【学歴フィルターは?】朝日新聞社の就職を可能にする3つの対策法

【学歴フィルターは?】朝日新聞社の就職を可能にする3つの対策法

2023年6月6日更新

はじめに

朝日新聞社の就職は難しそうなので、はなからチャレンジするのをあきらめていませんか?

 

確かに学情が公開した2024 年卒学生対象「就職人気企業ランキング」を見ると、朝日新聞社は日本で86位とトップ100に入る花形企業です。

 

よって、入社するのは並大抵のものではありません。

 

では、無理かというと、そうでもありません。

 

確率は低いですが、中堅大学からでも内定をゲットするチャンスはあります。

 

本記事では、朝日新聞社の就職難易度や就職倍率、学歴フィルターの有無を明らかにしたうえで、内定を手繰り寄せる3つの対策法を公開します。

 

10分後には朝日新聞社の就職に対するおぼろげな輪郭がクッキリしてきますので、最後まで一気にお読みくださいね。

 

朝日新聞社の概要

自分との相性を確かめるために、まずは朝日新聞社の基本データをおさえることが先決です。

 

以下で朝日新聞社の基本的な会社概要を表にまとめましたので、確認しておきましょう。

 

項 目内 容
会社名朝日新聞社
設 立1879年1月25日
本社所在地東京本社 東京都中央区築地5-3-2
事業所・発行本社(東京、大阪、西部、名古屋)・北海道支社

・福岡本部(西部本社管内)

・国内取材拠点:44総局・180支局

・海外取材拠点:33総支局

代表取締役社長中村史郎
主な事業・朝日新聞の発行

・デジタルメディアによる情報サービスの提供

・展覧会・音楽公演・映画祭など文化活動の企画・運営

・スポーツイベントの主催

・不動産事業

・その他各種事業

資本金6億5,000万円
売上高2,724億7300万円(2022年3月期)
従業員数4,188名(2022年4月現在)
給 与大 卒:248,730円(月給)

大院卒:266,180円(月給)

*手当:基準外賃金、家族給、通勤交通費、時間外手当など

昇 給年1回(4月)
賞 与年4回(6月・9月・12月・3月)
休日・休暇完全週休2日制

・特別休暇(結婚、服喪、転任、妻の出産、子どもの看護、介護等)

・出産(産前産後19~25週)

・リフレッシュ休暇

・連続休暇制度

福利厚生・社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険)

・福利厚生:施設/本社・健康保険組合直営保養所 (熱海、嵐山)、フィットネスルーム、付属診療所

・財産形成/財形住宅・財形年金、住宅資金貸付

平均年齢46.1歳(2022年3月31日時点)
平均勤続年数21.8(2022年3月31日時点))
平均有給休暇

取得日数

15.9日(2021年度)
役員・管理職に占める女性割合13.6%(2021年度)
関連会社(株)朝日新聞出版、(株)朝日学生新聞社、(株)日刊スポーツ新聞社、ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン(株)、(株)朝日広告社、(株)朝日プリンテック、朝日新聞販売サービス(株)、(株)朝日ビルディング、(株)テレビ朝日ホールディングス、北海道テレビ放送(株)、名古屋テレビ放送(株)、朝日放送(株)、九州朝日放送(株)など

 

参考:マイナビ2024(朝日新聞社)リクナビ2024(朝日新聞社)

就職難易度

「マスコミは就職難易度が高いと聞きますが、実際に入るのは難しいのですか?」

 

以下が東京経済オンラインで公表されている「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社の各新聞社の順位です。

朝日新聞社は104位にランクインしており、就職難易度も「60.2」と高い難易度を示しています。

 

順位会社名就職難易度
15位日本経済新聞社63.4
79位読売新聞社60.9
104位朝日新聞社60.2
180位毎日新聞社58.8

 

名だたる有名企業が立ちはだかる中でのランクインなので、入社の難しさが推し量れますね。

 

一方で、就活会議によると新聞各社の就職難易度は下表のとおりです。

 

朝日新聞社読売新聞社毎日新聞社日本経済新聞社
5.04.74.75.0

引用:就活会議~就職難易度

 

朝日新聞の就職難易度は日本経済新聞社と同様に「5.0/5.0」を示しており、「情報・通信」業界のトップクラスの難易度だということですね。

 

就職倍率

「朝日新聞社の入社が難しいのはわかりましたが、実際の就職倍率ってどのくらいなんですか?」

 

朝日新聞社は就職倍率を公表していませんので、精緻な数値は不明です。

 

ただし、概算で出す方法はあります。

 

それは、リクナビの「プレエントリー候補リスト登録人数(以下、プレエントリー数)」を「採用予定者数」で割って算出するやり方です。

 

この方法は正確ではないですが、ザックリと就職倍率を掴めます。

 

まずは「採用予定者数」ですが、直近の採用数から「40名」と仮定します。

 

