ボランティア活動をガクチカのエピソードとして活用する方法

ボランティア活動をガクチカのエピソードとして活用する方法

2023年4月30日更新

はじめに

最近、就職活動でボランティア活動をアピールポイントとして活用する学生が増えています。一見、就職活動とは関係ないように思えるボランティア活動ですが、実は大変有益なエピソードになります。今回は、ボランティア活動をガクチカ(学生時代のエピソード)として用いるメリットについて解説します。

 

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ボランティア活動をガクチカのエピソードとして活用するメリット

コミュニケーション能力の向上

ボランティア活動では、さまざまな年齢層や職業の人たちと協力して仕事を進めるため、コミュニケーション能力が自然と身につきます。このスキルは、企業が求める人材の条件でもあります。ボランティア活動を通じて鍛えたコミュニケーション能力をアピールできるので、就活にも有利です。

リーダーシップ能力の獲得

ボランティア活動では、リーダーシップを発揮し、チームを率いる機会もあります。これは、企業においても大切なスキルです。ガクチカとしてリーダーシップを発揮したエピソードを話すことで、企業からの評価が高まるでしょう。

社会貢献への意識の高まり

ボランティア活動を通じて、地域や社会に貢献することの重要性を実感できます。この経験は、企業のCSR活動に関心を持つきっかけになります。企業は、社会貢献に取り組む姿勢を持つ学生を評価することが多いため、ボランティア活動の経験は大きなアピールポイントになります。

異文化理解・グローバルマインドの獲得

海外ボランティアの場合、異文化理解やグローバルマインドを身につけることができます。これらの能力は、グローバル化が進む現代社会において、ますます求められるようになっています。海外ボランティアの経験を持つ学生は、企業にとって魅力的な人材となります。

自己成長と達成感

ボランティア活動を通じて、自分の成長や達成感を実感することができます。この経験は、自己分析や自己PRの際に役立ちます。ボランティア活動を経験した学生は、自己成長の過程を具体的に説明できるため、企業からの評価が高まります。

 

ボランティア活動をガクチカのエピソードとして活用する際のポイント

成果や具体的なスキルをアピール

ボランティア活動をガクチカにする際、具体的な成果や獲得したスキルを明確にアピールしましょう。例えば、リーダーシップを発揮してプロジェクトを成功させたり、コミュニケーション能力を駆使してチームをまとめたりした経験があれば、それらを強調して話すことが重要です。

自己分析とつなげる

ボランティア活動の経験をもとに、自分の強みや改善点を分析し、それを自己PRに活かしましょう。例えば、「ボランティア活動を通じて、コミュニケーション能力が向上した」という具体的なエピソードを話すことで、自己分析力をアピールできます。

企業の価値観やビジョンと関連づける

志望する企業の価値観やビジョンとボランティア活動を関連づけて話すことで、その企業で活躍できる理由を明確にすることができます。例えば、「社会貢献に取り組む企業のビジョンに共感し、ボランティア活動を通じて培った経験を活かしたい」とアピールできます。

継続性や成長の過程を強調

ボランティア活動を継続的に行っていることや、その過程でどのように成長したのかを強調することで、企業からの評価が高まります。例えば、「1年間毎月ボランティア活動に参加し、リーダーシップ能力を徐々に身につけた」という話をすることで、自己成長の過程を示せます。

他者への影響や貢献を具体的に説明する

ボランティア活動を通じて、どのように他者や地域社会に影響を与えたのか、具体的な事例を挙げて説明しましょう。例えば、「子どもたちに教育支援を行い、学業成績が向上した」といった具体的な成果をアピールすることで、企業に対する協力力や貢献意識を示すことができます。

人間性や価値観をアピール

ボランティア活動を通じて学んだことや感じたことを伝えることで、人間性や価値観をアピールできます。例えば、「ボランティア活動を通じて感じた地域のつながりの大切さや、社会貢献への意識の高まり」などの話をすることで、企業からの評価が高まります。

 

ボランティア活動をエピソードにしたガクチカの書き方

ここでは、ボランティア活動をエピソードにしたガクチカの書き方を、ESの構成に沿って解説します。

  1. 結論

まず、エピソードの結論を述べて、ボランティア活動がどのような成果をもたらしたのか明示しましょう。例えば、「ボランティア活動を通じて、自分のコミュニケーション能力やリーダーシップが向上し、地域社会にも貢献できた」といった結論を書きます。

  1. 動機

次に、ボランティア活動に参加した動機を説明します。例えば、「社会貢献に興味があり、地域に貢献できる活動を探していたときにボランティア活動に出会った」といった動機を書きます。

  1. 目標と困難

ボランティア活動における目標と、その過程で直面した困難を述べましょう。例えば、「子どもたちに教育支援を提供することを目指し、最初はコミュニケーションがうまくいかない困難に直面した」といった内容を書きます。

  1. 取り組みと結果

困難に対してどのように取り組み、どのような結果が得られたのかを説明しましょう。例えば、「コミュニケーションの改善策を講じ、積極的に子どもたちと関わることで、次第に信頼関係が築け、子どもたちの学業成績も向上した」といった取り組みと結果を書きます。

