【面接対策】面接官が「高校時代頑張ったこと」を質問する理由は何?回答例や企業例もあわせて紹介します!
2024年1月24日更新
はじめに
本記事では、面接時やエントリーシート提出時に聞かれることがある「高校時代頑張ったこと」について解説していきます。
「なんで面接官は高校時代頑張ったことも質問するの?」
「高校時代頑張ったことはどんなエピソードを用意すべき?」
「高校時代頑張ったことを聞いてくるのはどんなか知りたい!」
上記のようなモットーについて、また面接の対策をしたい就活生に対しても有益な情報をまとめてますのでぜひ最後まで読んでいってください。
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「高校時代頑張ったこと」を面接官が質問する理由3選
新卒の就職活動において「ガクチカ」という用語が存在するように、学生の人物像や価値観を確認するために、エントリーシートや面接時に「大学生時代に頑張ったこと」という点についてほとんどの企業から質問を受けます。
しかしそんな中で、面接官が加えて高校生の時に頑張ったことを質問するのはなぜなのでしょうか。
今回は新卒就活で面接官が「高校時代に頑張ったこと」を質問する理由は3点考えられるため、下記で紹介します。
学生の「本当の姿」を把握するため
新卒就活で面接官が「高校時代に頑張ったこと」を質問する理由の1つ目は、「学生の「本当の姿」を把握するため」です。
人間の根本的な価値観や、思考の傾向は「若い時代の経験」である程度が決まってくると言われています。
そのため「ガクチカ」をはじめとして大学生時代に頑張ったという具体的エピソードを通してある程度の学生の人となりは把握できますが、一方で大学時代に「なぜそれを頑張った?」というようなガクチカの背景的部分を把握すべく、高校生の時のエピソードも合わせて確認していき、人物像をしっかりと把握する意図が考えられます。
引用ページ:
「高校生活で頑張ったこと」面接での模範解答や質問の意図をご紹介 | 就活ならOfferBox=オファーボックス|企業からオファーがくる
自分をどの程度「客観視」できているかを知りたいため
新卒就活で面接官が「高校時代に頑張ったこと」を質問する理由の2つ目は、「自分をどの程度「客観視」できているかを知りたいため」です。
自身を客観的に把握できるかどうかは、仕事をするうえで必要な能力です。
例えば仕事でミスをしてしまった時に、「なぜミスをしてしまったか」そして「継ぎ同じミスをしないように、どのようにアクションを起こしていくべきか」を自ら考えていく必要があります。
そしてそのような原因究明と改善策発見の質は、「自身をいかに客観視できているか」という点とある程度比例してくるものだと考えられます。
また自身を客観的に振り返るような経験値があればあるほど、原因の究明と改善策発見の質が高くなります。
高校生のころから自身を客観的に分析できていた学生は、大学生になって初めて自身を客観視する学生より「客観視する力」が優れ、仕事をしていく中でも能力が伸びやすいと判断できます。
参照ページ:
「高校生活で頑張ったこと」面接での模範解答や質問の意図をご紹介 | 就活ならOfferBox=オファーボックス|企業からオファーがくる
物事への「向き合い方」の特徴を確認したいため
新卒就活で面接官が「高校時代に頑張ったこと」を質問する理由の3つ目は、「物事への「向き合い方」の特徴を確認したいため」です。
同じ結果を残しても、それに対して感じることは個々人によって様々です。
例えば、ある学校の定期テストで30点をとった学生が、次回テストの目標を「60点」にしました。
しかし3カ月後の期末テストで45点をとったとします。
その場合、人によっては目標を達成できなかったと悔しがり、自分はもう勉強ができない人間だと諦める方がいます。
一方で、「前回よりも15点伸びた!なぜ15点伸びたかしっかり確認して、次こそは60点以上をとれるよう対策したい!」というようにポジティブに捉える方もいます。
面接官としては、今後仕事をする場合は必ず経験するであろう「上手くいかない経験」や「挫折経験」としっかり向き合い、乗り越えていける人材を優先的に採りたいはずです。
そのため、面接を受けに来てくれている学生の「物事への向き合い方」の把握を確認すべく、高校時代のエピソードを確認するとも考えられます。
参照ページ:
「高校生活で頑張ったこと」面接での模範解答や質問の意図をご紹介 | 就活ならOfferBox=オファーボックス|企業からオファーがくる
「高校時代頑張ったこと」はどのようなエピソードがいい?
