【企業研究】ヨネックスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年10月28日更新
まとめ
本記事では、スポーツ用品業界の大手企業である「ヨネックス」について解説します。
「ヨネックスの内定が欲しい!」
「ヨネックスの選考フローは?」
「ヨネックスって学歴フィルターがあるの?」
そんな様々な悩みを持つ就活生に対して、幅広く有益な情報をまとめています!
ぜひ最後まで読んでみてください!
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スポーツ用品業界とは
「靴」「ラケット」「ウェア」など、スポーツで使用する商品を扱う企業の総称です。
近年はコロナウイルスの感染拡大を受け、スポーツ用品業界も一時的に収益が減少していた一方で、コロナウイルスが要因となり「アウトドア用品」が人気に。
コロナで大打撃を受けた2020年の翌年(2021年)にはコロナ前の収益の水準まで回復しています。
また世界的な「健康ブーム」の風潮に好影響を受け、フィットネスの分野でも売上が伸びています。
そのように業界として好調なスポーツ用品業界ですが、ビジネスモデルによってさらに3つに分類できるため、下記で紹介します。
・総合スポーツメーカー
サッカー・野球・バスケットボール・陸上など多岐にわたるスポーツ用品を扱う企業です。
代表的な企業はアシックスやミズノです。
・専門スポーツメーカー
特定のスポーツ用品のみを扱い、総合スポーツメーカーと対をなすビジネスモデルの企業です。
国内ではハタケヤマ(野球)・久保田スラッガー(野球)が代表的な企業の一角を担います。
・卸・小売業
メーカーが製造した製品を実際に消費者に販売する企業、という立ち位置です。
しかし販売を専門的に行う他業界の子売業とは異なり、スポーツ用品業界の小売業はプライベートブランドを設立するなど、製造など幅広い分野に携わるケースがあります。
例えばゼビオの「X’tyle」、スポーツオーソリティの「TARAS BOULBA」が挙げられます。
そんなユニークな商流であるスポーツ用品業界の中でも、今回は国内大手企業として特にバトミントン・テニスで人気商品を製造する「ヨネックス」について紹介していきます。
スポーツ用品業界について興味を持っている就活生はぜひ最後まで読んでいってくださいね!
またスポーツ用品業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!
会社概要
ヨネックスの会社概要は以下になります。
会社名 | ヨネックス株式会社 |
所在地 | 東京都文京区湯島3-23-13 |
創業 | 1946(昭和21)年4月 |
設立 | 1958(昭和33)年6月 |
代表取締役 | 会長 米山 勉 社長 アリサ ヨネヤマ |
資本金 | 47億660万円 |
事業内容 | スポーツ用品の製造および販売、ゴルフ場の運営 |
営業種目 | ・バドミントン用品 ・テニス、ソフトテニス用品 ・ゴルフ用品 ・スノーボード用品 ・ウォーキングシューズ ・アスレチックウェア ・ランニングシューズ ・ロードバイク ・風力ブレード |
従業員数 | 2,590名(2023年3月期 連結) |
関係会社 | YONEX CORPORATION(アメリカ・カナダ) YONEX GmbH(ドイツ) YONEX U.K. LIMITED(イギリス) YONEX TAIWAN CO., LTD.(台湾) YONEX SPORTS (CHINA) CO., LTD.(中国) YONEX INDIA PRIVATE LIMITED(インド) YONEX TECNIFIBRE CO., LTD.(タイ) ヨネックス精機株式会社(埼玉県新座市) |
ISO取得認証 | 品質マネジメントシステム「ISO 9001:2015」 環境マネジメントシステム「ISO 14001:2015」 |
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事業内容
ヨネックスの会社概要にもある通り、ヨネックスの事業内容は主に「スポーツ用品の製造および販売、ゴルフ場の運営」になります。
具体的には大きく2つに分類ができるため、以下で紹介していきます。
