履歴書の職歴にアルバイトは書いていいの?みなさんの疑問を解消していきます!
2024年1月29日更新
はじめに
就職活動や転職活動を行う際「アルバイト経験は職歴に書いていいの?」「どうやって書いたらいいか分からない」と疑問を感じる方が多くいます。
結論を述べると、履歴書の職歴にアルバイト全てを書く必要はありません。しかしながら、中には書いた方が魅力的な履歴書になるアルバイトもあります。
そこで今回は、履歴書の職歴欄にアルバイトを書いていいのかという疑問を解消するために、徹底解説していきます。
それでは、さっそく本題へ入っていきましょう。
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履歴書の役割とは
まずはじめに、そもそも履歴書とはどのような役割があるのか理解しなければなりません。
履歴書とは、一言でいうと「貴方自身」を表す書類です。企業が就職・転職活動を行う際に応募者のプロフィールを確認するために用いられます。
基本的に選考の初期段階で提出し、この書類選考を突破しなければ面接には進めません。
具体的には、以下のような内容を書きます。
名前
顔写真
生年月日
住所
電話番号
メールアドレス
学歴
職歴
保有免許
保有資格
志望動機
採用担当者はこれらの情報を元に、応募者の人物像を見極め、判断します。
つまり、第一印象を形成する重要な材料です。
履歴書の内容は、印象に残せるようアピール材料を正確に盛り込むようにしましょう。
アルバイト経験は職歴に書くべきか
結論を述べると、一般的にアルバイト経験は職歴欄に書く必要はないとされています。
これは、履歴書の職歴欄には正社員や契約社員、派遣社員、業務委託などの業務を書くことが基本だとされているためです。
しかしながら、上記の内容は必ずしも守らなければならないルールというわけではありません。
雇用形態や、応募時における応募者の状況に応じて異なる場合もあります。
では書いた方がいいアルバイトと、書かない方がいいアルバイトについて紹介していきます。
書いたほうがいいアルバイト
書いた方がいいアルバイトは以下の通りです。
- 長期継続していたアルバイト
- 専門性の高いアルバイト
- 応募先の企業で活かせるスキルや能力を培ったアルバイト
- 正社員経験がない、または少ない場合
- アルバイト経験を除くと空白の機関が長くなってしまう場合
- 大きな裁量を与えられていたアルバイト
- 企業から記入の支持があった場合
学校卒業後、すぐに正社員にはならずアルバイトのみで生活していた場合など、既卒・中途で応募する際にアルバイト経験しかない場合には記入します。
その際には、アルバイト先で培ったスキルや経験を振り返り、応募先の企業でどのように活かせるかを考えながら書くとよいでしょう。
書かないほうがいいアルバイト
書かない方がいいアルバイトは以下の通りです。
社会保険加入条件に満たしていないアルバイト
短期間(3か月以内)で退職したアルバイト
転職活動の合間に、短期間働いていたアルバイト
正社員から正社員へ転職する場合
短期間で退職しているアルバイトを記載することは、おすすめできません。
短期間でアルバイトを転々としている場合、多くの採用担当者は「この子はすぐに辞めるかもしれない」と判断します。
こういったネガティブなイメージを与えないために、短期間のアルバイトを記載することは避けるべきです。
とはいえ、中にはアルバイトを除くと離職期間が長すぎて、職歴にブランクが出来てしまう方もいるでしょう。
その場合は、休職中何もしていなかったと判断されてしまわないようにアルバイトを書きます。
アルバイト経験を職歴に書く際の基本の書き方
アルバイト経験を職歴欄に書く際の基本の書き方を紹介します。
こちらの内容は職種に問わず、誰でも活用できる内容ですので、必ず把握しておきましょう。
基本的に、履歴書の職歴欄は学歴欄と1つになっています。その場合は、学歴を記載したあとに1行開けて中央に「職歴」と書き、その次の行から書き始めます。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
20〇〇 | 4 | 〇〇大学■■学部△△学科入学 |
