースト
まず「私の長所は○○です。」と結論を先に述べるようにしてください。
結論を先に伝えておくと、話の展開を予測しながら聞くことができるので理解度が高まります。
だらだらと話してしまっては、「結局何が言いたかったのだろう」と本当に伝えたいことが分からないままになってしまいます。
面接では、限られた時間で分かりやすく説明しなければなりません。そのため結論から述べることが鉄則です。
- 「周りをよく見て行動する」という長所を発揮したエピソードを具体的に話す
結論を述べたら、次に「周りをよく見て行動する」という長所を発揮したエピソードを具体的に話しましょう。
- 伝えたいことは1つに絞る
自己PRについては、全て盛り込んで伝えたくなってしまうものです。他の就活生と差をつけるために、意気込んでしまう気持ちも分かります。
しかし、全てを伝えだらだらと話してしまうことは有効だとは言えません。
伝えたいことは1つに絞るようにしましょう。
いくつも長所を並べていては、逆に秀でた長所はなく、取り繕っていると捉えられてしまう可能性があります。
- 企業の求める人材をイメージする
就活では、企業が求める人材であることをアピールしなければなりません。
仮に志望している企業が個人プレーを求められているのであれば「周りをよく見て行動する」という長所はマッチしていません。
これは長所が悪いのではなく、企業に適していないということです。
基本構成
ポイントについて理解したところで、さっそく原稿を作っていきましょう。
自己PRの基本構成は以下の通りです。
1.結論
自己PRの基本構成において、最大のポイントは「結論ファースト」で書くことです。
まずは「私の強みは気配りのできるところです。」と簡潔に伝えるようにしましょう。
余分な前置きなどを省くことにより、伝えたいことが明確にわかり、アピールポイントを理解してもらえます。
長く説明してしまうと何をアピールしたいのか分かりづらい文章となり、印象が薄れてしまいます。
結論から書くことは、他の学生よりも印象を残して差をつけるために必須です。
2.理由
結論の次には理由を述べます。
ここはあなたが「周りをよく見て行動する」ことを長所としてあげる理由を話すステップです。
その他にも長所がある中で、なぜアピールしたいことが「周りをよく見て行動する」なのかを簡潔に伝えるようにしましょう。
3.エピソード
続いてあなたが「周りをよく見て行動する」人であることが証明できるエピソードを述べます。
ここで重要なことはエピソードの選択です。
単に「アルバイト先の上司に褒められた」「友人によく言われる」などではエピソードとしては足りません。
こうした言葉だけでなく、何らかの課題に直面した時、ご自身の長所を活かして解決した経験などがあるとエピソードとして十分だと言えるでしょう。
4.課題
エピソードの概要を説明したら、そこで直面した課題について紹介します。
どんな課題であったか、相手に状況が伝わるよう簡潔に要約して話しましょう。
エピソードの種類はアルバイト・サークル・学校生活や留学などどんなジャンルでも問題ありません。
ただし、課題に直面した時「周りをよく見て行動していた」ことで乗り越えられたエピソードを話すことがポイントです。
5.行動
次に課題に直面してからあなたが考えたことと、起こした行動を説明しましょう。
例を挙げると「周囲の空気を読んで対応した」「気配りを持って、誰かのサポートをした」など状況が分かるように行動の内容を伝えます。
当然のことですが、あなたの長所が発揮できた証明となる行動でなければなりません。
6.結果
行動を説明したら「その結果〜となり、〜に大きく貢献しました。」と結果を説明します。
行動に出たことを伝えるだけでなく、結果どうなったのか終わりまで伝えることが必要です。
「周りをよく見ていたことにより解決した」などと簡単に説明するだけでは足りません。
どんな状況でどんな改善がされたのか、具体的に話すようにしましょう。
「周りをよく見て行動する」というのは、目に見えて分かるものではありません。
ですので、客観的な行動の結果があると十分にアピールすることができます。
課題に直面した時点と、あなたの行動の後での変化を分かりやすく伝えれば、採用担当者は成果として認めてくれるでしょう。
7.結論
最後の締めとして、結論を再度述べます。
エピソードの経験を活かして、入社後にどのように貢献できるかアピールするようにしましょう。
ここでのポイントは具体性を持たせることです。
ただ単に「この長所を活かして活躍します。」と伝えるのでは足りません。
志望している企業の社風に適しており、業務内容や仕事に活かせるということを述べて、企業について深く理解しているアピールもしましょう。
【内定者のエントリーシートを大公開】
