【最新25年度版】留学生に有利なボスキャリの全貌と3つの攻略法
2022年9月6日更新
はじめに
海外留学生や帰国子女の強い味方
海外留学や帰国子女の学生で英語を使って仕事ができる海外就職を考えている人には、ボストンキャリアフォーラム(通称:ボスキャリ)に参加するのがおススメです。
なぜなら、ボスキャリは世界で名だたる企業が一斉に集まる世界最大級の合同就職イベントだからです。
ボスキャリに参加すれば、いちいち1社ずつにレジュメを出して選考を受けずとも、何社も一気に面接を受けられますので、かなり効率的なんです。
「開催日程3日の間に内定が出る!!」なんて噂も流れていますが、その実態がイマイチわからないのも事実ですね。
そこで、本記事では、そのボスキャリの全貌や当日に内定をゲットする秘訣を解説しましたので、海外就職に興味があるなら、かなり有益な内容になると思います。
20分であなたの人生が変わるかもしれませんので、ぜひ最後までお読みくださいね。
1.ボスキャリって何?
ボストンキャリアフォーラム(以下、ボスキャリ)とは、英語が話せる日本人向けにアメリカ合衆国のボストンで毎年開催される合同説明会のような就職イベントです。
1987年にボストンから始まったキャリアフォーラムですが、すでに30年以上の歴史を持つ説明会ではなく選考が進む面接会です。
今では海外の大学・大学院で学ぶ留学生をはじめとするバイリンガル人財にとって、欠かすことのできない貴重な就職活動のスタンダードとなっています。
毎年11月に3日間開催され、多くの海外留学中の日本人や、留学経験のある日本人がボストンを訪れ、ボスキャリに参加します。
現在はボストンだけでなく、ロサンジェルスや日本では東京と京都で関連イベントを開催しており、わざわざボストンまで行かなくても、同様のチャンスをつかめる参加しやすいイベントを展開しています。
もともとは海外留学で日本の就活ができない留学生向けに、何とか就活できないかという問題意識から生まれましたが、現在は世界最大級の就活イベントになっています。
参加企業は外資系コンサルや外資系投資銀行をはじめ、商社や日系金融機関・大手メーカーなど総勢100社近くが参加しますので、海外経験をウリにしたい学生にとっては色んな優良企業と出会える千載一遇のチャンスとなっています。
2.ボスキャリで何が行われるの?
ボスキャリで何ができるのかですが、大きく「事前応募」と「ウォークイン」の2種類があります。
1つずつ中身を見ていきましょう。
事前応募
事前応募はボスキャリ開催前に志望企業に事前登録しておき、レジュメ審査やSkype面接などの事前選考を経て、ボスキャリでは最終面接としての位置づけで対面面接が実施され、当日のうちに内定が決まることもあります。
事前応募は、就活本番の3、4年生や活動的な1・2年生など、いわゆる意識高い系の就活生が申し込むパターンです。
ボスキャリでは、ウォークインで当日立ち寄ることも可能ですが、倍率の高い人気企業では事前応募の4か月ほど前から選考が実施されています。
したがって、ボスキャリ当日は選考通過者の最終面接やその前の会食面接などの位置づけで行われることが多いです。
事前応募の流れは下記のとおりです。
- CFNから参加登録するところからスタート【参照:CFN(※)の参加登録サイト】
- レジュメ(履歴書)の準備
- レジュメの提出
- 第1次審査(レジュメ審査)
- 第1次審査通過
- 第2次審査(Skype面接)
- 第2次審査通過
- ボスキャリ会場にて企業担当者との対面
- 内定
※CFNは「CareerForum.Net」の略で、株式会社ディスコが保有するバイリンガル人財のための就職イベントや求人情報サイトで、キャリアフォーラムの公式サイトです。
第1次審査のレジュメ(履歴書)は企業によって形式が異なりますので、CFNの企業申し込みページの企業URLからホームページに飛んで、レジュメを入手してください。
