職場見学の服装に迷ったらコレ!職場見学のポイントも併せて解説

職場見学の服装に迷ったらコレ!職場見学のポイントも併せて解説

2024/9/25更新

杉崎 聖輝(キャリアアドバイザー リーダー)

この記事の監修者

杉崎 聖輝(キャリアアドバイザー リーダー)

東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。

東京学芸大学卒業後、6年間中学教員として勤務。2000人以上の生徒との関わりで人の良さを見出す力を磨く。ソフトテニス部顧問として部活指導も経験。現在は株式会社ナイモノに転職し、キャリアアドバイザーとして活躍。教育現場での経験を活かし、自己分析から選考対策まで、1人1人の価値観を大切にした就活サポートを提供。適性のある業界・業種の発見や差別化されたガクチカ作りが得意。就活初心者や不安を抱える学生・チャレンジ精神旺盛な20代向けのサポートに力を入れている。

はじめに

就職における職場見学。

この記事にたどり着いたあなたは、どのような服装で行けば良いのかと迷っているのではないでしょうか。

とくに、私服可と書いてある場合、どの程度の服装で行くべきなのか頭を抱える就活生も多いはず。

「私服可なのにスーツで行くのはNG?」

「服装も選考に響くの?」

と疑問はつきないことでしょう。

そこで、この記事では職場見学に適切な服装の選び方から、職場見学のポイントまで徹底的に解説していきます。

この記事は、以下のような方に向けています。

対象の読者
  • 職場見学で服装に迷っている
  • 職場見学で押さえておくべきポイントを知りたい
  • 就活を成功させたい
  • 職場見学だけじゃない就活対策を知りたい

上記のようなお悩みをお持ちの就活生は、ぜひ参考にしてください。

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【指定別】職場見学で好印象なおすすめの服装は?

【指定別】職場見学で好印象なおすすめの服装は?

職場見学では、企業側から服装を指定される場合があります。

服装の例
  • スーツ指定
  • 服装自由
  • 私服可

就活において、身だしなみやマナーは非常に重要なポイントになります。

どの服装においても、清潔感のある身だしなみを意識することが大切です。

まずは、指定別でおすすめの服装について詳しく解説していきます。

スーツ指定の場合

スーツ指定の場合、リクルートスーツが鉄則です。

面接のときにも必ず必要となるため、職場見学のタイミングでまだ購入していないという方も、面接に向けて購入しておきましょう。

リクルートスーツとは、一般的には、黒や濃紺などの落ち着いた色合いで、無地でシンプルなデザインのスーツを指します。

スーツは常に清潔に保ち、シワのないようにすることが鉄則です。

「リクルートスーツと普通のスーツの違いがわからない」という方は、以下を参考にしてください。また、着こなすポイントについてもみていきましょう。

リクルートスーツの代表例

黒・濃紺・ダークグレーなど、落ち着いた色合いが一般的。
無地が基本。ストライプやチェック柄などは避ける。
素材ポリエステルやウールなどのシワになりにくい素材が適している。
シルエット細すぎず太すぎない、適度なゆとりのあるシルエットを選ぶ。
サイズジャストサイズのスーツを選び、体にフィットするように調整してもらう。

 

着こなすポイント

清潔感スーツは常に清潔に保ち、シワや汚れがないようにする。
シャツ白の無地シャツが基本。シワや汚れがないようにアイロンをかけること。
ネクタイスーツの色に合わせて、落ち着いた色合いのネクタイを選ぶ。
黒の革靴が基本。常に磨いて清潔に保つこと。
髪型清潔感のある髪型を心がける。男性は短髪、女性はまとめ髪が一般的。

服装自由の場合

就活生が一番頭を悩ませるのが「服装自由」の指定です。

「私服可」や「私服」などの指定もこの服装自由に当てはまります。

この場合、基本的にリクルートスーツか私服のどちらかです。

迷う方はリクルートスーツで参加するのが無難でしょう。

もちろん服装は自由ですので、私服の参加でも構いません。

この場合、遊びに行くような派手な服装は避けてください。

シンプルで社会人らしい「オフィスカジュアル」が無難です。

オフィスカジュアルの代表例

基本ジャケット・襟付きシャツ・チノパン・革靴など
女性スカート・ワンピース・ブラウスなども可
ポイント清潔感、TPOへの配慮、会社の雰囲気に合わせること

 