スポーツ用品事業
様々なスポーツ用品を扱っていますが、主力事業は「バドミントン」「テニス」「ゴルフ」の3つです。
特にバドミントンの製品はスポーツ用品全体の約6割の売上高を占めており、圧倒的です。
卓越した技術力をもとに生み出されたスポーツ用品は国内外の多くのプロ選手から高い評価を得ており、プロ選手がヨネックスと契約する「TEAM YONEX」では、実績を持つ選手が多く登録されています。
例)
・バドミントン
桃田賢斗(2019年世界選手権優勝)
山口茜(2022年世界選手権優勝)
・テニス
大坂なおみ(2020年全米オープン優勝)
国枝慎吾(全豪オープン優勝回数11回)
・ゴルフ
石川遼(2019年日本プロゴルフ選手権大会優勝)
岩井明愛(2023年KKT杯バンテリンレディスオープン優勝)
スポーツ施設事業
スポーツ施設事業では「ヨネックステニスクラブ」「ヨネックスゴルフ場」の運営を行い、「プロに厳しく、アマにやさしく」というコンセプトで幅広い層からの人気を得ています。
また「ヨネックス全米選手権」をはじめとして数々のスポーツで世界大会を主催し、スポーツの発展にも寄与しています。
ヨネックスは近年、海外への進出を積極的に行っており、アメリカやドイツ・中国などには「現地法人」を設立、また50か国以上の国に「代理店」を設けています。
2023年の海外売上高はアジア・アメリカ・ヨーロッパの全ての地域で前年比60%高を達成し、今後もアジアを中心に海外へ事業拡大を行っていくことが予想されます。
募集職種
新卒採用においてヨネックスは「総合職」のみで採用を行っています。
また総合職は6つの配属先があるため、以下で紹介していきます。
・総合職
ヨネックスは、「独創の技術と最高の製品で世界に貢献する」という経営理念を掲げ、お客様に最高の製品を提供することで、スポーツの喜びと感動をお届けしています。一緒にチャレンジできる人財を求めております。
1、マーケティング・営業系総合職(本社・支店・営業所)
営業(国内・海外)、販売促進、マーケティング、宣伝・広報 ほか
2、事務系総合職(本社・支店・営業所)
貿易事務、営業事務、仕入、総務、経理、情報システム ほか
3、商品企画・開発系総合職(本社)
・ラケット、ゴルフクラブ、シューズ、バッグ、アクセサリー等の企画・開発
・スポーツウェアの企画・開発
4、事務系総合職(新潟工場)
資材、生産管理、デジタル推進 ほか
5、商品企画・製造技術開発系総合職(東京工場)
・ストリング、シャトルコック等の企画・開発
・製造機械、製造設備の開発・保守
・研究開発(素材調査、研究、材料の改良・開発)
・環境対策推進(脱炭素化、環境対策への取り組み推進)
6、事務系総合職(東京工場)
総務、経理、生産管理 ほか
募集要項
ヨネックスの募集要項は以下になります。
初任給(月給) | 大学院卒:220,000円 大卒:210,000 短卒・高専卒・専門卒:190,000円 |
諸手当 | ・通勤手当(全額) ・営業手当 ・運転手当 ・語学特別手当 ・時間外勤務手当 |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月、12月) |
年間休日数 | 123日 |
休日休暇 | ・休日 土・日・祝(年間休日123日) ・夏季休暇 ・年末年始休暇 ・慶弔休暇 ほか |
待遇・福利厚生・社内制度 | ・社会保険:健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険 ・福利厚生:従業員持株制度、育児・介護休業制度、確定拠出年金制度、社員販売制度 ほか |
就業場所における受動喫煙防止の取組 | 屋内喫煙 |
勤務地 | 北海道、宮城、埼玉、東京、新潟、愛知、大阪、福岡 |
勤務時間 | 9:00~17:30 実働7.5時間/1日(本社) 8:20~17:20 実働7時間55分/1日(新潟工場) 8:30~17:00 実働7時間20分/1日(東京工場) |
研修制度 | 新入社員研修、階層別研修、役職者研修、ビジネススキルアップ研修、 ハラスメント研修、メンタルヘルス研修、ほか |
自己啓発支援制度 | 英会話教室の開催など |
新卒選考フロー
ヨネックスの新卒選考フローは以下になります。
