【ベンチャー企業に就職したいなら】意味や優良企業の選び方を解説

【ベンチャー企業に就職したいなら】意味や優良企業の選び方を解説

2023年5月10日更新

はじめに

ベンチャー企業とは、何か説明できる人は少ないと思います。

 

「新しいことに挑戦する会社」、「人数が少なそう」といった漠然としたイメージはあるかもしれませんが、しっかりと説明するのは難しいと思います。

 

ベンチャー企業に就職したい、と思っている人もなんとなくのイメージで就職しようとしている人は注意しましょう。

 

ベンチャー企業がどういうものか、自分に合っているのか理解した上で就職することが大切です。

 

ベンチャー企業がどういうものか、企業の選び方やメリットなど詳しく説明するので見ていきましょう。

ベンチャー企業の定義

結論から言うと、ベンチャー企業の定義というものはありません。

 

一般的に、ベンチャー企業というのがどういうものか、特徴を説明します。

 

ベンチャー企業の特徴は、以下の3つです。

  • 他の企業がやらない新しい事業を行っている
  • 設立(創業)したから、まだ月日が短い
  • 革新を生み出す企業

 

簡単に言えば、まだ誰もしたことのないサービスを一から考えて挑戦していく会社、ということです。

 

設立してから月日が短いことから、従業員の人数が少ない傾向があります。

 

しかし、数千人規模の大きな会社もあるので、一概にこれ、と定めることはできません。

ベンチャー企業と合わせて知っておきたい用語集

ベンチャー企業に就職したい方は、合わせて知っておいた方がいい用語があります。

 

ベンチャー企業を選ぶときに用語を知っていれば、優良なベンチャー企業が見つけやすくなります。

 

何も知らずに企業を探すよりも、知識を身に着けて探した方がより自分の求めている企業を見つけやすいため、見ていきましょう。

 

スタートアップ

スタートアップもベンチャー企業も革新的なアイデアで、新しいものを生み出す、という点では同じですが、最終的なゴールに違いがあります。

 

ベンチャー企業は、中長期的に成果を上げ収益を安定化させていく企業です。

 

一方のスタートアップは、短期間で収益を上げるために、少数精鋭で0から1を作り上げていく企業です。

 

スタートアップ企業の例だと、「メルカリ」、「株式会社タイミー」、「スマートニュース」などがスタートアップ企業として成功しています。

 

中小企業

中小企業は、中小企業庁が定めている定義があるため明確にわかります。

 

中小企業が定めている定義は、以下の通りです。

業種分類中小企業基本法の定義
製造業その他資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は

常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人

卸売業資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は

常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人

小売業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は

常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人

サービス業資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は

常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人

引用元:(中小企業庁:「中小企業・小規模企業者の定義」 )

中小企業というのは、資本金や従業員の人数によって定められるので、この範囲内に入っていれば、中小企業でありながらベンチャー企業であると言えます。

 

ベンチャー企業というのは、冒頭で述べたように「志向性」「会社の目指すところ」によって変わります。

 

ジョイントベンチャー

ジョイントベンチャーとは、複数の企業が力を合わせ資本金を分け合うことで、新しい事業を立ち上げることを言います。

 

お互いの弱点を補ったり、逆に強みを活かしあったりして、総合的に「WIN WIN」な関係を作りながら行う事業です。

 

ジョイントベンチャーの事例は、

「ユニクロ×ビックカメラ」=「ビックロ」
「ソフトバンク×日本通運」=「Mee Truck」

 

この2つが代表的です。

 

同じベンチャーでも、ベンチャー企業とは少し意味合いが変わってきます。

 

協力し合う複数の企業がなければ成り立たないため、名前は似ていますがベンチャー企業とは、違いがあります。

社内ベンチャー

社内ベンチャーとは、企業が新たにサービスや事業を展開するために、企業から独立した組織のことを言います。

 

残念ながら社内ベンチャーは、元々入社している従業員が、新たに組織を作り出すため新入社員として入社することはできません。

名前は似ていますが、就活生とは少し離れているため簡単な説明だけしておきました。

 