服装自由の場合、会社の雰囲気に合わせることも大切です。

たとえば、アパレル業界の職場見学の場合は、おしゃれをしても問題ありません。

むしろ、あなたのファッションセンスや業界への関心をアピールする絶好のチャンスです。

とはいえ、TPOをわきまえることを忘れてはいけません。

過度な露出は避け、シワや汚れのない清潔感のある服装を心がけましょう。

服装自由だからといって、手を抜くのではなく、しっかりと準備をして職場見学に臨んでください。

あなたの熱意とセンスが、企業への好印象につながるはずです。

採用担当が職場見学の服装でチェックしているポイント

実際に企業の採用担当者は職場見学の服装で、どういった点をチェックしているのでしょうか。

とくに、職場見学で服装を指定してくる企業の場合、どのような意図があるのか気になるでしょう。

具体的に、採用担当者は以下のようなポイントをチェックしています。

ポイント
  • TPOをわきまえているか
  • 清潔感があるかどうか

それぞれのポイントで気をつけるべき点を解説していきます

TPOをわきまえているか

特に、服装自由が指定の企業は、職場見学でTPOに合った服装をしてくるかどうかを見ています。

TPOとは、「Time(時間)」「Place(場所)」「Occasion(場合)」の頭文字を取った言葉で、時と場所、場合に応じた適切な服装や行動をすることを意味します。

服装における失敗例

カジュアルすぎる Tシャツ・短パン・サンダルなど、職場見学にはカジュアルすぎる服装は避けること
露出が多い短すぎるスカートやノースリーブなど、露出が多い服装は避けること
派手すぎる過度なアクセサリーや奇抜なデザインの服装は、悪目立ちする可能性がある
清潔感がないシワや汚れのある服装は、だらしない印象を与える

 

服装で失敗しないためのポイントは、事前に企業の雰囲気をリサーチし、それに合った服装を選ぶことです。

迷った場合は、少しフォーマルな服装を選ぶほうが無難です。

アクセサリーや髪型なども、TPOに合わせて選びましょう。

服装自由だからといって気を抜かず、TPOを意識した服装選びを心がけることが大切です。

清潔感があるかどうか

職場見学での服装において、TPOに合った服装を選ぶことと同じくらい「清潔感」も重要視されます。

企業は、あなたが身だしなみに気を配れるか、社会人としてふさわしい清潔感を保てるかを見極めたいと考えています。

清潔感がない服装とは、以下のような服装です。

清潔感がない服装の代表例

汚れやシワスーツやシャツに目立つ汚れやシワがあると、だらしない印象を与える
毛玉やほつれセーターやニットなどに毛玉やほつれがあると、手入れが行き届いていない印象を与える
靴の汚れ靴は意外と見られているポイントです。泥汚れや傷が目立つ靴は避ける
ヨレヨレのシャツシャツがヨレヨレだと、だらしなく見えるため、アイロンをかけてパリッとした状態にする
不適切なサイズの服大きすぎる、または小さすぎる服は、だらしない印象を与える。自分の体型に合ったサイズの服を選ぶ

 

もちろん清潔感は服装だけではありません。

靴や爪の手入れ、髪型まですべてをひっくるめて清潔感は出るものです。

この記事の最後で、服装以外で気をつけるべき身だしなみのマナーについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

職場見学とは?

職場見学とは、就活生に対し、企業が職場の様子や雰囲気、立地などを知ってもらうために行われるものです。

実際に企業の敷地に入り、職場を見学することをいいます。

選考前や内定者に対して行われることが多いです。

基本的な流れは、職場内を案内してもらい、最後に質疑応答の時間が設けられています。

企業によって流れは異なり、インターンシップ中のプログラムとして職場見学が含まれている企業もあります。

企業が職場見学を行う理由は?