1、エントリーシート提出
2、集団面接(1回)
3、筆記試験
4、個別面接(1回)
1、エントリーシート提出
マイナビからエントリー後、自身で履歴書を作成し、郵送またはメールで送付します。
履歴書は記載項目が様々ですが、必ず
・自己PR
・ガクチカ
・志望動機
の3点が記載できるような履歴書を選んだ上で、作成していきましょう。
2、集団面接(1回)
学生4名に対して面接官は3名で、所要時間は30分です。
過去に質問された内容は内容は「自身の短所をどう改善するか」「キャリアプラン」などです。
集団面接の場合は、
・他の学生の面接時間を確保すべく、端的に分かりやすく回答する
・他の学生の話をしっかり聞く
ことが重要になりますので、しっかり意識していきましょう。
3、筆記試験
企業オリジナルの筆記試験になります。
内容は一般常識・言語・非言語・理科社会などが幅広く出題されます。
また筆記視点がとても難しかったという意見は確認できなかったため、SPIの問題集などを事前に取り組んだうえで試験に臨むことで対応できるのではないか、と予想できます。
4、個別面接(1回)
実質の最終面接に当たり、学生1名に対して面接官は3名、所要時間は30分です。
内容は志望動機・海外で働くことについて・キャリアプランなどで、他社の最終面接と同様です。
アシックスやミズノをはじめとして、国内のスポーツ用品業界は優秀な企業が多く存在するため、中でも「なぜヨネックスなのか」を明確に述べられるよう事前の準備を徹底しましょう。
【言語/非言語/英語完全網羅】
SPI初心者でも短期間で対策できる資料配布中!
SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。
「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。
この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。
社風
ヨネックスの社風は、「体育会系」といえます。
スポーツに関わる企業のため、スポーツが好きな学生が志望するケースが多いようです。
しかしスポーツ経験がない「文化系」の社員でも馴染みやすいような職場の雰囲気があり、様々なバックグラウンドを持った方が働きやすく感じる職場です。
またオーナー企業であり年功序列な要素が残りますが、会社として「全員正社員」を掲げ、役職者と一般社員の距離が近く親しみやすいという特徴もあります。
求める人材
ヨネックスの求める人材は
・挑戦を惜しまない情熱のある人材
・協調性があり、チームとして結果を出せる人材
ではないか、と考えます。
ヨネックスの経営理念は以下になります。
【経営理念】
常に夢と若さを失わず、スポーツを通じて世界に挑戦する。
最高の製品とサービスに徹し、社会文化の発展に貢献する。
理論とアイデアと時間を尊重し、新しい時代を創造する。
責任を自覚し、信頼と協力により常に組織の活発化に努める。
不断の研究と努力を惜しまず常に自己の革新と成長に励む。
明日の希望に燃え、社会進歩への意欲に燃え、仕事を愛し、さわやかな職場を築く。
ヨネックスは求める人材について直接的に言及していませんが、上記の経営理念を見ると「挑戦」「当事者意識」「協調性」というキーワードが働く上で重要になると考えます。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
ヨネックスはスポーツ用品業界でどのような立ち位置にいるのか、競合他社と比較しながら明確にしていきます。
就職難易度や偏差値について詳しく知りたい方は、【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキングを参考にしてください。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ヨネックス | 1,070億円 | 580万円 | 難 | 体育会系 |
デサント | 1,089億円 | 683万円 | やや難 | 風通しがいい |
ゼット | 498億円 | 496万円 | やや難 | 柔軟性 |
参考【24卒対象最新版】就職偏差値・難易度ランキング (文系・理系別) | Next Careerナビ (nextcareer-navi.net)