年 度人 数
2022年度非公開
2021年度43名
2020年度40名

 

つづいて、プレエントリー数はリクナビ2024(2023年6月1日時点)のデータで「10,123名」の学生がエントリーしています。

 

したがって、

 

採用倍率=プレエントリー数÷採用予定人数=10,123名÷40名≒253倍と高倍率であることが概算できます。

 

要は、250人受けて1人受かるかどうかの狭き門だということですね。

 

もちろん、プレエントリーした全員が全員受けるわけではないですが、それを差し引いたとしても、大企業の就職倍率の平均が「2.4倍」だと言われていますので、桁が2つほど大きい高倍率であることは間違いありません。

 

 

 

学歴フィルターの有無

「これだけ高倍率だと、学歴フィルターとかあるんでしょうね?」

 

結論から言うと、学歴による足切りはないと言えます。

 

それは採用実績校をみれば、おおよそ見当が付きます。

 

採用実績校

 

下表が朝日新聞社が公開している2019年入社予定者の実績です。

 

倍率から見ると意外な結果ですが、単に高学歴だからという理由ではなく、報道機関と親和性の高い学生を人柄や志望動機などを重視して採用している傾向がうかがえますね。

 

具体的には、旧帝大、早慶上智、MARCHなど名門大学がずらりと並んでいますが、なかには中堅大学からの採用も見受けられます。

 

また、芸術系大学など幅広い大学からも採用されているので、高学歴でなくても選考対策や準備を万全に行えば、内定をもらえる可能性はゼロではないという印象です。

 

青山学院大学、跡見学園女子大学、大阪大学、京都大学、京都大学大学院、近畿大学、慶應義塾大学、慶應義塾大学大学院、神戸大学大学院、国際基督教大学、信州大学、上智大学、専修大学、多摩美術大学大学院、中央大学、筑波大学、津田塾大学、東京学芸大学、東京女子大学、東京大学、東京理科大学、同志社大学、長崎国際大学、名古屋大学、奈良女子大学、一橋大学、一橋大学大学院、兵庫県立大学大学院、北海道大学、北海道大学大学院、宮城学院女子大学、明治大学、立教大学、立命館大学大学院、早稲田大学、早稲田大学大学院

その他全国の国公立大学、私立大学、大学院

引用:リクナビ2024~2019年入社予定者の実績

 

採用大学ランキング

 

次に採用大学ランキングを見ていきましょう。

 

データは2022年春の就職状況をデータ化したものですが、名門大学が名を連ねているものの、1つの大学に偏って採用しているわけでなく、満遍なく散らばっている感がありますね。

 

最近の朝日新聞社の採用人数は40名ほどなので、あなたの大学名が載っていなくても、残りの席に座れるチャンスはアリです。

 

大学名採用人数
神戸大学3
早稲田大学3
筑波大学2
上智大学2
成蹊大学2
津田塾大学2
立教大学2
北海道大学1
東京大学1
東京外語大学1
東京学芸大学1
静岡大学1
京都大学1
東京都立大学1
横浜市立大学1
東北芸術工科大学1
慶応義塾大学1
法政大学1
立命館大学1
26

引用:大学通信オンライン~2022年 企業ごとの大学別就職者数(朝日新聞社)

 

ただし、就職倍率を見てもわかる通り、狭き門だということは間違いありません。

 

相当の選考対策を行っておかないと箸にも棒にも引っかからない結果に終わりますので、次のチャプターで選考対策を解説しておきますね。

 

内定確度を高める3つの選考対策

競争率の激しい朝日新聞社の選考で勝ち抜くためには、できるだけ実効性の高い選考対策を行うことが賢明です。

 

それではどんな対策をすればいいのか?

 

大きく3つありますので、解説していきましょう。

 

新聞やメディア記事を読み込む

 

朝日新聞のRecruite SiteのFAQでは「朝日新聞を読んでないとダメですか?」という問いに対して、下記のように答えています。

 

紙の新聞を読んでいるかどうかを選考の判断にはしていません。ただ、日々、ニュースに関心を持つこと、朝日新聞のコンテンツにふれることで、会社や仕事への理解を深めていただけると思います

 

これを鵜呑みにして、丸腰で選考に臨むのは危険です。

 

確かに朝日新聞を読んでいないからという理由で即座に落とされることはないでしょうが、日々のニュースに関心を持つことや、朝日新聞のコンテンツに触れることで同社や仕事の理解を深めることを求められていますね。

 

つまり、朝日新聞は当然のこと、他社の新聞や発行しているメディア記事を読み込むことは必須だということですね。

 

なぜなら、新聞にはその企業の傾向や大事にしているトレンドが埋め尽くされているからです。

 

実は、新聞社の企業研究をするなら、各社の新聞を読み比べることが遠いように見えて1番の近道になります。

 

また、他社の新聞やメディア記事を読み込むことで、自分なりに「朝日新聞でこんな仕事をしてみたい」という思いが出てくるかもしれません。

 

そんな思いや感情が言葉に乗り移ると、当然のごとく臨場感や迫力が出てきますので、説得力が高まり内定に1歩近づくはずです。

 

そのために、新聞やメディア記事を必ずチェックしておくようにしましょう。

 

朝日新聞社の求める人物像に寄せる

 

就活で内定をゲットするためには、相手の求める人物像に寄せることが肝要です。

 

なぜなら、

 

「求める人物像=採用したい人物」

だからです。

 

要は、相手の求める人物像に寄せることができれば、内定に1歩近づけるわけです。

 

それでは、朝日新聞社が求める人物像とは何か?