企業はどのような意図で職場見学を開催しているのでしょうか。

それを知ることで、職場見学で気をつけるべきポイントが見えてきます。

企業の理解を深めてもらうため

職場見学を行うのは、企業理解を深めてもらうのが目的です。

ホームページだけでは伝えきれない、実際の企業の雰囲気を就活生に肌で感じてもらうという時間になります。

就活生は、普段立ち入ることができないオフィスや工場に入り、職場の雰囲気について深く知ることができる絶好のチャンスです。

実際に働いている社員の姿を見ること、先輩の生の声を聞くことで企業理解を一層深められます。

企業と就活生とのミスマッチを防ぐため

職場見学は、企業と就活生のミスマッチを防ぐためにも大切な時間です。

「イメージと違った」という理由で、早期退職をする新入社員は少なくありません。

職場見学を開催することで、概ねの雰囲気を理解してから選考に進むことが可能なので、ミスマッチによる早期退職を防げるといった意図があります。

入社後にギャップを感じないためも、設けられた質疑応答の時間は有意義に過ごすべきです。

以下で職場見学を成功させるポイントについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

応募書類だけでは分からない人となりを知るため

職場見学は、企業側にとっても就活生の人となりを理解する大切な時間でもあります。

第一選考は、履歴書やエントリーシートから学生を選ぶことが多いものです。

職場見学を設けることで、事前に「やる気のある学生」「求めている人材」と出会えることもあるでしょう。

職場見学の段階で、すでに選考が始まっていると考えても過言ではありません。

就活生の個性や人となりを見極める大切な時間でもあるため、就活生はより「第一印象」を大切にして、職場見学に参加するべきだといえます。

職場見学で見るべきポイント

職場見学で見るべきポイント

実際に職場見学に参加する際、どういったポイントに気をつけるべきなのしょうか。

入社前に実際に企業を訪問し、職場見学ができる機会はかなり限られています。

せっかくの大切な機会を無駄にしないよう、ポイントを理解した上で職場見学に参加するようにしてください。

職場見学で見るべきポイントは以下のとおりです。

ポイント
  • 会社の雰囲気
  • 仕事内容
  • 立地環境

それぞれの内容を詳しくみていきましょう。

会社の雰囲気

まず、一番見るべきポイントは会社の雰囲気です。

チェックする具体例
  • 社員が活き活きと働いているか、笑顔が多いか、コミュニケーションは活発かなどを観察しましょう。
  • オープンな空間か、個室が多いか、デスクの配置などから、社内のコミュニケーションスタイルや働き方を推測できます。
  • 社員の服装や会話などから、会社の雰囲気や文化を感じ取ることができます。

企業のパンフレットやホームページだけでは、見えなかった雰囲気を肌で感じられることが職場見学に参加するメリットです。

就職をしたら1日のほとんどを過ごす場所となります。

自分にあった雰囲気なのかをしっかりと見ておくことが大切です。

仕事内容

企業によっては職場見学で、実際の仕事の風景を見られる場合があります。

もちろん、希望する部署に配属されるとは限りませんが、仕事内容を見ることで理想の仕事像がより明確になるかもしれません。

まだ、「第一志望の企業が決まっていない」「自分のやりたいことが明確になっていない」という就活生も、職場見学を通して、自分と向き合うことができる場合があります。

チェックポイント
  • チームで協力して仕事を進めているか、個人の裁量が大きいかなど、仕事を進める上での特徴を観察する。
  • 使用するツールや設備、 業務で使用するパソコンやソフトなどを見ることで、仕事のイメージを具体的にする。