現在、〇〇大学■■学部△△学科在学中 | ||
職歴 |
職歴欄を書く際のポイントを以下の4点にまとめました。
下記の内容を理解しておけば、スムーズに書くことができるので押さえておきましょう。
会社名は正式名称で記載する
アルバイトの会社名は、必ず正式名称で記載するようにしましょう。
ご自身が働いていると、略称で呼んでしまっている場合が意外と多いです。雇用契約書やホームページなどで、正式名称について確認してから書くようにしてください。
雇用形態の記載
会社名のあとには(アルバイト)と雇用形態がわかるように書いてください。
履歴書を見る採用担当者が見ているのは、「正社員として働いていたのか、アルバイトとして働いていたのか」です。
たくさん詰め込んで書くのではなく、(アルバイト)だけで、シンプルに記入することを心がけてください。
業務内容を記載する
履歴書の職歴欄には、アルバイトの業務内容についても記載します。
しかし、事細かに書く必要はなく、「○○業務に従事」など端的にまとめるのが最適な書き方です。補足する必要がある場合には、面接時に直接採用担当者に伝えるようにしましょう。
期間や現在の状況を記載する
たとえアルバイト経験であっても、正社員と同様、在籍期間と現在の状況を記載する必要があります。
在籍期間については、フォーマット通りに記載します。そして、全ての職歴欄を書き終えたら改行した欄に「現在に至る」と書き、最後に右下に「以上」と書いて締めるようにしましょう。
【具体例】パターン別にアルバイトを職歴に書く方法
実際職歴を書いてみると、さまざまなパターンがあるため混乱してしまう方が多くいます。
ここでは、4つのパターンに分けて紹介します。適切に書けるよう、ポイントを押さえていきましょう。
複数のアルバイト経験がある場合
複数のアルバイト経験があることを履歴書の職歴欄に記載する際には、入社順に書きます。
ただし行数は限られていますので、全てのアルバイト経験を書く必要はありません。
前述してある書いた方がいいアルバイトを参考に、応募先の企業へのアピールに繋がるアルバイトを書いてください。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
20〇〇 | 4 | 株式会社〇〇入社(アルバイト) |
販売・在庫管理業務に従事 | ||
20〇〇 | 9 | 一身上の都合により退職 |
20〇〇 | 10 | 株式会社〇〇入社(アルバイト) |
〇〇 ■■店にてホール業務に従事 | ||
20〇〇 | 3 | 一身上の都合により退職 |
20〇〇 | 4 | 株式会社○○入社(アルバイト) |
コールセンター業務に従事 | ||
現在に至る | ||
以上 |
アルバイトから正社員に登用変更があった場合
アルバイトから正社員に登用変更があった場合、履歴書の職歴欄に経緯を書きます。
まずは、通常通りアルバイトとして入社したことを記載し、下の行に正社員登用となった年月を追加します。
ここで業務内容などの詳細について書く必要はなく、職務経歴書に別途記載しましょう。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
20〇〇 | 4 | 株式会社○○入社(アルバイト) |
20〇〇 | 4 | 正社員として登用 |
現在に至る | ||
以上 |
複数のアルバイトを掛け持ちしていた場合
同時に複数のアルバイトを掛け持ちしていた場合には、入社時期が早いアルバイトから順番に記載します。
退職についても、時期が早いものから書いてください。
一般的な職歴欄では入社と退職が交互に記載されますが、同時に複数のアルバイトをしている場合は、人によって順不同になります。
通常と異なるため、間違えないよう注意しましょう。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
20〇〇 | 10 | 株式会社○○入社 |
○○百貨店にて化粧品販売業務に従事 | ||
20〇〇 | 6 | 株式会社■■入社 |
コールセンター業務に従事 | ||
20〇〇 | 3 | 一身上の都合により株式会社○○退職 |
