【企業研究】小松製作所の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

就活において企業研究は必須ですが、企業の情報は1つにまとまっていないことがあります。そして、そのような場合は企業研究自体に時間と手間がかかってしまいますよね。

そこで、ここでは小松製作所の事業内容や就職難易度について本記事内で徹底解説いたします。小松製作所が気になっている方、小松製作所の選考を受けようとお考えの方は、ぜひご確認ください。

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建設機械業界

建設機械業界は建設現場で利用する機械の製造・販売をおこなっている業界です。具体的な製品にはブルドーザーやクレーンなどがあります。建設機械業界は建機出荷額が2兆を超えるほど市場が大きいです。

建設機械以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください！

【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

小松製作所の事業内容は大きく分けて9つあります。事業内容を確認することで入社後の働き方がわかるため、ここで事業内容についてしっかりと把握しておきましょう。

–KOMATSU　事業内容

事業①土木

五穆事業では土木現場のニーズに応える商品・ソリューションを提供しています。土木は私達のインフラとも深く関わっており、日々の暮らしを支えるような業務に携わっていくことが可能です。

小松製作所の土木事業では下記の3つをメッセージとしてHPに掲載しています。

• 日々の暮らしを支える
• 人と技術の力で都市化をサポート
• スマートコンストラクションで現場の困りごとを解決

また、土木事業で製造している具体的な商品は下記のとおりです。

• 油圧ショベル
• ブルドーザー
• モータグレーダー
• ミニショベル
• ダンプトラック

事業②解体・産廃・リサイクル

本事業では建設現場で出てくる産廃物を有効活用し、環境への負荷を減らすような取り組みを進めています。建機の立場から環境問題へ取り組みたい方におすすめな事業です。

解体・産廃・リサイクル事業では下記の3つをメッセージとしています。

• 循環型社会の実現をサポート
• お客さまの安全を第一に考える
• 効率と働きやすさを追求

具体的な製品は下記のとおりです。

• カッター付 油圧ショベル
• クラッシャー付 油圧ショベル
• マグネット付 油圧ショベル
• ミニショベル
• 環境リサイクル機械
• ホイールローダー

事業③マイニング

マイニング事業では鉄道や電力など社会インフラを支えている事業に必要である鉄や化石燃料を採取するための機械を製造・販売しています。機械の効率性だけでなく、安全性も評価が高い事業です。

マイニング事業では以下の3つをメッセージとして掲載しています。

• 資源供給の源流で人々の生活を支える
• 世界初の無人ダンプトラックシステム
• 厳しい環境下で安全と生産性を両立

具体的な製品は下記のとおりです。

• 超大型油圧ショベル
• 超大型ホイールローダー
• 超大型ブルドーザー
• モータグレーダー
• ダンプトラック
• ロープショベル
• ハイブリッドショベル
• エレクトリックホイールローダー
• コンティニュアス・マイナー
• ドリルジャンボ

事業④採石

本事業ではセメントやコンクリートなどに利用されるなど幅広い分野で需要が高い採石を支援している事業です。また、小松製作所は開発が終わったあとの緑化など環境問題に対しても取り組んでいます。

採石事業のメッセージは下記のとおりです。

• インフラ整備に必要不可欠な資材生産をサポート
• 現場に即したトレーニングの提供
• 採石山の再生をサポート

本事業の製品は下記のとおりです。

• 油圧ショベル
• ホイールローダー
• ダンプトラック
• モータグレーダー
• フォークリフト

事業⑤林業

林業事業では造林・育林・伐採といった循環型サイクルを保つような機械の製造・販売を進めています。メッセージは下記のとおりです。

• 快適な林業を目指して
• 安全と生産性を支えるサービス・サポート体制
• 林業の見える化で振興産業としての発展を目指す

具体的な製品は下記のようになっています。

• ハーベスタプロセッサ付 油圧ショベル
• グラップル付 ミニショベル
• フォークリフト
• ハーベスター
• フォワーダー
• フェラ―パンチャー

事業⑥農畜産

農畜産事業では農業や畜産業で利用される建設機械を提供しています。本事業は食の豊かな未来に貢献することを掲げており、食の観点から消費者に関わることができる事業です。メッセージは下記のとおりです。

• 農畜産家の生産性向上に貢献
• 日本から東南アジア諸国へ広がる農業ブルドーザー
• 豊かな未来のために農業・畜産業に持続可能な成長を

具体的な製品は下記のようになっています。

• ブルドーザー
• 油圧ショベル
• ミニショベル
• ホイールローダー
• フォークリフト

事業⑦物流

物流事業では物流会社内で利用されるような運搬機械の製造・販売をしています。流通は社会インフラとして必要不可欠であり、やりがいを感じることのできる事業です。メッセージは下記のようになっています。

• 生産現場から物資の輸送まで物流の現場をサポート
• 電動化で働く人にも優しく地球にも優しく
• 技術を結集した商品と信頼のサービス体制

具体的な製品は下記のとおりです。

• バッテリー式フォークリフト カウンタータイプ
• バッテリー式フォークリフト リーチタイプ
• エンジン式フォークリフト
• リーチスタッカー

事業⑧産業機械

産業機械事業ではものづくりに必要な機械の製造・販売をしています。板金機械から温度制御装置と非常に幅広い機械を製造していることが特徴的です。メッセージは下記のとおりです。

• モビリティ社会を実現するコマツのものづくり
• 自動車製造に欠かせないプレス、板金機械や工作機械
• 半導体製造の基盤を支える温度制御技術の提供

産業機秋製品には下記のようなものがあります。

• プレス機械
• 板金機械(プレスブレーキ)
• 板金機械(レーザー/プラズマ加工機)
• 工作機械
• 電池製造装置
• ワイヤーソー
• サーモモジュール
• 熱電EHデバイス
• 純水加熱装置

