【企業研究】大和ネクスト銀行の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】大和ネクスト銀行の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年11月15日更新

はじめに

大和ネクスト銀行への就職に興味があるものの、ネット銀行業界や大和ネクスト銀行について詳しく知らない就活生も多いのではないでしょうか。

 

この記事ではネット銀行業界や大和ネクスト銀行の選考対策などを詳しく解説しています。

選考に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

大和ネクスト銀行の会社概要

大和ネクスト銀行は、大和証券グループ本社が100%出資している銀行です。

 

商号株式会社大和ネクスト銀行

Daiwa Next Bank, Ltd.

本店所在地〒100-6756

東京都千代田区丸の内一丁目9番1号

代表者代表取締役社長 下村 直人
資本金500億円
設立2010年4月1日
開業2011年4月15日
役員代表取締役社長  下村 直人

代表取締役副社長 對馬 真哉

常務取締役    神賀 省一

常務取締役    前川 克己

常務取締役    菅野 隆史

取締役      車 伸一郎

取締役      坂本 英彦

取締役      神藤 博之

取締役      名倉 智尚

取締役 (非常勤)  板屋 篤

取締役 (非常勤)  池田 唯一

監査役      大谷 直也

監査役 (非常勤)  木曽 慎二

監査役 (非常勤)  神宮司 啓太

監査役 (非常勤)  柳田 一宏

 

引用:大和ネクスト銀行会社概要

ネット銀行業界

大和ネクスト銀行はネット銀行業界に分類されます

ネット銀行業界は、インターネットバンキングを主体とし、店舗を持たずにオンラインで口座開設や取引を提供する形の銀行業界です。

従来の銀行と比較して、ネット銀行は低コストで運営され、それが手数料の安さにつながっています。

 

これは、店舗の維持コストがなく、システムの自動化が進んでいるためです。

さらに、インターネットやスマートフォンの普及により、いつでもどこでも簡単に銀行取引ができるようになり、ネット銀行業界の将来は明るいとされています。

 

なお、ネット銀行業界については下記の記事で詳しく解説しています。

【業界研究】ネット銀行会社について徹底解説!特徴や向き不向きは?

 

ネット銀行以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧

大和ネクスト銀行の事業内容

大和ネクスト銀行は基本的に預金の取扱いを主体としていますが、他のサービスとして、「スイープ・サービス」があります。

これは、資金を大和ネクスト銀行と大和証券の口座との間で自動で振り替えるサービスです。

投資の待機資金を普通預金で自動運用し、効率的に資産を管理することが可能になります。

 

具体的には、大和証券の総合取引口座と大和ネクスト銀行の預金口座の両方を開設している顧客を対象に、口座を連携させることで、資産の運用をより効率的に行うことができます。このように、大和ネクスト銀行は、預金の取り扱いとスイープ・サービスによる資産運用の効率化を事業の中心に据えています

大和ネクスト銀行の新卒選考フロー

大和ネクスト銀行の新卒採用の選考プロセスに関する詳細は、公式ウェブサイトには掲載されていないようですが、大和ネクスト銀行は大和証券グループ本社が100%出資する銀行であり、人材募集を行う場合は大和証券グループ本社のWebサイト採用情報のページに掲載されるとのことです。

 

ここでは大和証券グループの選考フローを参考に解説します。

選考フローは以下の通りです。

 

大和証券マイページ登録→プロフィール登録→応募コース(職制※志望勤務地)の登録(※広域エリア総合職・エリア総合職・カスタマーサービス職選択時のみ)→エントリーシート提出→WEB適性検査(3種)→成績登録・自分史提出→面接→内々定

 

引用:大和証券グループ新卒採用情報

エントリーシート

エントリーシートでは下記のような事柄が問われています。

 

 

  • 当社及び選択したコース・職制を志望する理由をご記入ください。
  • 現在のご自身を形成する上での重要な経験について、経験の内容の詳細、またその経験が今のあなたの考え方や行動にどのように繋がっているのかを、自由にご記入ください。
  • 学生生活(これまで)で最も力を入れた事、もしくは入れている事と、その理由をご記入下さい。学業以外の事でも構いません。
  • 大学または大学院等での研究内容やゼミの内容について記述してください。