20〇〇 | 6 | 一身上の都合により株式会社■■退職 |
現在に至る | ||
以上 |
離職期間中にアルバイトをしていた場合
離職期間中にアルバイトをしていた場合には、3か月以上の勤務経験がある場合のみ記載します。
3か月以上の勤務があるにも関わらず記載していないと、採用担当者に「ブランク期間が長い人」という印象を与えてしまいます。
しかし、3か月未満の短期間のアルバイトについては、応募先で活かせるもの以外は必須事項ではありません。
記載する場合には、面接で質問があっても回答できるように準備しておきましょう。
また、ブランク期間が長い場合には下記のように(資格取得のため)とブランク期間が長い理由を添えておくと、理由が明確であるため納得してもらいやすくなります。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
20〇〇 | 5 | 株式会社○○入社 |
営業アシスタントとして営業事務に従事 | ||
20〇〇 | 3 | 一身上の都合により退職 |
20〇〇 | 4 | 株式会社○○入社 |
20〇〇 | 補助業務に従事 | |
(司法書士資格取得のため) | ||
現在に至る | ||
以上 |
好印象を与えるアルバイト経験の書き方
就活でアルバイト経験をアピールする際、履歴書への記載方法や内容を工夫するだけで、好印象を与えることができます。
好印象を与えるアルバイト経験を書くために、採用者が見ているポイントを理解していきましょう。
仕事経験の有無
まずはじめに採用担当者が見るのは、仕事経験の有無です。
業務内容や業種など具体的なものではなく、既に仕事経験がある場合は、全く未経験の方よりも評価が高くなります。
たとえアルバイトであっても、上下関係やコミュニケーションの取り方を心得ていることが分かるので、選考に不利なアルバイトを除いて必ず書くようにしましょう。
過去の仕事
過去の仕事は、あなたにどのようなスキルがあるかを示す材料です。
採用担当者は、過去の仕事内容が自社でどのように活かせるかを見ています。
つまり、以前同様の仕事経験がある・同じ業界や業種で働いていたことがある場合には、それだけ即戦力として期待ができます。
そして、業界の仕組みや仕事内容などを説明する時間を短縮することができるということは、企業側にとって大きなメリットです。
同じ業界でなくても、レジ業務や接客経験などの職務経験が活かせる場合もあります。
志望する企業で活かせるかどうか見極めて書くようにしましょう。
過去の勤務期間
過去の勤務期間は、その人が入社後にすぐ退職しないか、継続して働ける人かどうかを判断する材料です。
つまり職歴欄に短期間での転職が続いている場合、採用担当者は入社してもすぐに辞めてしまうかもしれないと不安を感じてしまいます。
逆に1つの企業で長く勤めた経験があれば、「この人なら長く勤めてくれるかもしれない」「前の企業でも信頼を得ていた人だ」と好印象を与えられるということです。
長く勤めたアルバイトがある場合は、アピール材料の1つとなり、面接の際にも話しやすくなるので、記載することをおすすめします。
短期間のアルバイトを記載すると、面接時に必ず聞かれます。ですので、マイナスイメージにならない理由を話せるよう準備しておきましょう。
アルバイトでの経験をよりアピールしたい方へ向けて
上記に記した内容に加え、よりアピールしたい方へ向けてポイントを紹介します。
職務経歴書を活用する
応募先の企業で活かせそうなアルバイトをしていた方は、職歴欄でしっかりアピールしていきましょう。
その際には、簡単に業務内容を書くだけでは十分なアピールとは言えません。
積極的にアピールしていくためには、簡単な業務内容に加えて、携わっていた業務内容も記載します。
例えば「接客・販売のほか、売上管理や新人スタッフの教育担当」といった書き方をするのです。
こうして詳しく書くことにより、アルバイトでありながらも、チーフ級の役割を与えられていたことが分かります。
また履歴書の職歴欄に十分なスペースがない場合には、職歴欄には簡単に書き、「職務経歴書に記載します」と言った形で他の応募書類に記載したことを誘導するのも1つの方法です。