レジュメは基本的に「志望動機」「学生時代頑張った事」「どんな社会人になりたいか」などを数百字程度(日本語か英語かは企業による)を記載して提出します。
企業によってはレジュメを提出する段階で同時にWEBテストも受け、第1次審査が行われます。
面接は企業によっても異なり、Skype面接が1回のところもあれば、4回実施する企業もあるなど会社によってまちまちです。
ウォークイン
ウォークインとは、別名「当日受付」や「当日選考」とも呼ばれており、ボスキャリ当日に企業ブースで直接エントリーシートを提出してエントリーすることです。
ウォークイン組は就活を始める前の学生や諸事情で就活に時間を費やせなかった学生に多いパターンです。
また、ウォークインは事前応募で弾かれてしまった企業にもレジュメを渡せるため、学生に与えられたセカンドチャンスとも言えます。
ウォークインの流れは下記のとおりです。
- ボスキャリ当日に企業ブースをまわる
- 企業ブースに自分のレジュメを渡す
- レジュメを見た会社から連絡を受ける
- 会場にて企業担当者との面接
- 内定
ただし、ウォークインを受け付けていない企業もあるうえに、履歴書の提出に条件を設けている企業もあります。
また、ウォークインで内定をもらえるのは極めてレアなので、スケジュールの穴埋めに使っている学生が多いです。
3.ボスキャリに参加する3つのメリット
「なるほど、ボスキャリには事前応募とウォークインの2種類があるのですね。でも、ボスキャリに参加するメリットがイマイチわからないのですが…」
それでは、ボスキャリに参加するメリットを紹介しておきましょう。
メリットは大きく3つあります。
①いち早く内定が取れる
まずは日本で就活するよりも、いち早く内定をゲットできる点がメリットと言えます。
ボスキャリは海外で開催されているため、日本政府が指針を出している採用スケジュールも当然、治外法権になりますね。
なので、最短で11月に内定をゲットできるわけです。
その時期に日本の就活生は何をしているでしょうか?
日本で最も選考が早いと言われている一部の外資系企業が内定出しを始めた段階で、ほとんどの学生は内定どころか選考も受けていない状況ですよね。
誰よりも先に内定をゲットすることで、心に余裕ができる点で非常に大きなメリットだと言えます。
➁インターンの参加権がゲットできる
ボスキャリ参加企業の中には、本選考とは別にインターンシップを募集している企業もあります。
ここでいうインターンシップとは、1dayや3daysなどの短期のインターンシップと、大学2年生向けに来年度の夏から参加可能な長期インターンシップの2種類があります。
インターンシップに参加することで、その先の選考につながることもあるので、興味のある企業がインターンシップを募集していないかをボスキャリで確認してみましょう。
インターンシップを募集している企業は、ボスキャリ公式サイトの企業概要のインターンシップ項目に募集情報が記載されています。
日本国内では募集していないインターンや選考の倍率が高いインターンでも、ボスキャリ経由の応募により参加のチャンスが拡大しますので、これもメリットだと言えますね。
➂就活スキルが貯まる
就活スキルが貯まるのもメリットですね。
たとえば、事前応募であれば、ボスキャリ当日までにレジュメを書いたり、レジュメを書くための自己分析を行ったり、WEBテストや面接の対策を経て実際に選考を受けることにより貴重な経験を積んでいくわけです。
そこで合格したり、不合格になったりするわけですが、その過程を通じて就活スキルがドンドン蓄積されていきます。
いわゆる、「選考慣れ」ですが、もちろんボスキャリで内定をもらって就活を早々に終了してもいいですし、そのまま就活を継続して日本で就活する場合には、いち早く実践で得たスキルをそのまま転用できるので、その時点で競争力が相対的に優位な状態になっているわけです。
そういう意味で、ボスキャリに参加するだけで、一石三鳥ぐらいの効用があるわけですね。
4.どんな学生が参加できるの?