先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、内定者のエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
エントリーシートに行き詰っているなら、必ず参考になるでしょう。
内定者のエントリーシートを見る機会は、ほとんどありません。
このチャンスを逃したくない就活生は、ぜひチェックしてください。
「周りをよく見て行動する」をアピールする際の注意点
「周りをよく見て行動する」をアピールする際には注意しなければならない点があります。
書類上の文章だけでなく、就活中の行動全てを見られているということを意識し立証することが大切です。
下記の2つは特に注意するようにしましょう。
面接
面接での対応は「周りをよく見て行動する」人であるかどうかが実証されます。
口頭で伝えているだけでは何の説得力もありません。
気を抜かず行動することが重要です。
特に以下の5つは注意してください。
- 時間厳守
- 挨拶とお礼
- 正しい言葉遣いと敬語
- 聞き取りやすい声で話す
- 独りよがりな話し方はしない
これらは社会人としての基本的なマナーでもあります。
特に学生であると敬語に不安な方が多くいます。事前に勉強しておくとよいでしょう。
企業とのやり取り
企業とのやりとりで「周りをよく見て行動する」人であることをアピールできます。
特に企業とのメールは保存されるため、注意する必要があります。
特に以下の5つに注意してください。
- 連絡は就業時間内に送る
- 迅速な返信を心がける
- 理解しやすいよう簡潔な文章にする
- 失礼な言葉遣いにならないようにする
- 誤字脱字はNG
就業時間内ではなく、夜中に連絡をすることはマナー違反とも言えます。
また気配りのできない人という印象を与えるでしょう。
「周りをよく見て行動する」を長所としているのですから、気配りのできた対応をしなければなりません。
返信が遅れてしまった場合にも、一言お詫びを添えるなど気配りをすると長所を証明することに繋がります。
例文
ここでは、実際「周りをよく見て行動する」をアピールするにはどのように書けばよいか具体例を紹介します。
例文はあくまでも参考にして、オリジナリティのある自己PRで勝負しなければ、最もあなたの強みが伝わる文章とは言えません。
あなたの良さが採用担当者に伝わるよう、自分らしさを大事にして作成することを心がけてましょう。
- アルバイト
私の長所は、常に周囲に意識を向け注意を払うことができることです。 私は学生時代、飲食店のアルバイトでバイトリーダーを担っていました。当初は意識の低いスタッフが多く、従業員数が足りないというトラブルが起きることもありました。 そこで面談を行った結果、スタッフ間にトラブルが起きていたことが原因で出勤していないことが判明しました。 私は全スタッフと面談を行い、誤解を解くために仲介をすることにしました。 そうした結果、誤解を解くことができ、勤務意欲が向上しました。また、連携もスムーズに取れるようになったことにより、お客様を待たせることもなくなりました。 このように入社後には、細かい部分にも目を配りサポートしていく姿勢を活かし、周囲と円滑なコミュニケーションを取り仕事ができるよう努めて参ります。 |
- サークル
私の長所は、周囲をよく見て状況に応じた行動ができることです。 私は大学時代、アメリカに1年間留学に行っていました。 留学期間中、現地の大学に通っていたのですが、クラスメイトの中には馴染めていない生徒がいました。そこで私は、なかなか声を掛けることができなかった生徒一人一人に積極的な声掛けをすることにしました。 その結果、馴染めずにいた生徒から声を掛けてくれるようになりました。日本へ帰国する前には、「クラス全員でお別れパーティーをしよう」会を開催してくれました。 このことから学んだことは、周囲を見て、積極的に行動していくことはチームワークの向上にも繋がるということです。 私はこの長所を活かし、周囲の変化に気を配り、一人一人が活躍しやすい環境づくりに貢献します。 |
まとめ
今回は自己PRで「周りをよく見て行動する」をよりよく伝えるポイントや注意点を紹介しました。
「周りをよくみて行動する」人は、企業で非常に重宝される人材です。気配りできるかどうかは仕事の質にも関わってきます。
しかしながら自己PRで伝えるには、エピソードに落とし込むことが難しい長所です。
魅力的な人材であることをアピールするためには、自己分析をして、徹底的に深掘りしたエピソードであることが、他の学生と差をつける秘訣です。
ここでの自己分析は、将来就職してからも役立ちます。
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