【企業研究】フルスピードの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年11月24日更新
はじめに
フルスピード社はインターネット広告企業であり、本社は東京都渋谷区円山町にあります。
業種はサービス業です。インターネットのウエブサイトや電子メールを使って、企業が製品やサービスを宣伝する活動をしており、携帯電話やモバイル端末に表示される広告も含まれています。
フリービット株式会社の子会社になります。
（フリービットは日本の電気通信事業者であり、インターネットサービスプロバイダ運営企業にインフラや技術提供をしています）
サービス業以外の業界研究は、ぜひ以下の記事を読んでみてください。
事業内容
フルスピード社は主に２つの事業を軸としています。
SEOを強みとするインターネット広告代理店事業【デジタルマーケティング事業】と、国内最大級の配信在庫を所有する広告配信システムを活用した【アドテクノロジー事業】の２つになります。
また国内でのマーケティングやコアテクノロジー（競争優位性をもった技術、各事業の中核となる技術のこと）の基盤開発を活かし、顧客を支援する解決策や答えを提供することが可能です。
グループ関連会社の事業内容は以下になります。
①株式会社フォーイット（パフォーマンスマーケティング事業）
事業の中心は、パフォーマンステクノロジーネットワークの「afb」の開発と運営が中心で、これは約100万以上のアフィリエイトサイトのデータを活かして、マーケティング活動をサポートするものです。
他にはインターネット広告代理事業、メディア事業海外越境EC支援事業、サイトM＆A事業、インフルエンサーDX事業などを展開しています。
②株式会社クライド
事業内容は、アドテクノロジー事業、デジタルサイネージ事業、メディア開発事業、広告代理店事業、受託開発事業やオフショア開発事業などです。
③株式会社ファンサイド
グラフィックデザイン、編集、Webサイトの制作、各種情報メディアの運営などを展開しています。
④株式会社LinkAd
協力企業にむけてWeb代理店事業、販売代理店事業、ＡＳＰ事業（広告主とアフィリエイターの仲介をするもの）を展開しています。
⑤株式会社ジョブロード
東南アジアを中心とした外国人の日本語教育、採用支援サービスや生活支援サービスをおこなっています。
⑥株式会社シンクス
リスティング広告は、「Google」などの検索エンジンで検索結果画面に掲載されるテキスト広告であり、このリスティング広告を中心に運用し、コンサルティング業務もおこなっているのがシンクス社です。
⑦株式会社Ruby開発
ソフトウエア開発の会社であり、Ruby言語（プログラミング言語のこと）を活かしてさらに可能性を引き出すことを目指し、豊かな未来を開きます。
⑧Rita株式会社
リアルアフィリエイト事業を通じて、アプリ運用者・実店舗・エンドユーザーの全てを繋いで価値提供をするのが狙いです。
ネット間での通常アフィリエイトとは違って実店舗・学校やサークルなどのコミュニティを活用しているのが特徴であり、スタッフ能力やキャラクターを活かしてユーザーに寄り添う企業を目指しています。
⑨その他の海外事業
・FULLSPEED TECHNOLOGIES INC.（フィリピン）
フィリピン・セブ島のオフショア開発（委託開発）会社です。
・他にもSEM広告ソリューションサービスやアフィリエイト事業を中国、台湾やマレーシ アへと展開しています。
※全ての事業内容と詳細はこちらを参考にしてください。
新卒選考フロー
フルスピードでの選考の流れはオーソドックスなものになっています。
まずは説明会兼用の選考会から始まり、エントリーシートの提出、そのあとは複数回の面接がおこなわれて最終選考へと進むものです。
①会社説明会
体感型説明会兼用の１次選考会が実施されます。
2024年新卒者対応ですと「未来の自分」をイメージしやすくするため全編ストーリー仕立てとなり、ゲーム感覚での参加が可能です。
デジタルマーケティングの講座や業務内容のワークもあるコンテンツとなっています。
※グループディスカッションのケース
過去にグループディスカッション選考があった時のデータです。
学生6人での討議であり、制限時間は120分でした。
内容は会社の説明をしつつ、問題解決についてまとめることが課題になっていました。
終盤では、腕時計の広告がどうすれば効率的になるかを議論してグループごとに発表する内容でした。
参加している姿勢と、時間内に課題をまとめあげてクリアすることがポイントになります。
②新卒エントリー
フルスピードへの志望動機がテーマとして出題されます。
簡潔に１行で回答するものもあり、シンプルに返答できる準備をしておくと良いでしょう。
③１次面接
過去の情報では、学生１人に対して面接官１人の形式であり、面接時間は60分でした。
質問の例としては
「なぜデジタルマーケティング業界に行きたいのですか？」
「今までで一番辛かった時期は？どうやって乗り越えましたか？」
「学生時代に力を入れて取り組んだことは何ですか？」などです。
志望理由はしっかりと練った答えが求められますので準備をしておきましょう。
④２次面接
過去の情報では、学生1人に対して面接官１人の形式で、面接時間は10分から60分でした。
質問の事例として
「将来どのような人間になりたいですか？」
「他の学生ではなくあなたを採用するべき理由は何ですか？」
「チームで達成したこととその際の自分の役割」などです。
自分が将来なりたいビジョンを明確に描いておくことと、自分だけの個性をアピールすることが大切になってきます。
抽象的な答えではなく、具体的に自分の言葉で伝えるのが良いでしょう。
⑤独自の選考
プレゼンテーションでの選考があり、社長の前で発表をおこなうものでした。
過去のテーマでは「フルスピード社でどのような成長をしてゆきたいか」です。
⑥最終面接
過去の情報では、学生1人に対して面接官１人（社長）の形式で、面接時間は60分でした。
質問の事例として
「自分の強みと入社後にどのように成長したいですか？そのことについての志望動機」
「自分が目標とする人、そのために何が必要と思いますか？」などです。
新しい環境でも自分の意志をもち、貪欲に学び進む気があるのかを確認されます。