事業⑨その他

その他の事業ではパイプラインの敷設やエンジン開発など幅広い機械を製造しています。多くは社会インフラをサポートしており、さまざまな場で社会インフラに携わっていくことが可能です。メッセージは下記のようになっています。

• 降雪地域の経済を止めないために
• エネルギーを多くの人々に届けるためのパイプラインの敷設
• トンネルを掘削し社会インフラを整備する
• エアラインの定時運航を支える
• 自社開発のエンジンを提供

新卒選考フロー

内定を獲得するためには新卒選考フローを確認しておき、事前に対策を取ることは非常に重要です。ここで選考フローについて確認し、どのような対策を取れば良いのか知っていきましょう。

–KOMATSU　採用情報

募集職種

小松製作所は下記のような募集形態を用意しています。このように豊富な形態があることから、自分が希望する配属にできる可能性が高いです。

具体的な募集職種は下記のとおりです。

技術職

• 研究・開発
• 生産技術
• 調達
• サービスエンジニア

事務職

• 経理・財務
• 人事・総務
• 法務
• 営業
• 生産管理
• 調達

選考フロー

小松製作所の選考フローは下記のとおりです。こちらは事務系と技術系共通となっています。

1. マイページエントリー
2. 説明会
3. エントリーシート提出
4. 適性検査
5. 面接（複数回）

適性検査はSPIのWEBテスト型です。一般的な試験であるため、しっかりと対策を取っておきましょう。

給与水準

給与水準は下記のように全社採用・事業所採用と技術系・事務系でわかれています。

なお、高専本科、短大、専門卒は下記で共通の水準となっています。賞与は年2回であり、手当としては子ども手当や特別資格手当などがあります。

技術系：215,000円

事務系：205,000円

社風

口コミサイトを確認すると、小松製作所には下記のようなものが多く見られました。

• 挑戦する人は後押ししてもらえる
• 愚直に頑張っていく風土
• 部署によっては非常に保守的
• 社内制度が変わりつつある

求める人材

小松製作所は公式HPに下記の採用メッセージを掲載しています。

一つひとつの現場の課題から、

世界的な社会問題や地球規模の環境問題に対して

真摯に向き合う。

失敗を恐れることなく挑戦し続け、最後までやり抜く。

コマツならではのスピリットを貫き、社員一人ひとりが

多様な価値観や個性を発揮することで、

新たな価値を創出していく。

人、社会、地球が栄える未来を、

世界中のお客さまやパートナー、

そして私たちと共に切り拓いていこう。

–KOMATSU　採用情報

こちらのメッセージに共感でき、自分もそうでありたいと考えている人が求められていると言えるでしょう。また、就活ナビサイトであるリクナビには下記の5つを求める人材として公表しています。

1. 主体的に挑戦できること　
2. 諦めずにやり抜くこと　
3. 論理的思考能力があること　
4. チームワークを発揮できること　
5. 事業や現場に興味・関心があること

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

業界内でどのような立ち位置になっているのかは、今後の戦略や経営安定性を図ることができます。ここで、小松製作所は業界内でどのような立ち位置となっているのかを確認してみましょう。業界内での立ち位置は下記のとおりです。

このように小松製作所は業界内でもトップ層に位置しています。その代わり、就職難易度が非常に高いことから、対策はしっかりとしなければなりません。

また、他業界や他の会社の就職偏差値については、下記の記事でご紹介しています。こちらもぜひご確認ください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

採用大学

2022年度の採用大学ランキングは下記のとおりです。

1. 大阪大学：18名
2. 同志社大学：10名
3. 明治大学：9名
4. 東京農工大学：8名
5. 金沢大学：7名
6. 京都大学：7名
7. 立命館大学：5名
8. 北海道大学：4名
9. 東京外国語大学：4名
10. 東京工業大学：4名

ランキングでは比較的有名な大学が多いですが、全体を見てみると非常に幅広い大学から採用しています。しかし、国立大学もしくは有名私立大学からの採用が主となっているため、それら以外の大学からの入社は努力が必要です。

少なくとも大学による足きりはほぼないため、気になっている場合は積極的に応募していきましょう。

ホットニュース

ホットニュースは企業の動向について知ることができます。ここでホットニュースについて確認しておき、自分にはどのような影響があるのかを考えておきましょう。

ホットニュース①

小松製作所は経済産業省、東京証券取引所、独立行政法人情報処理推進機構が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄（DX銘柄）」企業の中から、”特に傑出した取り組みを制度開始当初から継続している企業”である「DXプラチナ企業2023-2025」に選定されました。

製造業ではDX化が重要視されていますが、小松製作所はDX化に力を入れており、効果的な取り組みをおこなっていることがわかります。今後もこれらの活動は続けていくと公表しており、これら業務に携わる可能性があります。

ホットニュース②

小松製作所は2024年3月期に期初計画を40億円上回る売上を達成しました。値上げによる増益効果は1200億円超えとされており、上場来高値も視野に入っています。このように、小松製作所は現在、会社の歴史のなかでも非常に高い売上を誇っている時期です。

入りたい会社が急成長を遂げている段階であるのか、売上が安定しているのか、どちらが良いのかは人によって異なります。まずは自己分析から自分に向いている事業規模・推移を知り、それに適しているかどうかを判断できるようにしておきましょう。

まとめ

今回は小松製作所の事業内容や就職偏差値についてご紹介しました。就職を成功させるためにはリサーチを徹底的におこない、入社後に後悔する可能性を低くすることが重要です。本記事や企業の説明会などで企業研究を徹底的におこなっていきましょう。

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