「なるほど、そんなメリットがあるのですね。ところで、ボスキャリって誰でも参加できるのですか?TOEFLやTOEIC何点以上とかの縛りはないのですか?」
開催ホームページには、日本語力、英語力共に少なくとも初級レベルを持っていて、以下の条件を満たしていれば、大丈夫だと記載されています。
・日本国外の大学の学士又はそれ以上(修士、博士等)の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
・留学経験をお持ちの方で日本の大学の学士以上の学位をお持ち(取得予定)の方
・留学経験をお持ちの職務経験者や海外での職務経験をお持ちの方
要は英語のレベルが初級以上あって、海外で勉強したキャリアがあれば、留学の期間や種類は問わないということですね。
これは、ボスキャリの参加企業のなかで英語が公用語の企業から、海外に展開している日系企業の海外部署や国内本部などの幅広い種類の求人が集まるため、最低限の基準を設けなければいけないのが実情だからです。
したがって、下記のようなキャリアのある学生は参加できます。
・海外正規留学生(学部生・学院生)
・長期・短期交換留学生(留学中・留学終了後関係なく)
・海外経験のある学生(帰国子女など)
ただし、これはボスキャリに参加するための条件であって、各企業の応募要件はそれぞれ異なります。
全ての企業が母国語レベルを要するわけではありませんが、ビジネスレベル以上を望む企業が多いようです。
詳しくは各企業のプロフィールで必要な言語レベルを確認してくださいね。
5.ボスキャリに参加する企業とは?
「なるほど。私も参加資格があるのがわかりました。次に、どんな企業が実際に参加するのか教えてくれませんか?」
まず規模感から言うと、ボスキャリに参加する企業は毎年100社前後です。
その参加企業は大きく2つの種類に分かれます。
・海外展開のためグローバル人材を必要とする日系企業
・日本支社を持つ外資企業
どの参加企業も、いわゆるビッグネームといわれる下記のような人気企業です。
【過去の参加企業例】
区 分 | 会 社 名 |
外資系 金融 | ・ゴールドマン・サックス ・J.P.モルガン ・シティグループ |
外資系 コンサル | ・EYアドバイザリー ・KPMGジャパン ・デロイト トーマツ コンサルティング、 ・PwCコンサルティング ・ベイン・アンド・カンパニー ・ボストン コンサルティング グループ |
外資系 IT | ・Amazon Japan |
外資系 メーカー | ・P&G |
日系 コンサル | ・アビームコンサルティング ・野村総合研究所 |
日系 商社 | ・伊藤忠商事 ・双日 ・三井物産 |
日系 メーカー | ・資生堂 ・東芝 ・東レ |
日系 ベンチャー | ・GA technologies ・ネオキャリア ・レバレジーズ |
6.2022年のボスキャリ日程と参加企業
「今までの内容を見て、ぜひボスキャリに参加しようと思うのですが、2022年のキャリアフォーラムはいつどこで開催されるのですか?」
2022年の各地域のキャリアフォーラムは下記のとおり開催されます。
2021年まではコロナ感染拡大の影響でオンラインによる開催でしたが、2022年は対面での開催を再開するようです。
地 域 | 開 催 日 程 | 参加企業数 |
ボストン | 2022年11月4日(金)~2022年11月6日(日) | 110社 |
東 京 | 2022年6月25日(土)~2022年6月26日(日) | 137社 |
京 都 | 20022年7月2日(土) | 17社 |
ロサンジェルス | 2022年4月16日(土)~2022年4月17日(日) | 24社 |
ちなみに、ボストンで開催されるキャリアフォーラムのタイムテーブルは下記のとおりとなっています。
【2022年11月4日(金)・5日(土)】
9:00AM:受付開始、フォーラム開場
5:00PM:受付終了
6:00PM:ブース終了
7:00PM:インタビュールーム終了
【2022年11月6日(日)】
9:00AM:受付開始、フォーラム開場
