就活で留年した理由を好印象に変える答え方を徹底解説!例文5選
2024/8/16更新
はじめに
就活における面接では、強みや長所・短所など自分自身をあらゆる角度から見る質問がされるでしょう。
時にはネガティブな印象に繋がる質問もされることがあり、不安を抱いている方も多いです。
「留年したことが就活で不利に影響しないか不安」
「留年した理由をポジティブに伝えるにはどうしたらいいだろう」
一般的に「留年」と聞くとネガティブなイメージを抱く人は多く、就活において不利に影響しないか心配になるものです。
しかし、留年したことが要因で、必ずしも不採用になるわけではありません。
理由の伝え方次第では、留年したことがアドバンテージとして活用できる場合があります。
本記事では、就活で留年した理由を問われた際に、好印象に変える答え方を解説します。
留年した理由の伝え方に不安を抱いている以下の就活生を対象に、注意点やNGポイント・例文も紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
- 留年したことが就活で不利に影響しないか不安
- 就活で留年した理由を問われた時の答え方を知りたい
- 留年した理由を伝える時の注意点を把握したい
- 留年した理由を伝える例文があれば参考にしたい
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1.就活で留年した理由を好印象に変える答え方を解説
就活において、留年した理由を伝える際は、適切な答え方に沿って伝えることで、論理的かつ明確に伝えられます。
ここでは、就活における面接で「留年した理由」について問われた際の答え方を4つのステップに分けて解説します。
具体的には以下4点です。
- 最初に結論を端的に述べる(留年した理由)
- 具体的なエピソードを述べる
- 具体的な改善方法を述べる
- 学びや気づきをどのように活かせるか入社後の展望を述べる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1-1.最初に結論を端的に述べる(留年した理由)
まず最初に、結論となる留年した理由について端的に伝えましょう。
私が留年した理由は部活動に力を入れすぎるあまり、学業を疎かにしたためです。
留年した理由が一言で分かるよう、端的に述べることを意識してください。
1-2.具体的なエピソードを述べる
次に、なぜ留年することになったのか、具体的なエピソードを交えて伝えましょう。
留年したことで得た学びや気付きも含めて、自分が留年してしまったことを客観視できているかが重要です。
私は中学時代から陸上部で短距離走を得意種目としており、高校・大学では陸上競技の強豪校に進学しました。
学校の代表として走るには、部全体でトップクラスのタイムを出す必要があり、1,2年生の時は練習に打ち込みました。
部活動以外でも、平日や土日の朝練を欠かさず行いました。
練習が休みの時は自主トレーニングメニューを作り、筋トレや基礎姿勢などのフィジカルトレーニングをt集中して行いました。
結果として2年生の夏には陸上部の短距離走部門代表として試合に出場することができ、自身の目標だった自己ベスト更新もできました。
しかし、部活動に精を出すあまり大学の講義や学業を疎かにしてしまい、結果として3年生のタイミングで単位不足により留年しました。
具体的なエピソードを述べる際は、周囲の人や環境のせいにする内容を述べないように注意しましょう。
面接官に他責思考がある人材として、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
必ず、自分がどうして留年してしまったのかを自己分析を通じて客観的に理解した上で、エピソードを述べてください。
1-3.具体的な改善方法を述べる
具体的なエピソードを述べた後は、今後同じような過ちを繰り返さないための改善方法について述べましょう。
「留年」という経験から気づいたことや学んだことを、あなたが今後どう活かすことができるのか、企業は知りたがっています。
一つのことに集中するあまりに、やるべきことを見失ってしまったのが原因だと考えています。
この経験から、やるべきことを整理した上で、全体を客観視しながらバランスよく物事に取り組むことが大切であることを学びました。
1-4.学びや気づきをどのように活かせるか入社後の展望を述べる
最後は、留年した経験から得た学びや気づきを、今後どのように活かせるのか、入社後の展望について述べましょう。
これは、留年した理由を答える時だけに限らず、自己PRや強み・長所を述べる際も同様です。
企業は自社に貢献できる人材を採用したいと考えているため、必ず入社後にどのような力を発揮できるのかを端的に述べましょう。
貴社に入社後は、幅広い視野を持って、やるべきことを整理した上で自分の業務にバランスよく取り組んでいきたいと考えています。
2.就活で留年した理由について答える時の例文5選
ここから、就活で留年した理由について答える際の例文を、状況別に5つ紹介します。
