【企業研究】株式会社FAIR NEXT INNOVATIONの選考対策を徹底解説
2023年11月27日更新
はじめに
この記事では、株式会社FAIR NEXT INNOVATIONへの就職を目指す上で押さえておきたい情報や選考対策について紹介します。
また、同業界の競合他社との比較から、FAIR NEXT INNOVATIONの立ち位置についてもわかりやすく解説しますので、ぜひ就職活動を行う際の参考にしてください。
事業内容
FAIR NEXT INNOVATIONの事業は以下4つに分類されます。
- Engineering
- Product
- Media
- Event
4つの事業を掛け合わせることでシナジーを創出しており、またクライアントのニーズによっては事業の切り出しが可能な柔軟性を持ち合わせている点が強みです。
『ITとリアルの融合』を掲げるFAIR NEXT INNOVATIONのユニークなビジネスモデルについて詳しくみていきます。
(1)Engineering
FAIR NEXT INNOVATIONの1つ目の事業はEngineeringです。
このEngineeringサービスは『自社開発』『受託開発』『人材派遣・紹介』の3つに区分されます。
#1.自社開発
自社のナレッジやノウハウを活用し、最新の技術を投入したプロダクトを開発・提供するサービスです。
後述のMedia事業は、この自社開発によってプロダクトとして生まれました。
自社開発を行うことで更にFAIR NEXT INNOVATIONにナレッジやノウハウが蓄積され、技術力向上に繋がるという好循環を生んでいます。
また、FAIR NEXT INNOVATIONは自社開発を行う前に「これから開発するプロダクトが本当に世の中に必要とされているのか?」を丁寧にリサーチします。
既に取引のあるクライアントに対しヒアリングを行い、ニーズがあれば開発に着手するため、「作ったけど売れなかった」という事態のリスクヘッジを行っているのです。
技術力をただ用いるのではなく、クライアントや世の中のニーズに沿ったプロダクトをつくるという点がFAIR NEXT INNOVATIONの強みであり特徴です。
#2.受託開発
クライアントの要望に沿ったかたちでシステム開発を請け負うサービスです。
実績例としては『コールセンター向け大規模チャットシステム開発』『ECサイト構築』『施設予約システム開発』などが挙げられます。
クライアントのシステム環境下において開発を行うケースが多く、いわゆる他人の土俵で成果を出す必要があるため技術力が求められるサービスになります。
FAIR NEXT INNOVATIONは自社開発などによる豊富な実績と、優秀なエンジニアの活躍によって受託開発領域でクライアントへの価値提供を可能にしています。
#3.人材派遣・紹介
クライアントに対し、スキルの高いエンジニアを派遣・紹介することで、業務課題の解決や労働力の強化を推進しています。
派遣されたエンジニアはクライアント社内で業務を行うことになるので、自社開発や受託開発のサービスではカバーしきれない、かゆいところに手が届くサービスとして活用され、クライアントの課題解決を可能にします。
(2)Product
FAIR NEXT INNOVATIONの2つ目の事業はProductです。
自社プロダクトとして『Ranking Master』『くじライブ』『ラクジー』の3種類を展開しています。
#1.Ranking Master
特許出願を予定しているWEB投票システムを自社開発したサービスです。
『Miss World Japan』『ミス・ミスターモデルプレス』『RIZINガール』といった有名なオーディション時に活用されています。
大規模なオーディションとなるとユーザーは数万人規模になり、同時アクセスの負荷は非常に大きくなります。
この負荷に耐えうるプロダクトを開発できるのはFAIR NEXT INNOVATIONの技術力があってこそのものです。
自社でメディア・イベント制作を行っているからこそ、ユーザーインターフェースなどの細かい点にまで配慮したプロダクト設計が可能であり、クライアントから支持を受けています。
#2.くじライブ
特許出願済のオンラインくじ専門メディアです。
人気アーティストやスポーツ選手のサイン、ライブ・スポーツ観戦チケットがあたるエンタメ要素の高いプロダクトです。
現在は、プロバスケットボールチームの富山グラウジーズ、アーティストのSPiN・Your Princeを応援するくじを取り扱っています。
#3.ラクジー
特許出願済のくじ販売システムです。
くじライブと少し似ていますが、こちらはライブ・イベント会場で限定景品が当たるもので、その場の臨場感を楽しみながら利用するサービスです。
(3)Media
FAIR NEXT INNOVATIONの3つ目の事業はMediaです。
テレビ、ラジオ、Webなどのメディア制作を行い、エンタメ領域での情報発信を担うビジネスです。
具体的には、メディアとタイアップしたコンテストやイベントを手掛けています。
制作実績としては『ミス・ミスターモデルプレス』『くじライブpresents ランダムZOCちゃんver.M』『FAIR NEXT INNOVATION Play with EαRTH』などがあります。
(4)Event