 

 

エントリーシートは採用担当者に対してあなたの能力や意欲を示す重要なチャンスです。

下記のポイントを意識し、採用担当者に響く回答をしましょう。

志望理由について

志望理由は大和証券グループについての理解と、選択したコースや職制に対する情熱を示すことが重要です。

具体的な事例や経験を引用して、自分がその職制で成功するために必要なスキルや資質を持っていることを示すと良いでしょう。

これまでの人生経験について

この質問では、自己啓発や成長のための経験を共有することが求められています。

具体的な経験を挙げ、それがどのように自分の価値観や行動に影響を与えたかを詳しく述べることが重要です。

学生生活で最も力を入れたこと

ここでは、学生時代に自分が情熱を持って取り組んだことや、自分の能力を最大限に引き出すために努力したことをしっかり説明することが求められています。

具体的な事例を挙げ、その経験が自分にどのような影響を与えたかを説明すると良いでしょう。

研究内容やゼミの内容について

この質問では、自分の専門知識や学術的な興味を示すことが求められています。

具体的な研究プロジェクトやゼミの内容を説明し、それが自分のキャリア目標や大和証券グループでの役割にどのように関連しているかを説明すると良いでしょう。

WEB適性検査

WEBテストは言語理解テスト、計数理解テスト、性格テストの3種類となっています。

言語理解テストでは、文章の理解力や語彙力が問われ、対策としては、毎日新聞を読む、英単語を覚えるなどが有効です。

また、文章の中での単語の意味や文脈を理解するために、日々読書することをおすすめします。

 

計数理解テストでは、数学的な問題解決能力が問われ、対策としては基本的な数学の復習を行うことが重要です。

また、時間内に問題を解く練習を行うことで、スピードと正確さを向上させることができます。

 

性格テストでは、あなたの性格や価値観が評価されます。

対策としては、自分自身をよく理解し、自分の強みや弱みを把握することが重要です。

また、正直に自分の感情や考えを表現することが求められます

成績登録・自分史登録

成績登録については大学の学生課から取り寄せたものを提出してください。

自分史については下記のような問われ方をしています。

 

自分史を記述してください。現在のご自身を形成する上で重要な経験について、経験の内容の詳細、またその経験が今のあなたの考え方や行動にどのようにつながっているのかをふまえて答えなさい。(2000文字以内)

 

自分史は、あなたの歴史や経験を簡潔にまとめたものです。

ただし、経験をただリストアップするだけでは、採用担当者から良い評価を得ることはできません。

 

重要なのは、採用担当者が知りたい情報を上手にアピールし、過去の経験が現在の自分の成長や能力にどのように影響を与えているのかを明確に伝えることです。

具体的な例を挙げて、あなたの経験がどのように自分のスキルや知識を向上させ、そしてそれがどのように大和証券グループの事業に貢献できるかを示すことが重要です。

 

例えば「大学時代に行った特定のプロジェクトやインターンシップが、問題解決能力やコミュニケーション能力を向上させた」という話などをすると良いでしょう。

面接

面接では以下のような質問がされています。

 

 

  • 信頼される上で大切なことは何だとお考えですか
  • 辛いことを乗り越えた経験はありますか
  • 趣味は何ですか
  • なぜ金融業界を志望するのですか
  • 10年後、どのようなポジションで活躍していたいですか

 

 

他の企業でも質問されそうな内容がありますが、それぞれの質問に対する対応策を解説します。

 

『信頼される上で大切なことは何だとお考えですか』

→この質問は、応募者が信頼される人材であるかどうかを判断するための質問です。

信頼される人材とは、誠実で、約束を守り、相手の立場に立って考えることができる人です。

そのため、具体的なエピソードと合わせて、自分の信頼ポイントをアピールしましょう。

 

『辛いことを乗り越えた経験はありますか』

→困難を乗り越えた経験を共有する際には、どんな状況だったのか、どのように対処したか、そしてその結果何を学んだかを具体的に説明します。

 