理由の内容によってはネガティブな印象を与えかねない質問のため、例文を参考に回答を作り上げてください。
3-1.部活動
私は、大学の講義よりも部活動に多くの時間を割いてしまったために留年をしてしまいました。
私は、高校時代からバスケットボール部に所属し、高校2年には部のエースとしてチームを牽引していました。
大学でもバスケットボール部に所属し、毎年全国大会に出場している強豪校のレギュラーメンバーになるべく、寝る間も惜しんで練習に励みました。
部活動の過酷な練習以外にも、朝練や土日に自主トレーニングを行い、技術面・体力面の向上に注力しました。
結果として大学3年生の時にはレギュラーメンバー入りを果たすことができましたが、大学の講義への出席日数が足りず留年してしまう形になりました。
一番大切なことが学業であることを理解していながらも、自分がやりたいことにだけ時間を多く使いすぎたことが原因だと考えています。
今後はこのようなことがないよう、自分のタスクを客観視する癖を身につけ、やるべきことのバランスを考えながら物事に取り組んでいきたいと考えています。
貴社に入社後は、バスケットボール部で培った忍耐力や勝負強さを活かし、どんな仕事にも深く向き合ってこなしていきたいです。
3-2.留学
私が留年した理由は、留学や留学にまつわる勉強に力を入れすぎたことが原因です。
私は大学2年生の時に、9ヶ月間海外に留学に行きました。
現地では言語の勉強のほか、ワーキングホリデーとして現地のカフェで毎日働きました。
留学先で学ぶ英語の奥深さと、現地のカフェで実際の英語を聞きながらスキルを向上させられたことは、9ヶ月という時間以上に価値のある経験となりました。
しかし、留学にまつわる事前勉強やスケジュール調整に時間を多く使いすぎたために、大学3年生のタイミングで留年してしまいました。
今後はこのようなことがないよう、自分のやることに優先順位をつけ、スケジュールを組みながら計画的に取り組んでいきたいと考えています。
留学で培った英会話力とコミュニケーション力を武器に、海外事業に力を入れている貴社に貢献していきたいです。
3-3.アルバイト
私は、アルバイトに時間を多く使いすぎるあまり、肝心な学業を疎かにしたことが原因で留年してしまいました。
私は大学に奨学金制度を利用して通っています。
社会人になってからも奨学金の返済に苦労している兄の姿を見て、自分は在学中になるべく多くの奨学金を返済しようと考えていました。
そのため、大学1、2年生の時は、カフェとガソリンスタンドのアルバイトを掛け持ちして日々アルバイトでの就業に励んでいました。
結果として大学2年の冬には奨学金の1/4を返済できましたが、その分大学の講義を疎かにしていたため、大学3年生のタイミングで留年してしまいました。
自分の欲を優先するばかりに、物事の本質を見失っていたことが原因だと考えています。
今後はこのようなことがないよう、常に物事の本質が何かを考えながら、やるべきことを整理してバランスよく取り組みたいと思います。
貴社に入社後は、アルバイトで培ったコミュニケーション力や学ぶ姿勢を大切に、貴社に貢献できる人材として活躍したいです。
3-4.就活
私は、就活に力を入れすぎて、大学の講義にほとんど出なかったことで留年してしまいました。
大学3年生の春から始めた就活ですが、勉強に充てていた時間を自己分析や企業研究に充て、インターンシップや企業説明会へ積極的に参加していました。
その結果単位が足りず留年してしまい、両親に学費の面でも迷惑をかけてしまったため自分の視野の狭さを猛省しました。
就活と学業の両立ができなかった理由は、就活にだけ意識を向けていたことが原因だと考え、これ以降は改善にむけて積極的に行動しました。
学業と就活の両方に意識を向け、どちらも誠心誠意取り組むことで結果がついてくると信じ、留年になってからは全ての教科で単位を取得しています。
結果として就活でもインターンシップなどで主体的に発言したり行動したりすることができ、生き生きと過ごすことができています。
この経験から、充実した日々を送るためには、取り組むべきこと全てを俯瞰して優先順位を付けた上で、平等に取り組むことが必要だと学びました。
貴社に入社後も、就活と学業の両立から見出した自分の視野の広さを活かし、活躍していきたいと考えています。
3-5.遊んでいた
私は、趣味や遊びに時間を多く使ってしまったことが原因で留年してしまいました。
大学1年生で入ったサークル活動に楽しさを覚え、先輩や仲間たちと遊んだりサークル活動をすることだけに時間を使うようになってしまいました。
「留学はしないはず」と甘く見ていた結果、大学2年生の時に留学することになり、自分の思慮の浅さや甘さに落胆しました。
このようなことは2度と繰り返すまいと一念発起し、大学の講義は1日たりとも休まず、講義での提出物もいち早く提出することを心がけています。
意欲的に講義に臨む姿勢を教授にもお褒めいただいた経験があります。
この経験から、何事も計画的に取り組むことで自分の成長に繋がることを学びました。
貴社に入社後も、計画的に取り組む姿勢を忘れずに、責任を持って職務を全うしたいと考えています。
3.就活で留年の理由を問う企業の意図とは?