12:00PM:受付終了
3:00PM:フォーラム閉場(ブース&インタビュールーム終了)
ボスキャリ2022では下記のような代表的な企業が参加予定です。
・SMBC日興証券 ・LINE ・大塚商会 ・ソニー ・ニトリ ・日本郵便 ・野村証券 ・博報堂 ・ファイザー ・ベイン・アンド・カンパニー ・ボストンコンサルティンググループ ・三井住友銀行 ・三菱電機 ・三菱商事 ・マッキンゼー ・モルガン・スタンレー ・World Bank Group |
尚、2022年の参加企業はCFNのホームページから確認できます。
7.当日内定をゲットするための3つの秘訣
ボスキャリでは「3日で内定がもらえる」といったタイトルをよく見かけますが、それは「事前応募」経由の話であって、ウォークインで当日内定をもらうのは結構レアです。
ボスキャリ開催中に内定をゲットしたいのであれば、あなたが志望する企業に必ず「事前応募」しておきましょう。
CFNホームページ「昨年の参加者データ イベント当日」によれば、ボスキャリで内定をもらえる確率は49.8%で、約半分です。
これはどういうことかと言うと、事前選考が順調に進んだとしても、当日の面接で内定を容易に獲得できるわけではないということを物語っています。
そこで、当日に内定をゲットするために知っておいて欲しい秘訣が3つありますので、このチャプターで解説していきます。
①事前登録はマスト
これまで説明してきたとおり、ボスキャリ当日に内定をゲットしたいなら、「事前登録」は必須です。
当日ウォークインでフラッと立ち寄って、どこの輩かもわからない学生に対してすぐに内定を出す会社なんてあり得ないのは、普通に考えたら理解できますよね。
それよりも、事前に登録した志望度の高い学生で、1次の書類審査やWEBテスト、2次のSkype面接を突破してきた実力のある学生の中から、企業側は内定を出したいわけです。
なので、あなたが本当に入りたい会社があるのなら、必ず事前登録を行ってボスキャリ前までに選考を受けておきましょう。
➁簡潔明瞭に答える
次に、企業側はボスキャリ3日間で、かなりの数の学生と面会します。
したがって、たくさんの学生に会いたいため、効率よく面接を進めたがっています。
そんな中、学生の受け答えがダラダラと長く、何を伝えたがっているのか論理不明だったら、企業側の心証を損ねますよね。
実際の面接は30分程度の持ち時間で、かなりテンポが早く、機械的な対応に感じることさえあるそうです。
なので、企業側の質問に対して、30秒以内で言いたいことを詰め込めるスキルが必要になってきます。
もちろん、話す内容は漏れがなく、ダブっていないことが理想です。
また、PREP法などを使って、結論ファーストで答えることが日本以上に重要視されています。
「短い時間で自分をアピールしないと…」と思うと、焦ってついつい話がアッチコッチに行って、冗長的になってしまいがちです。
時間に余裕がない面接官の立場を理解し、日頃の練習から端的に回答できるよう心がけましょう。
➂複数の強みを用意する
ボスキャリの会場では、単に英語力があることがそのまま強みになることはありません。
なぜなら、周りの学生を見ても、英語力のある学生がスタンダードだからです。
したがって、日本のように英語力がウリにならないので、他にあなたにしかない強みを複数持っておくことが重要です。
「英語は使えるのはもちろんのこと、アレもコレもできます」といったアピール要素が必要だということですね。
でないと、企業側の目を引くことはできません。
要は、英語力だけが高いという「T型人材」ではなく、いかに複数の専門スキルを保有しているかという「W型人材」としてのあなたをいかにアピールできるかということです。
その時に考えてほしいことは、
「相手はどんな人材を欲しがっているのかな?」
と相手の求める人物像を推察することです。
そして、求める人物像から逆算して、企業側が欲しがるスキルをアピールすることが大切です。
たとえば、あなたが「そろばん3段」を持っていたとして、それをそのまま企業側に「私はそろばんなら誰にも負けません」と売り込んだらどうでしょう?