スポーツ用品の国内最大手はアシックスで、2番手でミズノがアシックスを追随する形になります。
またミズノの売上高1,727億円は業界2位ですが、デサントは業界4位で1,089億円、ヨネックスは業界8位で1,070億円と、2~8位はかなり接近している状態です。(ゼットは10位です。)
そしてスポーツメーカーも知名度の高い企業のため、就職難易度が高いです。
社風に関してはヨネックスが「体育会系」なのに対し、デサントはアパレル事業に強みを持つため他社に比べファッションに興味をもって入社する学生が多く、「風通しがいい」社風です。
またゼットも他社と同様で体育会系の雰囲気を持ちつつも、若手社員の意見を積極的に取り入れるべく社内改革を行っており、「柔軟性」あふれる社風が特徴的です。
採用実績・大学
採用実績
ヨネックスの採用実績は以下になります。
採用年度 | 男性 | 女性 | 合計 |
2023年度 | 12名 | 9名 | 21名 |
2022年 | 2名 | 4名 | 6名 |
2021年 | 3名 | 0名 | 3名 |
引用:ヨネックス|シキホー!Mine|就職四季報による発掘型就活サイト
採用大学
新潟大学、筑波大学、同志社大学、関西大学、関西外国語大学、大阪教育大学、京都産業大学、 甲南大学、日本大学、国士舘大学、山梨学院大学、香川大学、信州大学、東京都市大学、長岡造形大学、神戸大学、東京電機大学、金沢工業大学
引用:ヨネックス|シキホー!Mine|就職四季報による発掘型就活サイト
採用大学を見る限り、ヨネックスに学歴フィルターは「ない」といえます。
旧帝大・関関同立から中堅の私立大学まで、幅広い学生の採用実績が確認できたためです。
ホットニュース
ヨネックスが「スポーツエールカンパニー・東京都スポーツ推進企業」に認定
ヨネックスは社内の健康への取り組みが評価され、スポーツ庁から「スポーツエールカンパニー」に、また東京都から「東京都スポーツ推進企業」に認定されました。
長きにわたり「社員の健康こそが重要な経営課題」と捉え、様々な施策を実施しています。
具体的内容は以下です。
・禁煙・受動喫煙対策への取り組み
社内全面禁煙(2020年1月1日より)
・健康診断の実施
再検査・要治療者への受診推奨により重症化予防に努める
インフルエンザワクチンの予防接種
・ワークライフバランスへの取り組み
ノー残業デー(週1回)をはじめとする残業時間削減による労働時間の適正化に努める
・産業医・産業看護職とのヘルスケア
産業医・産業看護職との連携を強化し、健康保持増進に努める
労働安全衛生委員会の実施(産業医同席のもと月1回開催、時間外勤務の実績報告など)
・メンタルヘルスへの取り組み
ストレスチェック実施
高ストレス者への産業医面談推奨
社員相談窓口の設置
メンタルヘルス研修の実施
・従業員の健康増進への取り組み
社員のスポーツ活動推進(バドミントン、テニス、ソフトテニス、ゴルフ、スノーボード、ランニングなど社員同士の親睦を図りながら、スポーツ活動を推進)
ラジオ体操の実施(工場)
ヨネックスは「社員第一」の経営に努めているからこそ健康のための多くの取り組みを行うことができ、今後他の企業が参考にすべきビジネスモデルといえます。
まとめ
本記事では、【企業研究】ヨネックスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説というテーマで、就活生向けに役立つ情報をまとめました。
スポーツ用品メーカーの大手企業としてブランド力があり、また今後は海外展開を積極的に行っていくため、よりスケールの大きな事業に携われる可能性もあります。
そのため就活生からは一目置かれる企業であり、就職難易度も決して容易ではありません。
しかしヨネックスのような魅力的な企業から内定をもらうことができれば、きっと良い社会人生活を送れることでしょう。
粘り強く就職活動を行うことが最重要になるため、最後まで全力で取り組んでいきましょう!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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