記載する書類は増えてしまいますが、職務経歴書を使えばアルバイトでどのような業務に携わっていたのか、詳細を書けるようになります。
志望動機や自己PR欄で、職歴やスキルをアピールする
アルバイトで得た経験やスキルをアピールしたい場合、職歴欄だけでは足りないのがほとんどです。
そういったときには、志望動機や自己PR欄でもアピールするようにしましょう。
アルバイトで得たスキルを記載し、そのスキルを発揮した具体的なエピソードや数値、客観的評価を添えれば魅力的な履歴書が出来上がります。
さらに、それらの経験やスキルを応募先の企業でどのように活かしたいのかを記載すれば、説得力がより一層増すでしょう。
応募先の企業で、どのようなスキルや経験が活かせるかは、企業分析をしっかりと行っておかなければなりません。てすので、求めるスキルや経験をホームページなどで確認してください。
客観的に評価された点を覚えておく
応募先の企業と全く異なる業種や業務内容のアルバイトをしていた方も、就業経験があったことはアピールしたいところです。
実際働いたことによって得た、客観的な評価は応募先での評価にも繋がります。
ここでの客観的な評価とは、上司やアルバイト仲間、お客さんからの評価です。
例えば「仕事を覚えるのが早い」と言われた場合には、どのように努力してその評価を頂いたのかを考えるようにしましょう。
「仕事の時間外にもメモを見てイメージトレーニングをした」などといったことを面接で話せるようにしておきます。
そうすれば、仕事に対して努力する人だと印象付けることができます。
得たスキルだけでなく「心がけていたこと」が重要
アルバイト経験をアピールする場合、重要なのは業務内容や得たスキルだけではありません。
これらが重要なのはもちろんですが、それに加えるのが「心がけていたこと」です。
職歴を話す際「アルバイトしかない…」「仕事のアピールをする数値がない」などといった悩みがある人もいるでしょう。
そういった方は、アルバイトをしていた中で自分なりに工夫していたことや大切にしていたことを、思い出してみてください。
例えばあなたが飲食店で勤務していたとします。業務内容は「飲食店でのホール業務」と一言で済んでしまいますが、「スタッフのフォローを率先して行っていた」「チームワークを重視していた」「ちょっとした声がけや気配りで、リピーターを獲得した」など数値には見えない努力があるはずです。
これらを伝えることにより、あなたの仕事への取り組み方が分かります。
採用担当者の立場から考えれば、アルバイト経験のみしかない方やブランク期間の長い方を雇用するには「責任を持って働けるだろうか」「どのような意識で取り組んでくれるか」と不安要素があるのも事実です。
それらを払拭させるためには、具体的なエピソードと添えて、仕事への意識や取り組み方を話さなれけばなりません。
そうすれば、好印象に繋げることができるでしょう。
まとめ
今回は、転職活動や就職活動をする際に履歴書を書いていると生まれてくる「職歴欄の書き方が分からない」「アルバイトは職歴欄に書いていいの?」という疑問を解消するため、職歴欄の書き方について徹底解説しました。
書いた方がいいアルバイトと書かない方がいいアルバイト、さらにパターン別の書き方も紹介しています。
採用担当者にとって、履歴書とは選考の1番最初に「貴方自身」を判断する重要な材料です。
第一印象はその後の選考にも影響を及ぼすため、簡単そうに見えて難関なのが書類選考になります。
ここを突破しなければ、面接へ進むこともできません。
対面できずに残念な結果になってしまうと、非常に悔しい思いをしてしまいます。そんな後悔をなくすために、好印象を残せる履歴書作りをしましょう。
履歴書で書いた内容は、必ず面接でも聞かれます。
企業毎に異なる履歴書を書いていると、何をアピールしたか分からなくなってしまい、辻褄が合わなくなってしまう方がいます。
そうしたミスを防ぐために、もう1枚コピーしておくと、確認できるのでおすすめです。
みなさんの魅力的な履歴書作りに、ぜひこの記事を役立ててください。
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