『趣味は何ですか』

→この質問は、応募者の人柄や性格を知るための質問です。

趣味を通して、自分の好きなことや、どのようなことに興味を持っているのかを伝えてください。

また、趣味を通して得られた経験やスキルもアピールすると、より好印象につながるでしょう。

 

『なぜ金融業界を志望するのですか』

→金融業界への興味や情熱を具体的に示し、金融業界でどのように貢献したいかを説明します。

大和ネクスト銀行のビジョンや目標と自分のキャリア目標がどのように一致しているかを強調しましょう。

 

『10年後、どのようなポジションで活躍していたいですか。』

→この質問は、応募者の将来のビジョンを判断するための質問です。

10年後には、どのようなスキルや経験を身につけたいと考えているのかを具体的に伝えてください。

また、そのビジョンを実現するために、現在どのような努力をしているかを伝えると、より説得力のある回答になります。

大和ネクスト銀行の社風

大和ネクスト銀行の企業理念・経営ビジョンに記載されている内容をまとめると、大和ネクスト銀行の社風は、お客様からの信頼を基盤とし、社員の創造性とチャレンジ精神を重視する自由闊達な環境を提供することです。

また、法令遵守と高い倫理観を持ちつつ、社会や経済の発展に貢献し、健全なビジネス展開を通じて企業価値を高めることを目指していることが分かります。

大和ネクスト銀行が求める人材

大和ネクスト銀行の企業理念を読むことで、以下の三つの能力を兼ね備えた人材を求めていることが分かります。

 

 

  • お客様第一主義
  • 専門性
  • チャレンジ精神

 

 

大和ネクスト銀行は、お客さまに最適な金融サービスを提供することを第一に考えています。

そのため、お客さまのニーズを深く理解し、お客さまの利益を第一に考えた提案ができる人材を求めています。

 

また、大和ネクスト銀行では幅広い金融商品を扱っているため、専門的な知識があることも重要視されているといえるでしょう。

そして、金融業界は変化が激しいので、常にチャレンジ精神を持ちつつ、変化に柔軟に対応できることも大事なポイントです。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

会社名総資産平均年収就職偏差値・難易度社風
大和ネクスト銀行3兆3,975億円約1,020万円66(大和証券)社員の創造性とチャレンジ精神を重視する自由闊達な環境
住信SBIネット銀行 2兆8,486億円約610万円67スピード感のある仕事が重視され、若い人でも責任ある仕事を任せてもらえる
イオン銀行2兆3,217億円約498万円55ワークライフバランスが良く、仕事とプライベートどちらも充実しやすい環境
ソニー銀行2兆1,262億円約545万円57社員一人ひとりの自由な発想や行動を尊重している


ネット銀行としては後発でありながら、大和ネクスト銀行は総資産が一位で国内を代表するネット銀行となっています

 

大和ネクスト銀行の採用大学

大和ネクスト銀行の採用大学は公表されていないため、大和証券の採用大学を下記に記載します。

 

東京大学、東京工業大学、一橋大学、東京外国語大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、埼玉大学、お茶の水女子大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、津田塾大学、日本大学、駒沢大学、青山学院大学など

 

中堅大学以上の大学が目立ちますが、明確な学歴フィルターは存在しないようです

大和ネクスト銀行のホットニュース

大和ネクスト銀行は、顧客の利益を最大化するために、ドル定期預金の金利を引き上げる新たな戦略を採用しています。

この戦略は、個々の顧客に対する魅力的な投資機会を提供することで、新たな顧客を獲得しつつ、既存の顧客との関係を強化することを目指しています。

 

また、大和ネクスト銀行にとってはドルの調達コストが上がるなかで融資の原資を確保する、というメリットもあります。

まとめ

この記事では、ネット銀行業界大手の大和ネクスト銀行の会社概要や選考対策などについて解説しました。

ネット銀行とは、店舗を持たず、インターネットバンキングを主体に口座開設や取引を提供する銀行のことです。

 

大和ネクスト銀行では、お客様を大切にし、専門性を持ち、チャレンジ精神が旺盛な人材を求めています。

ネット銀行業界でもトップクラスの資産額を誇る大和ネクスト銀行への就職は簡単ではありませんが、この記事の内容を参考に内定に一歩近づくことを願っています。

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