しっかりとした自分の理想を描いて面接に臨んでください。
社風
フルスピードは社員一人一人が飛躍するチャンスを与えてくれる会社であり、実力があればどんどん若手にも仕事を任せてゆく社風があります。
意欲をもって仕事に取り組む人には、相応のチャンスを与えて伸ばせる環境が準備されているのです。
実に20代の社員でも結果を出せば、役職などの高いポジションに就くことができたり、新規事業の責任者を任されたりと非常に「やりがい」を与えてくれます。
また顧客・従業員・株主・地域社会の幸せのために企業活動をする一方で社会貢献にも力を入れています。
活動内容は「森づくり」などの緑化支援、「エコキャップリサイクル推進」での途上国支援、「エネルギー使用量削減」などに対して真摯に取り組む企業です。
求める人材
企業の使命として、インターネット産業を軸に「人間力」「技術力」を磨き続けて、安心と感動を生み出します。
その上で関わる人やモノ、社会に貢献してゆきます。
大切にしたい価値観は５つあります
「Ｃhallenge」可能性を信じて変化し続けること。
「Teamwork」仲間を信頼してチームの成長に責任を持つこと。
「Humor」 何事も楽しむ遊び心を忘れないこと。
「Hospitality」関わる人の一歩先の幸せを創造すること。
「Variety」幅広い視野を持ち、多様性を重んじること。
フルスピードが求める人材には以下の３つのポイントがあります。
多くのグループ会社がありますが、求めるマインドは共通です。
①成長意欲の高い人
昨今の不況やライバル社との競争などビジネス環境はますます厳しいものとなっています。
このような環境でも常に自分を信じて成長を続ける、強い意志を持った人に期待をしています。
②誠意をもって対応できる人
フルスピードの使命は「優れたサービスの開発と高い顧客満足を提供すること」です。
顧客・社員・株主と社会に貢献するためには、顧客第一の考え方が大前提になります。
そのためには誠意をもって全ての人たちに接することが求められ、共に働く仲間、仕事で関わる周囲の人たちへの対応も例外ではありません。
③愛社精神をもって働きたい人
フルスピードの目指す会社は「所属していることを誇りに思える会社」です。
人生の長い期間で仕事をして過ごす会社であれば、愛して誇りに思って働ける会社でありたい。
愛社精神をもって働きたい人、さらには自らの手で良い会社、誇りに思える会社にするために行動できる人を求めています。
その他にも以下の４項目を挙げており、これらを軸として自分から行動を起こしてゆく人を求めています。
①知的好奇心②コミットメント③達成意欲④オーナーシップ
①知的好奇心を持っている人。何事にも興味を持って仕事に取り組み、いつもワクワクする気持ちをもっている人・もっと深く知りたい・調べてみたい気持ちを抱いている人をフルスピードは待っています。
②コミットメントとは「公約」「委託」「委任」といった意味があります。
ビジネスの世界では業務において「責任を持つ」「約束をする」など最後までやり遂げる意味になります。自分の任務をしっかりとやり遂げる人を待っています。
③達成意欲とは、高い目標を設定して達成しようと努める力です。
自分から目標を設定しそれに向かって努力してゆくように、高いモチベーションを維持して目標に突き進む人を歓迎します。
④オーナーシップとは、自分に与えられた職務、ミッションに対して主体性を持って取り組む姿勢やマインドのことです。
与えられたことを自分から進んで取り組む人をフルスピードでは待っています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
インターネット広告企業においてフルスピード社の立ち位置をご紹介します。
売上高や就職偏差値・難易度を参照し他社と比較すれば、業界内では中堅企業だということがわかります。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング
| 会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
| フルスピード | 150億円8700万円 | 445万円 | 52 | 意欲的な人にはチャンス |
| サイバーエージェント | 7105億7500万円 | 817万円 | 65 | 安心と挑戦はセットの社風 |
| アイレップ | 156億円7000万円 | 508万円 | 55 | 志高く挑戦する |
| レントラックス | 24億円5500万円 | 428万円 | 49 | 素直さと情熱と |
採用大学
【採用実績（大学）】
フルスピードの採用大学は公開されていません。
また具体的にどのような大学から採用されているのかは不明であり、学歴フィルターの有無についても不明になります。
ただし内定者数の大学ランクについては挙げておきます。
Aランクが45％と約半数を占めています。
Bランクは27％であり、続いてCランクが5％、Dランクが14％です。
あとSランク、その他のランクがそれぞれ5％となっています。
大学ランクについての資料を載せていますので、参考にしてください。
引用：【大学ランク】大学をSランクからEランクまで格付け(2019年4月調査) – 大学スクールナビ (school-navi.org)
募集要項としては
2024年3月までに大学院・大学を卒業または卒業見込みで、2024年に入社可能な方です。
まとめ
フルスピードは現在、業界のトップランナーではありませんが、非常に将来性のある企業と言えます。
事業も多種に渡り社会への貢献度も高く、今後ますます発展すると言えるでしょう。
選考に臨む際のポイントは
①自分の生きてきた道を振り返り自己分析をじっくりとおこなうこと
②企業の方向性を理解して企業研究をおこなうこと
の２つです。
①の理由は、自分が何を思い行動してきたかを面接で突っ込んで問われるためです。
曖昧な点は無くし、自分の志望理由に繋げると良いでしょう。
②はフルスピード社の目指すものをしっかりと理解しているかが要点ですので、自分の将来性も踏まえて調べておくことをおすすめします。
あなただけが持つ自分の強みを伝えれば、きっと良い結果が生まれるはずなのでがんばってください！