「いやいや、仕事ではそろばん使わないし…」
となりますよね。
それよりも、そろばん3段を持っているので、「頭の中ですぐにフェルミ推定ができます」とか、「頭の回転が早いです」といったほうが企業側に響きますよね。
なので、ポイントとしては
✓企業側がどんなスキルや強みを持っている人材が欲しくて
✓自分の強みの中でどれを使えば1番響くか
を考えることです。
その時のポイントとしては、
ただ「TOEIC〇〇点」や「そろばん〇〇段」のような事実をそのままアピールするのではなく、それによって企業側が得られるベネフィットを語ってあげるということです。
ベネフィットとは何かというと、あなたを採用することで企業側が「得られる結果」や「求める未来」を指します。
ベネフィットは、接続詞「だから〜」を挟むと簡単に生成できます。
たとえば、先ほどの例だと
そろばん3段→「だから」→フェルミ推定が簡単にできる概算力を持っている
→頭の回転が速い
といった「そろばん3段」の先にある企業側が「得られる結果」や「求める未来」にアクセスしてあげるということです。
ぜひ、接続詞「だから」を使って企業側が求めるベネフィットであなたの魅力を存分にアピールしてみてくださいね。
内定がグイっとあなたに近づいてくるはずです。
8.事前登録前提の就活準備スケジュール
「ボスキャリ当日に内定を得るためには事前登録が必要なのはわかりました。では、どのようなスケジュール感で準備を進めればいいのでしょうか?」
就活準備の内容自体は日本とそんなに変わりません。
自己分析、業界分析、自己PR作成、WEBテストや面接の対策をボスキャリ当日から逆算して下記のようなスケジュール感で進めると大丈夫です。
「備えあれば憂いなし」です。
こと就活に関しては、万全の準備がモノを言います。
前広に準備対策を行っておきましょう!
準備項目 | 9月 上旬 | 9月 中旬 | 9月 下旬 | 10月 上旬 | 10月 中旬 | 10月 下旬 | 11月 上旬 |
履修登録 | →→→ | →→→ | |||||
航空券/ ホテル手配 | →→→ | →→→ | →→→ | ||||
自己分析/ 業界分析 | →→→ | →→→ | →→→ | ||||
自己PR/ レジュメ作成 | →→→ | →→→ | →→→ | ||||
応募先締め/ 事前準備 | →→→ | →→→ | →→→ | ||||
WEBテスト/ 面接対策 | →→→ | →→→ | →→→ | ||||
WEBテスト受験 | →→→ | →→→ | →→→ | ボスキャリ | |||
Skype面接 | →→→ | →→→ | →→→ | →→→ | 当日 |
9.ボスキャリ参加の注意点
ボスキャリに参加すると、目移りするような企業ばかりで、ついつい面接を詰め込み過ぎてしまいます。
面接を立て続けに入れてしまうと、面接通過の通知を受けた時に、その日中に次の面接を提案され、もともと入っていた他社の面接と重なってしまうケースがあります。
どちらの企業の選考を辞退するか、すぐに決めて辞退の連絡を入れなければいけなくなるため、「あぶはち取らず」のような状態になってしまいます。
面接のスケジュールは自分でコントロールできない部分もあるため、面接は余裕をもった空き時間を設定しておき、受ける企業の中で予め優先順位を付けておくことが大切です。
10.ココが知りたいボスキャリQ&A
それでは最後に、背中のかゆいところに手が届くような質問に答えるQ&Aで本記事を締めくくりたいと思います。
Q&Aは全部で10個の細かい質問に答えています。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Q1:フォーラムの参加費用はいくらですか?
A1:予約・参加ともに無料です。
Q2:事前応募って平均で何社ぐらいしていますか?
A2:平均で11〜15社です。
過去の参加者の85%以上は、事前応募で平均11〜15社の企業にエントリーしています。
応募の際にはCFNに登録したレジュメが企業側に送付されます。
企業によっては、この履歴書で書類選考を行う場合もあるので、応募を完了する前に全ての項目に記入漏れがないかを確かめておいてくださいね。
Q3:応募後はどうなりますか?