もし高校時代に頑張ったことを面接時に質問された場合は、ガクチカと同様にエピソードを分かりやすく説明していく必要があります。
そのため、高校3年間で経験したどのようなエピソードを話していくかの選定が必要です。
エピソードを決める際に「どのようなエピソードにすべきか」という点については、以下2点を意識して回答を準備していきましょう。
自分らしさを発揮できているエピソードかどうか
「どのようなエピソードにすべきか」を考える際に意識する点の1つ目は、「自分らしさを発揮できているエピソードかどうか」という点です。
ガクチカでも同様の観点を持つべきですが、例えば「生徒会会長」「文化祭実行委員長」を務めた経験など、インパクトの大きな出来事に携わった経験を話すのも1つの選択だと思われます。
しかし面接は「自身をアピールする場所」であるため、少なくとも
- 課題をどこに見出したか
- 改善策をどのように考えていったか
という点が明らかになっている必要があります。
そのため「文化祭実行委員長をしました!」というような面接官にウケそうな結果だけでエピソードを決めるのは危険です。
インパクトが大きくなくても構いませんので、とにかく具体的な「課題点」と「改善策」を話すことができ、かつ自分らしさを発揮できる内容を選んでいくべきだと考えます。
ガクチカと「一貫性」が感じられるエピソードかどうか
「どのようなエピソードにすべきか」を考える際に意識する点の2つ目は、「ガクチカと「一貫性」が感じられるエピソードかどうか」という点です。
例えば、ガクチカが「サークルを立ち上げた」という経験を話し、かつ高校時代のエピソードが「体育委員長で球技大会を運営した」という経験を話す場合を想定します。
高校時代に体育委員長になり、球技大会を行うためのプログラムの企画や開催場所の予約、そして大会の運営まで一貫して自身で行い、球技大会開催後に多くの同級生に喜んでもらった。
この経験から、「ゼロから自身で企画して実行・運営する楽しさ」を知った。
↓
大学でも、所属した学生みんなが「楽しかった」と感じてもらえるようなサークルを「ゼロから企画・立ち上げ・運営を行いたい」と思ったため、サークル立ち上げを自ら行った。
というようにガクチカで話す内容と、高校時代のエピソードに「繋がり」を感じられるような内容にできれば一貫性が生まれます。
就活の面接で重要なのは「一貫性」で、話していく1つ1つのエピソードや価値観に矛盾点がないということがとても重要になるため、このような繋がりを意識してエピソードを選んでいきましょう。
面接時に「高校時代頑張ったこと」を回答するときのポイント4選
就職活動の面接時に「高校時代頑張ったエピソード」を回答する際は、先ほど述べたようにエピソードの内容が重要ですが、それと同時に「回答の仕方」も大切になってきます。
そのため、面接時で実際に高校時代頑張ったエピソードを回答するときに意識すべきポイントを下記で4点紹介します。
結論ファーストで述べる
面接時に高校時代頑張ったことをを回答するときのポイントの1つ目は、「結論ファーストで述べる」ことです。
理由は、結論から話すことは面接官がおおよその話の展開をイメージし、ストレスなく話を聞くことに繋がっていくためです。
また結論ファーストで意見を述べていくことは社会人として重要なスキルであり、「個の学生は、社会人で必要なスキルをすでに備えることができている」と面接官に好印象をあたえることができます。
そのように「結論ファースト」で話すことは高評価につながり、かつ「優秀な学生」であることを面接官に連想させることに繋がるため、意識的に結論から述べていくようにしましょう。
「根拠」の部分は経験談をもとに話す
面接時に高校時代頑張ったことをを回答するときのポイントの2つ目は、「根拠の部分は経験談をもとに話す」という点です。
根拠を説明する際は自身の経験談を交えて説明していくことは、エピソード全体の説得力を高めていきます。