 

それは、「コミュニケーション能力が高い人」です。

 

 

【朝日新聞の求める人物像】

選考基準は人物本位。コミュニケーション能力が求められる仕事です。面接を重視しています。

引用:リクナビ2024~朝日新聞社

 

 

コミュニケーション能力なんて、どの企業も求めるのではと思うかもしれませんが、新聞社の面接であれば、普通レベルの回答では話にならないでしょう。

 

なぜなら、新聞は取材がキモだからです。

 

要は、取材はコミュニケーション能力がコアスキルです。

 

また、記者職以外の部門においても、コミュニケーション能力は非常に重要です。

 

例えば朝日新聞社では、記者部門以外にビジネス部門という部署がありますが、こちらも広告提案や新聞販売のコンサルなど、高いコミュニケーション能力を必要とする職種です。

 

よって、朝日新聞の求める人材として刺さるアピールをするには、コミュニケーション能力について触れる必要があるということですね。

 

では、コミュニケーション能力を磨くにはどうしたらいいか?

 

たとえば、

 

ディベートやグループディスカッションに参加して、他の人と意見を交換し合うなかで、異なる視点を理解し、自分の意見を明確に表現する力を養う。

 

自分の意見や情報を効果的に伝えるために、プレゼンテーションの技術を学び、練習する。

 

学校やクラブ、ボランティア活動などでリーダーシップの役割を果たす機会を積極的に探す。

 

コミュニケーションスキルを向上させるためのトレーニングやワークショップに参加する。

新聞社やメディア関連のインターンシップや実務経験を通じて、実際の業務でのコミュニケーションスキルを養う。

 

など、自分の意見を明確に伝える能力や、柔軟な対応力、協調性を養うための実践的な練習を数多く積みましょう。

インターンやアルバイトで実務経験を積む

 

また、下記5つの理由でインターンシップや就職イベントに参加することをおすすめします。

 

①業界理解と経験の獲得

 

新聞社やメディア業界の現場で働くことで、業界の仕組みやルール、報道活動の実際の流れを理解できます。

 

実務経験を通じて、記事制作や報道のプロセスに関わり、専門知識やスキルを磨けるので、一石二鳥以上の効用がありますね。

 

②プロフェッショナルとの接点

 

インターンシップやアルバイトを通じて新聞社で働くことで、実際のプロフェッショナルたちと接する機会を得られます。

 

彼らからのアドバイスや指導を受けることで、自身の成長につながるだけでなく、業界内での人脈を広げることも可能ですね。

 

③実践的なスキルの習得

 

実務経験を通じて、記事の執筆や取材のスキルを身につけることも可能です。

 

具体的な調査やインタビュー、編集作業などを通じて、コミュニケーションスキルやライティングスキル、情報収集能力などの向上が期待できます。

 

④自己PRの充実

 

インターシップの参加により志望度の高さを匂わすことができ、自己PRも経験を絡めながら説明できるため、説得力も増します。

加えて、具体的な業務経験や成果を挙げることができ、他の就活生と差別化することが可能になるでしょう。

 

⑤就職先の選択肢の拡大

 

 新聞社での実務経験があることは、他のメディア関連企業や広告代理店、出版社など、メディア業界以外の就職先でも高く評価されることがあります。

 

したがって、幅広い選択肢を持ちながら、自身のキャリアを構築することが可能になります。

 

これらの理由から、新聞社のインターンシップやアルバイトで実務経験を積んでおくことは、将来の就職活動やキャリア形成においていい影響を与えることが期待できますね。

 

 

まとめ

以上、朝日新聞社の就職事情や内定をゲットするための対策法を解説してきました。

 

記事内でも触れたように、朝日新聞社に入社するには一筋縄ではいきません。

 

同社の人気度も難易度もトップクラスで、集まるライバルもハイレベルです。

 

そんな中で出し抜くには、今回紹介した3つの対策法以外にも、高くアンテナを張って世の中の情報を収集し、融合させて話す力が求められます。

 

何事も行動しなければ、果実はもぎ取れません。

 

ぜひ、今回紹介した方法にチャレンジして、望む結果を手繰り寄せられることを祈念しています。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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