CABテストの種類と出題形式【対策の流れも解説】
2023年4月27日更新
はじめに
・就活をしてエンジニアになりたいと考えている
・就活が始まるけど、どのような試験があるのか知りたい
・cabテストの内容や対策について知りたい
この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問を解決できます。
これから就活を始める人の中で、エンジニアになりたいと考えている人も多いでしょう。
エンジニアは技術職ですが、スキルが無くても採用してくれる企業も増えてきています。
しかしながら、誰でもエンジニアになれるわけではなく、一定の能力が必要になります。
そこで本記事では、エンジニア採用の企業で多く利用されている「cab検査」について解説しました。
cab検査の詳細や問題傾向、具体的な対策についてまとめているので、是非最後までご覧ください。
cabテストとは?
cabテストは、エンジニアやSEなどの職業に適性があるのか判断するテストです。
エンジニアやSEに必要な知的能力があるのか判断するテストや、性格テストが行われます。
そこまでテストの難易度は難しくないので、対策すれば十分に高得点を出すことが可能です。
しかしながら、問題数が非常に多いので、スピード感を持って問題を回答していける能力が必要になります。
cabテストの種類
cabテストには大きく2種類あるので順に解説していきます。
Web式
コロナウイルスの影響や採用活動の効率化から、cabテストをWeb上で行う企業が増えてきました。
ペーパー方式とは違い、問題数が多く制限時間も短いため、スピード感を持って回答しなければいけません。
また、難易度も高くしている企業が多いので、ある程度の事前対策をしておかなければ回答するのが難しいでしょう。
・四則逆算
・法則性
・命令表
・暗号
・性格
上記が試験科目になりますが、ペーパー式では四則逆算ではなく暗算が採用されています。
これからcabテストを受ける予定がある人は、web式かペーパー式で出題内容が異なるため、事前に対策をしておきましょう。
ペーパー式
ペーパー式の試験は、指定された試験会場で筆記で行われます。
web式より問題の難易度が低く、問題数も少ないのが特徴です。制限時間も長く設定されているため、スピード感も必要になりますが、正確に回答する能力が必要です。
cabの出題形式
それでは、cabで出される科目について簡単に解説していきます。
暗算
暗算は簡単な四則演算になるため、できるだけ早く正確に回答できる能力が必要になります。
特にweb式の方は問題数が非常に多いため、計算を早くするだけでなく、パソコン・スマホ操作にも慣れておく必要があります。
【例題】?に当てはまる数字に最も近いものは選択肢A~Eのうちのどれか。
49×33=?
A 1111 B 1222 C 1333 D 1856 E 1555
法則性
法則性とは、順番に配置されている図形から、どのような法則性があるのかを見つけるテストになります。
珍しい問題となるため、事前に対策しておかなければ解くのは難しいです。言い換えると、事前に対策しておけば、そこまで難しくないのでスムーズに回答することができるでしょう。
【例題】5つの図形がある法則性に従って並んでいる。空欄となっている図形にふさわしいものは選択肢A~Eのうちのどれか。
引用:SPI無料学習サイト
命令表
命令表とは、図形群と命令表からいくつかの命令を行ったことで、どのような図形が完成するのか選択するテスト内容になります。
どのような命令があるのか事前対策で把握しておけば、本番のテストでも問題なく回答することができるでしょう。
【例題】命令表に記載された命令を上から順番に実施する。この結果として得られる図形群は選択肢A~Dのうちのどれか。
引用:SPI無料学習サイト
暗号
暗号とは、図形1と図形2の異なる図形が示されていて、図形1をどのように変換すれば図形2になるのか推測する内容になります。
cabテストの科目の中で、最も難易度が高い科目になるため、事前に変換の法則性などを過去問で把握しておいた方が良いでしょう。
【例題】正方形の中の図形が円形の暗号にしたがって、下図のように変化している。
(1)空欄となっている図形にふさわしいものは選択肢A~Eのうちのどれか。
引用:SPI無料学習サイト
cabの対策
それでは、cabテストをどのように対策すれば良いのかについて解説します。
問題集を繰り返す
cabテストは難易度はそこまで高くありませんが、問題数が非常に多いため早く回答する能力が必要になります。
そのため、事前にできるだけ問題集を繰り返して早く回答できるようにしておいた方が良いでしょう。
企業側も多く問題を解いている人材の方が、頭の処理速度が速く仕事もスムーズに回してくれると考えます。
問題の回答数が少ないと企業側の評価が下がる可能性があるため、問題集を繰り返して早く回答できるように慣れておきましょう。
出題傾向を知る
cabテストは変わった問題も多いため、出題傾向を知っておいた方が有利にテストを進めることが可能です。
出題傾向を知れば対策を立てやすいので、それぞれの科目の特徴や出題内容は把握しておくことをおすすめします。