A3:企業によってレスポンスが異なります。
スクリーニングをかけて面接を設定する企業もあれば、当日ブースに直接お越しください、など企業PRとして使用する企業もあります。
必ずしも企業からのレスポンスがあるとは限りませんので、反応がなかったからといって諦めずに、当日直接ブースを訪れてみてください。
ブース訪問から面接の機会を得ることも十分可能です。
Q4:フォーラムは全日程参加しなければいけませんか?
A4:できるだけ全日程参加したほうがいいです。
参加の日数、時間に制限はありません。
ただし、数多くの企業が採用活動を行い、面接には予想以上の時間がかかる場合が多いです。
少しでも多くのブースを訪問し、効果的な就職活動を行うには全日程の参加が理想ですね。
Q5:同じ企業が全日程参加するのですか?
A5:基本的に全日程です。
各企業のブースは会場に全日程設置されています。
ボストンでは会場に企業側のブースが3日間設置されますが、企業によっては採用結果次第で最終日は早めにブースを閉めることもありますので注意が必要です。
Q6:どんな服装で参加したらいいですか?
A6:リクルートスーツです。
服装は女性、男性共にリクルートスーツがドレスコードです。
ジーンズやTシャツなどのカジュアルな服装は、言うまでもなく一発でアウトになります。
Q7:当日の持参物は何かありますか?
A7:英語の履歴書は必ず携行してください。
英語の履歴書は必須です。
日本語の履歴書は特に企業からの指定はありませんが、両方を用意して参加する人が多いようです。
日本語の履歴書は市販されている手書きのものを利用するか、英文のフォーマットを訳したワードドキュメントでも大丈夫です。
受付でネームバッジ(CFN上で印刷要)と入場チケットが必要となりますので、当日忘れないように持参してください。
なお、「Career Forum」のオフィシャルアプリがあれば、イベント当日の入場チェックインもできるようなのでインストールしておくと何かと便利ですね。
アプリはコチラからダウンロードできます。
また、ペンとノートももちろん持参してくださいね。
Q8:面接は英語と日本語のどちらで行われますか?
A8:企業によります。
多くの企業は日本語での面接になりますが、企業によっては英語か日本語を選択できる、もしくは英語だけの面接という場合もあります。
人事担当者も全員が日本から来ているわけではないので、どちらの言語でもスムーズに対応できるように準備しておいてください。
Q9:当日フォーラムに着いたら、どうしたらいいですか?
A9:まずは、受付デスクでチェックインしてから入場してください。
フォーラム開催期間中は1日ごとにチェックインが必要です。
チェックインの際に必要となるのは、バーコード付きのネームバッジと入場チケットです。
チェックインが終わって、参加企業のプロフィール一覧、会場案内図、会場の回り方などの資料を受け取ってから会場にお入りください。
荷物やコートを預ける場所は会場内に設置されています。
Q10:ボスキャリで1日に廻れるブースは何社ぐらいですか?
A10:平均で4〜5社です。
企業側の面接が詰まっていて、想像以上に廻れないのが現実です。
志望企業にはできるだけ事前応募しておいたうえで、訪問したい企業リスト、履歴書の準備、企業研究、そして自己PRなどの事前準備はくれぐれも怠りなく。
11.海外就職≒ボスキャリ
本記事ではボスキャリの全貌を詳らかにすると同時に、ボスキャリで内定をゲットする3つの秘訣も併せて解説してきました。
海外で英語を使って働きたいのなら、ボスキャリは不可欠です。
これだけの規模感で、これだけ世界的に有名な企業がこぞって参加する就活イベントは他に例がないからです。
日本からだと旅費はかかりますが、費用対効果で考えると、ボスキャリに参加する価値は十分あると思います。
もちろん、1社1社にレジュメを出して選考を受けるのもアリです。
ただし、ボスキャリでは100社以上もの企業が軒を並べるので、ウォークインで顔を出して企業情報を得るだけでも、かなり実効性の高い就職活動が実現します。
この記事が参考になって、あなたの意中の企業から内定をゲットできることを祈念しています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。