志望企業の職場見学に参加する場合は、仕事内容の確認をとおして、適切な自己PRを考えられるはずです。

立地環境

実際に職場見学に行くことで、インターネット上のマップなどでは知り得なかった周辺環境について知れるかもしれません。

会社の立地や周辺環境も、働きやすさに影響する要素です。

通勤時間や周辺施設なども確認しておきましょう。

また、休憩スペースや食堂、福利厚生施設など、社員が快適に過ごせる環境が整っているか、社内設備を確認することもポイントのひとつです。

たとえば、食堂がある企業の場合、値段や混雑状況などを聞いておくことで就職後のイメージをさらにつかめるようになるでしょう。

「まだ面接すら受けていないのに」と躊躇する必要はありません。

職場見学という絶好の機会に、気になるポイントはどんどん質問するようにしましょう。

服装以外に気をつけたい!職場見学の身だしなみマナー3選

服装以外に気をつけたい!職場見学の身だしなみマナー3選

服装だけではなく、気をつけるべき職場見学の身だしなみマナーはいくつかあります。

ここでは、気をつけるべきマナーを紹介していきます。

気をつけるべきマナー
  • 髪型・髪色
  • メイク・アクセサリー・ネイル

学生気分のまま就活を進めることは避けるべきです。

就活にふさわしい身だしなみをしっかり身につけていってください。

マナー①髪型・髪色

まず、髪型は清潔感が第一です。

清潔感のある髪型とは簡単にいうと以下のような髪型です。

清潔感のある髪型の例
  • 黒に近い暗い髪色
  • 長すぎず整った髪型

寝癖のついたボサボサの髪型は論外ですが、女性の場合長い髪をおろした状態なども清潔感のない髪型だとみなされます。

また、ヘアアイロンでくるくるに巻いた髪型なども、就活にふさわしくありません。

男性の場合は、営業マンなどをイメージするとわかりやすいでしょう。

過度な刈り上げや染髪など、就活におしゃれは必要ありません。

どのような年代の方にも好印象を与えられるような髪型・髪色で参加することがマナーです。

髪質によってはきれいにまとまらない方もいるので、美容室などで一度相談してみることをおすすめします。

適切なヘアアレンジを教えてくれるはずですよ。

マナー②靴

おしゃれは足元からというように、就活においても足元はよく見られています。

気が抜けがちな足元からこそ、その人の本質が伝わるものです。

汚れた靴はだらしがない印象を与えます。

就活が忙しいシーズンは、就活用の靴を二足用意し、ローテーションで使うのもよいでしょう。

ウェットティッシュなどを持ち歩き、汚れが気になったらサッと拭き取ることもおすすめの方法です。

とくに雨上がりの日などは、知らぬ間に泥水がついてしまう可能性もあるので、ときどき足元をチェックする癖をつけておきましょう。

マナー③メイク・ネイル・アクセサリー

とくに女性が気になるメイクやネイルですが、就活だからといって避ける必要はありません。

しかし人により、ふだんからノーメイクだったり、アイラインやつけまつ毛をしたりと、さまざまでしょう。

就活においては、ノーメイクもマナー違反だとされていますし、濃いメイクも厳禁です。

ケアの行き届いていない爪は不潔感を与えてしまいますが、長すぎるネイルもNGです。

ネイルをする場合は、ベージュやクリアなどナチュラルなものにしましょう。

アクセサリー類は不要のため、腕時計以外のものはできるだけつけないようにしましょう。

就活メイクのポイント
  • アイラインはできるだけ引かない、または薄く
  • チークやリップは血行をよく見せる程度に
  • 眉毛はしっかり整え、薄い場合は髪色に合わせた色で書く
  • つけまつげやまつげエクステは避け、できるだけ自然なデザインで

マナーチェックだけでなく面接対策も忘れずに

職場見学において、服装など身だしなみのマナーは非常に重要ですが、面接対策も忘れずにおこないましょう。

職場見学のマナーは、面接にも通用するものです。

面接の際は、身だしなみチェックはもちろん、面接対策も万全に行うことが就活で成功するための鍵となります。

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さいごに

この記事では、就活の職場見学に行く際のおすすめの服装やマナーについて詳しく解説しました。

職場見学も面接と同様、見出しなみやマナーを守り参加することが大切です。

「まだ選考の段階じゃないから」と油断せずに、つねに企業から見られていることを意識して参加するようにしましょう。

職場見学における服装で大切なのは「清潔感」と「TPOをわきまえること」です。

社会人になる第一歩として、学生気分を少し卒業し、恥ずかしくない服装で挑むようにしてください。

職場見学は面接対策の一環となります。

この記事で紹介したポイントを押さえながら参加することで、履歴書やエントリーシート、面接の際に役に立つはずです。

とはいえ、面接対策は職場見学だけではありません。

面接対策が不安な方は、ぜひジョーカツの面接頻出問題集をチェックしてみてください。

あなたの就活が成功することを祈っています。

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