メガベンチャー

メガベンチャーはベンチャー企業と同様で、定義はありませんが、名前の通り大企業へと成長したベンチャー企業のことを言います。

 

ベンチャー企業と大企業の両方の特徴を兼ね備えた企業です。

 

ある一定期間の間に急激に成長した、という特徴がありメガベンチャーとして有名な企業は、「楽天」、「グノシー」、「ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社」、「コロプラ」といったところが挙げられます。

 

安定したベンチャー企業に就職したい、という想いがあるならメガベンチャーが目標ということになります。

 

ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルというのは、企業ではありません。

 

将来見込みのあるベンチャー企業に、資本金を投資し後押しする組織のことです。

 

ベンチャー企業に就職したい人は、このベンチャーキャピタルという言葉の意味を理解しておくことが重要です。

 

自分が就職したいと思っている企業が、ベンチャーキャピタルから投資を受けているのかが重要です。

 

何も支援を受けていない企業より、将来を見越して投資を受けている企業のほうがより安定して働くことができます。

 

ベンチャー企業を見極めるポイントとして重要になるので覚えておきましょう。

ベンチャー企業が求める人材

ベンチャー企業に就職したい場合は、自分の特徴や性格がベンチャー企業とマッチしているかが重要になります。

 

ベンチャー企業の性質を理解していないのに就職しても、職場環境と自分の性格にギャップを感じ、長続きしません。

 

ベンチャー企業が求める人材、つまりどんな人がベンチャー企業に向いているのか説明していきますので、自分の性格と合っているか確かめながら見ていきましょう。

 

挑戦していくことが好き

冒頭でも説明しましたが、ベンチャー企業は他の企業がまだ行っていない、新しいことに挑戦していく企業です。

 

そのため、新しいことに挑戦するのが好きな就活生を求めています。

 

保守的ではなく、進歩的に行動を起こせる人であることが重要です。

 

自主的に行動でき、指示待ち人間にならず、物事を考える力を持っていることが望ましいです。

 

与えられた仕事を黙々とするのが好き、という方はベンチャー企業には向いていません。

 

企業にあったスキルを持っている

これから新しいことに挑戦していくためには、スキルや資格を持っている人だと即戦力として扱えるため企業側も採用しやすくなります。

 

例えば、IT関係の業種であれば、プログラミングの資格や知識を保有している人は、専門スキルを身に着けているので、採用した後も研修に時間を費やすこともなく現場の仲間入りができます。

 

これから始めていく事業の知識を持っている人は、会社が求めている考えとマッチしているので会社側からしてもありがたいです。

 

変化に対応できる

ベンチャー企業では、新事業の立ち上げや、経営方針の変更など目まぐるしく変化があります。

 

そんな状況であっても、柔軟に対応できる力がなければついていけません。この考えが正しい、と自分の意見を曲げない人はベンチャー企業には向いていません。

 

この考えが正しいけど、見方を変えればこの考えも正しい、と思えるような思考転換ができなければ変化に適応できません。

 

仕事が好き

仕事が好きというのは、他の業種でも大切ですが、ベンチャー企業では特に重要です。

 

安定して収入を得られるまで、苦労や困難が絶えない仕事です。

 

それでも新しいことに挑戦したい、今の仕事にやりがいを感じている、といった仕事を好きで働いていないとあまり長続きしません。

 

今の仕事が好きで、忙しくても、壁にぶち当たっても、乗り越えられる強い信念を持っている人は、ベンチャー企業に向いています。

 

4つの特徴に1つでも当てはまる人ならベンチャー企業を目指しても構いませんが、ひとつも当てはまらない、思っていたのとは少し違うな、と感じた人は目指す方向性を見つめなおす方がいいでしょう。

優良なベンチャー企業を見極めるコツ

企業を探すだけなら簡単ですが、優良なベンチャー企業を見極めるにはコツを学んでおかなければいけません。

 