スピードを意識する
cabテストの学習を進めることができたら、スピードを意識して回答するようにしましょう。
問題量が多いcabテストは、全て回答するのが難しくても、少しでも回答数が多いほうが評価が上がります。
もちろん回答数が多くなったことで正答率が低くなるのは逆効果ですが、できるだけ正答率が高い状態で回答数も多い状態にならなければいけません。
就活で行われる試験は、問題量が多くスピードが求められるものも多いので、事前対策で問題に慣れたら早く回答できるように努力しましょう。
苦手分野を把握する
cabテストは科目が複数あるため、あなたが苦手だと感じる科目もあるかもしれません。
苦手な科目に時間を奪われて得意な科目を回答できないという事態が最悪なので、事前に苦手分野は把握しておいた方が良いでしょう。
苦手分野を把握しておくことで、科目・問題ごとの時間配分を決めるなどの対策ができます。
問題の解き方を工夫する
問題の解き方を工夫することで、
・正答率が上がる
・早く回答できるようになる
などのメリットがあります。
例えば、できるだけ問題数を多く解くために、得意分野から解くなどはおすすめの対策になります。
cabテストの問題は特定の解き方・考え方があるわけではなく、個人それぞれで異なります。
そのため、自分に合う解き方・考え方を見つけることができれば、一定の正答率を確保しながらスムーズに回答できるようになる可能性が高いです。
cabテストを対策する流れ
それでは、cabテストの対策をどのような流れで進めていくのかについて解説していきます。
①まずは希望する業界を調べる
まずは希望する業界で、cabテストが行われているのか調べましょう。
希望する業界でcabテストが行われる可能性が低いのであれば、他のテストの事前対策を行った方が良いでしょう。
基本的にcabテストはエンジニアやSEなどの業務が発生する企業で採用されている試験科目になるので、それ以外の業界であれば対策しても意味がない可能性が高くなります。
例えばコンサル業界を希望しているのであれば、「gabテスト」というテストが行われる可能性が高いです。
志望する業種・業界によって行われるテストは異なるため、最初に希望する業界について調べることをおすすめします。
②web式で対策を行う
自分の希望する業界でcabテストが行われる可能性が高いのであれば、対策を始めていきましょう。
基本的にcabテストの対策は、web式で行うことをおすすめします。
web式の方が問題量が多く難易度も高いため、ペーパー式の試験になっても十分に対応できるでしょう。
逆にペーパー式に慣れてしまうと、web式の問題量や難易度に対応するのが難しくなる可能性が高いです。
③希望する企業の方式で最終調整
最後に希望する企業が「ペーパー式」か「web式」で、最終調整を行いましょう。
ペーパー式の企業であれば、問題集を買って具体的にどのように回答していくのか戦略を立てていくことをおすすめします。
web式の企業であれば、web上でcabテストの模擬試験を何度か経験しておくことで、当日にパソコン操作などに慌てることがなくなります。
cabテストの注意点
ここまでの内容を読んでいただいて、cabテストの問題や対策を把握して頂けたでしょう。
最後に、cabテストの注意点についてまとめておきます。
シャーペンは複数用意する
ペーパー式のwebテストを行う場合は、シャーペンを複数用意しましょう。
cabテストは問題量が多いため早く回答をしなければいけませんが、途中で鉛筆の芯が折れるなどで時間を奪われると、大きな差が生まれてしまいます。
何が起きても良いように、シャーペンは予備で複数持っていくことをおすすめします。
web式でも事前対策を行う
web式は自宅でテストを行うため、カンニングできるというような考え方を持っている人もいらっしゃる可能性があります。
しかしながら、cabテストはカンニング対策として、制限時間を短くして問題量も多くしています。
そのため、カンニングをしながら問題を解いていると回答できる問題数が少なくなるため、評価が悪くなる可能性が高いです。
自分が受ける企業のテスト方式がwebだとしても、事前対策は行っておいた方が良いと言えるでしょう。
分からない問題は飛ばす
cabテストでは頭を使って考える問題もありますが、瞬時に分からないと判断した問題は飛ばしましょう。
基本的にcabテストは回答している問題数と正答率を見ているため、回答数が低くなると評価に影響が出る可能性が高いです。
そのため、分からない問題は飛ばして、先に分かる問題を解いて回答数と正答率を上げることをおすすめします。
まとめ
本記事では、cabテストの対策や試験内容について解説しました。
cabテストはエンジニアやSEの採用活動で利用されている試験ですが、そこまで難易度は高くなく、問題数が多く早く回答しなければいけないため事前準備は非常に大切です。
まずは自分が希望する業種・業界でcabテストが採用される可能性があるのか調べて、必要そうであれば対策を行っていきましょう。
また、cabテスト以外にも就活では多くの試験が準備されているため、網羅的に試験の対策を行う必要があります。