具体的には、経験談は「自分自身について客観的に伝えられる」ことに繋がり、客観的な内容を聞いた面接官は、内容について理解しやすくなります。
そしてさらに理解度を上げるような説明をしたい場合は、数値など「定量的」な内容を組み込んだエピソードの展開を意識しましょう。
参照ページ:
【例文あり】長所で前向きをアピールする際の最強の構成を徹底解説!|就活市場 (shukatsu-ichiba.com)
仕事にどう繋がるかを明確にする
面接時に高校時代頑張ったことをを回答するときのポイントの3つ目は、「仕事にどう繋がるかを明確にする」という点です。
ガクチカと同様に、エピソードを話す際は結びの部分で「~ということを学んだ」ということも話していく必要が生まれます。
そしてどの企業も共通していえる点として、「会社をよりよくしてくれる学生を採用したい」という点があるため、高校時代の経験が仕事にどのように繋がっていくかを明確に話せれば、面接官は「学生が将来自社で活躍している」具体的イメージがしやすくなります。
話す時の「外見的要素」も意識する
面接時に高校時代頑張ったことをを回答するときのポイントの4つ目は、「話す時の外見的要素を意識する」ことです。
例えばプレゼンテーションを評価する際は、ジェスチャー・表情などによる外見的な要素も基準に含まれます。
- 「爽やかで、かつはきはきと話していてとても優秀そう」
- 「明るい声で、かつ表情も豊かだから好印象!」
面接官にそのように思ってもらえるように、外見的要素も意識していきましょう。
「高校時代頑張ったこと」の回答例
先ほどはエピソードの選び方や回答の仕方について記載しましたが、実際に高校時d際について聞かれた学生はどのような内容を回答したのでしょうか。
下記では、他サイトで紹介されている「高校時代頑張ったことの回答例」を紹介していきます。
高校時代の部活動
私が高校生活で頑張ったことは、3年生の体育祭でクラスの責任者を務めて、総合優勝を成し遂げたことです。
私が通う高校は体育祭の時期になると、学校中の生徒が必死になり優勝するべく練習を行う高校でした。
ですが、私たちのクラスは「どうせ無理だよね」とやる前から諦める人がいて、クラスの雰囲気も諦めムードが漂いはじめていました。
私は「このままだと高校生活最後の体育祭で全力を尽くせずに終わってしまう」と危機感を感じ、現状を打開するためにクラスリーダーに立候補しました。
そして、立候補した日から運動が得意な生徒を中心に、昼休憩や放課後の時間を使い、全競技ごとの対策を練って猛練習を行いました。
私たちの練習する姿をみて、諦めていた生徒たちも積極的に練習に参加してくれるようになり、私たちのクラスが日に日に団結しているのを実感しました。
結果、練習と競技ごとの作戦が功を奏し、クラスのみんなで総合優勝を成し遂げられました。
この経験から私は、チームワークと計画的に行動する大切さを学び、貴社でも私の高校生活からの学びを活かして主体的に行動して貢献していきます。
引用ページ:
【例文あり】「高校生活で頑張ったこと」面接での答え方 | ない場合,部活以外も | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)
文化祭の実行委員
私が高校生活で頑張ったことは、文化祭実行委員です。クラスの催し物を決めるときに、前年と同じ内容が良い人、新しい内容にしたい人、文化祭に興味がなくて協力してくれない人など意見が対立して困ったことがありました。
私は、クラスのみんなからなぜそれが良いのか率直に意見をもらいカテゴリー分けをおこないました。
その後に、前年のベースに新しい要素を取り入れた催しにすることを提案し、クラスの一人1人に役割を与えることで責任感を持ってもらうように工夫をしました。
結果、それぞれが決められた仕事をこなすことで、クラスが一つになり文化祭を無事に成功させることができました。
御社でも、周囲の人の意見をしっかり取り入れて仕事をおこなっていきたいと考えています。
引用ページ:
【例文7選】高校生活で頑張ったことを面接で回答する3つのコツ | キャリアパーク就職エージェント (careerpark-agent.jp)
定期テストの勉強
私が高校生活で頑張ったことは、毎回赤点を取っていた英語を克服したことです。
私は英語が苦手で、定期テストの度に赤点を取っていました。
大学受験の志望校の英語の配点が高いこともあり、何としても英語ができるようになりたいとの想いで、英語の克服を決意しました。
まずは、赤点から脱却を目標にしました。
赤点を取るほどの英語力だったので、基礎を身につけるために毎日最低30分、中学校の文法からやり直しをしました。
加えて、授業で分からないことがあれば、その日のうちに解決するようにし、放課後の時間を利用して先生に質問するようにしていました。
また定期テストの時期になると、テスト範囲を今までは1回しかこなしていませんでしたが、最低でも2回はこなすようにしました。
その結果、赤点の脱却はもちろん、すべての教科で一番良い点数を取ることができ、第一志望校だった大学へも合格することができました。
この経験から、苦手分野から逃げ出さないことの大切さ、毎日の積み重ねが大きな結果を生み出すことを実感しました。
引用ページ:
【例文・一覧表あり】高校生活で頑張ったことを面接で聞かれたら?答え方を解説 | JobQ[ジョブキュー] (job-q.me)
「高校時代頑張ったこと」を聞いてくる具体的企業例
就職活動で「高校時代頑張ったこと」を聞くのは決してオーソドックスとはいえず、学生の中には「就職活動を通して高校時代の話を質問されなかったな…」という方も少なくないはずです。
しかし面接時に質問された場合は的確に回答していく必要があるため、あまり聞かれない割には事前の対策を入念に行う必要があります。
もし高校時代頑張ったことを質問してくる企業に傾向があれば、事前の対策がスムーズになっていくと考えたため、実際に質問したことがある企業の例を下記で紹介します。
(高校時代頑張ったことを過去に質問した企業)
- 東京海上日動火災保険
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行(SMBC)
- 三菱UFJ信託銀行
- 三井住友信託銀行
- プルデンシャル生命(本社スタッフ)
- 損保ジャパン
- 三井物産
金融機関と総合商社の名前が確認できましたが、2つの業界に共通する点は「人間力が重要な業界」という点です。
総合商社は「商材がない」「商材はヒト」と言われ、また金融機関は商材が「金融商品」のみで、おカネという商材で差を生むことができません。
そのためお客様は商品の質ではなく、「社員の人間力」をもとに取引先を決めていくことになります。
そのように他業界に比べ、会社の利益が「社員の人間力」に左右されるため、人物像をより把握すべく高校時代までさかのぼって質問をしていくと予想します。
参照・引用ページ:
面接で「幼少期・小中高時代」を質問された際の答え方とは?対策方法や出題企業も紹介 | 就職活動支援サイトunistyle (unistyleinc.com)
まとめ
本記事では、【面接対策】面接官が「高校時代頑張ったこと」を質問する理由は何?回答例や企業例もあわせて紹介します!というテーマで就活生に役立つ情報をまとめました。
就職活動では一般的に「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」を質問されることが大半ですが、中には加えて高校時代について深堀してくる企業もあります。
そして面接官側は、「学生の本当の人物像の把握」や「自身をいかに客観視できているかの確認」など、複数の意図をもって質問をすることが分かりました。
特に金融機関で高校時代のエピソードを求めてくる傾向があるため、本記事を参考にしながら対策を練っていきましょう!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。