将来少しでも安定した職業に就きたいなら、より将来見込みのあるベンチャー企業を探さなければいけません。

 

就職できても会社が倒産すれば、意味がないので優良なベンチャー企業を見極めるコツを紹介していきます。

 

①有益な情報を集める

ベンチャー企業というのは、創業から間もないことも多く、ホームページがまだできていなかったり、公開情報が少なかったりとなかなか見つけにくい可能性が高いです。

 

まずはベンチャー企業の情報を収集することから始めましょう。情報を集めるのにおすすめの方法が、「SNSの活用」です。

 

まだホームページやWebサイトに力を入れる資金がない場合、Twitterなどを利用して情報を発信しています。

 

自社のPRのために活用していることや、採用目的で活用していることも多く、ベンチャー企業やスタートアップ企業も多く活用しているため、目を光らせながら情報を入手しましょう。

 

②就活エージェントの活用

自分一人では、ベンチャー企業を探しきれない場合はプロに相談し一緒に探してもらうことが重要です。

 

就活エージェントでは、専任のアドバイザーが自分にあった企業を探し出し提案してもらえます。

 

自分では探しきれなかった、優良なベンチャー企業を見つけ出してくれることはもちろん、ベンチャー独自の選考方法の効率的な対策も教えてもらえます。

 

効率的にベンチャー企業を探していきたい場合は、就活エージェントを使用することで、より早く、優良なベンチャー企業を見つけ出せる可能性が高まるので試してください。

 

おすすめの就活エージェントは、

「Meets Company」
大手からベンチャー企業まで幅広く対応。面接対策も万全。

「キャリアチケット」
運営会社もベンチャー気質で、企業の規模を問わず対応。

「irodas」
設立5年のベンチャー企業が運営。学生同士のコミュニティがあり、情報交換ができる。

 

③事業内容や企業の将来性が見込めるか

素人が事業内容を見ただけで将来性が見込めるかどうかをすぐ判断できるわけでもありません。

 

何を見れば将来的に見込みがあるのかは、先ほど紹介した「ベンチャーキャピタル」です。

 

将来見込みのあるベンチャー企業は、「ベンチャーキャピタル」から資金を投資されています。

 

ベンチャーキャピタルという組織が将来見込みがある、と判断しているので、素人の判断と違い信用性があります。

 

企業が投資を受けているかどうかが重要なポイントになります。

 

④企業の数字を見て判断する

売上成長率、利益率など少しややこしい数字が出てきますが、企業の数字が読み取れれば右肩上がりの結果を残しているのか、落ち込んでいるのかの判断がつきます。

 

業界自体は、3年間で10%の売上を伸ばしている中、この企業は3年間で20%の売上を伸ばしている、という実績がわかればまだまだ成長していく可能性が強いため優良な企業と言えます。

 

企業の数字は、一番目に見えてわかりやすい結果であるので、他の企業と見比べながらどれくらい数値を上げれているか比較しましょう。

まとめ

ベンチャー企業に就きたいなら、まずはベンチャー企業がどういうものなのか意味や、用語、求めている人材が自分とあっているかを見定めましょう。

 

ベンチャーキャピタルという言葉を知っていれば、優良なベンチャー企業を見極めるポイントになるので、ベンチャー企業に関連する用語も学んでおいたほうがいいです。

 

一般的な企業と比べ、向上心が強く、挑戦したいという気持ちがなければギャップを強く感じてしまう場合があります。

 

自己分析が弱く、勢いやイメージで通用できるわけではないので、念入りに自己分析をしておきましょう。

 

将来を見越してベンチャー企業を探したいなら、企業の数字や事業内容から将来性があるか見定めましょう。

 

自己分析と企業研究を綿密に行うことが成功への鍵です。

 

優良なベンチャー企業を見つけ出すことに苦戦している場合は、就活エージェントやスカウト型の就活サイトを利用して幅広く探し出せるようにすることがおすすめです。

 

一人で悩まず、相談できる人や相談できるサイトを活用し効率的に進めていきましょう。

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