  1. 人柄

ボランティア活動を通じて、自分の人柄がどのように変化したのかを述べましょう。例えば、「ボランティア活動を通じて、他者への思いやりや協調性が高まり、よりチームでの協力が得意になった」といった人柄の変化を説明します。

  1. 学び

最後に、ボランティア活動を通じて得た学びや感想を述べましょう。例えば、「地域のつながりの大切さや、自分が持つスキルを活かすことで社会に貢献できることを実感した。この経験を活かし、今後も社会貢献活動に取り組んでいきたい」といった学びや感想を書きます。

 

ボランティア活動をエピソードにしたES例3選

ここではボランティア活動を題材としたES例を、3つ紹介します。ESの書き方はどれも上記の結論から学びの順で書くことが非常に効果的で、以下の3つもそれに倣っています。ぜひ内容、構成の両方を参考にしてください。

海岸のゴミ拾いボランティア

私は海岸のゴミ拾いボランティア活動に取り組むことで、環境保護への意識が高まり、チームワークやコミュニケーション能力を向上させることができました。私が海岸のゴミ拾いボランティア活動に参加した動機は、地球環境に対する関心からでした。また、自分の地域に貢献し、同じ目的を持った仲間と協力して取り組むことに魅力を感じました。ボランティア活動の目標は、海岸の美化と環境保護に貢献することでした。しかし、活動初日には、ゴミが多すぎることや、参加者の意識の違いにより、チーム内での調整が難しいと感じました。困難に対処するため、私は積極的にコミュニケーションを図り、チーム内の意識統一を図ることに取り組みました。その結果、参加者全員が協力してゴミ拾いを行い、海岸の綺麗さが見違えるほどに改善されました。このボランティア活動を通じて、私の柔軟性や協調性が向上しました。また、自分の意見を他者に適切に伝える力や、異なる意見を尊重する態度も身につけることができました。海岸のゴミ拾いボランティア活動を通じて学んだことは、環境保護の重要性とチームでの協力の大切さです。今後は、この経験を活かし、環境問題に取り組む企業で働くことを目指し、社会貢献に努めたいと考えています。

老人ホームでのボランティア活動

私は老人ホームでのボランティア活動を通じて、高齢者の方々とのコミュニケーション能力を向上させ、思いやりや包容力を身につけることができました。老人ホームでのボランティア活動に参加した動機は、高齢者の方々と触れ合い、彼らの暮らしを支えることに喜びを感じたからです。また、自分の地域への貢献や、人間関係のスキル向上につながると考えました。活動の目標は、老人ホームの方々の日常生活を楽しく過ごすお手伝いをすることでした。しかし、最初は高齢者の方々とのコミュニケーションが難しく、また彼らの個々のニーズに応えることに苦労しました。困難に対処するため、私は高齢者の方々との距離を縮める努力をし、話を聞く力や共感力を養いました。その結果、彼らとの信頼関係が築け、皆が笑顔で過ごせる時間を増やすことができました。ボランティア活動を通じて、私の思いやりや対人スキルが向上しました。また、高齢者の方々との関わりを通して、包容力や忍耐力を身につけることができました。老人ホームでのボランティア活動から得た学びは、異なる年代の人々とのコミュニケーションの重要性と、社会貢献の価値です。今後はこの経験を活かし、高齢者福祉に関わる企業で働き、社会に貢献していくことを目指しています。

復興支援活動ボランティア

復興支援活動ボランティアを通じて、協力と連携の重要性を学び、リーダーシップとコミュニケーション能力を向上させることができました。復興支援活動ボランティアに参加した動機は、被災地の復興を支え、直接的な支援を行うことで地域の再建に貢献したいと考えたからです。また、困難な状況下でのチームワークを経験し、自己成長を図りたいと感じました。活動の目標は、被災地での復興作業を効率的に進めることでした。しかし、作業に必要なリソースや人員の不足、現地の状況に対応する柔軟性が求められる中での調整が困難でした。困難に対処するため、私はリーダーシップを発揮し、ボランティアメンバーと協力してタスクの分担や優先順位を決定しました。また、効率的な作業手順を共有することで、復興作業をスムーズに進めることができました。ボランティア活動を通じて、私の協調性やリーダーシップが向上しました。また、困難な状況下でもポジティブに対処する力や、チームメンバーとの連携を大切にする姿勢が身につきました。復興支援活動ボランティアから得た学びは、協力と連携の大切さ、困難な状況下でのリーダーシップです。今後はこの経験を活かし、社会貢献を重視する企業で働くことを目指し、チームでの協力を大切にした働き方を実践していきたいと考えています。

 

終わりに

ボランティア活動をガクチカのエピソードとして活用することで、自己成長やスキル習得をアピールできます。自分の興味や関心に合った活動を選び、目的や成果を明確にし、学んだスキルや価値観を強調することが大切です。また、志望企業や業界との関連性を示すことで、エピソードの効果を最大限に引き出すことができます。ボランティア活動を通じた経験を活かし、自己PRの一環としてガクチカに取り入れることで、就職活動を有利に進めることができるでしょう。

 

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