企業は採用活動において、なぜ就活生に留年した理由を問うのでしょうか。
企業が就活生に「留年した理由」を問う意図として、以下3つが考えられます。
- 留年をしたことで得た学びや気づきを知るため
- 心身の健康状態を確認するため
- 就活生の人柄を知るため
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1.留年をしたことで得た学びや気づきを知るため
企業は、就活生が留年したことで得た学びや気づきを知るために、留年した理由を聞きます。
留年する理由は「留学に行っていた」「部活動にのめり込んでいた」などさまざまですが、どのような理由でも、留年したことで得た学びや気づきは多いでしょう。
企業は、留年した理由に限らず、就活生が過去に経験した出来事からどのように成長することができたのかを知りたがっています。
些細な出来事も、自分の成長として受け止め努力できる人は、社会に出てからも意欲的に成長できるからです。
そのため、留年した理由を伝える際は、留年したことでどのように成長できたのかも伝えられると、好印象に繋がるでしょう。
3-2.健康状態を確認するため
企業が就活生に留年した理由を問う意図として、就活生の健康状態を確認したい、ということも挙げられます。
病気や事故が原因で、健康状態が悪化したことにより留年したのかを確認する意図があるのです。
就活生自身の健康状態について詳しく把握することは、入社後長く働き続けてもらえる環境を提供するにあたり必要不可欠です。
就活生自身が無理のない状態で働き続けるためにも、健康状態を正確に把握したいという企業の意図があります。
仮に、病気や事故で健康状態が万全ではない場合は、正直にその旨を伝えましょう。
3-3.就活生の人柄を知るため
就活生に留年した理由を問う意図として、就活生の人柄を知りたいという意図があります。
就活生自身が、留年したことについてどのように考えているかを知ることで、就活生の人柄を測るためです。
企業はエントリーシートや面接において、書類だけでは分からない就活生自身の内面や人柄を人柄を詳しく知りたいと考えています。
自社に対する熱意やマッチ度を確認し、自社に貢献できる人材を採用したいからです。
そのため、例えば留年した理由が単なる勉強不足にもかかわらず、楽観視している就活生の場合は、思慮が浅い人物だとマイナスな印象を与えてしまうでしょう。
留年した理由を伝える際は、自分の留年理由を第三者に伝えて、どのようなイメージを持つか教えてもらうのがおすすめです。
自分が留年した理由について客観視できるだけでなく、理由の伝え方を工夫するきっかけとなります。
4.就活で留年した理由を伝える際の注意点
就活で留年した理由を伝える際に注意すべきポイントがあります。
具体的には以下の2点に注意しましょう。
- 自分の落ち度を認めない(他責思考)
- 留年した理由に嘘をつく
それぞれ詳しく解説しますので、自分の評価を下げることのないよう参考にしてみてください。
4-1.自分の落ち度を認めない(他責思考)
就活で留年した理由を伝える際に注意すべき1点目は、自分の落ち度を認めないことです。
面接官に自分の落ち度を認めず他責思考があると判断されてしまうと、入社後も自分の失敗を認めず、人のせいにするのではと心配されてしまいます。
企業は自分の非を認め、改善に向けて主体的に行動できる人材を求めています。
他責思考があると判断されないよう、留年した理由について自己分析を通して客観的に理解を深めましょう。
他責思考があると思われる例として、以下のような例文が挙げられます。
- 授業に面白みを感じられなかった
- 自分の受けたい授業がなかった
- 部活やアルバイトが忙しく授業に行く暇がなかった
いずれも自分ではなく、周囲の環境のせいにしていますが、実際は自分の意欲や計画性のなさが原因だとわかります。
このように自分に非がありながらも留年した理由を他責してしまうと、面接官に「自分の問題点や改善点を客観視できていない」という印象を与えてしまいます。
留年した理由について述べる際は、自分の落ち度について認めた上で、改善点や今後への活かし方を述べましょう。
4-2.噓をつく
就活で留年した理由を伝える際に注意すべき2点目は、嘘をつくことです。
留年した本当の理由を隠したいと、嘘をつこうとする方もいるでしょう。
しかし、留年した理由で嘘をつく必要はありません。
嘘をついたことが面接官にバレてしまうリスクも生じるため、嘘をつくことは避けましょう。
留年したこと自体は、企業の採用活動において大きな問題ではありません。
企業は、就活生がなぜ留年してしまったのか理由を知ることで、留年の経験で得た学びや気づきを入社後にどう活かせるのかを確認しています。
仮に遊びやアルバイトに時間を多く使ってしまっても、その経験を自分で客観視して改善に向けて主体的に行動できるのであれば、問題はありません。
自分を取り繕おうと嘘をつくことで、言動に一貫性がなくなり、嘘がバレて収拾がつかなくなってしまうケースもあるでしょう。
嘘を考えるよりも、留年したことで得た学びや気づきを考え企業にどう活かすことができるのかを述べて、留年した理由の答えを好印象に繋げてください。
まとめ
本記事では、就活における留年した理由の伝え方について、企業が問う意図を含めて解説しました。
留年したこと自体が、就活で不利に影響することはありません。
企業が留年した理由を問う意図と適切な答え方を把握することで、ポジティブな印象を与えられるでしょう。
理由を取り繕って嘘はつかず、留年した理由について客観的に理解した上で、経験から得た学びや気づきを入社後にどう活かせるかも伝えてください。
この記事があなたの役に立つことを願っています。