FAIR NEXT INNOVATIONの4つ目の事業はEventです。
日本の食文化支援、音楽、ファッション、スポーツなど広い領域でイベントをプロデュースしています。
FAIR NEXT INNOVATIONのイベントプラットフォームを活用したプロモーションにより、これまで100万人以上を動員した実績があります。
具体的なイベントとしては、『うま辛!グルメフェスティバル』『九州観光・物産フェア』を開催し、『東京ガールズコレクション』『北海道コンサドーレ札幌』にはステージや展示ブースを提供しました。
3.新卒選考フロー
現在、FAIR NEXT INNOVATIONは新卒採用を行っておらず、中途採用がメインのようです。
2019年から2020年にかけて、WantedlyにてITエンジニア職の新卒採用、またFAIR NEXT INNOVATIONのHPにてインターンシップの募集を行っていました。
このインターンシップは採用直結型で、基本情報と任意で自己PRを記載しエントリーを行います。
その後Webもしくは対面のいずれかで面接を1回実施し合格すれば内定、インターンシップへ参加というフローです。
今後新卒採用が行われる可能性もあるため、FAIR NEXT INNOVATIONの公式XやHPをこまめに確認するようにしましょう。
4.社風
HPの採用情報には『自分らしく働ける環境を。エンジニアファーストを実現する。』というメッセージがあり、魅力あるコンテンツを創出し続けるというミッションの下、原動力となるエンジニアをリスペクトする社風が特徴的です。
平均年齢は32歳で若手からベテランまで幅広い年齢層の社員が在籍しており、社会に価値あるサービスを提供するための意見交換が活発に行われています。
特にITエンジニア職を志望の方には非常に働きやすい環境が用意されているため、『集中して1つのことに打ち込みたい』『社会に役立つサービスを生み出したい』という志向の方は親和性が高いでしょう。
求める人材
FAIR NEXT INNOVATIONは幅広い領域で事業を手掛けており、それぞれの事業がシナジーを生み出す点が強みであり特徴です。
つまり、『広い視野で物事を大局で見られる人』がFAIR NEXT INNOVATIONで活躍する人材の条件となるでしょう。
また、エンジニアリングファーストを謳っているため『良いサービスをつくる』ことに夢中になれるかどうかも重要です。
物事を俯瞰で見ながら、職人気質なこだわりを持って目の前の事に取り組む人材を求めています。
業界での立ち位置
FAIR NEXT INNOVATIONのビジネスは非常にユニークで、同様のビジネスモデルは見当たりません。
Engineeringビジネスはシステムインテグレーターと呼ばれ、大手企業では『富士通』『NEC』『NTTデータ』『日立製作所』などがあります。
Product、Media、Eventビジネスはマーケティング、エンターテイメント、イベント制作などに区分されるでしょう。
以下、それぞれの領域における大手企業の一部を記載します。
- マーケティング領域
『電通』『博報堂』『サイバーエージェント』など
- エンターテイメント領域
『フジ・メディア・ホールディングス』『日本テレビホールディングス』『TBSホールディングス』など
- イベント制作領域
『乃村工藝社』『スペース』『ラックランド』など
FAIR NEXT INNOVATIONは、今後更に組織を拡大していく中でどの業界にも区分されない唯一のポジショニングを確立する可能性があります。
採用大学
FAIR NEXT INNOVATIONの採用大学について公になっている情報はありません。
しかし、中途採用の募集要項を確認すると必須要項に学歴の記載がないことから、新卒採用においてもいわゆる学歴フィルターは存在しないと考えられます。
FAIR NEXT INNOVATIONのビジョンやカルチャーにフィット感があると判断されれば、誰にでも内定のチャンスがあります。
一方で、ベストベンチャー100に選出され、かつ非常にユニークなビジネスを手掛けていることから、新卒採用が開始されると倍率も高くなると予想されます。
自身の強みを整理し、FAIR NEXT INNOVATIONが求める人物像に沿ったエピソードが話せるように準備をしておきましょう。
まとめ
この記事では就職活動の際に押さえておくべきFAIR NEXT INNOVATIONの情報を紹介しました。
FAIR NEXT INNOVATIONは一見すると様々なビジネスを展開しているIT企業のように見えますが、実際はそれぞれのビジネスでシナジーを生み出しています。
Engineering、Product、Media、Event、それぞれのビジネスが互いに関わり合いながらより質の高いサービス提供を可能にしているのです。
既存の業界の枠組みにとらわれないFAIR NEXT INNOVATIONのビジネスは、ベストベンチャー100に選出されていることからもわかる通り、非常に注目を浴びています。
FAIR NEXT INNOVATIONには、他の企業では経験できないようなビジネスを手掛けられる環境があります。
若いうちから様々なビジネスの経験を積み、ビジネスパーソンとしての成長を実現したい方は、FAIR NEXT INNOVATIONの門を叩いてみてください。
この記事で紹介した情報が少しでも役に立てば幸いです。